2002年8月24日
■第三回中国上海国際食品博覧会がまもなく開幕■
第3回中国上海国際食品博覧会が8月28日から31日にかけて上海国際展覧中心で開かれる。今までにない規模で行われる予定で、乳製品、肉類、酒、生鮮食品、冷凍食品、調味料、輸入食品など各分野に分かれて出品される。また会場内には実際に賞味できるブースを設けて、参観者も中国各地の食品が楽しめるようにもなっている。
2002年8月24日
■「優先座席」をもっと利用しやすく、新しい試み■
南京路付近を走るバス37路や20路で、優先座席の利用促進を狙った新しい試みが行われている。昨今上海の路線バスには優先座席はほぼすべての車両に装備されている。バスに乗ってもよくお年寄りや体の不自由な方に座席を譲る姿は見受けられるが、車内が込み合っている時はなかなか譲ってもらえない人も多い。そこでバスの運転席にスイッチを設けて、運転手がお年寄りや体の不自由な乗客の乗車を見つけると、スイッチを押すと、「座席を譲ってください。」という車内アナウンスが流れる仕組みになっている。また37路では今月から新たにMP3を利用したアナウンスの機械を導入、様々な種類のアナウンスを導入することで、乗客にきめ細やかなサービスができるという。
2002年8月24日
■中古車を改造して新車感覚に■
中古車の市場が上海では熱い。やはり価格が安いためにサンタナでも型が古くなると2万元から5万元前後で車が手に入るという。そこでそれらの車を改装し、新車同様にして使う人が増えてきている。今まで走れば良い程度にしか考えていなかった市民も、車を改造する楽しみを理解できる人が増えてきた。町でも普通のサンタナにスポイラーなどをつけ、スポーツカーのようにして乗りこなしている人を見かける。例えば自動車整備工場を経営している胡さん、6年間乗った古いサンタナを大改造。エンジンを2.8ℓに、また車の塗装やシートも変更、天井は開くようにして改造費用は約10万元。新車に相当する値段をかけているが、自分が一番満足できる車が出来たと、大満足の様子だ。もちろん自家用車の大きな改造には、新たに車の登記をし直すなどの手続きが必要だ。
2002年8月24日
■上海地区の輸出、1月から7月も7.5%上昇■
7月分の上海の輸出額は、上海市外経貿委の統計によると26.71億米ドルで去年と比較して19.2%、1月から7月まででは171.79億米ドルで去年比7.5%の上昇になっている。その中で外資系企業は10.9億元と全輸出額の59.9%を占めている。製品別での分類ではハイテク産業が伸びており、全輸出額の21.87%、前年比26.91%の増加になっている。国別ではアメリカが最も多く、ついに輸出相手国では日本を追い抜いた。1から7月の対米輸出額は42.46億米ドルで全市の輸出額の2.71%を占めている。今後輸出相手国として、東欧やアフリカ、南米なども増加傾向にあるという。
2002年8月21日
■吉野家大健闘、上海に新しい風■
欧米のファーストフードが全盛の上海で、8月8日に開店した吉野家はあたらしい風を吹き起こしている。開店当初のお昼時には3列の長い行列が出来、かなりの賑わいを見せた。アジア的なメニューが意外に上海人にうけている。昨今欧米のフライなどのファーストフードが健康に害をもたらすという論説が多い中で、米を主食にしたメニューにヘルシーさが映っているらしい。吉野家の牛肉はアメリカからの輸入肉を使っているが、釜などの調理器具は日本から持ち込んでいるものが多いそうだ。また肉も中国人の食感に合わせて1.3ミリの厚さに切る等特色を出している。中国料理のファーストフードも少なくないが、サービスや経営方法ではまだまだ模索状態の中、以前のサントリーのウーロン茶のように新たな起爆剤になるか。
2002年8月21日
■「新天地」に働く上海人服務員■
新天地は上海の有名なスポットとして外国人にも馴染み深くなっている。筆者も出かけることが少なくないが、上海に長く居られる方ならお気づきかもしれないが、じつはここのウエイター、ウエイトレスにじつに上海人が多い。そして道路の清掃など、「後勤」と呼ばれる地味な仕事にも上海人が多い。調査によると新天地で「後勤」と呼ばれる仕事をする従業員243名のうち、上海人以外では1人だけで、後はすべて上海人という。年齢も16歳から35歳前後で、上海の若者は服務員をしない、という常識を覆している。新天地とよばれる3万平方メートルの場所には2093名が働いており、ちょっとしたオフイスビルに相当する。外国人が多いため、サービスの要求が高い。上海の若者たちにとっては恰好の訓練場になっているようだ。
2002年8月21日
■ダイエット中に32歳女性が失神■
12日の深夜0:30ごろ、宜川6村でダイエット薬を服用し、無数の下痢を引き起こし脱水症状になり、失神する事件があったが、命は取りとめたようだ。外地から来ている32歳の女性は前日の午後、使用量より多い多量のダイエット薬を服用、その後下痢が止まらなくなった。独身でかつ上海人でない彼女は知り合いを探すも不在で、救急電話をかけようとするも番号は分からず、やむ終えず110番通報へ。機転を利かせた警察が救急車の派遣を要請、タッチの差で一命を取りとめることが出来たという。ちなみに上海での救急車の電話番号は120番。
2002年8月21日
■天気の変化に注意■
日焼け止めをすっかり忘れてしまった方もいらっしゃるはず。ここ数日の曇り空の天気から、昨日はうって変わって気温が上昇、33.7℃にまでなった。すっかり天気は秋模様だったが、また逆戻りしたようだ。ここしばらく数日間は高気圧の勢力が活発になるため、35℃程度の最高気温に見舞われる可能性も大きいという。
2002年8月21日
■外国人子女、外地出身者子女の就学問について■
上海人以外の住民が上海で問題なく過ごせるように、上海市教育委員会では『上海市居住証』をもつ外国人、外地人に対して、有効期限が1年以上ならば子女を市内の公立小中学校への入学を上海人と同じ待遇で行うことを決めた。この居住証を持つ人々は現在2200人になり、外国人でも500人いる。その結果、上海人向けの一般の高校入試、大学入試にも参加できるようになるが、上海に就学して3年以内なら、大学入試では合格点に関して優遇処置も検討するという。
2002年8月20日
■蘇州河に魚が、でも食用禁止■
上海の汚染河の代名詞のひとつでもある蘇州河で、いま2つのものが増えてきている。一つは魚で、一つは蚊である。100年近く生活汚水や工業汚染のため、魚などの生物が生息できないと言われてきたが、近年フナを中心に姿を現してきている。さっそく沿岸ではフナを釣り上げて、商売売るものまでが出てきているが、市環境保全局では極めて汚染度の高い環境で育った魚、くれぐれも食用しないようにと呼びかけている。
2002年8月20日
■宝塚歌劇団が上海で再度公演■
3年前上海国際芸術祭にて6ステージの公演を行い、大好評を博した宝塚歌劇団の月組による公演だったが、今回は星組が上海で9月上旬に上海大劇場で公演することになり、東京で練習が行われているという。今回は中国の民間に伝わるラブストーリの新作「蝶恋」、南米風の「南十字星」が行われる。小道具や衣装のコンテナは13箱に及ぶという。主役は前回に引き続き檀れい。
2002年8月20日
■上海市の国営企業経営者の収入は低い?!■
上海市内の40あまりの企業グループ及び342の子会社を対象にした調査で、主要な経営管理者の年収は去年1年間平均で10.8万元、そのうちグループ企業本部に勤める経営管理者の収入は15.3万元、子会社に勤める経営管理者は平均10.3万元となっている。これは北京の14.6万元、広州の13万元、深センの12.8万元を下回っている。一方で董事長クラスでは最高35万元、平均15万元、総経理クラスで最高35万元、平均14.2万元となっている。上海市では経営管理者の収入は従業員の3.7倍の収入差になっておりこの格差は主要都市の中では低い。
2002年8月20日
■上海海洋水族館半年で100万人突破■
浦東の東方明珠テレビ塔のふもとにある上海海洋博物館は今年2月に開業した上海のあたらしい観光地だ。ここの水族館はアジアでも最大クラスのガラスのトンネルを持つなど人気が高い。入場料が高めのためか、参観者は上海人が中心。ここが8月16日の正午、100万人目の入場者を迎えた。100万人目は家族5人で訪れた費さん。現在水族館ではVWのPOLOがあたるクイズ大会を行っている。
2002年8月20日
■上海書城、被害額年100万元■
福州路にある上海書城は上海では有数の規模を誇る書店だ。ここがいま市民のマナーの悪さに頭を痛めている。もともと立ち読みの数のほうが、本を買う人の数より圧倒的に多いように思われるが、中には飲食物を持ち込み、食べながら本を見て本を汚してしまうこともあるとか。また立ち読みの中には本に線を引いたり、ひどいものになるとページごと破ってしまう人もいるという。また万引きも後を絶たない。書店の付近の旅館には、盗んだ本を取引するアジトが見つかったりしている。悲しいことに中学生も万引きに参加するなどの現状が報告されている。その被害総額は年に100万元、上海書城では人々のマナーの改善を呼びかけている。
2002年8月20日
■政府カードの使用を推進へ■
上海市ではクレジットカードなどの普及は広まっているものの、使用できる店に関してはまだまだだ。上海市内に30万はあるといわれる商店のうちカードが使えるのは5445に過ぎない。しかし一方でカードの使用額は年々増加傾向にある。今年1月から7月までに上海商戸聯網POS機の交易数は386万に、取引額は54億元に達し、去年と比較すると239%の増加になっている。このため上海市政府では2005年までに市内の商店の半分でカードが使用できるように推進して言いくという。また物品の購入に関しても、政府の幹部を中心にカードによる私費、公費による購買を積極的に進めていくようだ。
2002年8月17日
■民航すべての釜山線でB767の使用を禁止■
中国民航総局では国内のすべての航空会社に対して、韓国釜山行きの便に対してB767の使用を禁止するように通告した。4月15日に中国国際航空のB767−200が墜落し122名が死亡した事故があった。其の他の路線に対しては使用を認めている。
2002年8月17日
■上海地方、今日から気温上昇か■
上海地区は毎日曇りや雨の日が続き、天気がはっきりしない。毎年8月上旬、中旬は30℃を越える毎日が続くが、9日から現在まで5日連続で最高気温が27℃を下回っている。今年は北方からの冷たい空気が例年に無く強く、そのわりに高気圧が弱いため、天気がはっきりとしない。今日からも曇りがちで局地的に雷雨などが多そうだが、気温は30℃前後と上昇しそう。
2002年8月17日
■8月15日は旧暦に七夕■
8月15日は旧暦の7月7日で七夕、若者のカップルを中心に中国版バレンタインデイとして盛り上がった。とくにバラやユリなどの花や、チョコレートをプレゼントする人が多かったようだ。特にチョコレートはスーパーでは50%も売り上げが上がった店もあるという。特に男性から女性、女性から男性という決まりがあるわけではないが、一般に男性から女性が多いようだ。一方でレストランや百貨店では今ひとつ盛り上がりがかけていたようだが、庶民の間の習慣としては今でも根強く残っている。
2002年8月17日
■屋台の食品の衛生にはご注意を■
上海の路上で売っている様々な食品、相変わらず衛生問題を中心にトラブルが少なくないので、なるべく手を出さないようにしたいところだ。特に夜の非合法で経営している屋台は要注意だ。例えば緑豆やアズキを混ぜて作ったカキ氷などは、その氷に工業用水をつかうなどして業者が摘発されている。また緑や青、赤など色鮮やかなカキ氷、こちらも食用色素を用いずに売っているところもあるようだ。路上でいつも良いにおいをさせているイカ焼き、こちらは費用節約のため使い古した食用油を回収して使っているところもある。そしておなじみ羊肉の串焼き、こちらは牛肉や豚肉の劣悪な肉を使い、その上にたっぷりと香辛料をつけてごまかすという巧妙な手口もすくなくないようだ。
2002年8月17日
■2010年までに水道水が飲用可能に、改良進む■
上海市の水質を改良するために上海市水務局では現在長江河口付近に新しい水源地の開発改良を行っている。この水源は長江口の長興島の西端の水域で、面積30平方キロ、貯水量は2億立方メートル。ここから上海市内に向かって7キロのパイプを通し、毎日300万立方メートルの良質の水道水を300万人の市民を対象に利用してもらうというもの。現在上海市の水道の水源は黄浦江と宝山地区の長江沿岸に頼っているものの、すでに供給は限界に達している。このままでは2020年には258万立方メートルの水不足になるといわれている。水務局局長の話として2010年までに上海市の水道水のレベルは欧米飲用水の基準を満たすという。
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