2002年9月13日
■上海デジタル地図がまもなくお目見え■
『上海城市通』とよばれるデジタル地図がまもなく9ヶ月の制作期間を経てお目見えする。この地図には交通や観光スポットのほかに政府機関なども網羅されており、また住所から検索することも可能。特に市中新から離れた郊外の交通網なども網羅されている。また最近作られた施設、住宅地などは3Dを応用して360度パノラマや、建物の全貌などを表示することが出来るようになっている。
2002年9月8日
■上海最大の「お茶の城」がもうすぐOPEN■
中国茶は日本でもブームになっているが、今月9月28日に上海最大のお茶の市場「大不同天山茶城」が9ヶ月の準備期間の末OPENする。住所は中山西路520号、玉屏南路口で上海市では唯一の中国茶葉流通協会認定の「国家専業茶葉批発市場」だ。中国各地のお茶や茶道具、茶飲料などがそろう。また台湾のお茶、ベトナムのお茶なども入荷されており、中国茶に関しては最大規模の一つ。
2002年9月8日
■中国製の服を売る日本の店■
今年9月から日本の大手ユニクロが上海に2つ店を開ける。9月30日にまず四川北路と南京路歩行者天国で、その後三年以内に50店舗を開店させる予定だ。地元のメデイアでは不景気で儲けの上がらない日本の企業が続々と中国に新しいマーケットを求めて進出してきているとし、ユニクロもその一つだとしている。今回は1330万米ドルの出資で、日本側は71.43パーセント、中国側は江蘇晨風集団公司が28.57パーセント、ユニクロは85パーセント以上の製品を中国で生産しているという。また中国には関連会社が300ある。
2002年9月8日
■中国ではじめての盲目の大学生■
上海師範大学で中国で始めての盲目の大学生が誕生した。上海郊外の松江に住む李冬さんは家族とともに大学に訪れ、ボランテイアに迎えられて大学生活1日目を迎えた。寄宿舎生活になる中国の大学生活、ルームメートは高校時代から比較的優秀な人が2人選ばれ、三人一部屋で生活するという。大学では彼らを向かえるため10万元の設備投資をし、また試験や、授業に関しても臨機応変に対応できるようにしていくという。
2002年9月8日
■中国で読み書きできない人8500万人■
新華社通信によると中国で文盲と呼ばれている読み書きの出来ない人は8500万人に達するという。全世界で読み書きできない人は8.6億人に達する中で、10人に1人は中国人で、中国では15人に1人が識字できないという。その総数はインドについで第2位だそうだ。
2002年9月8日
■今週のお天気■
台風一過が通り過ぎた後、週の前半は気温が高い日が多いが、天気は不安定で全体的に雨が多い。その後天気は回復に向かう。1週間で雨の日は1日から2日間、週の平均気温は25-26度、最高気温は31-32度、最低気温は22度ぐらいを予想している。以上上海中心気象台より。
2002年9月8日
■「京劇と狂言」公演■
中日国交正常化30周年を記念して中日青年伝統芸術交流演出「京劇と狂言」が9月10日、11日上海逸夫舞台で行われる。日本側からは厳慶谷将氏と茂山正邦氏が狂言を演ずるほか、日本人石山雄太氏が京劇「時迂探路」を演じる。中日の伝統芸能が共演する注目の舞台になりそうだ。
2002年9月7日
■CATいよいよ供用開始■
静安寺に建設中の上海市機場城市航駅ビル(シテイ エアポート ターミナル)が9日から共用を開始する。先ずは上海航空公司が9日から浦東空港を出発する国内便を対象に荷物やチエックインに関する業務を開始する。また10月末より国際線、香港澳門腺がすべて浦東に移るため、そのころから中国国内、国外の航空会社も業務を開始する。詳しい情報は32144600−8401へ。現在このビルの2階には18のカウンターが設けてられており、そのうち2つが航空会社の看板を掲げている状態。また営業時間は朝8:00からで、一般に飛行機が出発する2時間30前までにチエックインを済ませ、40分前までに浦東空港に着けばよいという。
2002年9月7日
■リニアの橋脚が全通■
来年はじめには試運転が始まる予定になっている浦東空港と龍陽路を結ぶリニアの2550本目の橋脚が締結され、開通までに後一歩のところまで来た。11月中に設備が設置されるという。全長30キロメートル、最高時速430キロメートル、世界で最初の営業運転されるリニアになる見込み。車両は模型が人民公園の上海城規格博物館に一般公開されている。
2002年9月7日
■日本語能力試験に受験希望者の列■
9月5日、華東理工大学外国語学部では朝から200元の受験申込書を手にするために長い列が出来た。1番目に並んだ人は、なんと前日の午後3時に並んだといい、南昌からやって来たと言う。現在日本の大学へ留学するためには1級が、専門学校では1もしくは2級、また日系企業に就職するためには3級の証書が必要。そのため最近では大学生だけでなく、ホワイトカラーの人たちでも受験者が増加してきている。日本語能力試験は全国30の試験会場で実地される。各大学での定員が厳しいため、やはり並ぶはめになってしまうという。
2002年9月7日
■中国、衛星パラボラアンテナの管理強化へ■
中国では全国範囲で衛生パラボラアンテナや中継基地についての管理を強化することになった。信息産業部と公安部では管理に関する詳細な文書を発表しており、すでに中継基地やパラボラアンテナを設置しているところに関しては10月1日までに無線電管理機構に資料及び書類を提出しなくてはならないという。また直轄市に関しては12月31日までに一斉検査を行い、許可を得てないところに関しては法的処罰のほかにアンテナなどの通信設備は没収される。
2002年9月7日
■外資企業従業員の給与水準■
美世コンサルタント会社の調査によると128の欧米の外資の独資、合資企業を対象に今年の外資系企業の従業員の給与は去年と比較して製造業を中心に増加が鈍ると見込まれている。新卒で合資、独資の企業に就職した工商管理学部出身の学生の給与は年間平均で32425元、会計学部新卒で32372元、コンピューター関連専攻で34772元、実務経験のないMBA取得者の給与は51188元となっている。また管理職では外資企業の人事経理の年収平均が202200元、生産経理では119005元、営業部門の経理で216272元となっている。
2002年9月7日
■またまた台風到来暴風雨に注意■
台風16号が上海に近づいている。6日夜9時には上海中心気象台では台風緊急警報を発した。6日夜の台風の位置は上海から550キロ離れた海上にあり、7日、8日を中心に影響が出そうだ。気象台の予想では7日に淅江省南部から福建中部沿岸に上陸する予定で、上海への影響は避けられないという。台風の接近で上海市の気温は一気に下がり、最高気温27℃前後になるみこみ。なおその影響で黄浦江の潮位が上昇し、今年最高で5メートルの警戒線を突破している。
2002年9月7日
■ゴキブリ一斉退治、成果現れる■
上海市の疾病控制中心が発表した数値によると、8月のゴキブリの密度は7月と比較して37パーセント以上、ある地区では65パーセント以上減少したという調査結果を発表した。8月は上海市では初めて市民に無料でゴキブリ退治用の殺虫剤を配布、すでに519万分もの薬を使ったという。また更なるハエ、ゴキブリなどの有害動物駆除のための国家資格を設け、すでに84人がこの資格を取得した。
2002年9月5日
■日本車、中国市場で必死に追い上げ■
欧米の車が多い中国市場で、日本車が攻勢をかけている。とくに今年に入ってから中国メーカーと日本メーカーが協力して市場を開拓する動きが目立ってきている。トヨタと一汽はT−1といわれている高機能中高級クラスの乗用車の生産や、おなじみ紅旗の後継車の開発に取り掛かっており、2010年には30から40万台の生産を見込んでいる。本田は広州に海外向けエコノミーカーの生産基地を作りまずは5万台の生産を予定している。日産は鄭州日産で新型を来年はじめには出す予定、三菱自動車は北京ジープとくみ、パジェロ型車種で技術協力を行う。また東南汽車工業公司とも合作を進める予定。現在中国の道路には三菱系の自動車が24万台走っているという。
2002年9月5日
■上海環状鉄道2005年に完成へ■
全国でも始めての上海の環状型鉄道は現在建設が進んでいるが、2005年に完成となっている。地下鉄4号線、地下鉄3号線と組み合わせることにより、上海市内をぐるっと循環する鉄道になる。環状鉄道の営業距離は33.812キロ、26の駅が作られ、将来そのうち17の駅で他の地下鉄腺との乗換えが実現する。計画では市内の目的地には最低45分以内でつくことになっているようだ。これらはマンション地価にさっそく反映されている。4号線が通ることになる浦東のある地区ではもともと平米3000元程度であったマンションが今は平米5000元以上にまでなっている。これにより市内の交通渋滞が緩和されることが見込まれている。
2002年9月5日
■上海11月より個人信用を点数化■
ローンによる物品の購入がますます盛んになる上海だが、今年11月より上海資信公司では個人信用を0から1000点満点間で点数化し、銀行などがローンを貸し付ける時などの信用の基準にすることになった。オーストラリアのTUAがそのモデルの制定にあたっている。この中には当然携帯電話、電気水道代の未払いなども含まれることになる。現在上海では280万人ほどの市民の個人信用情報があるという。
2002年9月5日
■大学の門で交通渋滞、その正体は?■
今週から各大学で新学期が始まっているが、じつはその第1日目、復旦大学の校門付近では交通渋滞が出来てしまったようだ。じつはこれらは子供の大学生活1日目を心配して送ってきた親御さんたちが運転してきた車だ。ナンバーを見ると上海以外にも周辺都市からの車も少なくない。学校が始まる前、大学には300もの親御さんからの電話があり、牛乳は毎日飲むことが出来るか?とか、食道の味は美味しいか?とか一人で住むことは出来ないか?などの問い合わせが相次いだという。今まで親元を離れたことのない地方からの学生の親御さんにとっては心配は尽きないようだ。現在上海の大学は4人から8人部屋で寄宿舎生活を送ることが基本になっている。しかし環境のよい家庭に育った大学生にとっては大きな試練だ。ある親は、「この宿舎の条件は悪すぎる。空調も扇風機すらない。シャワーもなければ、毎日如何するのか?」とため息混じりに話していたとか。それでも以前と比べると、宿舎はかなりよくなっている。それだけ社会の進歩が早いということか。
2002年9月4日
■不動産価格バブルに専門家が警鐘■
上海市物価局観測中心の調査によると、現在地区で中高級クラスのマンションの価格が高い状態になっているが、今年上半期で中高級クラスのマンションを買った人の53.6%は上海人以外によるもので、外国人は30.9%に、外地人は22.7%にのぼる。市物価局の分析では、建設前の予約を中心にした売買や、開発商の故意的な操作が見受けられ、契約後の転売も少なくなく、一種の投資目的のバブルの危険性があると警鐘を鳴らしている。7,8月分の調査では陸家嘴から南地区の価格は平米2万人民元に、5,6月と比べても上昇が止まっていない。また市中心部の建国路以北の地区でも平米8000元以上と一般市民には手の出しにくい価格帯になっており、国による規制がかかる可能性も出てきている。
2002年9月4日
■上海大気汚染、鉛が大幅減少■
上海は工業都市として70年代初めは深刻な鉛汚染の地区としてその後の対策が急がれていた。車などのガソリン等の無鉛化が進んではや2年、現在上海市の大気中の鉛の濃度は0.25μg、国際基準の4分の1にまでなった。1993年から1994年の値と比較すると71%もの減少になる。結果的に1973年以来現在は空気がもっともきれいな状態になっている。同時に車の排気ガスによる汚染が一番大きいとされる小学3年生の児童の血液中の鉛の濃度も減少傾向にあるという。
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