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2003年4月26日
■上海旅遊集散中心からの通知■
   上海旅遊集散中心からの通知によると上海体育館から出ている、上海近郊地区への観光バス路全が25日より運行停止になった。SARS予防の目的だが、現在運行再開の見込みはたっていない。すでにチケットを購入している人は上海旅遊集散中心で料金返還が行われている。なお市内観光のバスは現在のところは運行されている。  
2003年4月26日
■窓の開かない空調バスは運行停止■
    空調バスの換気が問題になっている中、上海市政府も対策に乗り出している。その中で空調バスは1日2回の消毒、運行中は送風機を必ず回し、また窓を開けることを義務付ける。送風機が故障しているバスは運行停止にしている。また通常のバスに関しても、1日1回の消毒は徹底させるように管理を強めている。 
2003年4月26日
■上海SMT、5月連休の運行取り消し■
   上海磁浮交通発展有限公司の発表による治5月1日からの連休に運行が予定されていた上海SMT(磁浮列車、いわゆるリニア)の運行はSARS感染予防のため運行停止になった。すでにチケットを購入した人は全額払い戻しを行っているため、各地区のチケット売り場へ行くように呼びかけている。 
2003年4月26日
■上海小中高大学の対策■
   市教育部が24日午後発表した通知で、SARSの感染を防ぐために学校活動に影響が出始めている。まず幼稚園、小学校、中学校の生徒募集の延期、また中間テストを中止し、期末テストも簡易化、生徒が集まる大会や資格試験なども一律中止、また宿題などの量も減らし、早く生徒を帰宅させる。また受験を控えている学年に関しては、復習講座などに生徒が集中しないように分散させる処置を取っている。大学に関してはすでに関係者以外の校内進入禁止しており、また学生も連休期間中は宿舎で待機させることになっている。また留学生の宿舎、中国人学生の宿舎も含めて、毎日消毒が入っており、大学によっては予防用の生薬を配っている。
2003年4月20日
■杭州でもSARS患者3人確認、浙江省で初めて■
   4月20日午前、浙江省の衛生部門による発表で、19日に杭州でもSARSの患者が3人確認された。この3人は現在のところ、杭州以外で感染したとされるが、浙江省では始めてSARS患者が確認されたことになる。19日夜には浙江省、杭州市などが緊急会議を開き、緊急対策を協議した。 
2003年4月20日
■気温の差が激しい上海、18日は31℃を記録■
   上海市中心気象台に発表によると、18日午後4時に上海地区での最高気温は31.4℃を記録、今年で一番の暑さを記録した。その後、低気圧が発達し、激しい雷雨に。19日は気温が一気に10℃下がり、翌日19日は最高気温が20℃前後と、衣類の調節が難しい。予報では21日からは曇りがちでまた雨も降るようなすっきりしない天気が続くようで、今回のように気温が急激に上がるようなことはない見込みだ。 
2003年4月20日
■4月19日午後3時現在の上海の患者数■
   上海市の衛生部門が発表した4月19日午後3時現在での上海市内でのSARS患者数は、2名で変わりがないが、SARSの疑いがある患者が1人、また病院で隔離されている患者数は10人となっている。 
2003年4月20日
■SARSに関する中国教育部の通達■
   教育部が18日に発表した通達によると、中国全国の大学に対して、SARSの感染を防ぐために更なる対策を講じることを伝えた。そのなかでポイントをいくつか挙げてみると、まず5月1日の労働節連休は教員、学生とも外出や旅行を控え、学校内にとどまるように、また地方から来ている学生も実家にはもどらないように、としている。またキャンパス内に団体旅行客などが入ること、大学内で大型の集会やイベントなど開催することを避け、教員、学生ともに校外で人のあつまる集会等にはなるべく参加しないように呼びかけている。また学校でSARS患者や疑わしい患者が出た場合は、講義の形式を変える、休講などの処置を適宜とるように指導している。同時に宿舎、教室、食堂、実験室などの消毒も強化する。     
2003年4月18日
■上海市で2人目のSARS患者確認■
   4月17日に行われた上海市衛生局の記者会見で、上海市としては2例目の臨床診断規準にあてはまるSARS患者が確認された。この患者は男性で68歳、上海で1例目に見つかった女性の父親だ。すでに娘との接触があったため、重点的に観察されていた。現在市のSARS治療指定の病院で隔離、治療をうけており様態は安定してるという発表。 
2003年4月12日
■上海市、学歴低下、高齢化の兆し■
   最近開かれた上海市人口計生工作会議において、上海の抱える人口問題について討論された。その中で最新の統計では半年以上上海に住んでいる人口は1640.77万人となっているが、その中でも10万人あたりの大学生の数が1382人に過ぎず、先進国と比べるとまだかなりの開きがあるとし、また地方からやってくる人たちの85%が中学卒業以下の学歴と学歴の低下が懸念されている。一方で高齢化のスピードも著しい。2002年度の戸籍で60歳以上の人口が249.5万人で上海籍の市民の18.81%を占める。この調子でいくと2010年には60歳以上の人口が312万人に達する見込みで、高齢化の心配が高まっている。  
2003年4月12日
■浦東にも117キロ、鉄道を走らせる計画■
   上海浦東鉄路が今年中に工事を始め、2006年に開通する可能性が高くなった。地下鉄や明珠線などに次ぐ新しい交通機関として期待が高まっている。この浦東鉄路構想は、金山、奉賢、南匯、浦東新区、外高橋を経由し、黄浦江を越えて、張廟駅で既存の鉄道と接続される全長117キロ。背景には浦東と浦西をつなぐことにより、あらたに鉄道による通勤利便を高めるとともに、コンテナの輸送の利便性を高める狙いがある。 
2003年4月12日
■香港でも感染防止にさらに施策■
   新華社のニュースとして、香港特別区行政長官董建華は4月11日に発表したSARSに関する拡散防止に対する対応として、4月14日よりSARS患者と密接な接触があった人で、現在隔離されている人の隔離期間中の出国を禁止し、また今後、航空会社と協力しながら香港を離れるすべての人に対して体温を測定することの検討に入った。
2003年4月12日
■中国政府、中国公民の海外旅行規制へ■
   4月12日より国家旅遊局の通知により、中国公民のシンガポール、マレーシア、タイへの海外旅行が禁止になった。すでに11日までに各旅行会社には通知が出ており、ツアー解約の手続きなどが行われている。ただ現地新聞などにはその理由として「最近の思わしくない外部的要素による」という程度の表現にとどめている。5月の労働節連休を控え、上記の国々へ旅行に行く中国人は、価格も2000元程度とお手軽ということもあり増加傾向にあった。 
2003年4月12日
■中国製避妊用具品質に問題あり■
   国家食品薬品監督管理局が最近行った検査で、現在市場に出回っているコンドームのうち58種類(上海製の14種類も含む)が国の基準に達しておらず、合格したのはたった8種類、12.1%にすぎなかった。中国で発売されている「好爽」「平安夜」「康楽」「太陽島」「美好時光」などの製品名のものも不合格のリストにあげられている。それら製品の問題として、ゴムの容積や耐久性が規準を満たしていないほか、小さな穴が開いているものや、包装があまりにもの露骨であるものなどが含まれている。国家食品薬品監督管理局ではこれら器具の性格から、エイズの予防、一人っ子政策などに重大な影響をもたらすとして、今後管理を強めていく方針だ。   
2003年4月08日
■SARS対策、公共交通機関も進む■
   SARSを未然に防ぐために、上海市でもさまざまな取り組みが行われている。まずタクシーでは大衆タクシーが月に1回の車両消毒を半月に1回にし、その他取っ手などの消毒は毎日行い、窓を開けて換気するようにしている。また錦江タクシーでもシートカバーの洗浄には消毒液を用いて3日に1回取り替えるようにしているほか、強生タクシーでも毎日消毒液で車両を消毒しているという。また地下鉄に関してもエスカレーターの手すりや車両の椅子、手すりに関しては消毒を強化しているほか、再利用されるチケットに関しても抗菌素材のほかにもアルコールによる殺菌消毒を継続している。また虹橋、浦東両空港に関しても1週間に2回のペースで空気も含めて全面的に殺菌消毒を行っているようだ。バスに関しては、空気を絶えず入れ替えれるように窓を開けるように指示されている。空調バスに窓が開かないバスが多いため、通風設備を使って換気に気を使うように指示している。
2003年4月08日
■上海アメリカンスクールも授業開始■
   上海市Min行区にあるアメリカンスクールでも生徒が一人発熱と喉の痛みを訴え、2大事をとって2日間にわたって学校が閉鎖されたが、7日より再開されている。現地の報道によるとこの生徒は4月1日に発熱と喉の痛みにより病院で入院治療を受けた。この知らせを聞いた保護者が学校側に対策を講じるように要求、大事をとって2日間にわたって学校が閉鎖され、消毒や通風などの処置がとられた。結局この生徒も中山病院での検査の結果、化膿性扁桃腺炎と分かりすでに4月6日に退院しているとのことだ。
2003年4月08日
■中国、SARS患者数4日間で57例増加■
   6日午後に行われた衛生部と北京衛生局との記者会見で4月5日までにSARSに感染した患者数の動向が発表された。それによると5日現在で感染した患者総数は1247例でそのうち死者は51人となっている。5日から4日間さかのぼって新たに確認された患者の数は57例で死者は5人増えた。地域別には新たに発病した患者は広東省に集中しているものの、上海で1例、北京でも19例で、北京では死者が4人出ている。上海では以前にも報道があった40歳女性の発病が確認されているほかは新たな症例は確認されていない。この患者も症状は落ち着いているという発表だ。また上海でもその他8例が疑わしいとされ、病院で隔離されていたものの、その後の検査で問題がないことがわかっている。
2003年4月08日
■韓国の投資先、アメリカを抜いて中国が1位に■
   韓国の輸出入銀行が3日に発表したデータによると2002年の韓国の海外投資先はアメリカを抜いて中国が1位になった。2002年、韓国の中国への投資額は8.01米ドルで2001年と比較すると47%の増加になっている。一方米国への投資額は4.9億米ドルで、こちらは前年比で51.9%の減少。また投資項目も中国関係では1266件、米国関係では429件となっている。
2003年4月08日
■キャンパスに入り込むスーパー■
   中国の大学ではほぼ全寮制の形をとっているため、キャンパスの中にはさまざまな店が入り込んでいる。また最近では大学が郊外に移り、キャンパスも生活区と学園区にわけられ、生活区の充実がますます重要視されている。そこでまず4月8日より上海交通大学のMin行区キャンパスにおいて交通大学・華聯校園生活中心がOPENした。投資額は1000万元。上海の大学では初めての試みで、この面積3000平方メートルのセンターのなかには銀行やローソンなどのコンビニ、永和大王などのファーストフード、書店や文房具店、CDショップ、パソコン関連の店なでがそろう。もともと大学の周りにあった店が、キャンパス内に出来たわけで、とってつけただけの体であった従来の購買部と比べても大きな進歩といえる。
2003年4月08日
■燃料電池のバス、上海でも来年お目見え■
   液化天然ガスで動く路線バスはもうかなりの台数が街を走っているが、いよいよ来年から上海でも燃料電池で動く路線バスが登場する。とりあえず3台が導入されることになっている。先月にすでに燃料電池採用のバスの使用についてその規格が発表されたが、今後海外の企業も含めて12台分のバスを入札形式で決めるという。運行地区は上海と北京。すでに燃料電池のバスは全世界で4つの都市で運行が開始されている。 
2003年4月08日
■プレミアがつく携帯電話番号■
   かなり早くから上海で生活している人なら、1390で始まる携帯電話番号をお持ちの方の多いはず。これら初期の携帯電話の番号にはプレミアがつく。1390など139から始まって4桁目に0が入る番号は昔の10桁時代の名残を残しているため、その類に属する。最近中国の大型サイト易趣網の電話番号オークションで180ほどの携帯電話番号が出て、1週間で3万元の値段がついたという。中には最低価格30万円という番号もある。とくに値打ちがあるのは8888や6666など同じ数字が続くタイプ。8686なんかもその類だ。1前述した1390で始まる番号、そのほかペアになっている電話番号なども人気があるという。 
2003年4月05日
■「非典型肺炎」上海で一人患者確認■
   3日の衛生部によると、すでに「非典型肺炎」の疑いが強いとして市内の病院に隔離されていた患者1人が、「非典型肺炎」と診断され、上海市では1例目の患者となった、と発表された。この患者は女性で40歳、3月下旬に中国南部に出張に出かけ、上海にもどった後に発熱や咳、呼吸促迫を訴えていた。この患者が「非典型肺炎」であると確定してから、5日の現地新聞ではいっせいにこのニュースを取り上げている。いまのところ上海でこの患者による感染者は確認されていない。
2003年4月03日
■地下鉄車両にも1000台の液晶テレビ■
 現在地下鉄1号線には約100台のプラズマテレビが設置され、行き先案内や広告、地図、乗り換え案内、列車接近の注意などを呼びかけているが、今度は車両にも約1000台の15インチ液晶画面を設置をすすめている。このカラー液晶は地下鉄の戸袋部分に設置され、駅の情報や広告などを放送することになっていて、現在試験が行われている。1日100万人を超える利用者がある地下鉄だけに、広告としても新たな媒体になりそうだ。 
2003年4月03日
■上海でもついに天然温泉か■
 現在上海市近郊の青浦で温泉採掘事業を行っている上海康地熱地産開発有限公司によると、青浦で行っているボーリングで、地下約2200メートルのところで温泉がある可能性が高まった。5月には正式に掘削を行い、9月中旬にはお湯が湧き出る見込みだ。青浦で新たなレジャー施設をつくる計画もあり、温泉とドッキングさせる。地下2200メートルほりすすむ華新3号井戸では予想では1時間に60−70トンのお湯が湧き出て、水温は75−90℃になる見込みだ。 
2003年4月02日
■中国電信、3G携帯でWCDMA採用■
 中国電信の上層部の発言として、中国電信では3Gの次世代携帯電話としてWCDMAを採用する可能性が高いことを示唆した。現在、まだ政府の認可待ちの状態で、認可がおり次第試験運用が行われる見込み。中国自らが次世代携帯電話のシステムとしてTD-SCDMA方式を開発し、その行方が注目されていた。 
2003年4月03日
■リニア、今度は5両編成で登場■
 今年1月1日から3月16日まで試運転をかさね、すでに600万人の乗客を運んだ上海のSMT(リニア)は現在5月に行われる試運転に向けてテストが行われている。4月2日には5両編成のリニアがお目見え、試運転が無事行われた。5両編成で450人が乗車できるようになり、3両のときと比べると150人多くなる。4月中ごろにはデータの収集を終え、5月の連休にはまた乗客を乗せて走る予定。連休中は1日12往復を計画している。 
2003年4月01日
■労働節前後には地下鉄再び増発へ■
 人々の住宅が郊外へ伸びるにしたがって、地下鉄1号線、2号線の混雑が日に日に激しくなってきているが、ヨーロッパで発注している明珠線の新型車両が月に1編成のペースで上海に到着しているため、これら28編成がそろうころには1号線、2号線の車両不足も解消され、増発されるようだ。現在、地下鉄1号線は3分20秒間隔、2号線が4分45秒間隔、3号線が8分間隔で運行されている。これら地下鉄の設計最高運転密度は2分30秒間隔が限界、しかし車両不足で1日100万人を超える輸送量をさばききれないでいる。その上3号線に1号線、2号線から13編成の列車を貸し出しているため、車両不足は深刻だ。5月の労働節前後には車両がそろう見込みで、増発が可能になるとのことだ。  
2003年4月01日
■暖かくなり増える路線バス火災■
 最近路線バスの故障による火災騒ぎがよく起こっている。27日午前も新閘路、成都路の交差点でバスが火災事故を起こし、乗客が非難する騒ぎがあった。火災の原因として、車両の老朽化と電気回路のショートによる引火が多い。とくに溶接部分の接合が甘く、油が漏れていることが多く、また過度の使用も原因とか。最近新車が増えてきて、こちらの方はトラブルが少ないようだが、まだまだ旧型車も少なくなく、旧型車両は難燃部品の使用率も低く、火事になったら火の回りもはやい。これから夏にかけて、古いバスに乗ることは避けたいところだ。 
2003年4月01日
■上海、ガス代4月より値上げ■
 4月1日より上海市の都市ガスの料金が1立方メートルあたり0.15元値上げされる。1年の使用量が600立方メートルを超える分に関しての料金は1立方メートルあたり0.9元と据え置きされる。改定以前の料金は1997年7月に制定されたもので、物価水準にあわなくなってきた。詳しいことは局番なしの12358で質問を受け付ける。またガスに関するトラブルは局番なしの83777まで。 
2003年4月01日
■水タンク、劣悪品に発がん性物質■
 広東省の質量技術監督局の調査によると、劣悪な再生品を利用した引用水曜のタンクを使用すると、有害物質が溶け出す恐れがあり、不合格品を使わないように通達をだしている。ガロンタンクなどに使われるプラスチックのうち、市場に出回っている劣悪品は、再生プラスチックを用いたものだ。水タンクは一般に30元前後で、2−3年後には淘汰されなければならない。古いタンクは更新する必要がある。また質の悪いタンクは外形からも透明度が劣っているなど、区別がつくという。同時に市場などで使われている買い物袋のビニールでも劣悪なビニールが使われていることもあり、食べ物を入れる消費者からすれば不安だが、これも手触りで区別がつく。 
2003年4月01日
■上海人の1年の外食平均1131元也■
 上海市街地には外食産業が急成長し、その競争は未曾有のものになっている。消費者からすれば選択肢が増えて嬉しいわけだが、2002年の上海市における飲食業の売り上げは181億元になり、市民一人あたりでは年間で1131元消費したことになっている。80年代は国有企業が中心で進められてきた飲食業だが、90年代に入ると黄河路など著名なレストランが集まる通りが形成され、今では飲食業の90%以上が私企業によるものになった。しかし淘汰される率も高く、店のオーナー、いわゆる「老板」はよく変わるのも現実だ。
2003年4月01日
■金茂大厦で火災警報騒ぎ■
 88階建てで中国一の高さを誇る浦東陸家嘴の金茂大厦で火災警報がなる騒ぎがあった。28日の午前8時ごろ、37階で煙が発生、スプリンクラーが作動した。消防車が出動する騒ぎになったが、大事には至らず、火は消し止められた。当時37階では改装工事中で、禁煙規定にも関わらず、作業員がタバコを吸って引火したのが原因。この現場では以前にもタバコの吸殻が発見され、5000元の罰金が課されたばかり。 
2003年4月01日
■春としては50年ぶりの陽気、最高28.9℃■
 とにかく暖かいというより暑いと言ったほうがいいような陽気だった。3月31日の上海は最高気温を28.9℃を記録し、この時期としては50年ぶりの記録になった。そのあと、夕方からは猛烈な豪雨、筆者もちょうど外出中、雨に打たれてタクシーを拾おうとがんばったが、とても上海人とはタクシー争奪戦に勝てなかった。今回の陽気は南からの勢力の強い暖かい空気の影響で、また長江以北の湿った空気が南下してきた影響によるもの。上海中心気象台の発表によると今週は先週とうって変わって曇りがちのすっきりしない天気になりそうだ。
2003年3月29日
■上海、百万世帯インターネット計画■
 上海市政府が中心になって、インターネットを上海市民に普及させるために本格的に取り込むことになった。今回の計画では2003年から上海市各地区で35−60歳の女性を重点的にインターネットなどITに関する知識の普及を目指す。その結果、目標は2007年に上海の「デジタル都市」を完成させる。背景には急速に進むIT化の波に順応できない人たちの増加が、新たに失業などの事態を招かないように、未然に国が中心となって取り組むことが狙いだ。特に家族の中で1人でもインターネットが出来るようになると家族のその他のメンバーに及ぼす影響は大きい。 
2003年3月29日
■国際茶文化節が4月12日より開催■
2003年の上海国際茶文化節が4月12日より開催される。テーマは「OK,中国茶」で、期間は1週間。目玉は浦東にある正大広場での中国精品銘茶博覧会で、中国全国各地の銘茶や茶飲料、茶製品、茶に関する生産技術や機器などがいっせいに集まる。そのほか茶の販売、茶芸の催し、茶の評品会なども行われる。   
2003年3月29日
■大人気ミュージカル《CATS》の公演■
 3月28日より上海大劇院にてイギリスよりやってきた本場のミュージカル《CATS》の公演が始まっている。すでに前半37ステージのチケットはほぼ90%売れており、チケットの総数では5万枚を突破した。3月23日には1日で6100枚のチケットをさばき、上海大劇場の1日チケット売り上げ枚数の記録を更新した。 
2003年3月29日
■南匯で桃花節開催中■
 すっかり春めいてきた上海、植物園や世紀公園などの大型の公園では、花々がつぼみを膨らませている。1年に1回の南匯の第12回桃花節は今年は3月22日から4月15日まで開かれる。期間中、面積330ヘクタールの浜海森林公園は期間中無料開放され、4つの区域に分けられた桃園ではさまざまな桃の花が楽しめるほか、農家の生活を体験するコーナーもある。 
2003年3月29日
■上海、少子化政策緩和へ■
 一人っ子政策が続き、2020年に予想されている大幅な高齢化社会を未然に防ぐために、今年4,5月にも新たな政策を打ち出す。具体的には現在上海で子供を2人生むことができる条件を満たす夫婦に対して、2人の子供の間隔を4年以上開けなくてはならないという制限を中止することになった。もちろん2人以上の子供を生む場合、申請が必要だが、この制度は上海でも存続される。 
2003年3月28日
■非典型肺炎に対する市衛生局の対応■
 3月27日の現地のマスコミでは、上海市衛生局の上海における非典型肺炎についての現状についてのコメントを発表している。その中で海外のマスコミが上海における非典型肺炎の発病を伝えたということに関して、一貫して否定した態度をとっており、まだ上海では発見されていないとしている。現在、上海市政府では広東省で非典型肺炎の発病が伝えられたあと、国家衛生部の支持のもとで対策部門を設置した。また上海市内の著名な呼吸器系や伝染病関係の専門化が集まり、プロジェクトチームを作り、非典型肺炎が発見された場合の緊急対策に取り組む準備が整っているという。もし発病が確認された場合、速やかに状況を公表するということだ。 
2003年3月20日
■日系企業、上海で人材を求める■
 人材バンクのひとつである知聯招聘網が2月に出した統計によると、2月末に行われた外国企業の説明会に参加した110社のうち5分の1が松下やNEC、トヨタ、サンヨーなどの日系の大企業であった。ここにきて日系企業が再び上海で人材を求めるケースが増加してきている。一般に中国人にとって日系企業で働くことには抵抗が少なくない。そのひとつに日本独特の会社文化になじみにくいという背景がある。一般的に係長クラスまでになるのには4年かかるといわれ、また日系企業の給与は2500元から6000元の間と欧米の会社よりも給料が低いというイメージがあるが、逆に福利厚生面では欧米の会社より優位に立っているため、最近に上海人の間でもわかに注目を帯びている。 
2003年3月20日
■軌道4号線工事順調に進む■
 全長22キロの明珠2号線の工事が急ピッチで進んでいる。2005年開通予定だ。この路線の特徴として、17の駅うち12駅が他の地下鉄との乗り換え駅になる。そのため未開通の路線に関してはすでに先に乗り換え口を掘りすすめ、再び掘り起こさないように工夫されている。軌道4号線(明珠2号線)は現在の明珠1号線の宝山路から浦東を経由して虹橋路を結ぶループ路線で、上海市街の環状路線を形成する。主要駅には臨平路、長陽路、浦東大道、張楊路、南浦大橋、西蔵南路、大木橋路、上海体育館、宜山路などがある。試運転期間中は4分に1本の割合で運行される予定だ。
2003年3月20日
■上海で6月に使い捨て携帯が登場■
 中国で5月には使い捨て携帯電話が登場する。上海には6月には登場する見込みだ。この使い捨て携帯は、アメリカのもので、大きさはトランプほどのプラスチック製だ。100元で約180分間通話できる。使い終わったらリサイクルも可能という。出張したときなどには重宝するかもしれない。 
2003年3月20日
■明珠線でトラブル、1時間不通■
 3月17日の朝、フランスから輸入した新型車両がまたトラブルを起こし、上海の軌道鉄道が開業して以来、最長時間の不通となった。17日朝9:00すぎ、明珠線の江湾鎮駅にて新型車両が発車できなくなり、後続列車が進入できなくなった。とりあえず、後続列車に押させ列車を引込み線に入れたものの、今度は連結器の開放に手間取り、結局1時間あまりにわたって不通になった。今回は車両メーカーの技術者が乗車していたのにも関わらず、解決できなかった。一時ホームには人があふれ、混乱状態になっていた。不通時間が規定時間を越えたため、約3000枚の乗車券は払い戻された。フランス製のこの車両は、先日も数回にわたってドアの不具合で列車の運行をとめている。
2003年3月17日
■600万人が墓参りへ■
 上海では今年も墓参りのシーズンがやってきた。多くの上海市民は蘇州は無錫に墓地を持っているため、3月末から4月のはじめにかけての週末はこの方面の高速道路、鉄道などは混雑が予想される。調査では600万人の人出が見込まれており、今月15日から4月13日にかけての週末、朝の6:00から8:30にかけての鉄道はほぼ10分間隔で蘇州、無錫方面に列車を走らせている。またこの期間はレンタカーや車を貸しきって墓参りに行く人も多いため、出かける予定のある人は、早めに予約を入れておくことが賢明だ。また、蘇州方面で許可証がなければ、車の乗り入れが出来ないところがあるので注意が必要だ。 
2003年3月17日
■大学生の意識調査、信号守るのは23%■
 楊浦区の交巡警支隊が復旦大学で行った意識調査で、日ごろから信号を守っていると答えた学生はたった23%で、関係者をがっかりさせている。その中で65%の学生がたまに信号無視をしていることを認めておりまた12%の学生が日ごろから信号を守ることはないとし、さらに25%の学生は道路は横断歩道でなくてもどこで渡っても危険ではないと認識しているという。調査のあった日、約600人の学生を集めて、交通ルールを守るようにテストを行った。 
2003年3月17日
■四川北路の改造計画始まる■
 50年の歴史を誇った第7百貨が四川路改造計画のために営業停止し、工事が本格的に始まる。この付近の海寧路、四川北路、河南路に囲まれた地区に総面積25万平方メートルのショッピングセンターが作られる。2006年に完成予定。設計を担当するのは、おなじみ「新天地」の設計にも加わった日本の日建設計で、高さ150メートルのビルのほかに、10万平方メートルのホテル式のマンションの組み込まれる。虹口地区の商業地区として発展してきたこの地区に、また新しいスポットが完成する。このプロジェクトの付近には、文化の香り高い多倫路もそばにあり、おしゃれな喫茶店なども最近増えてきている。 
2003年3月17日
■上海のホワイトカラー、年収全国2位■
 2002年の国内の主要都市のホワイトカラーの給料は、5大主要都市の平均では年収4万元を突破し、上海は第2位で4万6797元となった。1位は深センで5万143元。増加率から見ると、杭州、南京、成都、が10%を突破したが、上海、北京、深セン、広州などでは人材の集中と競争から伸びは鈍った。
2003年3月17日
■上海鉄道博物館、来年オープンへ■
 天目東路の旧上海北駅跡地に上海鉄道博物館の建築が進んでいる。すでに旧駅舎を再現したイギリス風のレンガ造りの建物はほぼ完成している。この建物は博物館のほかにも、鉄道科学技術活動中心としての機能も備える。展示面積は1000平方メートルで、この建設地点は中国で始めての鉄道呉淞鉄路の起点にもなった記念すべき場所でもある。将来、SLなども搬入される予定だ。 
2003年3月17日
■雨、雨、雨の上海■
 17日も1日雨模様の天気だった。これで3月にはいって13日雨で、雨が降らなかったのはたった4日間と天気がぜんぜんすぐれない上海だ。3月18日には雨がいったんやむものの、まだ湿った空気の下に入っているため、また雨が続くようだ。また冷たい空気が入ってきているため、最低気温は4-5℃と寒い天気になりそう。 
2003年3月15日
■増えるSMS関連の詐欺、犯罪行為■
 携帯電話のショートメッセージ(SMS)は中国では一大市場を形成している。2002年中国全国で利用されたSMSのメールの数は900億本、90億元規模の市場に育っている。パソコンの所有がまだまだ高価なためメールが中国で発展しない代わりに、SMSが大きく発展し、現在では写真も送れるようになった。その中で最近、「当選しました。」というSMSを送りつけ、銀行に手続き代として銀行に振り込ませる詐欺や、公衆風俗に反するもの、性に関するメッセージを流したりする違法行為が増えてきた。まだ規制する法律がないため、政府では早急に取り締まるよう法整備を進めている。 
2003年3月15日
■6月より「.中国」「.網絡」使用可能に■
 CNNC(中国互絡網信息中心)では6月よりドメイン名に「.中国」「.網絡」「.公司」など漢字(中国語)で使えるようになる。現在は試験状態なので登録費用は無料で、すでに50万人が登録している。すでにドメイン名に関しては、その宣伝効果を意識したものが増えてきている。また現在の.comなど海外に登録しているドメインは外貨の流出とともに、回線の無駄遣いと指摘されている。 
2003年3月15日
■上海人の留学傾向■
 留学仲介業者が最近まとめた上海人の留学に関するアンケートが発表されている。まず現在留学を準備している人たちの男女比率は男性が49.9%、女性が50.1%とほぼ均衡している。また年齢では20-24歳が中心で60%前後を占めている。では留学生を送り出す家庭の収入はどうなっているか?実は5000-6000元と1万元以上の収入がある家庭が大部分で、8000元-9000元クラスに関しては3.7%しかいない。上海での生活が比較的安定している家庭に関しては、逆に留学をのぞまないのでは、と専門家は分析している。では留学先はどこが多いか?1番はオーストラリア、ニュージーランド、イギリスと続く。とくにオーストラリアは最近人気が高まっているという。 
2003年3月15日
■明珠線、フランス製新型車両トラブル続出■
 明珠線に導入が進められている赤と黒のツートンカラーの新型車両、最近トラブルが続いている。特にドアのトラブルが多い。この車両はデザイン的にはヨーロッパ調で美しいが、このドアがプラグ式という外側からスライドする方式を採用しているため、ラッシュ時など車内が非常に混雑しているときはうまく閉まらないという。3月13日も夕方ラッシュ時時にドアが故障、途中で運転を打ち切った。そのため地鉄総公司では問題の車両を運用を停止し、検査することになった。 
2003年3月15日
■ATMの使った巧妙な詐欺■
 最近杭州などでもたびたび起こっているようだが、上海でも南京西路のATMなどで詐欺事件が発覚している。手口はなかなか巧妙だ。ATMから現金をおろすときに、まずカードをATMに入れるわけだが、入れた後機械は反応しない。そこで利用者はATMに書かれた電話番号に連絡する。しかしこの電話番号が偽者で、うっかり電話にでた男に暗証番号とカード番号、氏名を告げてしまうと、別のところから犯人が現金をおろすという仕組みだ。実は犯人はATMのカード入り口部分にカードが機械に入り込まないように小細工をし、電話番号も上からシールで貼り付けるということまでしている。実際、銀行が利用者から暗証番号を聞くようなことはないので、他人には教えないように徹底したい。 
2003年3月15日
■レストランでのお手拭、拒否できます■
 3月15日は消費者保護デーということで中国各地でさまざまなイベントや相談が行われている。その中で最近問題になったいるもののひとつにレストランにおける使い捨てお手拭やテイッシュの強制的な購入だ。日本ではお手拭はサービスとして提供されるが、中国ではまずそういうところは少ない。備え付けのお手拭は1つが1元から2元程度で、会計時にきちんと書かれている。実はこれらは使わなければお金を払う義務はまったくないわけだ。また店によっては箸などの食器をその他のお手拭と一緒の袋に入れて、別に提供しない方法をとっているが、これも違法だ。上海市消費者協会では注意を呼びかけている。 
2003年3月15日
■盧浦大橋、アーチに徒歩で登れるように■
 盧浦大橋の作業用の支柱が取り除かれる作業が行われているが、この橋には南浦、楊浦の両橋にない観光設備が設置されることになり、今年5月に完成予定だ。盧浦大橋は鋼鉄製のアーチ橋で最高部分は110mの高さだ。このアーチ部に階段を設置して、登れるようにする。もちろん1.3mの手すりもつけて、安全対策もほどこすようだが、風でも強ければ、けっこう怖いかも。エスカレーターではなくて歩いてというところがまた面白かもしれない。 
2003年3月12日
■清華大学、北京大学爆発事件容疑者捕まる■
 新華社通信によると、清華大学、北京大学でおこった食堂爆発事件の容疑者が逮捕され、福州から北京へ移送された模様だ。犯人が捕まるきっかけになったのは3月6日に爆発の予告を清華大学、北京大学にメールで送ったことがわかり、その発信元が福州であるところから、急遽福州のインターネットカフェを捜査、容疑者逮捕に結びついた。現在犯行の理由を捜査しているが、現在までの事情徴収ではどうやら目立ちたいことが原因らしい。犯人は1976年で福州生まれの男性。 
2003年3月12日
■増える未成年の妊娠■
 上海市の婦聯によると、2002年に婦聯法律援助中心に相談にきた未婚の女性から生まれた子供の件数は43件で、2001年の18人から大幅に増加している。とくに未成年の少女から生まれた未婚の子供の数が増加しており、最年少は15歳の中学生で、上海市では低年齢化の社会問題化を懸念している。この15歳の少女も上海人で男性と非合法の同居生活を送り、妊娠したが、出産後同居相手に見放され、生活が出来なくなったと婦聯に相談にきたという。親からも相談があるようだ。ある母親は20歳の娘がこれも非合法の同居生活の末、一人の子供を生んだ上、また最近妊娠3ヶ月で、男性側に中絶の費用を負担させるために相談に来たとのこと。上記の43人はまだ氷山の一角で、その数は計り知れないと見られている。
2003年3月12日
■上海交通ICカード、杭州、無錫でも■
 上海市の共通交通カードが5月から杭州でも使えるようになる。上海ですでに地下鉄、バス、タクシーなど公共交通機関でほぼ使用可能で、つり銭を持たないでもいい利便性から爆発的に普及した。まず杭州ではタクシーに普及させ、その後バスにでも使えるようになる。無錫でももうすぐ設置工事が始まる予定で、1枚のカードで3つの地区で使用できるようになるのも夢ではなくなった。 
2003年3月12日
■空調バスも一部路線でワンマン化■
 2元で乗れる上海の空調バスも一部バスでワンマン運転が始まる。ワンマン運転のバスはつり銭がもらえないので、小銭を準備しておくことが必要だ。今回ワンマン化が許可されたのは22番と37番のバスで、3月1日から施行されている。規定では最新形式の空調バスのみワンマンが認められている。しかし市民の反対もあり、空調バスがすべてワンマン化されるまでは道のりは長そうだ。余談だが、液晶テレビがついた空調バスも増えてきた。放映されているのはビデオではなく、れっきとしたテレビ放送。どうやら公共交通用のチャンネルがあるようで、渋滞のときなどの時間つぶしにもってこいだ。
2003年3月11日
■按摩、資格強化へ、4つの証書取得義務■
 今年3月6日より、混乱している按摩、マッサージ分野の整理を行うために、資格証明に関しての制度が発表されている。これは中国人、香港人、台湾人、澳門人、外国人、華僑など按摩に関わる人たちは必ず4種類の証明書を取得しなければならない。外国人の場合は就業証、居留証、資格証、上崗証の4つ、中国人に関しても按摩師の資格、健康証明証、公安部発行の治安証書、また足浴や沐浴などに携わる人はこれらの証明をもって沐浴行業協会で上崗証を申請する。今年7月1日までに関係する培訓などに参加せずに、資格を持っていなかった場合、法律により罰せられることになる。 
2003年3月11日
■上海中小企業200社が日本で人材を求めて■
 今年6月に上海を中心とした中国の企業200社が大阪で「2003年中国企業赴日投資招商洽談会・中日人材交流会」を開く。これは初めて中国企業がまとまって日本で人材を募集する交流会で、上海市行業協会発展署、上海市市場仲介発展署、上海市小企業(貿易発展)服務中心、日本産経スポーツ、日展投資諮詢(上海)有限公司などが主催。香港の調査機関が日本人7300人を対象にした調査によると33%の日本人が中国での就職を考えているというデータがあるほど、日本人も中国に関心が向いている一方で、中国側も日本の豊富な技術力をもった技術者を積極的にもとめているといい、浙江重工業協会の担当者によれば、高い技術力をもつ技術者に対しては4-5万元の給与を払うこともありうると強気の発言だ。
2003年3月11日
■減らない飲酒運転■
 3月7日は金曜日、夜は飲み食いに行く人も多く、警察は夜8時から9時にかけて飲酒運転の取締りを行った。その結果虹口区、盧湾区だけで12件の飲酒運転が摘発された。酒酔い運転の場合中国では罰金200元、15日間拘留され、6ヶ月から12ヶ月の免停、減点12点、酒気帯び運転の場合罰金50元、2から3ヶ月免停で2点減点になる。当日検挙された運転手の中にはビール一本ぐらいと開き直る人もおり、人々の意識はまだまだ低いようだ。怖い話だ。 
2003年3月11日
■2090万元のリニア冠名権のその後■
   日本の新聞に載ったぐらい有名になった2090万元の上海リニアの冠名権に関して、上海新湖房地産開発有限公司が其の権利を獲得し、2年間にわたって車両などの広告の権利や列車名などの権利を得た。この会社は不動産開発業者で、浙江創業が60%の株式を持っている。冠名権を得たというニュースとは関係なく、3月6日の浙江創業の株は大きな変化はなかった。公開されている資料によると去年第3期のこの会社の収入は8064.85万元、また現在上海新湖は普陀区に新湖明珠城プロジェクトがあり、総投資額47億元、第1期工事が8万平方メートルで投資総額2億元、業界の間でもこの開発プロジェクトが成功しない限り、この2090万元の巨額の捻出は難しいと見ている。現在まだ立ち退き作業の交渉最中とのこと。現在上海には浙江省の企業が不動産に投資するプロジェクトが少なくない。すでに70社が投資を進めているといい、今回のケースも成り行きに注目したい。
2003年3月11日
■ファミリーマート、上海進出■
   今年6月にファミリーマートが上海に第1店を開く。すでに大型スーパーを展開している楽購との合作で、計画では今年中に500店前後のチエーン店を開き、2010年までに3000店に増やす予定。さてセブンイレブンの方も早くから上海進出のうわさがたっていたが、現在上海牛乳公司、台湾統一グループなどが上海の営業権獲得をめぐって争奪戦を繰りひろげているということで、今年年末、来年はじめにはオープンの見込みだ。現在上海には3200ものコンビニができており、去年1年間だけでも新たに1000のコンビニがオープンしている。
2003年3月11日
■今週の天気■
   先週はほとんど毎日雨模様だった上海、時には雷雨もあり、気温が急激に下がった寒い日もあった。上海中心気象台の発表によると今週は週の初めは晴れだが火曜日以降、低気圧の影響でまた雨模様に天気になるようだ。そのため1週間のうち雨が降るのは3-4日間、平均気温は7-8℃、最低気温は4℃の見込み
2003年3月10日
■強い喚寒気の影響、上海気温下がる■
   3月2日から3日にかけて上海地区では強い寒気の影響で、気温が下がった。3日の最高気温は9℃で2日の最高気温と比較すると6℃も下がったことになる。時折雨も混じり、気温低下に拍車をかけた形だ。現在南下してきた強い寒気団は、華北地区にある。今後全体的には気温は上昇傾向にあるものの、急に寒くなることが予想されるため、風邪を引かないように注意が必要。 
2003年3月03日
■週間天気予報■
   先週は雨が多く、天気に恵まれたのは2日間だけだった。気温も平年より高めで春の到来を思わせたが、今週は出だしから寒い1日になった。ただ暖かい湿った空気の活動は盛んであるため、週の初めに気温が下がり、雨が降りやすい天気だ。気象台の発表によると週の中ごろからは低気圧が接近するため、まとまった雨になりそう。週のうち雨の日は3-4日、平均気温は8-9℃で最低気温は4℃の予想。
2003年3月03日
■中国に多いゴミメール、1人平均8.3件■
   中国インターネット協会の調べによると、中国のインターネット利用者の平均受信メール数は16件に対たいして、8.3件はゴミメールであるという調査結果を発表した。なんと半分以上がゴミメールということで、問題は深刻だ。多くの場合が中国側のメールサーバーが不正中継ホストとして利用されているため、その管理が甘いという指摘がある。その結果、海外のユーザーまでがこの規制の甘さを悪用し、中国の多くのメールサーバーがブラックリストに載せられている。
2003年3月03日
■中国全国で交通事故の死者11万人■
   新華社通信の発表によると2002年中国全国で起こった交通事故の件数は77万件でそのうち死亡したのは109381人、56万人以上が負傷した。直接的な経済損失も33億人民元になるという。公安部によるとこの数字は2001年と比較しても増加傾向にあるという。ただ去年は道路交通事故において30人以上が死亡する事故は起きていないようだ。1万台の車両に対しての死亡率は2001年から比較して1.71ポイント減少の13.71になっている。 
2003年3月03日
■新たに人気、地下鉄2号線沿線の不動産■
   地下鉄2号線は現在西に向かって延長中で、虹橋空港まではつながらないものの、虹橋臨空地区までは乗り入れるようだ。こちらが開通するのは2005年末までで、総延長は10キロ、中山公園と臨空地区までには古北路など5つの駅が計画されている。また時期的にはまだはっきりしていないものの、2号線が東の浦東空港まで延長されるのは時間の問題で、既に2001年に発行された地下鉄2号線の路線計画には変更が加えられている。沿線地区になる浦東の川沙や唐鎮などが今後の発展で注目されている。
2003年3月03日
■便利になった上海の銀行■
   上海で便利に思うのは、やはり郵便局、銀行、ATMがほぼ休み無く開いていることではないだろうか。やっとどの銀行各社でも入金も機械でできるように整備され、24時間使えるATMも増えてきた。またインターネットバンキングを導入し、インターネットから残高照会はもちろん、電話、携帯などの費用の振込みができるようになった。一方で一部の銀行を中心に営業時間の延長も図り、利用者の利便性を高めている。例えば去年1年だけで200近い上海銀行の各支店では営業時間が見直され、あわせて年1万時間の営業時間延長が図られた。また概銀行平均の営業日数は週に6.4時間、48%の支店が365日営業しているという。利用者にとってはうれしい話だ。 
2003年2月27日
■ペット犬に電子身分証明書をとりつけ■
   2月24日から4月15日まで、上海市のペットとして飼われている犬に電子標識をうめこむ作業が行われている。これは犬に電子身分証明書を取り付けることにより、犬の生年月日、健康状態、予防接種の状態などのほか、同時に飼い主の名前、住所とともに犬を一括して管理しようというもの。26日からは静安区管轄の犬から順に上海市内の地区の状況にあわあせて標識をうめこんでいく。今後飼い主にはICカードを発行し、犬の健康証と飼育許可証などを統合する予定だ。この標識をうめこむことを拒否した場合、その年の犬飼育の許可申請ができなくなる。 
2003年2月27日
■2010年上海万博の模型がお目見え■
   人民広場の向かいに位置する上海城市規?館ではかねてから上海の巨大な都市計画模型が展示されている。この模型は都市計画にそって作られているために、その内容もかなり豊富だ。もし計画が新たに決定すると模型も変更するという凝りようだ。最近では浦東に建設が始まった492メートルののっぽビルや、最近注目されている北バンドの開発プロジェクト、大観覧車、そして万博の模型も付け加えられた。この上海城市規?館の入り口には万博までのカウントダウンの時計が設置され、雰囲気を盛り上げている。 
2003年2月27日
■増える中国人留学生、世界で32万人■
   3月1日、2日に上海光大会議展覧中心(地下鉄漕宝路下車)にて第8回中国国際高等教育展が開催される。この展覧会は現在北京で開かれていて、次は上海にやってくることになっている。22日に北京で開かれた留学仲介研究討論会にて国家教育部が最近の留学傾向について発表があった。2002年のデータによれば中国人の留学先は英国で2.7万人、米国が1.5万人、日本亜1万人、オーストラリアが8500人、フランスが3400人、ロシアが1.4万人、ドイツが2.7万人になっている。これらの国々で中国から留学する中国人の65%を占める。1978年から2002年の間ではあわせて58万人が留学を果たし、そのうち13万人はすでに帰国しているという。また12万人がグリーンカードを取得している。最近の傾向として私費留学が増加傾向で、2002年に海外へ留学した中国人12万5千人のうち93%が私費留学だ。
2003年2月27日
■ソニーのメモリーステイック、大量の偽物発見■
   2月26日上海で工商部門が市内の4箇所のパソコン売り場を中心に抜き打ち検査を行ったところ、55本の偽物のメモリーステックが発見された。正規の商品では128MBで800元はくだらないとされるメモリーステイックが浦東のあるパソコン売り場では580元で売られていたという。外見からも細かい点で偽物と本物は区別が可能としている。これらの偽物のほとんどは広東省などで作られているといい、工商部によればこのようにハイテク製品の偽物が作られるのは最近の傾向とのことだ。 
2003年2月27日
■上海、3月31日にねずみ退治大作戦■
   上海に長くすんでいると、あちこちでねずみを見かける。大きいものなら20センチほどの丸々太ったねずみが飛び出してくることもしばしば。ゴキブリとともにねずみ退治も上海市では定期的に行われている。今年は3月31日より春のねずみ退治大作戦が展開される。伝染病の伝播を防ぎ、繁殖を抑えるために行われる駆除だが、まず3月17日から5日間にわたってねずみの生息調査が行われ、3月31日に薬を用いて一斉駆除が行われる。おもな場所として市場や食品加工工場周辺、取り壊しの行われた地区、地下設備、通信設備の周辺や大型緑地などが対象だ。 
2003年2月27日
■復旦大学が国家対外漢語教学基地に指定■
   中国の名門大学のひとつ復旦大学国際文化交流学院が教育部の批准により国家対外漢語教学基地に指定された。現在中国には復旦大学を含めると4箇所が対外漢語教学基地に指定されている。北京言語大学、北京師範大学漢語文化学院、北京大学対外漢語教育学院がそれにあたる。上海地区では始めて。現在復旦大学には70カ国から1400人におよぶ留学生が在籍している。 
2003年2月27日
■GSMとCDMAが使える携帯、5月に登場■
   携帯の中に2枚のSIMカードと、2つの電話番号が使える携帯電話が5月にも実用化されることになった。開発したのは高通(中国)公司で、聯通の130、131で始まる番号と133で始まる番号が使える。その結果GSMの地域でもCDMAでの地域でも両方で使えることになる。現在蘇州にて実験が行われている。中国では聯通のCDMAのユーザーは700万人を突破、またGSMでは6000万人ほどユーザーがいる。そのほか中国移動がGSMシステムの携帯電話を運営している。 
2003年2月26日
■上海南京路にみやげ物市場開設■
   みやげ物、ギフトを専門に販売する交易市場がバンドと南京路の交わるところに開設され、現在建設が進んでいる。面積は2000平方メートルほどで、上海、浙江、広東、香港、オーストラリアなど国内外の200以上のお土産、記念品などを扱う販売業者があつまる。黄浦区ではこれを契機にお土産、記念品などの産業の活性化を狙っている。同区では去年10月にも豫園に同様のみやげ物、記念品を販売する施設を開設している。 
2003年2月26日
■コンビニでも薬が購入可能に■
   今後上海市内の150余りのコンビニに薬の自動販売機が置かれることになる。3年後にはされに300箇所までに増やす計画だ。この自動販売機は医者の処方箋が必要ないOTC系の薬を販売するもので、自動販売機には薬の効能などの検索や、目録、医薬の基礎知識、医療保険適用薬の情報などが消費者に知らせる機能もついている。この中には328種類におよぶ薬の情報が入っているという。現在執業薬剤師が4万人しかいない中国では薬剤師の不足が深刻だ。2005年には15万人になる見込みだが、それでも患者の要望にはまだまだこたえきれない。今後この自動販売機がどう普及していくか、注目していきたいところだ。 
2003年2月26日
■一戸建て過剰熱に政府が禁止令■
   中国の一部の都市では一戸建て住宅の購入過剰熱に政府が規制に乗り出し、バブルの防止に動きだした。2月18日に国土資源部が緊急通知を発表、一戸建てや別荘用の土地の供給を禁止するとした。一部の都市部で並んでまで一戸建てを購入しようとする動きがあるなかで、まだまだ高級物件を購入するには購買力が不足しているとし、バブル化に拍車がかかるのを防ぐ狙いだ。現在中国の土地の地価に相当する使用権の価格は入札方式で決められている。 
2003年2月26日
■心配される市内の大浴場の衛生状態■
   2月25日、上海市消費者協会が上海市内における大型浴場の衛生管理に問題があるとして、利用者に注意を呼びかけている。最近同協会が大型総合大浴場に関して検査を行ったところ、消毒管理が不十分に行われていない、細菌量が規定範囲を超えているなどのデータが明らかになった。とくに利用者が多いところに関しては設備や用具が繰り返し使われるため、消毒の不備が目立つという。同時に備え付けの洗面用具などに関しても、コストダウンのため、国や市の規定のものを使っておらず使用者の健康を損なう恐れがあるという。その為利用者は自分で洗面セットを持参することを同協会では薦めている。 
2003年2月26日
■上海不動産市場、目に見えないバブル現象か■
   市民の不動産への投資熱は相変わらず熱い。今は大き目の物件より、ワンルームマンションなど独身の若者が住むマンションの人気があがっている。では上海の不動産市場はバブルか?この問題について上海市価格学会の専門家が指摘してる。やはりバブル現象は見受けられるようだ。まずは土地の価格上昇が行き過ぎている面を指摘している。数年前1ヘクタール30-40万元だった市区の地価が今は1ヘクタール70-80万元にまで急速に値上がりしている。また分譲中のマンションに関して、価格帯の不均一化が起こっている。つまり高額物件が過剰になりすぎている一方で、リーズナブルな価格の物件の供給量が不足している。以前は住環境の改善のために住宅を購入する人が多かったが、最近では、2軒目、3軒目など投機目的で購入するケースが増えているという。その意味ではバブルの危険性を十分にはらんでいるというわけだ。 
2003年2月26日
■植物園、世紀公園などで梅の季節■
   春節を過ぎると、いよいよ春の到来だ。気温も以前ほど冷え込まなくなり、上海でもいよいよ梅の季節がやってきた。特に世紀公園では今週あたりが梅の見ごろとのことだ。上海浦東に位置するこの公園は今年は1500株の梅が展示されている。これらの梅は数十年と愛好家らに育てられたものが一同に集められ、さらに専門家により丹精に育て上げられているという。出展されている梅の品種は40種類にのぼりそれぞれ違った時期に、違った趣の花を楽しませてくれる。 
2003年2月26日
■上海、今週末は雨の模様■
   今日26日からまた雨が本格的に降ってきた上海だが、上海市中心気象台の発表によると、今日から週末にかけては曇りもしくは雨のぐずついた天気の模様。低気圧の影響で天気は望めないものの、最低気温は8-13℃とまずまず、最高気温は幾分さがる見込み。 
2003年2月25日
■過去50年で最年少上海市長、韓正氏■
   上海市第12回人大において新しい市長が選出された。1998年に副市長に抜擢されてから、5年で市長に選ばれた過去50年間で最も若い40代の市長の誕生である。韓正氏は1954年生まれ、浙江省出身。経済学修士で高級経済師を取得している。39歳で盧湾区区長に選ばれ、とくに淮海路の整備、改造計画には韓正氏の意見が多く取り入れられている。上海でその地位を不動のものにしている「新天地」建設計画に関しても彼の貢献は大きい。副市長としては上海市の都市建設にかかわる部門を担当してきた。当時副市長に選ばれたとき、筆者も他の副市長と比べると非常に若い人選だな、というイメージを持ったことを記憶している。環境管理、都市計画、交通行政などは韓正氏が担当してきた分野だ。今後新しい体制で上海市がどう変わるか、楽しみである。
2003年2月25日
■大学生もサイドビジネス?!■
   学校付近で商店を開いたりする大学生は少なくない。たとえば大学付近にレストランがなければレストランを自分で作ってしまったり、喫茶店を始めたり、文房具や衣類の商売を始めたりなど学生たちは頭を働かせながらビジネスを始めている。上海体育学院の本科生の張さん、大の四川料理好き、しかし大学の付近に四川料理のレストランが無い。だったら自分で始めようということで、友人たち数人と店を始めた。彼らの起業の特徴はまず数人がお互いに投資しながら、しかも親戚などの力をかりながらやっているという点。そして金儲けと同時に社会の実体験を通じで、現実の厳しさを学習したいという意欲的な人も少なくない。 
2003年2月25日
■人気のある地下鉄の「広告雑誌」■
   日本では私鉄やJRなど駅で沿線情報や買い物情報を流す情報誌がよく無料で配布されているが、じつは上海の地下鉄にも存在する。これがなかなかの人気で、手に入りにくい。今年春から上海地下鉄で発行されている広告雑誌、「下一站」は上海華雄広告公司が編集しているが、発行部数が18万部、発行時にはガードマンを置く必要があるほどの人気だ。月収が2000-3000元クラスの若いホワイトカラーを対象にしたこの雑誌には上海の最新のトレンドや買い物情報、レストラン情報などを載せている。



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