2003年2月25日
■上海地下鉄拡充、車両7800両増備■
先日明珠線に乗ったとき、初めてフランスから輸入された新車に乗ることができた。ドイツ製の従来車両と異なり、赤と黒をベースにした流線型の車両は一目置かれている。車内は明るく、音も静か。面白と思ったのがドアで、外から閉まるプラグ式のドアを採用している。このドアが曲者で、ラッシュ時など人が多いときなど人の圧力で外から完全に閉まりきらず、発車できなくなるという騒ぎが続発している。通勤電車のノウハウはフランスよりも日本では?とふと思った。デザインより実用性だろう。ところでこの車両の数、今後地下鉄の増加に伴って増加の勢いは止まらず、21本の地下鉄が完成するころには7800両必要になる。今後計画されている中国全国の電車の数の半分に相当するという。今後国産化率も徐々に高めていき、70%は国産化が可能になるという。
2003年2月25日
■格安電話IPN電話、試験運用開始■
パソコンとIPN専用電話機を接続するとお互いが機器を持っている場合は月30元の基本料金で、もし一方が機器を持っていなくても市内電話の料金だけで国際電話、国内電話がかけられるサービスの試験運用が一部地区で始まっている。IPN のサービスは今のところ限られた地区で上海電信のみが扱っているが、電話番号は166で始まるIPN専用番号が割り当てられ、留守番電話や番号通知サービスなどが無料でうけられる。もちろん携帯や一般電話からもIPN番号に電話をかけることができる。音質はIP電話よりはいいが、現在はまだ試運転の段階のため、理論的にはADSLに加入しているユーザーなら機器を購入すれば使えるわけだが、音質についての責任は上海電信は負わないとしている。このIPN電話の機器は200元ほどだ。
2003年2月25日
■上海タクシー、5月までに5000台更新■
5月の旅行観光シーズンを前に、上海市内のタクシーは更なる整備を進めている。錦江タクシーではパサットを数百台導入するほか、大衆タクシーもベンツの車両を導入する計画だ。ほかの会社もサンタナ2000の最新型を導入するなど、5月の連休までに5000台を更新する計画だ。また5月1日からタクシー運転手の制服も統一されることになる予定だ。青色の背広にネクタイ、白い手袋と規定の制服を着用するようになる。タクシーの運転手からすれば、車両の更新はコストのアップにつながるため、頭が痛い話のようだ。ベテランタクシードライバーを中心に一部では職業換えの動きもあり、道理で最近上海の郊外出身の新米タクシードライバーによくあたるようになった。
2003年2月25日
■携帯電話の購入、これだけは知っておきたい■
中国移動、聯通ともそれぞれ新機種を投入し、シェア拡大に力を入れている。おかげで携帯電話売り場はどこも沢山に人でにぎわっている。最近の傾向としてはカラー液晶がかなり普及してきた。筆者も最近携帯を変えたが、ここ数年で上海の携帯電話の機能面での変化が大きい。ほぼ日本の携帯電話の標準的な機能はそろう。サウンドも40和音のものも増えてきた。しかし偽物も少なく、トラブルの元になっている。その識別法を書いておこう。まず説明書はかならず中国語が添付されていること。英語のものは怪しい。またトラブルがあったときに対処できる「三包」の証明書が入っていること。携帯電話の付属品が「三包」の対象外になっているものも要注意だ。保証書の説明(条款)の中に「最終解釈権」についての記載があるものも違反だ。携帯電話で*#06#を打ってみる。そこで表示された番号文字と携帯電話の番号文字が一致していたらOKだ。領収書が自分が利用した販売店の領収書と異なる場合もおかしい。とくに小さな店では「水貨」と呼ばれる横流しの製品が少なくない。価格は安いが、製品の品質に保証は無い。購入後は領収書、保証書、三包証、進網標示などは大切にしておきたい。
2003年2月17日
■中国から航空機に搭乗する際の注意■
民航総局では2月5日より液体物品の検査を強化している。理由は飛行機の安全運航のためで、新しい規定によると搭乗時に乗客1人につき500cc未満の液体物は2本まで持ち込み可能だ。中身はお茶やジュース、炭酸飲料などで、開封検査後問題がなければ着ないに持ち込める。一方酒類の持ち込みは禁止になった。酒類は搭乗手続時に2本(1キロまで)までなら荷物として預けなくてはなない。ただし乳幼児や病人など液体の飲み物が必要な場合特殊な場合として認められる。
2003年2月17日
■上海市、パソコン部品値上がり品不足傾向■
中国でパソコンを作る場合、大部分の人は自分で部品を集めてきて組み立てる。まだまだブランドの完成品を買う人は少ない。ブランド品のパソコンにはまだ割高感があるのが現実だ。そのため部品を取り扱う小売業者が多く集まっている。筆者も先日自作パソコンを組んだが、ある程度の知識があると自分にあった非常に快適なパソコンを作ることができる。ただしまったくの初心者にはつらいところ。今は春節明けで部品が不足しており、値段がまた上昇傾向にある。特に春節前にパソコンを購入した人が激増したため、その影響をうけている。なかでもハードデスクとメモリなどが10-20%ほど上昇している。また今は学期前でパソコンをそろえる学生の需要が強い。いずれにしろそろそろ各工場の生産状態も平常に戻るため、あと10日もすればまた下げ傾向になるという予想。
2003年2月17日
■35万人の大学生、仕事見つからず■
大卒生が増加するにしたがって、就職難が続いている。多くは大学院を受ける準備をしたり、日本など海外に留学を考えたり、また家庭環境に恵まれていて家にいたりなど就職をしていない人が34.8万人に達するという。教育部のデーターによると去年6月15日まで全国各地の直轄の大学校の就職率は83%、部委院などの大学校の就職率は76%、また地方の大学になると45%にまで落ち込む。これら大学全体の就職率を76%とすればまだ就職できていない人は34.8万人になるという計算だ。その中で大学院受験も考えずに、また就職もしていない人が半分ぐらいいると見られている。今後も就職難からこの数字は増加するものと見られており、政府は頭を悩ませているようだ。
2003年2月17日
■崇明島と上海がトンネルで■
崇明島の開発がいま始まろうとしている。長江下流に浮かぶこの島は上海からも近く、新たな投資地として注目を浴びている。中国でも第3位の大きさを誇る島だ。上海市市政工程管理局によるとこのプロジェクトはすでに国務院の許可を得ており、いよいよ着工を待つだけになった。計画では総工費122億元、浦東から長興島を経由して崇明島に至る。全長25キロでトンネル区間が8.5キロ、橋の区間が9.5キロになる。現在計画の実現に向けて討論が行われている。
2003年2月17日
■路線バスでテレビ番組、液晶テレビの設置進む■
2002年10月より上海市内の主要路線を中心に路線バスに液晶画面の設置が進んでいる。現在すでに1300台のバスに設置が完了しおり、路線数では80路線にまたがる。「移動電視」とよばれるこのシステムは現在11チャンネルあり、ビジネスニュースやスポーツ、株情報、娯楽番組などを流している。今後このシステムを拡充していき、市内の地下鉄などの鉄道や空港などターミナルに設置を進めていく。
2003年2月17日
■上海、2002年対外貿易額全国2位に■
2202年の上海の対外貿易は好調で、広東省に次ぎ2位になっている。外経貿部の統計によればトップの広東省の輸出入総額は2211.05億元で1位、上海は726.41億元で2位になっている。中国全体の輸出入額の総額は6207.9億元で前年比21.8%の増加、そのうち輸出額は3255.7億元、輸入額は2952.2億元になっている。総額に占める割合は広東省は35.6%、上海市は11.7%になる。3位以下では、江蘇省、北京、浙江省、山東省、福建省、天津などなどとなっている。
2003年2月17日
■上海市で始めての電子地図がいよいよ出版へ■
上海測絵院によると上海市で始めての電子地図が2003年4月に出版されることになった。全部で10万本に及ぶ情報の入力作業はすでに終了しており、あとは出版を待つだけになった。住所による検索のほか、観光情報、レストラン情報、文化娯楽に関する情報など14項目の情報に分類されており、市内の400本に及ぶバス路線、1万に及ぶ会社名も登録されている。今後毎年1回のペースで内容を更新していく予定だ。
2003年2月16日
■上海郊外霧のため、浦東空港で影響■
ここのところ雨が多い毎日だ。すでに3日連続天気は晴れ渡っていない。特に15日土曜日には濃い霧が発生し視界が200メートル以下に達したため、一部航空便に影響が出た。海上に近いため、浦東空港では15日午後2時から3時ごろにかけて一部飛行機を虹橋空港へ迂回させる処置をとった。この結果ソウル、プサン、シンガポール、大阪などから上海に到着する便が虹橋へ着陸した。今後も飛行機の到着便、出発便が変更になる可能性があるので、出発前に確認を取りたいところだ。
2003年2月16日
■週間天気予報■
上海中心気象台によると、週の初めは引き続き低気圧の影響でぐずついた天気が続くが、その後高気圧の影響で徐々に天気は回復していく。気温も上昇するようだ。一方で週末は再び低気圧の影響で江南地方を中心再び雨になる見込み。平均気温は7−8℃ぐらい、最低気温は2℃ぐらい。また週のうち雨の日は2-3日間とのこと。
2003年2月16日
■上海地区のMSN機能ほぼ回復へ■
マイクロソフトのMSN メッセンジャーは春節前後を中心に通信状態が非常に不安で、つながっても速度が非常に遅い状態が続いていた。上海電信の説明によると、旧正月を中心に通信量が激増し、回線がパンク状態になっていた。とくに中国でも通信回線として重要な北米と上海をむすぶ回線が許容量をオーバー寸前にまで達していた。旧正月を中心に多くの人が休みに入り、パソコンを使って通信をしたのも原因だ。現在基本的にパンク状態は解消されている。中国電信では現在海外の通信業者と連合で回線の拡充を検討している。
2003年2月16日
■増える、増える上海への留学生■
上海市教育委員会によると、2000年当時から比較すると、上海にやってくる留学生の数は毎年50パーセント近い増加率を示している。2002年12月で上海にいる留学生の数は1万3千人で去年と比較して4000人増加した。国別に見ると、韓国がトップで、つぎに日本、アメリカと続く。留学目的のうち7割はいわゆる語学留学だ。そのほか法律や金融、文学、哲学、太極拳などの武術、中医学などの専門を勉強する人も増えてきている。
2003年2月16日
■広東省の肺炎騒ぎ、上海はとりあえず影響なし■
新華社通信の発表によると最近広東地区で発生して猛威を振るった非典型的な症状の肺炎は2月9日現在で305人が確認され、すでに5人が死亡している。政府を中心に予防処置を取られており、基本的に収束に向かってきているようだ。すでに80%の患者が退院した。症状としては高熱に空咳、体の節々が痛み、頭痛、だるさのほか、白血球の低下などが見られる。上海市では今のところ発病者は確認されていない。
2003年2月16日
■20階以上のビルには広告禁止へ■
上海市の景観を守るために、広告に規制がかかる。上海市容環衛部では広告の汚染から景観を守るために20階以上の建築物には広告を禁止することになった。すでに南京路にある国際飯店などでは広告塔が下ろされている。《戸外広告設置技術規範》では60m(20階)以上のビルの屋上には広告を禁止し、大型広告も間引かれることになる。この結果4月末までに広告の整理作業が行われ、69箇所の広告が撤去、43箇所が改造される予定。
2003年2月16日
■味の素が松江に研究所設立■
世界の調味料の3分の1のシェアを持つとも言われている日本の「味の素」グループが2月11日上海松江に味の素食品研究開発中心を設立した。味の素は現在アメリカに研究所を持つが、今回の研究所2箇所目。主に中国向けに原材料や調味料の研究を行う予定だ。
2003年2月15日
■世界一ののっぽビルが浦東に■
1997年に基礎工事が始まり、アジア金融危機の影響で基礎工事だけで工事がとまっていた上海環球金融中心がいよいよ工事再開される。原案では460mの高さだったビルが新案では492mに変更され97階建てから101階建てになる。投資総額は約1兆円で2007年に完成予定。このビルは日本の森ビル株式会社が全額出資する子会社森海外株式会社と日本の銀行三十三社、保険会社、商社などによって構成される上海環球金融中心投資株式会社が全額出資して行われる事業。設計はKPF設計事務所が担当する。
2003年2月15日
■爆竹バンバン、ゴリラも受難■
春節の爆竹騒ぎはわれわれ人間にとってもなれなければかなりのストレスになる人も多いはず。その規模は半端ではないことが多い。最近は安全のために爆竹をできる場所を制限しているが、それでもまだまだその勢いはとまらない。旧正月の大晦日の夜は爆竹のほかに花火もあがった。夏に花火というイメージがあるが、こちらではお祝い事があれば夏に限らずよく花火があげられる。今年の地区住民の爆竹騒ぎに、上海動物園のゴリラが精神衰弱になり、1頭死んだ。飼育員の話によるとこのゴリラ、旧正月の大晦日の花火騒ぎから徐々に食欲がなくなり、昼間も檻の隅でちいさくなり、すっかり活動しなくなり、死んでしまったという。
2003年2月15日
■リニアつぎは3編成で試験運転■
北京などでは1枚1000元という破格な値段がついたリニアの乗車券だが、上海でもダフ屋では原価150元、300元のチケットは100元ぐらいを上乗せされた状態で取引されている。リニアは3月9日まで週末に試乗できるが、その後しばらく設備点検のため運行が停止される。いまのところピストン輸送形式で大きなトラブルも起こっていないとのことだが、次は複線を利用して3編成をローテーションで運行できるように試験を行う。秋口には正式に営業運転が始まる予定だ。
2003年2月15日
■新年メッセージ、春節期間中携帯電話60億本■
中国移動の統計によると春節期間休みの一週間の間に中国移動を通して発信されたショートメッセージは60億本にも達した。とくに旧正月の大晦日に発信されたショートメッセージが一番多く、北京だけでも5000万本に達したという。写真つき携帯電話も徐々にその数を伸ばしてきているが、期間中に写真つきメールを中国移動で発信した数は100万本を突破した。
2003年2月15日
■ローリングストーン、4月に上海公演■
ローリングストーンが中国で初めて公演をすることになった。上海では4月1日に、北京では4月4日にコンサートを開く予定だ。中国残疾人聯合会、中国芸術文化公司、時代新紀元文化伝播有限公司などの話によると、今回ローリングストーンは40人規模で中国にやってくるとのことだが、費用やコンサート会場などは現在最終の折衝中だという。上海担当者の話では、できる限りチケットの値段を低く抑えたいとしている。
2003年2月15日
■上海市の去年の交通事故件数46733件■
交巡警部門の統計によると、2002年上海市で起こった交通事故件数は46733件で、そのうち死亡者数は1390人で前年比106人の減少、また負傷者数も15585人でこちらも前年比166人の減少となっている。最近の傾向として上海市以外から乗り入れてきている自動車による事故が増加傾向にあることだ。またペーパードライバの急増も拍車をかけている。ペーパードライバーが原因と思われる事故は8979件で198人が死亡している。筆者も経験しているが、実際数にはあがってこない小さな接触事故や追突事故は日常茶飯事でもっと多いため、事故の発生率から考えるとこの数はさらに増加する。
2003年2月15日
■上海市の非居住家屋も外国人に開放へ■
上海市房屋土地資源管理局が今月13日に発表した通知によると、2003年3月1日より上海市の国有地上にある商業、娯楽、サービス、金融など非居住目的の家屋に関して、中国人と外国人の区別がなくなり、基本的に個人、法人が制限なしに賃貸や購入することが可能になった。2001年より居住家屋に関しては外国人用と中国人用の区別がなくなり、外国人による上海地区の住宅購入は2001年の57.81万平方メートル、2002年は149.3万平方メートルにまで増加している。
2003年1月18日
■寒さも一休み、17日最高気温16℃■
昨日17日は暖かい一日で冬至以来の最高気温を記録した。上海地区の最低気温は5.5℃で最高気温は16℃で、街を歩いている人々もダウンなどの上着を脱がずにはいられない温度になった。この時期での過去の最高気温は21.6℃が記録されている。今後弱い寒気が南下する見込みだが、以前のように急に気温が下がる見込みはないとのこと。しばらく晴れ、曇りの天気が続きそうで、雨の心配はなさそう。
2003年1月18日
■杭州ー上海に新型列車投入■
1月21日より上海梅●(オオザトに龍)駅と杭州間に走っている5往復の列車に新型客車が投入される。車内設備はほとんど輸入品を用い、1両600万元、まずこの路線に22両投入される。試運転期間中の運賃は40元だが、今までの28元の硬座(普通車)クラスもある。この新型車は読書灯、リクライニングシートを備え、最高時速160キロ対応、騒音も極力さえた構造になっている。
2003年1月18日
■進む発砲スチロール弁当箱の回収■
上海では市の中心部を中心に白色発砲スチロールの弁当箱の使用を制限している。また「白色汚染」を未然に防ぐために市では使用済み弁当箱の買取を行い、回収の促進を図っている。これまでにすでに2.7億個が回収され、1個=1分なので回収業者には単純計算で270万元が支払われたことになる。回収率は60%以上となっている。これら回収された弁当箱は粒子に分解されて再び再生処理され原材料として1トン2500元で市場に出ている。
2003年1月18日
■2003年、10本の地下鉄・軽軌が同時進行建設■
今年から上海では10路線の地下鉄、軽軌の建設が同時進行でおこなわれる。内環状以内の地区に関しては地下路線を、内環状を抜けると地下から地上に出てくる路線になっている。現在地下鉄1号線、2号線、軌道3号線など軌道鉄道は65キロがすでに営業運転を開始しているが、今年には新たに60キロが供用される見込みで、2007年には400キロの市内鉄道網が完成する予定だ。今年完成するのは1号線の北部延長部、3号線の宝鋼方面延長部、軌道5号線(軽軌)など。今後軌道鉄道はR,M,Lで分類され、Rは郊外を結ぶ高速鉄道線、Mは地下鉄、Lは軽軌で、軽軌では地下鉄よりも小柄な車輌が走ることになっている。
2003年1月18日
■渋滞により南北高架道路の一部で交通規制■
交通渋滞を緩和するために上海市公安交通管理部では1月15日より南北高架道路と逸仙高架道路の一部分で月曜日から金曜日の朝7:30−9:30、16:30−18:30にかけてナンバプレートの末尾の奇数、偶数による交通規制をおこなう。対象区間は南北高架道路北延長部の●(サンズイに文)水路ー南北高架道路の南ゆき、逸仙高架道路(場中路ー内環状高架道路)の南ゆき。
2003年1月18日
■京都大学が上海に研究所設立■
京都大学が上海の復旦大学内に「京都大学上海研究中心」を開設した。京都大学の経済学部ではすでに200人の海外からの留学生を受け入れているが、そのうち60%が中国からの留学生だという。この研究所を通じて優秀な学生を日本へ送り込み、京都大学と復旦大学との間に交流を深めたいとしている。今後両国の学生が自国でお互いの講義を受けられるようなシステムを作るという。
2003年1月10日
■上海の小中学生1月25日より春節休み■
上海市内の約100万人小中学生の2002年1学期は1月14日に終了し、春節休みに入る。期間は2月16日まで。中国では1月1日は休みになるものの、新年といえば、他のアジアの国々と同じく春節にあたる。今年の大年初一(旧正月の元旦)は2月1日だ。
2003年1月10日
■ANAも上海で客室乗務員を採用へ■
JALに続いてANAも上海で客室乗務員を採用することになった。最近中国人の乗客が増加傾向にあるため、各大手航空会社では上海など主要都市で現地採用の中国人の客室乗務員を採用しているところが多い。ANAでは1月13日より応募がはじまっているが、国内航空会社から転職を希望する人や、新卒の大学生、短大や専門学校生などが面接に訪れているという。一般に中国国内路線の航空会社の給料は6000-7000元で、一方国際線になるというまくすれば1万元の給料も可能とかで、人気は高い。
2003年1月10日
■浦東GDP前年比16.7%増■
二桁成長を続けている上海だが、とくに浦東の成長が著しい。浦東新区の発表によると2002年の浦東区のGDPは1251億RMBで年前年比16.7%の増加、上海市全体のGDP成長率が10.9%なので、その増加幅は大きい。外高橋保税区には物流関係の企業が760社集まっており、コンテナの集積量も463.4万箱で、順調に増やしている。また投資された外資も18.47億米ドルで、こちらも過去最高だ。
2003年1月10日
■交通ICカードの金額補充自動化システム■
上海のバス、タクシー、地下鉄など公共交通を利用するときにその便利さから爆発的に利用者が増えている交通カードに、今度は「自動充値カード機」がお目見えした。まずは地下鉄徐家匯駅に設置し、今後各駅に増やしていく予定だ。この機械では50元と100元札が利用でき、また100元(30元デポジット+70元利用可の金額)で交通カード1枚購入することができる。ATMのような大型の機械だが、タッチパネルを導入し、使い易く設計されている。
2003年1月10日
■上海の増えるマイカー、14万台突破■
上海市車輌管理局の統計によると、2002年の上海のマイカーは2001年と比較して6万台の増加、総数にして142801台になっている。上海市の人口比から118人に1台の割合で自家用車を所有することになっている。また免許証所持者は189万人で、平均8人に1人は運転免許保有者だ。その割合からも今後自家用車が増加するのも間違いないだろう。
2003年1月10日
■上海家電売り上げ好調、2桁成長も■
上海での消費水準はあいかわらず好調のようだ。上海市商業信息中心の分析では、去年の消費物品の総額は2035.21億RMBで2001年と比較して10.8%の増加、とくに家電市場の伸びが著しく平均で13.92%となっている。家電では大型テレビの売り上げが好調で、100万台を突破、空調も50万台を突破、またパソコンも20万台近い売り上げだ。今年も家電市場は好調のようで、2003年も15%前後の成長を見込んでいる。
2003年1月10日
■上海居住証の発行1万人突破■
2002年から上海市では『上海市居住証』制度が実施され、すでに10603人が受け取っている。上海市の発展に協力をしたりしてこの居住証を受け取った人は上海人とほぼ同じ待遇を受けることが出来るようになる。2002年12月31日現在で、居住証を受け取ったのは国内者対象のA証では7560人で、平均毎日50枚発行されていることになる。これら「新上海人」の特徴は学歴が高く、年齢が若い。96%が20-40歳になっている。また地区別に見ると浦東、徐匯、長寧など開発が盛んな中心地で6割をしめる。今後社会保障制度や居住管理なども1枚のカードで処理できる居住証が発行されることになっている。
2003年1月10日
■渋滞解消へ、500億元投資■
自動車の急増により、上海市内の交通渋滞はひにひに激しくなってきている。その中で市政府では渋滞緩和に向けて、道路の改良に乗り出す。まず高架道路に関しては出口を増やして、車の流れを分散する。新たに作られる出口は光新路、鎮坪路、東安路、西蔵路、延安西路など。また2005年を目処に浦西側から中環状線を開通させ、2007年には浦東までつながる。いま建設中の盧浦大橋は今年上半期のうちに、大連路トンネルは今年9月に開通する。浦東、浦西の交通アクセスがますます便利になる。また浦西の交通渋滞を緩和するために、徐家匯路、重慶路の立体交差、西蔵路、長寧路、周家嘴路なども道路拡張されることになっている。
2003年1月10日
■春節期地下鉄混雑緩和へ増発■
春節期の地下鉄は、一日中混雑していて、ひどいときは日中でも朝のラッシュ時クラスの混雑になることもある。そこで今月15日から地下鉄1号線、2号線が増発される。1号線は現行の3分30秒間隔から3分20秒間隔になる。3号線(明珠線)ではフランスから新車が揃い次第、増発される。春節の期間中、地下鉄の利用者は去年より18%多い102万人を予想している。人民広場駅では10台の改札機を新たに導入する予定。
2003年1月10日
■上海、貿易総額1400億米ドル突破■
2002年、上海からの輸出額は今まで日本が一番の相手国だったが、最新の統計ではアメリカへの輸出額が増加し、その座を明け渡した。アメリカは前年比24.9%増の175億米ドル。上海からの貿易額全体は1425億米ドルで前年比18.3%の増加、これは過去最高を記録している。そのうち輸出額は818億米ドルで前年比20.3%の増加、輸入額は607億米ドルで15.7%の増加になっている。
2003年1月10日
■台湾の旅客機が初めて上海へ■
春節の「民族の大移動」を契機に、チャーター便の形として台湾の航空会社の飛行機がはじめて上海に乗り入れる。第1便は1月26日に上海浦東空港に到着する。現在、台湾へ向かうには台湾の航空会社の直接乗り入れが認められていなかったため、マカオ、香港で乗換えを余儀なくされていた。今回の処置で香港、マカオには着陸するものの、乗客は飛行機に乗ったまま、機体の検査で30分間留まった後、すぐに目的地に飛行するため、全体として1時間ほど節約でき、4時間で台湾と上海を結ぶことができるようになる。今回上海からチャーター便を飛ばすのは中華航空、復興航空、長栄航空など台湾の航空会社6社。
2003年1月6日
■上海、今季一番の寒さに■
4日、5日の週末は今季一番の寒さを記録した。とくに5日は徐家匯の気象台では最低気温氷点下4.3℃、崇明では氷点下6.1℃となり、日中でも道路に凍結した氷はなかなか解けなかった。最近で上海でもっとも寒かったのは1992年で氷点下8℃を記録してる。今週から幾分気温は上昇するものの、それでも最低気温は氷点下2-3℃、相変わらず寒い日が続く。
2003年1月6日
■寒波の影響、電気ガス使用量記録更新■
寒さの影響で、ガスの使用量が一気に増え、上海のガスが始まって以来の記録を更新し、4日の使用量は952万立方メートルになった。また電気も1042.3万キロワットを記録、こちらも冬場としては今年最高、ここ数年でもまれに見る電気使用量になっている。また水道管のトラブルも多く、道路の下に埋められている水道管の破裂のほかにも、マンション屋上の水タンクのパイプの凍結や、水道メーターの故障などいつもより2倍以上のトラブルの修理に追われていた。
2003年1月6日
■日中青少年動漫画交流展■
1月10日から19日にかけて上海東方明珠国際新聞中心において日中青少年動漫画交流展が開催される。主催は中国対外芸術展覧中心、日本株式会社日中芸術センター。日本から800点、中国から700点の作品が出展される。若い年代の漫画家の作品のほかに、日中両国の著名な漫画家の作品も特別展示されている。また期間中は日中漫画家のサイン入りの書籍の販売やフイルム上映、コスプレショウーなども開催される。
2003年1月6日
■上海駅に新しいシャワー室設置■
鉄道旅行は幹線を中心に大きな改善を見せている。また一般庶民にとっても鉄道は相変わらず長距離旅行の重要な足だ。しかし夜行に乗って目的について、せめてシャワーを、と思った人も少なくないはず。上海駅南広場に立派なシャワー室が建設されており、いま内装作業の最中だ。面積は270平方メートル、近代的なデザインで清潔感を出しているほか設備などは輸入品を多く用いているとか。障害者用のトイレや、お手洗い、シャワー室などを設置している。400万元を投資して作られたこのトイレ、シャワー室だが、使用料は1元とのこと。
2003年1月6日
■不衛生な露店、肝炎の温床に■
最近はめっきり数の減った露店だが、それでもまだ少なくない。とくに魚介類などを並べている無許可の露店はあとをたたず、A型肝炎などの温床になっている。上海のA型肝炎の感染の原因の90%以上をしめるのが不衛生な魚介類の摂取によるものだ。とくに貝、蟹などは要注意。貝などは水中で生存しているあいだに体に肝炎のウイルスを濃縮していくからだ。これらウイルスは90度以上の高熱で30分熱すると消滅させることができる。A型肝炎のウイルスの潜伏期間は1ヶ月前後、感染を避けるために発病してから30日以内は患者を隔離しなくてはならない。初めは悪寒や、食欲不振、むかつきなどから徐々に発熱や黄疸の症状が出てくる。黄疸がでる前後が感染力が最も強い。
2003年1月6日
■人民広場の改造工事、本格化■
現在人民広場の南京東路西蔵路の交差点部分の工事は地下鉄駅の工事を中心に急ピッチで進められている。この地下には地下鉄1号線と8号線の駅が連絡することになる。8号線は楊浦地区を結ぶ路線。この2つの線はホームが上下に変更して並んでおり、乗り換え時に乗客は歩かせられることはないようになっている。また2号線静安寺駅のような半地下式の広場には1号線、2号線、8号線の出入り口がそれぞれお設けられ、地下を通じて南京東路歩行者天国へ抜けれるようになっている。完成するのは2005年。
2003年1月3日
■週末、冷えます。最高気温2℃■
今までの寒気よりさらに強い寒気が上海地区にやってくる。そのため週末1月4日、5日気温が下がる見込みだ。強いシベリアからの寒気団が南下しているため、上海気象台の発表では4日、5日の予想気温を最高2℃、最低氷点下3℃、郊外では氷点下5℃までさがるとしている。また今晩から風が強くなり、江南地区を含む幅広い範囲で雪が舞う予想。
2002年12月31日
■上海、大晦日イベント情報■
12月31日の夜から1月1日にかけて上海各地ではさまざまなイベントがおこなわれる。龍華寺の除夜の鐘、ハイ海中路時代広場での「迎新年リンゴカウントダウン」など、特にハイ海中路では交通規制がおこなわれるので注意が必要。路線バスも迂回することになっている。龍華寺で108つくの除夜の鐘を聞きたい方は最低夜10:30にはお寺へ直行。境内ではさまざまな趣向をこらした行灯なども設置されている。新天地では裏手にある太平橋人口池付近で10:00からカウントダウンのイベントが始まる。ピアノ演奏やレーザー光線による演出、ダンスなどおこなわれる予定。新天地のイベントにはチケットが必要。23:59には人口池に設置された2003年の文字が浮かび上がる仕掛け。浦東の陸家嘴では1月1日に恒例の東方テレビタワーの階段駆け上り競争がおこなわれる。いずれにしろかなりの大混雑が予想されるので注意が必要。
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