2003年10月31日
■王菲ことフェイウオンの新曲が放送禁止に■
王菲の新しいアルバム「将愛」のなかの1曲「仮愛之名」にある歌詞が青少年によくない影響をもたらすとして、中国の関係機関の指導により中国国内では収録されないことになった。問題となったのは歌詞のなかにある「鴉片」の2文字で、この楽曲は中国国内では放送も禁止された。この新しいアルバムは11月7日にアジアで同時に発売されることになっていたが、中国国内ではどういう形で発売されるかは微妙な状況だ。
2003年10月31日
■男性、スーツを着る人が増加■
一昔前、テレビなどで上海市の政府の役人などのファッションを見ていても、ネクタイを締めているひとは殆ど皆無に等しく、街を見てもネクタイや背広を着て出勤しているひとはまだまだまばらだった。ブランド名が書かれたタグを袖口につけて歩いている人も良く見かけたものだ。ところが最近では、サラリーマンを中心にスーツを着ているひとが圧倒的に増えてきている。ある調査機関のデーターによると、上海、北京、広東など主要都市の男性1428人を対象に調べたところ、20-45歳のうち64.3%がよくスーツを着るという答えが返ってきた。スーツを購入する場所は、デパートや専門店が中心で、選ぶときの基準はまずブランドを重視するという答えが多かった。
2003年10月31日
■YAKLUTとYAKUDO,商標問題■
10月30日の青年報の報道によると、29日午後、ヤクルトを生産している株式会社ヤクルト本社(中国名:益力多)と台湾養楽多股份有限公司は商標を侵したということで、養楽多食品(中国)有限公司(略称:中国養楽多)を上海市第一中級人民院に訴え、30万元の損害を要求した。起訴状によると、養楽多・YAKLUT・益力多など9つの商標は、株式会社ヤクルト本社がもっており、2002年より商品の販売を中国で開始した。ところが2002年より中国養楽多は昆山に工場を建設、同じように乳酸菌飲料の生産と販売を行い、上海に事務所も設立した。こちらの商品名は「YAKUDO」「雅楽多」で、また2002年11月27日にはメデイアにも「早安養楽多」や「養楽多、来了」などの宣伝までも流していたとしている。中国養楽多側は、生産した製品は「雅楽多」であり、商標を侵していないとしている。中国語の発音では「雅楽多」は「YALEDUO」、「養楽多」は「YANGLEDUO」で発音が極めて似ている。
2003年10月31日
■ガス中毒、鳥の巣が原因■
10月始め、閔行区新梅花苑でガス中毒が発生し、若い夫婦が死亡した。4階にいる階下の人が水漏れに気づき、5階にいったところ、浴室の水は流れたままで、夫婦二人ともに一酸化中毒で死亡していた。原因は湯沸かし器の排気口に鳥の巣があり、排気が十分に行なわれなかったことによるようだ。とくに郊外の住宅地は鳥も多く生息しており、また家の構造上、排気口の距離が長すぎたりすると容易に異物が侵入して、管を詰まらすことがある。毎年一酸化中毒で死亡する人が少なくない上海、十分に注意したい。
2003年10月29日
■高級ホテル、相変わらず人気■
秋になり、上海市内で行なわれる会議や展覧会が真っ盛りだ。そのため、市内各地の4星、5星クラスの高級ホテルの稼働率が軒並み90%を越えて好調だ。とくにホテルが集まっている虹橋地区では、予約を取るのも難しい高級ホテルもでている。虹橋開発区でも世界貿易商城などの展覧会場などは毎日のように行事が行なわれており、その関係でホテルの稼働率も好調のようだ。SARSの時は閑古鳥が鳴いていた上海のホテル業界だが、ここのところ好調のようだ。
2003年10月29日
■安心して食べられる野菜を生産■
上海市でも直接生でも安心して食用できる野菜の生産基地が作られた。奉賢現代農業園区では、これら安全な野菜の生産を行っている。そのなかで、たとえば上海青長蔬菜有限公司では、野菜を栄養分の含んだ水に栽培し、コンピューターで管理された密閉された温室の環境で、害虫もつかないため、農薬も使わず野菜を栽培する試みが行なわれている。このため年中収穫が出来るが、ただ電気代の関係で、コストは割高で上海市内のホテルなどに提供するレタスなどは500gで7元前後の値段がつく。
2003年10月29日
■空気が乾燥しています。風邪をひかないように■
上海ではここ数日天気がいい日が続いている。また昼間の気温も高く、10月27日には29.7度の高温も記録した。上海市中心気象台によると、今月は15日以来、雨が降っておらず、日によっては湿度が20%しかない日もある。人体は湿度50-60%が適切とされているが、最近は気温の変化が激しく、乾燥しているため、市内の病院では風邪をひいた患者の数が増えているという。日ごろから水分をしっかりととって、果物・野菜の摂取に心がけたい。
2003年10月29日
■上海蟹の購入に関して消費者協会が注意■
蟹の季節だ。上海蟹の大きなものは上海でも結構な値段がつくため、売るほうも必死だ。10月28日には上海市消費者協会が第24号の消費者に対する注意を出した。まず、レストランで蟹を食べるとき、自分で蟹を選んだものの、調理をするときに違う蟹に置き換えて調理をするレストランがあるようだ。また市場で蟹を売るときに、蟹に大きな縄をつけて縛り、重さを稼ぐという方法。法律では商品を売るときに、箱の重さまでも重量に加えることは禁止されている。また秤に余計なものを載せて、重さを稼ぐところもある。上海蟹は値段が値段だけに、少しの重さの違いで暴利をむさぼられる可能性もある。注意したい。
2003年10月29日
■2号線のプラズマテレビ、共用開始■
1号線ではすっかりおなじみになったプラットホームのプラズマテレビだが、2号線にも設置された。今回設置されたのは42型のプラズマテレビ155台と2号線の列車には765台の17インチ液晶デイスプレだ。それぞれ停車駅の案内や、列車案内のほか、広告なども放送されている。利用者が多いだけあって、広告などは注目されている。上海市内では路線バスにも1台から2台の液晶テレビが設置され、ニュースや天気予報のほかスポーツや音楽などのテレビ番組が放映されている。
2003年10月29日
■上海のリニア、来年早々にも正式開業■
現在試運転が続けられている浦東国際空港と龍陽路を結ぶ磁浮列車(リニア)は、11月、12月も週末を中心に運転されることになった。まだまだ本数は少ないが、リニアを利用して空港に行ったり、市内に戻ってきたりする人が全利用者の4分の1ぐらいにまで増えてきており、交通機関としての役割を担うようになってきた。11月1日、2日は空港行きでは9:00から17:20まで、空港発では9:23から17:43まで運行される。運行本数は23本。来年早々には毎日運転されることになっており、10分間隔で正式開業することになる。現在運賃は片道75元、いよいよ空港までの時間が大幅に短縮されることになる。
2003年10月29日
■道路交通安全法が制定される■
10月28日の全国人大常委会にて道路交通安全法が制定され、いくつかの規定が定められた。いくつか挙げてみると、高速道路での走行は、最高時速が120キロに厳しく制限される。また公の公用車を私用した場合や、ナンバーを故意に隠した場合は200元の罰金、また交通事故を起こした場合、当事者が逃げると一生運転できなくなる。1999年8月に、歩行者が交通違反をして車にはねられた場合、車に責任が課されない規定は、今回の法律により、車にも責任があることに改定されている。ただ、歩行者にも過失がある場合は、車の責任も軽減される処置が取られている。
2003年10月28日
■磁浮列車(リニア)で故障、乗客が一時閉じ込められる■
10月25日の正午ごろ、リニアが浦東国際空港の駅に進入中、急停車し、しばらくして動き出したが、ホームに停車後10分ほどドアが開かなくなるトラブルが発生した。関係者の話によると、コンピューターの故障で、列車のドアとホームのドアが正確に一致せずに停車したのが原因で、手動に切り替えて対処したという。現在リニアは試運転の段階で、システムの更新の最中だという。
2003年10月28日
■自動車のナンバープレート、さらに値下がり■
2003年の第十期の個人用、私企業用の乗用車のナンバープレートの入札が行われた。今回は実名制の入札になり、代理ビジネスなどで投機目的でナンバープレートの購入を締め出した形で行われた。その結果9月の平均価格38728元から4000元近く値下がりし、34842元になった。最低価格は32800元。入札に参加した人は9383人でほぼ2人に1人が入札に成功する割合だ。
2003年10月28日
■上海松江に増える日本企業■
松江区に進出する企業が増えてきている。「北には大連、南には松江」と呼ばれるぐらい日本企業が増えてきている。現在松江に進出している日系企業の数は418社、総投資額は19.6米ドルになっている。今年の1月から9月だけでも新たに46の企業が進出してきた。また大企業も少なくない。世界500強に挙げられている企業のうち46が松江に進出、そのうち日中合資の企業が28社ある。
2003年10月26日
■SARS予防に大皿をつつくことを禁止に■
SARSで騒がれたころ、衛生上問題があるとして、上海に来る団体旅行客の食事に関しては、1人ワンセットの料理を提供し、いわゆる中華料理食べるときこちらで多い各々の箸で大皿をつつくことを禁止にていた。団体旅行の場合、多くの地方から人々が集まってくるため、大皿で各々が箸をつつく食べ方は、伝染病予防の観点からも思わしくなかった。そこで、上海市旅遊事業管理委員会では、関係部門と協力して、おかずを取るときの箸やスープなどをとる蓮華などは、みんなで使うものと、個人で使うものを分けることなどを法制化する準備を行っている。法制化することによって、さらに徹底させる。
2003年10月26日
■外灘を世界文化遺産へ、準備が進む■
上海市のバンドの洋館建築群を世界文化遺産へ登録するための準備が、黄浦区の専門家たちによって進められている。ただ外灘という地名が、上海地区に多く残り、どこまでを外灘として世界文化遺産として登録するのか、その選定に苦労しているという。バンドは正確には、黄浦公園から金陵東路、河南路、黄浦江に囲まれた南北に1.5キロの距離の地区を指す。ただ、外灘という地名は、その知名度から頻繁に使われ、世界文化遺産へ登録する際の障害にもなりうるという。
2003年10月26日
■宋美齢がアメリカで死去、106歳■
新華社通信が10月24日に伝えたところによると、宋美齢女史がアメリカ時間で23日23時17分、北京時間で24日11時17分、ニューヨークのマンハッタンで106歳で死去した。宋美齢女史は1897年3月に上海生まれ、アメリカにわたり大学を卒業後、1917年に上海にもどり、1927年に蒋介石と結婚し、1975年に蒋介石が亡くなった後、アメリカに戻っていた。宋美齢女史は中国近代史において影響力の大きかった人物で、24日には中国政協主席の賈慶林が談話と弔文を発表している。遺体は上海に戻された後、簡単な追悼式が行われ、蒋介石が眠っている大渓慈湖に合奏される。宋美齢女史は30歳で結婚後、上海市内の東平路9号の洋館に住んでいた。現代でもその建物は残っており、当時の面影を偲ぶことができる。ご冥福をお祈り申しあげます。
2003年10月23日
■地下鉄沿線の中古物件、価格上昇■
上海二手房指数オフィスがまとめた2003年9月における上海の中古物件の価格上昇は全体では1.8%、とくに地下鉄1号線や高架道路の整備が進んだ莘庄地区の伸びが大きかった。莘庄の地下鉄沿線地区の中古物件の価格は、8月の1平方メートルあたり4229元から4486元で6.1%と伸び率が一番大きかった。9月では閔行区、徐匯区、、長寧区の中古物件の価格上昇約3%、龍華、天山、仙霞では4.5%の伸び率になった。
2003年10月23日
■上海の共通交通カード、蘇州でも使用可能に■
蘇州でも路線バスに共通交通カードが導入されたのと同時に、11月1日より上海の共通交通カードのICカードが蘇州で使えるようになる。ただし、蘇州のカードはしばらく上海では使えない。すでに上海市内では800万枚のカードが使われており、単なるバス、地下鉄の運賃の支払いのほかにも買い物時のデスカウントやマンションのロックなどにも応用しているところもある。今後このネットワークは上海以外の地域でも広がる見込みで、蘇州、無鍚、南京、常州、南通、揚州、寧波、杭州、昆山など長江デルタ地帯に広がっていく予定。
2003年10月23日
■上海交通戦争、毎日4.7人が死亡■
渋滞と交通ルール違反の絶えることのない上海で、市交巡警総隊が9月分の交通事故死亡者の数値を発表した。この中で、9月に上海で起こった交通事故件数は4467件で、141人が死亡している。1日平均にすると4.7人が交通事故で死亡していることになる。特に去年の同時期と比較しても8.9%の増加、死者数でも14.6%も増加している。自動車事故の大部分は車間距離をとらずに無理な運転をしている場合が多く、自転車の無理な横断も事故を引き起こしている。また飲酒運転も少なくない。9月、飲酒運転で拘留されたドライバーは33人、無免許運転で捕まった人も75人にのぼる。
2003年10月23日
■襄陽路のテナント料初めて上げ幅が低調■
上海有数の衣類や雑貨の市場である襄陽路服飾礼品市場が今年11月1日に契約更新の時期を迎えている。今まで3年連続で10%近い伸びを示していたこの市場のテナント料も、今年は低調で、平均で6%前後の伸びに落ち着きそうだ。2003年はSARSに続き、夏は酷暑により、今ひとつ襄陽路は盛り上がらなかったようだ。この市場は上海国際商城発展有限公司が管轄し、2000年11月に華亭路から移転してきた。その当時、17平方メートルのテナントの料金が7000元、これに又貸しなどの要素が加わって、最終的には月2万元ほどのテナント料になっていた。一部専門家では、上海の一部地域でのテナント料はすでに高止まりの感があり、徐家匯地区のテナント料も今後下がる傾向に出るのではないか、と予想している。
2003年10月23日
■上海、2両連結路線バスが消滅へ■
80年代、90年代に上海に来たことがる人なら、必ず目にした2両連結型の路線バス。いよいよ全車が廃車になることになった。2両連結バスの上海での歴史は古く、60年代に登場していた。1962年には160台が投入され、最盛期の1992年には4982台が市内を走っていた。猛烈な通勤ラッシュ問題を抱える当時の上海にとって、この2両連結バスは救世主だった。その後、空調バス、2階建てバスの増備が進み、連結バスは空前のともし火になっている。現在1台80万元する高級路線バスも1000台をこえ、世代交代の波は早い。現在市内で走っている2両連結のバスはたった8台、もし街で見かけたら、写真にでも収める価値がありそうだ。
2003年10月23日
■東方航空、出発45分前に搭乗手続き終了■
中国東方航空では、定刻の出発時間に出発できるように、一部規定を改定した。10月26日より、浦東国際空港を出発する国際線(コードシェア便を含む。)及び香港線の便に関して、もともと出発30分前に搭乗手続きを終了していたのを、45分前にし、出発15分前には飛行機の出入り口を閉めることになった。そのため東方航空では浦東国際空港を利用する場合は、出発の2時間30分間には空港に着くように乗客に呼びかけている。
2003年10月23日
■インフルエンザワクチン、一部病院で品不足■
例年より市民のインフルエンザの予防接種への意識が高く、一部の病院ではワクチン不足の事態が起こっている。市中心部にある徐匯区中心医院では、9月6日より予防接種を行い、すでに1100人が接種したが、先週あたりから品不足のため、10日間にわたって接種が出来ないでいる。このような状態の病院は上海市内でも少なくない。上海市内の製薬会社では去年の2倍のペースで生産しているものの、追いつかないでいる。また今年は企業がまとめてワクチンを購入ケースがあり、一度に千近いワクチンを購入してしまう場合もあるという。
2003年10月22日
■増える空調バス、全体の3割に■
上海のバスは年々更新スピードが上がり、すっかり快適に変化してきた。9月末までに上海市内で運営されている路線バス1.8万台のうち空調つき車両は5669台になり、全体の3割を突破した。空調バスだけでみれば去年より1637台も増えた。現在上海市内には952路線のバスが運営されており、去年よりも4路線増加している。その中で通常のバス路線は545路線、また比較的遠距離を結ぶ「専線」は407路線になっている。
2003年10月22日
■11月より地下鉄3号線の料金改定■
11月1日より地下鉄3号線で自動改札機が導入されることになり、切符が磁気カードに変更されることになる。ただ1号線、2号線と3号線との連絡切符はまだ発行されない。これにともない料金体系が今までの駅数から計算する方法から、距離によって計算する方法に変更されるため、料金が改定される見込み。それによれば6キロ以内なら2元、6キロから16キロなら3元、16キロ以上なら6キロ増加するにしたがって1元追加されるという計算。また10元、20元、50元札対応の自動券売機も導入される。
2003年10月22日
■中国のコンピューター8割がウイルス感染?!■
中国の公安部公共信息網絡安全監察局が発表した2003年の全国のコンピューターのウイルス感染率は85.75%にのぼるという調査結果を発表した。公安局では今年の4月から10月にかけて全国のコンピューターのウイルス感染状況を調査し、とくにインターネットを通じてEメールなどからの感染やサイトを見たことによる感染が大幅に増加している。またハッカーによるサーバーのトラブルも増加傾向にある。2002年と比較すると、感染したコンピューターの数は1.59%の増加。それによってユーザーがうけた損失も64.75%と楽観できない。筆者の中国人の友人にもウイルスソフトまで海賊版を使っているかなり人もおりこれらも原因の一つだろう。中国から来るメール、とくに添付ファイルを開くときには慎重に対処したい。
2003年10月22日
■高架道路にも交通情報登場■
上海の高架道路にもついに電光掲示板式の交通情報が登場する。いままで交通渋滞や事故があっても高架道路にのってからでは、情報を知ることが難しかった。高架道路にのってから、渋滞に遭って後悔することもたびたびあった。今回上海市科委は1200万元を投資して、高架道路の交通情報のシステム化を行い、電光掲示板を利用することによって、交通渋滞を緩和させようという目的。すでに3つの主要な橋や、トンネルなどにはカメラも設置され、試験が行われている。
2003年10月22日
■9月の上海での輸入車、日本がトップ■
上海外高橋汽車市場の発表したところによると、9月分の輸入車の台数は、単独月では過去最高を記録し、1355台となった。これは前月と較べると30.8%の増加になる。そのなかで日本車が健闘している。9月の日本車の輸入台数は569台で全体の42%を占め、2位はドイツの490台、続いて韓国の87台と続く。
2003年10月22日
■上海ー北京間の鉄道をさらに増発■
北京ー上海間はドル箱路線の一つで、新型車両が絶えず投入されている。19日からはさらにT135とT136列車が開通し、18時から20時の間に5本の特快列車が走るようになった。この新しく増発した列車は、フランスとの共同開発で作られた車両で、全列車がグリーン車に相当する軟座と軟臥の車両で12両編成、4人用の個室も設定されている。また座席車は全席が進行方向を向いており、足置きや読書灯、机などが設置されている。T135/T136列車の途中の停車駅は2駅のみで、価格は寝台の下段で片道499元、座席車で283元。
2003年10月22日
■上海のコンビニに台湾の弁当チエーン進出■
今年に入ってコンビニの増加傾向は一段落し、各社も中身の充実に力を入れてきている。その中で、台湾のセブンイレブン3500店に出店している「御弁当」ブランドが上海のコンビニに進出することになった。上海では「哈弁当」とし、2億元を投資して工場を閔行区に設立した。進出するコンビニは上海良友、可的、喜士多など。投入される食品は、冷麺、ラーメン、弁当、寿司、ハンバーグなどのほか最近上海で流行っているミニ火鍋などもある。コンビニ弁当はローソンなどが手がけているが、他のコンビにではまだ本格的に行っているところはそう多くない。
2003年10月22日
■滬閔高架道路が貫通■
上海の莘(Xin)庄などの西部開発地区から中心部へ結ぶ高架道路、滬閔高架道路5.2キロが貫通し、下を走っている滬閔路の車線規制も12月にはなくなる見込み。地面も6車線に回復する。工事期間中は車線規制が続き、朝夕の渋滞が激しかった。なおこの高架道路は上海体育場付近から6車線で報春路を越えて、地面に降りてくる。
2003年10月21日
■上海、多い老人の孤独感■
老人たちのコミュニテイーがあり、家族でわいわい円満に過ごしているように見える上海のお年寄りだが、高齢化が進むにつれて、厳しくなってきているようだ。上海市統計局が市内の1000人の65歳以上の人々を対象に生活状況について調査したところ、5.7%の人が非常に孤独感を感じており、42.4%のたまに孤独感を感じるひととあわせると、半数近い人々が孤独感を感じているようだ。特に自分の子供たちとの交流をよくすると答えた人は16.4%にすぎない。また17%の人々が老人ホームなどの施設に入りたいと希望している。特に年齢が若いほどその傾向が強いという。老人ホームに関して負担できる価格帯は月に500−1000元が最も多い。現在上海では老人ホームのような施設は467あり、ベッド数は3.49万床、まだまだすくなく老人人口の1.8%にすぎない。
2003年10月19日
■中国の鉄道、一国のみの技術を採用せず■
新華社通信が10月11日に中国鉄道部の関係部門責任者の発言として伝えたところによると、中国国内の鉄道のネットワークを発展させるために、国外の先進技術を導入するものの、一国の技術だけを独占的にすべて導入することはなく、中国国内の国情にあった最新でかつ経済的な技術を世界各国から導入する方針であることを明らかにした。これは世界の最高の技術を導入することにより、今まで先進国が経験してきた長い過程を飛び越えて、経験有る技術を迅速に導入して、国際水準にあわすというもの。この発言は北京ー上海間の高速鉄道建設に関して、その方針を少なからず反映したものであると考えられる。
2003年10月19日
■中国、1.2億人が栄養不良■
10月16日は世界食料デー、1945年10月16日に国連食糧農業機関(FAO - Food and Agriculture Organization)が設立されたことを記念する日だ。中国農業部部長張宝文は記念大会で、中国の農業は貧困と人口増加の問題に直面しており、土地資源と水の不足、砂漠化など深刻な現実を報告した。その中で、中国の人口13億人のうち、1.2億人は栄養不良の状態にあり、農村の貧困人口は2002年には2820万人にまで減少したものの、まだまだ食料の安定供給には課題が多いという厳しい現実を伝えた。
2003年10月19日
■ソフトウエアの著作権、ACCS上海事務所が設立■
社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の上海事務所が10月14日に開設された。日本のソフトウエア関連企業が中国市場に積極的に参入するための布石ともなるこのACCS上海事務所の設立は、海賊版がまだまだ多い上海で威力を発揮できるか、地元のメデイアでも取り上げられている。こちらのメデイアの発表ではACCS上海事務所の設立の背景には、10月下旬にも日本の大手ゲームソフトウエアメーカーがそれぞれゲームソフトの発売などを計画しているためで、任天堂も10月中旬にも人民元500元以下の家庭用ゲーム機の発売を発表、ソニーも10月下旬にもPS2の発売を計画していることが言われている。今後,上海市政府の産権局などと協力して、海賊版対策に本格的に乗り出す。
2003年10月19日
■淮海路に新型高級路線バスを投入■
淮海路を走る911路路線バスは、2階建てで運行されているが、2階部分の天井の低さや、エアコンの効きの悪さなどが原因で、陳腐化が目立っていた。そこで今月内にでも車両を更新することになった。新しい車両も2階建て式で、価格は100万元相当、中国国内でももっとも高価な2階建て路線バスになる。エンジンはアメリカのカミンズ製、エアコンは香港、シンガポールなどでも採用されている日本のデンソーの大型バス用のエアコンを採用し、酷暑のときの蒸し暑さを解消するのに一役買いそう。911路は虹橋地区から淮海路を抜けて豫園なども近い老西門へ出る路線で、利用者もおおい。
2003年10月19日
■上海ー日本間の航空管制を強化■
日本と上海を結ぶ路線が過密状態になり、従来の管制状態に支障をきたしていたため、10月16日より新しい方式を導入している。とくに過密が著しい上海ー福岡間では同一高度による飛行をもともとの10分間隔の飛行から、5分間隔にまでつめることが可能になった。その結果30%の増便が可能という。民航華東空管局によると、現在の飛行機の遅れの原因の多くは、日中間の管制システムが追いつかなかったことによるもので、システムの更新を行ったことにより、今後遅れを解消するだけでなく、増発も見込まれるという。
2003年10月18日
■渡し船にも空調タイプを増発■
浦西と浦東を結ぶ渡し船は今でも市民の大切な足になっている。今月20日より、東昌路とバンドの南側にある金陵東路を結ぶ航路で空調つきに船を大幅に増発する。今月19日より投入された後、市民からの評判も校長で、空調型と普通型の交互の運転により、もともとの1日52便から一気に107便に増加する。
2003年10月18日
■徐家匯などで3G携帯電話の試験開始■
10月17日より上海市内の徐家匯、金橋、張江、漕渓路、田林、新華路5箇所などで3G携帯電話の試験が始まった。すでにテレビ電話やテレビ番組を携帯電話で見ることには成功している。3G携帯が実用化されると、通信速度は380Kb/秒になり、現在のGPRSの40-50Kb/s程度の速度と比べると格段の速さになる。中国で採用が予定されているのはTD−SCDMAという基準だが、まだ世界的に実用化されているところはないため、いつ本格的に採用されるかは未定。関係者の話では来年中ごろ以降になりそうだ。
2003年10月11日
■上海製乗用車の売り上げ今年も中国1位■
上海市の統計局によると、今年の上海で製造された乗用車の売り上げは26.93万台で、今年も全国1位になった。しかし全体的には上海のシエアは年々減少傾向にあり、楽観できないとしている。今年上半期の中国全土における乗用車の生産は90.34万台で、去年と比較すると2倍以上の伸びになっている。上海全体の産業に対する自動車産業の貢献度も大きい。しかしシェアからみると2001年の39.4%から今年上半期の30.4%と年々シェアを落としており、国内市場の競争の激化が見られる。今年下半期には30種類にもおよぶ低価格帯の乗用車が発売されることになっており、サンタナなど上海ブランドは苦戦が強いられるのは必死だ。
2003年10月11日
■小姐が酒に酔って黄浦江ダイブ■
10月10日の夜9時20分ごろ、 一人の若い女性が金陵東路付近の外灘の欄干を飛び越えて、黄浦江に飛び込み、水上公安に救助される騒ぎがあった。20歳過ぎのこの女性、8日ごろからバンドを徘徊しており、携帯電話をかけながら、泣き叫んだりしていたところを目撃されていた。その後10日の夜に泥酔状態で外灘に現れ、そのまま黄浦江に飛び込んだという。幸い女性の命には別状はなかった。
2003年10月11日
■上海人の一人当たりの平均居住面積が13平方メートルに■
上海市内の住宅環境整備は市政府の懸案でもあり、ここ数年間で大きな変化を見せた分野でもある。90年代にはいって3800万平方メートルの旧市街地の改造を実施し、85万人もの市民の住環境の改善を行った。その中には、今にも壊れそうな危険な住宅の取り壊しなども含まれている。また今世紀に入って800万平方メートル、約10万人の市民の住環境の改善を実施し、多くの旧市街の市民が郊外の住宅地に移った。その結果以前は平均建築面積が35万平方メートルに過ぎなかった住宅も60平方メートルに増加、一人当たりの居住面積も4平方メートルから13平方メートルと大きく改善された。ただ新開発に伴う立ち退きなど、毎回住民との問題も少なくなく、課題も多い。
2003年10月11日
■来週の週間天気予報■
10月13日からの上海中心気象台の発表した週間天気予報。今週末は天気がさえず、曇りがちの日が多かったが、気温は上昇、最高気温は27℃を超えるところもあった。ただ明日日曜日からシベリアから比較的つよい寒気が南下してくるため、気温が一気に下がる見込み。そのため、風が強くなり、雨も降りやすくなる。13日は特に気温の低下が著しく、8℃ほど下がる見込み。週の半ばには最高気温は下がり12℃前後になる見込み。その後高気圧の支配下にはいるが、朝夕の気温差は大きい見込み。
2003年10月10日
■SARS再発防止に上海市も全力投球■
10月9日午後に中国全国SARS予防工作テレビ会議が行われ、上海市の韓正市長はSARS予防に関して、上海市の対策を討論した。また6月下旬から9月中旬にかけて中国全国では4552万人に及ぶ入国者、出国者の健康申告と、体温検査を行っているが、その中で発熱した人は6900人、さらに290人が病院で更なる検査を行った。またWHOではこれから気温の下がる11月からSARS再発の可能性があるとして、注意を呼びかけている。
2003年10月10日
■デジタルカメラ、売り上げ伸ばす■
今回の10月の大型連休では、デジタルカメラを片手に旅行している中国人の姿をよく見る。有る店では日ごろ1日に3、4台も売れたらいいデジタルカメラは、連休前ぐらいから急に売り上げが伸び、日によっては15台、売り上げにして4-5万元を売りさばくこともあったという。今上海では300万画素前後のデジタルカメラで2000元ぐらいまで値段が下落し、市民にとっても手の出る価格になってきた。またソニーやニコン、キャノンなどブランド品と呼ばれているメーカーの売り上げも伸びている。
2003年10月10日
■大学一年生、将来は?■
大学生活が9月から始まり、かれこれ1ヶ月、復旦大学の青年研究中心が新入生の心理状態について研究調査を行い、ストレスが予想以上に大きいことが明らかになった。1年生の多くはまだ将来の進路も漠然としており、また厳しい就職事情に頭を悩ませている姿が浮き彫りになっている。この中で、卒業後海外留学を目指す学生は30.7%、また大学院に進みたいとする学生は38.8%、就職したいとする人は9.2%に過ぎないという。大学卒業後に就職を考えている学生は、入学時では極端に低い結果となっている。高学歴化に拍車がかかっている実態だ。また留学することによって、キャリアアップが可能という考え方も多い。一方で、大学受験のストレスから開放されたとはいえ、なれない大学生活と勉強方法にストレスを感じてる学生も少なくない。中国の大学はかなりハードなのだ。
2003年10月10日
■上海の一人っ子政策に変化■
1993年より行われている一人っ子政策で、人口の増大は抑えられているものの、今度は高齢化の問題で頭を抱えている市政府はさらに一人っ子政策の緩和政策を行った。今回、改訂されたのはいままで2人目の子供を許される条件にある夫妻が2人目を生むとき、4年の間隔を義務付けていたが、これが取り消された。また2人とも一人っ子である場合は、2人目を出産してもよい。また再婚の場合の規定も緩和されている。再婚前に子供をそれぞれ1人持っている一人っ子の夫妻は、再婚後1人の子供を持つことができる。また再婚前に、一方が子供を持っておらず、もう一方が1人ももしくは2人の子供を持ってる場合、再婚後一人の子供を出産が可能だ。このように再婚者にも子供がもてるような処置が取られるようになった。
2003年10月10日
■広州本田がアコード6万台をリコール■
リコールに関する法律がまだ成立していない中国で、広州本田がリコールに乗り出し、注目を集めている。今回リコールの対象になったのは2003年1月15日から9月4日までに生産された新型アコード57724台。10月8日から上海では7箇所の特約サービスセンターで対応している。中国でも今年年末までにも自動車のリコールなどに関する法律を制定する予定で、すでに多くの企業では準備に取りかかっている。
2003年10月10日
■古いアパートのベランダの柵が落下■
宝山区にある1976年築のアパートの4階でベランダまわりを囲っていた柵が落下する事故があった。幸いけが人はなかった模様。中国の大部分のアパートではベランダの柵を閉鎖して、部屋にしているところも多いが、どうやら強度に問題があるようだ。上海建築工程安全質量監督部の話では、最近の[商品房」とよばれるアパート、マンションは法的規制にのって、使用説明などの義務が行われているが、1985年以前の古いアパートに関しては、検査や使用説明に関しての詳しい規定がなかったため、問題が多いようだ。とくにベランダの使用に関して、部屋に改造するようなことはしないようにと専門家は言っている。
2003年10月10日
■上海浮磁列車、75元の片道チケット試験的に発売■
10月連休中は大好評だった上海リニアだが、今月は11日、12日、18日、19日、25日、26日と6日間にわたって週末に試運転を続けることになった。今回の試運転の特徴は片道75元、150元のチケットを販売したことだ。これで、浦東国際空港で下車することが出来るようになった。龍陽路から浦東国際空港までは9:20から17:20まで運行され、ほぼ20分間隔。帰りは9:43から17:43まで、こちらも20分間隔。この区間の所要時間は8分、タクシーだた90元ほどかかるみられ、所要時間は30分、バスなら12元で行くが、所要時間は45分かかる。また今回は初のリニア同士のすれ違いが実現する。
2003年10月07日
■ポルシェに持ち主が決まる■
3年前に税関で見つかり、没収されたポルシェ911がオークションにかけられ、79万元で落札された。上海でも珍しい唯一のタイプで、上海市内の光大会展中心で65万元からスタート、結果4人の落札合戦になり、結局上海人の中年女性が落札した。実はこの車、長い間中山北路にある倉庫に眠っていた。2000年からオークション出品の話があったが、電子ロックが解除できず、上海市内の自動車修理工場や上海VWの技術者が知恵をしぼって今年9月にやっと解除に成功した。とはいっても3年間倉庫に眠っていたため、実際に街を走るにはもう少し整備が必要のようだ。
2003年10月07日
■肌寒さも一段落■
上海中心気象台によると、10月2日から5日連続で最高気温が22度を下回り、6日の最高気温は20.9℃を記録し、上海もついに本格的に秋に突入した。こちらの規定では5日以上最高気温が22度を下回れば、秋になったとしている。ただ今日から、寒気の力が若干弱まるため、最高気温はまた27-28℃前後に戻りそう。肌寒さから開放され、すごしよい江南の秋を満喫できるかも。
2003年10月07日
■あなたの会社の空調、大丈夫ですか?■
上海市では近代的な高層ビルが増えてきて、空調もセントラル式のものが増加しつつある。上海市のあるビルで、セントラル方式のエアコンを大掃除したところ、ネズミや昆虫の死骸、ホコリなど2tにおよぶゴミが出てきたという。上海市疾病コントロールセンターの話によると、上海に3000あるといわれているビルのうち定期的のセントラル式エアコンのフイルターを清掃しているところは15%に過ぎないという。先日もある海外の企業が上海、北京、深センの3箇所にある商用建築のセントラル式のエアコンを抜き打ち検査したところ、9割の建物でフィルターが国際基準を満たしていなかったという。上海の空気は年々改善の様子を見せているが、ビルの中はまだまだのようんだ。
2003年10月07日
■上海旅行フェステイバルが閉幕■
10月6日夜、世紀公園で2万人の観衆の下、今回のフェステイバルのフィナーレにあたる「第四回上海国際音楽花火祭、ドイツ編」が行われ、一連の上海旅行フェステイバルが終了した。閉会式では上海市副市長が閉会を宣言し、24日間の行事が終了した。今回の期間中、約700万人の人々が訪れた。上海旅行フェステイバルは今回で14年目、世界各国からさまざまな演出が行われた。
2003年10月05日
■上海でも電気製品のデスカウントストア■
中国国内で唯一の電気製品を専門にしたデスカウントストアが先月末に曹陽路にできた。上海西駅付近に位置する華聯家電曹陽路店は、3000種類の品揃えをもち在庫量は5万点、この店の特徴としてモデルチエンジ前の旧タイプを集めてきたり、傷物の商品や展示品だったものを安く売る。そのため低価格が実現し、1割引から9割引までの商品が揃っている。アフターサービスは特約の会社がサービスを行う仕組みだ。一般の電気店では手が出にくい中低所得者層をターゲットにしている。
2003年10月05日
■磁浮列車試乗者のべ7000人を越える■
磁浮列車(リニア)の利用者が7000人を突破、さらに試乗者が増えている。毎日2000枚近くのチケットが売り出されており、その数は日に日に増えているという。今回、国慶節の連休までに30000枚の前売り券を発売した。この枚数は列車の運行数の半分の座席数に及ぶ。また前回の試運転の時よりも編成数が長くなり、5両編成と6両編成で運行されている。毎日9:30から運行されており、21分に1本の割合で出発し、基本的に予約なしでも乗車が可能ということだ。
2003年10月05日
■大型スパー型ドラッグストアが市街地進出へ■
10月に入り、上海市内の内環状線以内においても大型ドラッグストアがオープンした。まず大連路には面積1000平方メートルを越えるデスカウント価格のドラッグストが進出した。上海では今まで、内環状線以内では中小の薬局が中心で、大型店の進出はなかった。この店では薬のほかに健康食品、健康機器、皮膚の手入れなどの商品も並べており、価格も安く設定されている。また店では老人を中心に健康かードの登録をしてもらい、一人暮らしの老人などを中心に医薬品を届けたり、健康相談にのったりするサービスを行っている。今後この形体の店を市内に5店舗開設する予定だ。
2003年10月05日
■中国の一人っ子政策第1代が就職■
中国で一人っ子政策がはじめて行われたのが1978年、1979年生まれの人たちだ。今では大学も卒業し、年齢は25歳前後にまで成長している。この世代は、ちょうど社会人になる年齢だ。この世代の人たちは全部で8000万人になる。実は今まで、これら一人っ子に対して、さまざまな批評がなされてきたが、全体的にはそう大きな違いはないと結論づけている。ただ、中国青少年研究中心が中国全国の12都市の3284人の一人っ子を調査した結果では、一人っ子は道徳的素質も良好で、趣味なども豊かであるが、創造性、独立性、勤労性や経済観念などに関しては劣るという結論を出している。
2003年10月05日
■「小霊通」いよいよ上海郊外で使用可能に■
9月28日より小霊通が運営を開始する。上海市民で、上海電信の固定電話加入者であれば78元を支払うだけで、携帯電話が手に入る仕組みだ。10月20日まで、このキャンペーンを行っている。この結果、上海電信と中国移動との携帯バトルが行われることになる。現在郊外で敷設されている小霊通はPHS方式、また今後市内で敷設されると見込まれている小霊通はCDMA方式となりそうだが、市内でのサービス開始はしばらく時間を要しそうだ。上海電信は最近の固定電話のサービスが飽和状態にあるため、移動電話市場にも乗りだしたい構えだ。
2003年10月05日
■3年間で10万人の高齢者にインターネット■
10月4日は重陽節、旧暦の9月9日。上海では16回目の敬老の日だ。上海市老齢委会、市科協会、市老年基金会が中心になって。今後3年間に上海市内の10万人の60歳以上の高齢者にインターネットが出来るようにする計画を実施する。このプログラムの中にはインターネットをするための基本的な技能のほか、ゲームやウエブ作成の活動、また電話を通じて気軽に質問に応じることが出来るなど総合的なサービスを行う。現在、上海市内では40万人以上の老人がインターネットの基礎知識をもっているとしているが、実際にインターネットをしているのは3,4万人に過ぎない。また中には経済的理由からパソコンを変えない高齢者もまだまだ多い。
2003年10月05日
■一戸建てなど高級住宅の建設に制限■
国土資源部が土地利用に関して管理を強める通知を出した。この中で、高価格な商品房とよばれるマンションの供給を厳しく制限し、一戸建ての建築を実質停止させるというもの。最近、中国全土での不動産ブームのなかで、需要と供給のバランスが崩れてきていることに警鐘を鳴らしたものだ。また新規開発に関しては、政府の元に集中的に管理をすることを主張し、まず一般的な庶民向けのマンションの建設を促す。また各地区によってその実態にあった開発をするように規制を加えていく方針。
2003年10月02日
■地下鉄が止まったら、乗車券をプレゼント■
最近トラブルが多い上海の地下鉄だが、10月1日よりもし事故や故障が発生した場合は、乗車券の払い戻しと同時に、お詫びの手紙と距離に関係なく1ヶ月以内の有効期限で使える乗車券片道分1枚を乗客に渡すことになった。現在の規定では、払い戻しの制度は明文化されているが、サービス向上のための処置。最近は地下鉄3号線で、列車がストップし、怒った乗客が下車を拒否し、公安が出て2時間後にやっと列車の回送が可能になったという事故があったばかり。
2003年10月02日
■糖尿病の発生率、上海が最高■
中国全国の中でも、上海での糖尿病の発生率が上昇傾向にあり、発病率に関しては全国一になっているという調査結果を発表した。上海長海医院内分泌科による調査によると、上海での発病率は15%におよび、特に深刻なのは子供の糖尿病患者の増加であるとしている。現在上海では子供の糖尿病の発病率は0.96/10万で、この割合が増加傾向にある。
2003年10月02日
■上海市、摩天楼建設を制限へ■
現在上海市内には18階建て以上の高層ビルが3000以上あるといわれている。高さ100メートルをこえる超高層ビルも100をこえ、これらが深刻な地盤沈下を起こしていることが指摘されている。とくに地盤沈下のひどい地区が金融地区で名高い陸家嘴地区で年平均3センチ沈んでいるという。また最近の地質調査では上海の地盤沈下の理由の一つに地下水のくみ上げもあるとし、これが全体の地盤沈下の7割を占めるという。また内環状線内の人口密度も著しく、東京の3倍、パリの1.74倍となっている。そのため政府はビルの高さを制限する方向で、調整をする見込みだ。
2003年10月02日
■10月1日、婚姻登録のピーク、渉外結婚第1号も■
毎年10月1日は上海各地でも結婚式がピークを迎えている。ただ今年は国務院が発表する『婚姻登記条例』がはじめて実施され、加えて5月のSARSの影響で、10月に延期にしたカップルも少なくない。この日だけで1533のカップルが婚姻登録をし、そのうち一番多い地区は浦東新区の218カップルになる。この日、外国人と中国人のカップルとなる渉外婚姻の0001号も登場、日本人男性と中国人女性のカップルがこれにあたり、上海市副市長からお祝いを受けた。
2003年10月02日
■10月1日国慶節、上海でも人民広場で国旗掲揚、市民集まる■
10月1日は中華人民共和国の54回目の国慶節だ。10月1日の朝6:30、上海市の人民政府のある人民公園では音楽も高らかに国旗が掲揚された。それを見守る市民は約500人ほど、大学生や「優秀な青年」と表彰された人たちも集まってきて、国旗の掲揚を見守った。この日は天気もよく、空は青空で気持ちよい朝で同時に「青春中国ー上海青少年国慶昇旗儀式」が行われた。
2003年10月02日
■10月5日、金茂大厦で落下傘演技■
10月5日に高さ420.5メートル、88階建ての中国一の高さを誇る金茂大厦にて世界各国から集まった落下傘演技の競技者たち20人が特技を披露する。中国一のビルということで、いままでさまざまな冒険家たちの目標になっていたが、安全上の理由でなかなか実現しなかった。今回は付近の交通規制を行い、10月5日の午後2時より行われる。ちなみに前売り券はすでに売り切れている。
2003年10月02日
■上海市内、観光客で賑わう。南京路に200万人■
上海の街の中心部はお祭り一色だ。地方からたくさんの観光客が来ているため、観光地や繁華街は大変な混雑になっている。上海の代表的な通りの一つ、南京路には10月1日だけで200万人が訪れ、いつもの週末の倍以上の人出になっている。とくに夜9時ごろは人出がピークになっているため、南京東路の歩行者天国では歩くのも困難なぐらいだった。また地下鉄の利用者も開業以来の記録を更新し、9月30日は1日の利用者はのべ168.2万人に、地下鉄は予備用の列車も投入してフル活動の体制になっている。
2003年9月28日
■上海で最も古い石橋が再建、朱家角■
8月19日に崩壊した朱家角の泰安橋が修理され、再び当時の面影を蘇らせている。この橋は1584年に建築され、康熙24年に大修復が行われた後、3度修理が行われた。ただ最近は殆ど修繕が行われたいなかったため、今年にはいって大規模な修理が行われている最中に崩壊した。今回の修復により昔の姿に戻った。9月28日から観光客に開放される。
2003年9月28日
■地下鉄1号線でトラブル■
先日も3号線でトラブルがあり列車の運行が停止した上海の地下鉄だが、9月26日の朝7時ごろにもまた地下鉄の車両トラブルが発生、虹梅路駅で発車できなくなった。ちょうど朝のラッシュ時間にぶつかったため、ホームには乗客があふれ、一時改札口は閉鎖された。10分後には運行が再開されたが、相次ぐトラブルに地下鉄管理部門では緊急に会議を開き、安全対策を協議した。
2003年9月28日
■9月29日7時より大連路トンネル開通■
浦西から浦東に抜ける新しいトンネルがまもなく開通する。2年4ヶ月の歳月を費やして、大連路トンネルが完成、29日は開通式を行わずにすぐに共用が開始される。またこれに伴い、浦東側では東方路、張楊路、世紀大道の交差部分の立体交差も同時に完成する。さらに復興路トンネルも10月に貫通し、来年の国慶節には開通する見込みだ。
2003年9月23日
■上海蟹、今年は不漁か。高値の可能性■
上海蟹の名産地、蘇州にある陽澄湖では、そろそろ蟹の季節になってきた。ただ今年は豊漁だった去年と打って変わって、収穫量が減少しており、高値は必死と見られている。蘇州市の陽澄湖の大閘蟹行業協会によると、今年の蟹は平年より早めに市場に出荷されている。価格は大きさにもよるが、今年は値段が高騰すると見られるため、金額を抑える処置が取られる見込みが高い。価格は大体1匹が30元から138元となっている。
2003年9月23日
■上海から入国する旅客が急増■
国慶節を間近に控え、浦東国際空港では上海へ入国する数が大幅に増加し、普通なら1日2万人ほどの旅客が今では、3万人前後にまで膨れ上がっている。10月1日からの国慶節では20万人近い旅客が浦東国際空港を利用するものと見られている。9月1日から日本人のビザなし渡航が実現したほか、上海市民も上海市の戸籍と身分証明書で香港、マカオの通行証を取得できるようになったのも大きな要因となっていると見られている。9月1日から19日までに上海から中国へ入国した人は22万人、そのうち外国人や香港、マカオ、台湾からの旅客は17万人に及び、去年の同期よりさらに増えている。
2003年9月23日
■地下鉄4号線工事事故、責任者逮捕へ■
7月1日に上海市内の南浦大橋付近で工事中の地下鉄4号線の現場で、大規模な陥没事故が起こった事件で、上海市政府は事故の責任を取るために、トンネル工事を担当した北京煤鉱山工程有限公司上海分公司の副経理、上海トンネル工程股份有限公司の項目経理など3名を逮捕したほか、関係者3人の責任を追及した。この事故では死者、けが人は出なかったものの、3つの建物が傾斜し、またトンネルにも泥が入り込み、損害額は1.5億元に達するとしている。現在事故現場付近の1万平方メートルは緑地として生まれ変わることになっている。
2003年9月23日
■ライトアップに変化、東方明珠タワーを中心に■
東方明珠タワーのライトアップのシステムが更新され、9月30日より新しいライトアップが行われる。今回の目玉は、フランスのライトアップ専門家の意見を取り入れ、このタワーがライトアップの中心的役割を果たすことになる。まず9月30日の夜18時57分よりまず東方明珠タワーがまずライトアップされ、そのライトアップも上の球から下の球へ順番に行われる。そしてリズミカルに輝きながら、3分後にすべてが消え、19:00になると他のライトアップとともに一斉に点灯するようになる。夜景を見に行くときは19:00ちょっと前にいって見てみるのも面白かもしれない。
2003年9月23日
■地下鉄の発達に足りない運転手■
この3年以内に上海の地下鉄は大幅に増加する。それに伴って大幅に地下鉄の運転手が必要だが、養成が追いつかない状態になっている。先日行われた上海市軌道交通管理処会の会合で、現在計画中の路線が開通すると5407人の運転手などの専門の職員が必要だが、現在のままでは1635人しか養成できず、4000人ほどの不足が生じる。現在、地下鉄の運転手などを養成している盧湾区職業教育中心では3年の課程を4年にし、また上海大学バス・自動車学院では、さらにこれら電車の運転のための大学学士のコースを設けるなど、各教育機関も人材育成に乗り出している。
2003年9月20日
■中国、全国の幹線鉄道をスピードUp、最高時速200キロに■
鉄道部の発表によると、上海ー北京、北京ー広州、北京ー九龍、など主要幹線を中心に線路の整備を行い、来年にも最高速度を時速200キロにまでもっていくことを明らかにした。また今後、滬杭線などの路線でも電化を進める方針で、貨物・客車の大幅スピードアップする。現在は貨車の最高速度は80キロ、これも120キロにまであげる方向で整備を進める。
2003年9月20日
■相変わらず減らない不正なタクシーメーター■
9月18日、上海市質量技術監督局の検査部門など市の関連部門が合同で上海市のタクシーのメーターを抜き打ち検査した。検査を受けたタクシーは虹橋空港や浦東空港、上海駅などにいたタクシー423台。ところがそのうち23台のタクシーメーターが正規のメーター検査を受けていないことが分かり、市民に注意を呼びかけている。市の規定では、上海市のタクシーは毎年1回のメーターの検査を受けなければならず、検査後メーターを封印して、合格証を示さなければならない。上海のタクシーは中国の他の地区と比較すると、格段にサービスが整備されているが、まだ一部に問題があるのも確かで、タクシーに乗ったときは領収書を忘れずにとるようにしたい。
2003年9月20日
■中国人大学生の人気の職業は?■
復旦大学経済学院では、夏休み期間を利用して復旦大学、南京大学、浙江大学などを含む全国13大学の690人の学生を対象に行われた。その中で就職希望地に関しては9割が長江デルタ地帯を望み、それ以外は6.37%とわずか。また上海以外でも蘇州、無鍚、杭州、常州なども希望地に入っている。職業では観光関連、建設関連、金融保険関連の3つの業種に偏る傾向がある。とくに観光関連は人気が高い。学生たちの間でも万博など大きなイベントに対する経済効果の期待が大きく、95.22%がその経済効果を期待している。
2003年9月20日
■9月19日よりSARSの状況を毎日報告■
9月19日の衛生部の発表によると、衛生部は9月19日より中国国内におけるSARSの患者の動向を患者の有無に関らず、毎日発表することになった。これは一連のSARS予防政策の一環だ。現在中国では8月16日に最後の患者が退院して以来、新たな患者は報告されていない。最近中国では広東省でSARS患者が発生したという噂が出ているが、こちらは根も葉もない噂ということで衛生部は否定している。また香港では7人のインフルエンザ患者が確認され、こちらもSARS患者ではなかった、と発表されている。
2003年9月20日
■今年の国慶節休み■
上海市人民政府の発表によると、国務院の通知により今年の国慶節の休みは、10月1日から10月7日までの一週間となった。10月1日、2日、3日は振り替えなしの休みに、10月4日、5日は土日に、また6日、7日は9月27日、28日の休みを振り返る。そのため27日、28日の土日は休みにならない。
2003年9月14日
■”性”博物館が引越し■
上海にはユニークな博物館がたくさんあるが、そのなかの代表の一つに「中国古代性文化博物館」があった。実はこの博物館、展示物がなかなかユニークで、1999年に南京東路にある国営企業がスポンサーで開設された。ところが看板に「性」の文字があることから、管理部門は看板をかけることを許さず、いきなり経営危機に。そこで2001年に武定路・武寧南路にうつった。看板はつけられたが、しかし今度はあまりにもの辺鄙すぎて客足が伸びなかった。そこで今度は上海郊外の同里に引越しすることになった。同里の観光客を何とかして呼び込みたいが、果たしてこの目論見は成功するか?
2003年9月14日
■上海旅行フェステイバルが開幕■
10月の国慶節休みを目前に控え、またSARS騒ぎで散々だった5月の労働節休みを挽回しようと、2003年上海旅行フェステイバルが上海で開催される。期間は9月13日から10月6日までで、この間には1週間の国慶節休みも挟み、上海各地ではさまざまなイベントが開催される。上海国際音楽花火祭や上海大観園紅楼旅行祭、またキンモクセイで有名な桂林公園では桂花祭など目白押しだ。毎年かなりの人出だが、この機会にいろいろと行って見るのもいかが?
2003年9月14日
■上海でドイツのビールを味わう■
今年も上海では旅行フェステイバルのシーズンがやってきた。この一連のイベントの中に恒例になった「2003年上海ビール祭り」が9月18日から27日にかけて揚子江万麗大酒店広場で開催される。期間中は大きなテントが作られ、中で異国情緒あふれるビールを賞味できるというもの。毎年多くの市民で賑わっている。
2003年9月14日
■聯通のCDMAで障害■
9月10日・11日にかけて上海聯通の設備が故障し、133で始まる電話番号の聯通のユーザーの一部でショートメッセージが発信しにくくなるトラブルが発生した。このとき何度もショートメッセージの発信を試みたものの、成功しないケースが多かったため、聯通ではこの2日間のショートメッセージの使用料は徴収しないと発表した。聯通のCDMAはアメリカの方式を採用しているが、システムを強化した矢先のことだった。2日間で聯通は150万元から200万元の損失を出した模様だ。
2003年9月14日
■原付自転車は8年使用で淘汰■
環境汚染の元凶の一つになっている原付の淘汰を進めるため、上海市では8年間使用した原付は強制的に廃車にさせる政策を行う。現在、2003年度の検査とナンバーの交付を行っているが、この地点で8年をこえた原付自転車にはナンバーは交付されない。また2004年1月1日より2003年度のナンバーを取得していない原付は一律公道での通行が禁止になる。
2003年9月10日
■復旦大学留学生宿舎楼で飛び降り■
9月8日の朝7時半ごろ、復旦大学の留学生宿舎楼23階で、25歳の中国人女子大学院生が飛び降り、死亡した。この学生は、復旦大学新聞学院所属で、研究生の2年生、成績は優秀で、青島出身。2002年入学時は、学部唯一人の入学試験合格者だった。友達の証言によると、この学生は8日の深夜2時ごろ同級生から留学生宿舎へ上っていったことが目撃されているが、その後自室に戻ったという。学業や異性関係も良好だといい、自殺と見て捜査が進められているが遺書などはみつかっていない。現在中国では毎年28.7万人が自殺し、自殺未遂騒ぎも200万人ほどある。死因の中でも自殺は5位を占めており、政府は自殺対策に頭を悩ませている。
2003年9月9日
■地下鉄でエスカレーターが逆走、負傷者■
8日朝、地下鉄XIN庄駅北広場のエスカレータで上り向きのエスカレータが停止後、突然下り向きに動き出し、乗っていた乗客数十人が負傷する事故があった。そのうち女性1人が重症。このエスカレータは1997年に設置され、上海自動電梯廠製で、点検を受けたばかり。現在原因を調査している。
2003年9月9日
■シンガポールでSARS患者一人、各地の対応■
シンガポール保健省によるは9月9日午後4時半の記者会見で、SARSの感染者1人を確認し、接触した可能性のある25人を追跡調査し、隔離するという方針を発表した。この患者は昨日8日にPCR検定を実施し、SARS感染の疑いが強い、ということで再検査を行っていた。この件に関して、WHOはしばらく様子を見るとし、警告などは今のところ発していない。また北京市の検疫局はシンガポールから北京に到着した航空機の消毒を実施し、体温測定を強化すると発表した。また中国衛生部は、現在一部の地域でSARS患者の可能性例が発生いている、という噂が流れていることに対して、否定している。その背景に、気温が下がり、秋を迎え風邪をひく人や、熱を出す人が増えている実情があるのではないかとしている。台湾では65歳以上の老人を中心にインフルエンザの予防接種を強化することにしているとともに、発熱があれば3日間自宅待機にさせることを勧め、一旦SARSが発生すれば直ちに300人以上の人が集まる集会などは禁止する方針。
2003年9月9日
■寧波市でもインフルエンザ確認■
寧波市衛生局の発表によると、8月中旬以降寧波市ではインフルエンザの症状に似た患者が増加傾向にあり、寧波市疾病予防コントロールセンターでは調査を行っている。現在すでに41の標本を採取しているが、そのうち12の標本からインフルエンザのA3型のウイルスを検出している。現在のところ、このインフルエンザウイルスの変異は確認されていないということで、大規模な流行の可能性は低いと見ているものの、局所的な流行の可能性はありえるとして、注意を呼びかけている。
2003年9月8日
■月餅シーズン、その相場は?■
上海市内のスーパーや百貨店に行くと、所狭しと陳列されている月餅の数々。お土産などで月餅をもらう人も少ないはず。中身はともかく、最近では箱が立派な月餅が少なくない。プラスチックの箱に入ったものでは、処分をどうしようか頭を抱えてしまう。市の統計局の発表では、今年上海に出ている月餅のうち箱などにはいったものは439種類におよび、その中でも今年から出た新製品は152種類にも及ぶ。ただ去年のような超高額の月餅は少なく、主に80元から200元の間が中心。高いもので688元、安いものになると12元になる。
2003年9月8日
■リストラされた日本人の再雇用■
日本でリストラされた日本人を再雇用し、中国で働いてもらうと乗り出した中国企業が出てきている。上海創価人材コンサルテイングの話では、江浙あたりでは有名な大手会社で、働いてもらう場所は上海。そこに一度に30人の製造業関連でリストラされた日本人を対象に、平均年収500万円(約35万元)以上の水準で雇用するというもの。上海市の労働部門の規定では、このように上海で仕事をする場合は、平均年齢が60歳以下で2年以上の関連業務の経験がある事が前提になっている。いずれにしろ、今後3ヶ月以内に第一弾が上海にやってきて仕事に従事するとのことだ。
2003年9月8日
■上海で寸前で大停電を回避■
9月4日、上海でもうすぐで大停電になる事態が発生、上海市政府と電力部門との協力で回避されるということがあった。この日、連日の酷暑で上海に電力を供給している呉z{第賭発電所の1号発電機は通常の負荷855万Kwを大幅に超えて運転、ところが折からの電力消費量の増加で、一気に負荷が1307Kwまで上昇、ヒューズが飛んだ。そこで上海電力調度通信センター、国電華東公司が付近の水力発電所から援助を求め、江蘇省などから80万Kwの電力供給をうけた。しかし江蘇省からの中継地あたる変電所も負荷を越えており、まさに危機一髪で上海大停電が阻止された。
2003年9月8日
■外高橋でゴミ爆発、中から手榴弾?■
9月6日の午後4時半ごろ、廃品回収のゴミステーション内で手榴弾が爆発、4人がけがをした。現場は浦東高橋地区の欧高路で、目撃者の話では「ドカン」という轟音とともに、黒煙が舞い上がり、地面に穴が開いた洗面器ほどの穴が開いたという。ゴミステーションで作業をしていた人の話によると、廃品回収の廃品を整理している最中に導火線のような紐のついた鉄の塊を発見、警察は手榴弾ではないかと捜査を進めている。
2003年9月7日
■北京ー上海の高速鉄道、来年から工事開始■
日本などが争っている北京ー上海間の高速鉄道に関して、2008年のオリンピックまでに開通させるために、いよいよ来年から工事が始まることになった。全長1400キロメートルで、最高時速は350キロを計画している。将来は北京ー上海が5時間で結ばれ、南京ー北京なら1時間で結ばれることになる。すでに蘇州側のルートはほぼ決まっており、江蘇省では240キロを貫く。ルートは蘇州市の相城区、工業園区、昆山市を貫くのが有力で、北和蕩あたりに新駅ができる。高速鉄道敷設後は蘇州市とは3本の高速道路と1級国道によって結ばれ、車で10分の距離になる。
2003年9月4日
■WHO、SARS再発の可能性に警鐘■
WHOが9月2日、SARSがこの先数ヶ月以内に再発する可能性が十分にあるとして、警戒を強めるように発表している。この中でWHOが提案したのは世界各国が早くインフルエンザの予防接種を行うようにということだ。インフルエンザの予防は直接SARSの予防には関係ないが、SARS疑い有りの可能性を排除するためにも必要で、SARS診断を有効に行うことができるということだ。広州市では9月1日よりSARS症例の報告制度を復活、また他の地域でも、仮に患者や疑いありの患者が出なくても、0報告を徹底するように呼びかけている。なお最近WHOの中国代表が北京で出たSARS疑い患者に関する噂の確認を求めたが、北京市当局は北京市では8月16日以来、SARS患者及び疑いありの患者は発生していない、とコメントを出している。
2003年9月4日
■地下鉄などの更なる増発、混雑緩和へ■
住宅地が上海近郊に多く建設されるに伴い、地下鉄1号線、2号線、3号線の混雑が日に日にひどくなっている。現在上海の地下鉄利用者は1日平均15.7万人で、去年の同期と比較すると、13.8%の増加になっている。9月に入り、9月5日より3号線の列車が一部2号線にもどるため、2号線のラッシュ時の運転間隔が4分間隔に、また3号線にも新車が投入され、最高7分間隔に、慢性的なラッシュが問題になっている1号線は3分間隔に増発される。しかし編成はまだ6両編成。もっと長い編成の地下鉄を期待したい。ただ輸入車両が殆どで、利用者の割にはコストが高くついているようだ。
2003年9月4日
■上海、出生率がさらに低下■
高齢化問題が最近クローズアップされることが多い上海、一人っ子政策が続く中、その制度の緩和も一部で進んできている。その背景に過去十年にわたっての出生率の低下が指摘されている。1980年代、上海での出生率は1.36だったが90年代に入ると0.96まで減少した。上海市計生委の発表によると2002年は出生率が0.77まで減少し、全国でも最低のレベルにまで落ちている。
2003年9月4日
■中国人の食生活で不足する栄養素■
最近上海で開かれた中国栄養学会で発表によると、中国人の食生活においてビタミンとミネラルの摂取不足が顕著であるという報告がなされた。食材が豊富とはいえ、何でも火に通して食べる食文化、やはり栄養の偏りが見られるようだ。その中で、最も不足してるのがビタミンA、ビタミンB2で、ビタミンB1やビタミンCもかなり普遍的に欠乏しているという。また児童・幼児はマグネシウムの不足、女性の鉄の不足が挙げられているほか、5歳児の体重が標準に満たない子供が、10−20%も存在し、成長の遅れが15%ほど確認されたという。都会では丸まる太った子供たちを良く見かけるが、決して中国全土を反映していないことがよくわかる。
2003年9月4日
■中国が新型戦闘機の開発に成功■
国産技術で戦闘機の開発を目指す中国が、戦闘機の初飛行に成功した。9月2日に中国航空工業第1集団公司が発表したところによると、この飛行機の名前は梟龍 FC-1型戦闘機。中国自らが研究開発し、多くの知的所有権を持っているという。パキスタンと総合開発したこの戦闘機は、第3世代戦闘機の性能を持ち合わせ、小型で低価格が特徴。今後輸出を含めて、国際市場進出も考えているという。
2003年9月4日
■電池の品質に問題あり■
中国で電池を買うときは、要注意だ。特に高い電気製品につかう電池に関しては、やはり品質のいい電池を使うようにしたい。そういう筆者も、安い電池を使ってしまって液漏れに悩まされた経験を持っている。国家質検総局が最近中国国内のブランドの電池59種類に関して検査を行ったところ、48種は合格だった。しかし流通地域により、合格率が30%のところもあり、田舎などに旅行などをしたときは要注意だ。その中で品質の比較的よかった国内ブランドを発表している。品質が良かったブランドは、「南孚」や「長虹」、「555」、「火車」、「三特」など、逆に悪かったのは「金光棒」、「奥士」、「高鷹」、「新輝」などそれぞれ発表されている。
2003年9月4日
■2005年までに輸入牛肉が安く■
上海で食べる牛肉、なかなかいいものにあたらない。値段も高め。実は2005年より中国に輸入される牛肉の関税が現行の24%から12%に下がるため、値下がりが期待できそうだ。上海市肉類協会の話によると、上海人1年間の牛肉の消費は5−6万トン、価格は平均して1キログラム120元、豚肉などに比べるとかなり割高だ。一方で、食文化の変化に伴い、牛肉の消費量も増えているとか。関係者によると、たとえばオーストラリアの輸入肉なら現在の500グラム60元前後から、20−30元前後に値下がりが期待できるとしている。中国でも気軽に美味しい牛肉が食べれるようになるか…。
2003年9月3日
■名月をめでながら、古代を偲ぶ■
中秋の名月の時期が近づいてきた。月餅のシーズンでもある。この時期、桂林路にある桂林公園ではもうすぐ桂花祭りが行われ、キンモクセイの花がいい香りを漂わせる。この祭りの開幕行事の一環として、9月10日、11日に桂林公園でイベントが行われる。入場料は100元。このイベントでは、十五柱球、玄宗叩鼓、昇官図など古代の遊戯が再現されるほか、漢詩の愛好者たちが集まって、作品を披露したり、中国古代の唐装の新作発表なども行われる。
2003年9月3日
■またまた暑くなります。■
台風13号が香港・広東のほうへ抜けたため、上海への影響は殆どなかった。ただ2日より気温が上昇、最高気温は35℃を記録した。さらに高気圧が勢力を強めてきているため、ここしばらく34−36℃の気温が続きそうだ。上海の9月で35℃を超えることは珍しく、また北方からの冷たい空気も勢力が弱いまま。残暑が厳しそうだ。
2003年9月3日
■地下鉄もそろそろ車体更新整備■
上海の地下鉄も開通から10年を迎え、改修の時期に入った。1号線の車両16両を対象に整備修繕を行い、来年春には運用につく。上海に地下鉄が始まって以来の輸入車両を対象にした大改修になる。今回は座席などの部品をはずし、5千にわたる部品も取替え整備交換を行う。これによって運行本数に影響はでないとしている。
2003年9月3日
■犬、猫にかまれる市民が増加■
上海に長期滞在するときは、狂犬病の予防接種を、と言われた方も多いはず。実は上海全体でも今年は犬にかまれた人が担ぎ込まれるケースが増えているという。徐匯区中心医院には「犬傷外来」があり、犬にかまれてた人を専門に治療している。そこには毎日平均10人ぐらいの患者が担ぎこまれ、多い日には20人近くにもなるという。これは例年の4−5人程度に比べると明らかに増加しているという。とくに街に飼育されている犬のうち、大部分が証明書を取得していない犬であるため、狂犬病の可能性も高い。専門家によると、まず犬にかまれた場合は、傷口をしっかりと水で洗い流し、アルカリ性の石鹸で洗う。とくに犬の唾液や血がついていたら要注意で、しっかりと洗い落とす。消毒をした後は、傷口を包帯で巻かずにすぐに病院へ行き、血清やワクチンを使った治療を行わなければならない。
2003年9月3日
■上海の美容業、揚州人が大活躍■
上海の美容業界、最近面白い傾向が見られている。それは上海の地元企業以外の大躍進だ。民間企業が大躍進している中でも、揚州、四川、西安などの地方の企業ががんばっている。上海美容協会の話によると、上海の2000を越える美容関係業者のうち、揚州人が70%を占める。全国に500万いるといわれている業界では30%以上が揚州出身者が占めている。さまざまな地方から来た企業ががんばる上海、その縮図が理容業界からも見ることができる。同時に、上海人も地方から来た人を受け入れなければやっていけない現実に直面している。
2003年9月3日
■火星観測に天文台を無料開放■
日本でも話題になった火星の大接近だが、上海でもイベントが行われている。今年は9月から10月末まで火星の観測はしやすいため、上海で有名なShe(余に似た字)山の天文台では9月7日までの毎晩8時から10時まで、また9月末までの土曜日、日曜日までの夜無料開放している。同時に小型の天体望遠鏡も貸し出している。 この天文台には100年の歴史をもつ口径40センチの双眼鏡が設置されているが、こちらも開放を検討している。She山までは上海体育館から観光バスが出ている。
2003年9月3日
■上海でも帰国子女を対象にした学校■
上海で初めて海外から帰ってきた帰国子女を対象にした学校が設立された。上外静安外国語学校は、最近増えつつある海外からの留学生や帰国後上海でベンチャーなどを考えている留学生の子供を対象にした学校で、現在さまざまな国籍の26人の1年生が通っている。すでに上海にもさまざまな形態の国際学校が開校しているが、中国語の教育の問題や、学費が高いなどの問題があった。今回開校した学校は、上海市人事局と静安区人民政府が関っており、学費も1学期3000元から4000元と割安。また中国語と英語による二カ国語授業も目玉だ。
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