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2004年2月24日
■温州商人、上海不動産への投資衰えず■
 上海の不動産市場をにぎわしているのが温州商人だ。温州商人は製造業を中心に近年急速に力をつけてきた人たちで、中小の企業家が中心。上海の不動産に注目し、中にはマンションも丸ごと買い占めるほどの資金力を持っている。2004年、温州で行われた不動産の交易会でも、14.6億元の契約額のうち60%、約8.7億元が上海の物件だ。平均投資額は60万元前後が普通で、店舗のほかにも、商業用ビル、一戸建てなどにも最近注目があつまっている。温州商人の鼻息は相変わらず荒いようだ。 
2004年2月24日
■徐家匯で変わる飲食業の形態■
 今月に入って徐家匯の百貨店の一つである匯金百貨の7階にあった伝統的な小点心を食べさせる「美食街」が撤退した。以前は、百貨店の上階にはワンタンや焼きそば、ショーロンポウの店が並んでいて、カウンターで購入して席で食べる方式が多かったが、飲食の多様化が進み、最近ではすっかり客足が伸び悩んでいた。同じように香匯広場の上にある飲食街も、高級レストランなどに模様替えをしている。匯金百貨では飲食街の変わりに服飾関係の売り場を増やし、客のニーズに答える計画だ。 
2004年2月24日
■浦東地区、幼稚園不足深刻■
 ニュータウン開発と移住人口の増加で、浦東の幼稚園が不足している。とくにニュータウンが建設されても、学校・幼稚園の設置が追いつかず、地区によっては抽選によって入園を決める幼稚園も少なくない。現在浦東には中小学校・幼稚園は388あり、26.5万人の子供たちが通っており、先生は2.4万人勤務している。これは全市の7分の1を占める。上海市の規定では2.5万人の人口に1つの中学校、小学校、1万人に1つの幼稚園を設置することになっているが、浦東ではとくに建設ラッシュが続き、またニュータウン内の幼稚園敷地を緑地にしてしまったり、問題が少なくない。2006年には幼稚園児の入園ピークを迎えるものと予想されている。
2004年2月24日
■水をもっと美味しく、進む水道管の工事■
 上海市の水道水の水質向上を図るために、旧式の水道管の取替え工事が進んでいる。さらに市内2箇所の浄水場、月浦水廠と楊浦水廠の設備改善も行われている。2003年は市内あわせて100キロにわたる上水管の改良が行われたが、今年はさらに74キロ分のパイプが更新される。同時に市南部と市北部とあわせて300箇所ほどの水質観測所の設備を改善し、供給されている水道水の水質検査をおこなう。
2004年2月23日
■上海、今年の電力事情もかなり逼迫の見込み■
 今年の冬の企業に対する電力制限は、すでに3ヶ月間にわたって行われたが、収束に向かっている。ただ、電力部門の予測では今年の夏の電力不足は、去年を上回る深刻なものになりそうだ。関係部門の予測によると、今年夏に不足する電力量は300万キロワットで、去年の100万キロワットの三倍の量になる。最悪の場合は電力制限のほかにも、一部電力消費の著しい工場の操業停止処置まで視野に入れている。電力不足の大きな原因の一つとして、エアコンの急速な普及が挙がっている。住宅用エアコンだけでも500万キロワットの電力消費があるとされており、その他の建築物のエアコンと合わせると、上海の電力消費の60%以上がエアコンで消費されていることになる。今年の夏も猛暑になれば、電力が不足するのは確実だ。
2004年2月23日
■上海で飛行機のエンジンから煙、引き返す■
 22日午前9時ごろ、上海航空の上海発大連行きのFM571便(ボーイング737)が、離陸後にエンジンから煙が発生し、緊急着陸するハプニングがあった。この便は8:40に浦東国際空港を出発する便で、緊急着陸後、修理が行われ予定より5時間遅れて午後3時10分に大連に到着した。幸い、けが人などはでていない。 
2004年2月23日
■シン庄付近の不動産が人気■
 上海の地下鉄沿線で一番人気のあるのは1号線沿線で、その後に2号線、6号線、9号線沿線が人気がある。もちろん6号も9号もまだ開通していないが、来年以降続々と開通していく。例えば9号線なら、松江区あたりで、すでに値上がりを見越した投資が盛んだ。しかし交通手段として習熟した1号線が人気だ。それも一般市民が手の届きやすい60万元以下の中古物件が人気で、場所的には地下鉄1号線の終点シン庄付近となる。新築では1平米あたり4000−5000元、賃貸では1000−1500元クラスがもっとも人気のある価格帯。 
2004年2月23日
■便利になる大学生の寄宿生活■
 以前は、大学生といえば不便な生活を虐げられて4年間をすごすというイメージがあったが、最近はアルバイトをする学生も増え、大学生の宿舎も電気製品が増えてきた。テレビや洗濯機、パソコン、電子レンジなどをルームメートと購入する学生や、ちょっとした装飾品を買ってきて部屋に飾るような大学生も増えてきている。最近ではノートパソコンを買う学生もおり、一昔前の大学生とは大きな違いだ。現在大学生用の宿舎は様々なランクがあり、1年の寮費が500−700元の普通クラスから、1200元の学生マンションまで選択できるようになっている。
2004年2月23日
■北外灘に大観覧車■
 再開発に向けて、整備が進められる北外灘だが、2005年を目標にこの地区のシンボルの一つとなる大観覧車の建設が始まる。2003年7月にすでに日本の三菱重工の設計案が採用されることに決まっており、建築物の高さは200メートル、中には直径170メートルの観覧車が回転する。投資総額は1.5億米ドル。この「上海之星」とネーミングされた観覧車からは、バンドや浦東の景色が一望できるほか、21万平方メートルのこの地区には上海の歴史を語る建築が保存されており、新たな観光スポットになる。 
2004年2月20日
■人民広場駅の地下鉄乗り換え、ラッシュ対策に新規定■
 1号線と2号線が交わる人民広場駅は、1日12万人の乗客が利用する上海地下鉄でも有数の利用客を誇る駅だ。利用客が多い割りに、連絡通路が十分に広くないため、いつもごった返している。そのため19日より朝7:30から9:30、夕方16:30から18:30に連絡通路の一方通行制限が行われている。すなわち、2号線から1号線に乗り換える場合は、北側の距離の短い連絡通路を使うが、1号線から2号線に乗り換える場合は、南側の長い通路を使うようにと方向別に分けられた。これにより、通路でお互いがぶつかり合うのを防ごうというわけだが、効果のほどは如何か?いずれにしろ朝夕に人民広場駅で乗換えをするときには連絡口に注意をしたいところだ。 
2004年2月20日
■上海でもいいマグロが食べられる?!■
 上海のマグロといえば、殆どが日本や韓国からの輸入だ。そもそも冷凍設備が完備されておらず、マグロの保管が困難だった。その為、価格も高めで500グラム150元前後が相場で、時間が経っているため鮮度がいまひとつだった。ところが、今年5月から新鮮なマグロが手に入りそうだ。現在、最新の冷凍設備をもった遠洋マグロ漁船「金匯3号」が上海で完成し、3月にも西太平洋でマグロ漁を始める。その結果、5月ごろには上海の市場に出回る見込みだ。 
2004年2月20日
■上海で今年一番の暖かさ■
 最近朝方に霧が出ていて、一部交通機関、とくに浦東と浦西を結ぶ船に乱れが出た。20日は午前中はまだどんよりした天気だったが、午後には太陽も覗き、気温がぐんぐん上昇し、最高気温20度と今年最高を記録した。最低気温も11℃で、南向きの風が強いのも影響したようだ。いよいよ春だ。 
2004年2月19日
■南京路のネオン、フランスへ貸し出される■
 今年は中国年で、中国に関係ある様々なイベントが行われているフランスで、南京東路の名物ネオン、10本がそのままフランスの北部都市ニールへ移される。期間は今年の3月から5月までで、「上海街」展示イベントの一環だ。このネオンには「上海第一百貨」や「新世界城」などいずれも上海の老舗の実物ネオンばかりで、長さ21メートル、高さ7メートルの範囲に設置される予定だ。「上海街」には陸家嘴や豫園の九曲橋など上海の代表的地区が表現されることになっている。
2004年2月19日
■上海で増える自転車■
 今年1月での上海の自転車総数は917.5万台を記録し、1000万台にまで後一歩にまで成長したが、上海では新規購入の自転車に関しては、ナンバープレートの所得が義務付けられているため、台数の管理は行いやすい。内訳は2004年1月では電動自転車に関しては429436台、自転車に関しては8746133台となっていて、とくに電動自転車がここ1年で4倍近くに増加した。この背景には、交通渋滞による影響も考えられるが、なによりもコンパクトにまとまっている上海では、自転車による移動が便利なのが大きな理由だろう。
2004年2月19日
■学校給食を食べない子供たち■
 所変われば、習慣も変わるもので、上海の小中学校の学校給食に対する子供の反応は興味深い。給食といえば、日本ではみんなが同じものを食べるというイメージがある。ところが上海では学校給食をとくに強制的に食べさせるわけでもないので、食べたくない生徒は学期ごとの予約を行わなければ、食べなくてもよい。その代わり、外で外食したり、親が弁当を届けたりするのも自由。その為、昼間際になると学校周辺の飲食店が賑わう。食べない理由は、「まずい」からだそうで、とくに再加熱された給食は美味しくない、というグルメの子供も。一方で、給食を食べる生徒の中にも、おかずやご飯を残す子供が後を絶たない。これは大学も同じで、お昼になると食堂の残飯入れには残飯の山が出来ていることがよくある。上海で「もったいない」という発想は、あまりないのか、それとも文化の違いか、いろいろと考えさせられる。 
2004年2月19日
■上海で売れている乗用車■
 2003年度に上海で最も売れた車は?ということで、統計が発表されている。やはり、一番はVWのサンタナ2000型で15392台、占有率は19.72%となっている。2位にGMのBUICKの新バージョン君威、3位に普通タイプのサンタナ、4位にパサットが入っている。いずれも上海製の自家用車だ。日系ではアコードが8位に、2265台で占有率2.9%、10位にブルーバードが2025台で2.59%となっている。 
2004年2月19日
■ファミリーマート、年内にも上海へ■
 ファミリーマートのことを、中国語では「全家」と翻訳している。セブンイレブンが北京に進出することが決まったが、上海ではファミリーマートが進出することになり、すでに商務部の批准が下りている。実は商務部の批准が下りるまでは、すでに「全佳」という名前で、上海の15箇所で出店しており、これらが将来的には「全家」に切り替わる。台湾頂新集団、台湾全家便利と日本の伊藤忠商事に加えて中国企業一社が投資する形になっている。 
2004年2月19日
■高層マンション、高層階でも泥棒に注意■
 徐匯警察では、去年7月から徐匯区の某高級マンションで窃盗を行っていた四川籍の無職の容疑者を逮捕した。調べに対して、この容疑者は去年7月からマンションの17階まで登り、窓から住人のいない部屋に侵入し、窃盗を繰り返し、現金や時計など30万元相当を盗んだ疑い。マンションのオートロックの暗証番号も事前に知っていたということで、警察では余罪を追及している。 
2004年2月19日
■九亭の「台湾城」計画■
 市西部に位置する九亭は台湾ビジネスマンや商人が多く集まっている。松江区政府はこの立地条件を生かし、「台湾城」を九亭に作る計画を発表した。これは、100あまりの台湾レストランや金融機関、サービス業、学校などをあつめ、松江地区周辺で働く台湾人に利便を高めようというもの。さらに地域の不動産開発を進め、街の活性化をはかる。 
2004年2月19日
■松江で食中毒、原因は魚■
 お昼に弁当を注文する人が多いが、衛生問題にはくれぐれも気をつけたい。16日松江で発生した集団食中毒では、140人が病院に運ばれ、64人が食中毒と診断された。松江区衛生監督所の調査では、患者の殆どが昼食の弁当に入っていた魚を食べており、すでに業者からサンプルを収集している。その結果、鮮度の悪い魚で、さらに十分に加熱されていなかったため、ヒスタミン類に値が基準値を大きく超えたため、食中毒になったという結果を発表した。また調理した業者は2003年10月に営業許可証を抹殺されたのにも関わらず、営業を続けていたという。 
2004年2月19日
■高級中古物件を中心に値下がり現象■
 「期房」と呼ばれる完成前の物件を売買する制度が制限されるのではないか、という噂が飛び交っているが上海だが、この関係か中古物件を中心に値下がり現象が出初めている。中原地産の統計によると、2004年1月ごろから、この規制を警戒しての「期房」が大量に市場に出るようになり、結果値段が下落始めている。2003年12月と比較すると、1.96%下落の1平米あたり平均8282元となっている。現在人気のあるのは世紀公園付近と陸家嘴地区で、こちらは値上がり傾向だが、虹口区や市中心区では一部で下落始めている。ただ相変わらず市民に人気の有る平米4000元から6000元クラスは人気が殺到しており、まだ価格上昇が見込まれている。 
2004年2月16日
■上海、不足する幼稚園の先生■
 いま共働きの世代が多い上海で、子供を託児所や幼稚園に預ける親が急増していおり、低年齢化も著しい。そんななかで毎年500人にもおよぶ幼稚園の先生が不足していることが上海市託児協会の調べでわかった。現在上海には1200あまりの幼稚園・託児所があるが、幼児教育を専門に勉強した大学生・短大生は1年に100人ほどしかおらず、ほかの人材と合わせても1年に700人あまり必要な幼稚園の先生は補いきれない。そのため、今年から教育関係専門外でも、短大以上の学歴があれば、研修の後に資格を取得できる制度をつくり、不足を補うことになった。
2004年2月16日
■トラックタイプのタクシー■
 上海で最近郊外を中心に荷台のついたタクシーを見かけた人も多いはず。ナンバープレートはAXで書かれており、また屋根にTAXIのマークもついている。後部座席もあり若干狭いが4人乗ることも可能。メーターもついているが、交通カードは使えない。実はこれは、「個体貨運」というグループに属するタクシーで、主に荷物を運ぶタクシー。原則的には人だけを運ぶことは禁止されている。メーターも初乗りは10元であっても計算方法がそれぞれことなるため、目的地につくと普通のサンタナのタクシーよりは料金が高めになることが多い。普通のタクシーと紛らわしいが、まだ細かい規定が作られていないのが現状で、利用者としてはなるべく普通のタクシーを乗ったほうが無難だ。
2004年2月16日
■NBAが北京と上海で■
 10月14日は上海体育館で、10月17日は北京首都体育館でNBAが中国で初めて試合を行うことになった。今回試合を行うのは中国人の姚明が所属するヒューストン・ロケッツとサクラメント・キングスの2チーム。チケットは今年6月に発売される予定で、最低価格は100元前後の見込み。これにあわせて、北京・上海で開催される体育館ではNBAの基準にあわした改装工事が行われる。
2004年2月16日
■毎月10日一部公園が無料解放に■
 上海市緑化管理局によると、3月10日から毎月10日に上海市の徐家匯から南にすこしいったところにある上海植物園、楊浦区にある共青森林公園、嘉定区の古猗園が無料開放されることになった。植物園には熱帯温室などもあり、上海でも数少ない緑を享受できる大規模な公園の一つ。また森林公園は都市の森林をテーマに作られた公園だ。古猗園はショーロンポーでおなじみの南翔にあり、竹林で有名だ。 
2004年2月16日
■2月16日より公安博物館がOPEN■
 1ヶ月にわたる改装を終え、2月16日より上海市公安博物館が市民に開放された。OPENに先立って、博物館では銃の特別展が開かれている。世界17カ国からあわせて260種類の銃が展示されているほか、古代から現代にかけての各時代の銃に分類され、南宋代の大砲から孫文が使っていた6.35口径の拳銃、現代の機関銃も展示されている。月曜日から土曜日の9:00から16:00まで参観が可能。 
2004年2月11日
■浦東国際空港の2期工事、地下鉄も乗り入れ計画■
 浦東国際空港、虹橋空港の利用客は順調に推移し、1月はあわせて263万人の利用客があった。前年比22%の増加になっている。とくに国際郵便貨物が大幅に増え、前年比47%の増加しており現在浦東国際空港の2期建設案が急ピッチで進んでいる。計画では2005年までに2本目の滑走路完成させ、2008年には2つめのターミナルビルが完成する。またこれにあわせて、2008年までに地下鉄がターミナルビル下へ乗り入れる計画で、市内とのアクセスが大幅に改善される見込み。浦東空港増築に伴う投資は130億人民元になる見込み。 
2004年2月11日
■2004年のF1レース、3月予約開始へ■
 嘉定区に建設中の上海国際サーキット場は、工事も順調に進んでおり、すでに2004年9月26日にF1レースが開催されることが決定している。チケットの予約システムも2月中に完成し、3月から予約を開始し、7月から発券されるスケジュールが決まっている。期間中は関係者も含めて世界各国から5.5万人が上海にやってくると予想されており、すでに高級ホテルを中心に客室を確保する作業が始まっている。サーキット場では20万人が観戦することが可能で、そのうちスタンドから観戦できるのは5万人となっている。
2004年2月11日
■一部スーパーで鶏肉の流通経路を端末で市民に公表■
 鳥インフルエンザの影響で、市内の農工商、聯華、華聯などの大手スーパーチエーンの14店舗で電子端末を利用した「上海食用農副産品信息査詢平台」が導入された。上海農業信息有限公司によると、このシステムは生鮮食料品コーナーの傍らに設置され、鶏肉などのパックにつけられたバーコードから、生産日時・ブランド・検疫合格証の状況・生産地などの情報が端末に表示されるシステム。最近の鳥インフルエンザ騒ぎで、市民の自衛意識も高まっており、それにあわせた処置。 
2004年2月11日
■1月、上海で交通事故が急増■
 新年早々、上海市内での交通事故による死亡者が後を絶たない。上海市の公安部門のまとめによると、1月に上海で発生した交通事故件数は5438件、死亡者は149人、962人が負傷している。事故件数に関しては去年の同じ時期と比べて25.85%の増加になている。公共交通機関による交通事故は163件、死亡者は4人だが、自家用車による事故が急増し、前年比6倍の587件になっている。死者は23人。とくに1年未満のドライバーによる事故が多発しており、マイカーの増加と合わせて、上海の新しい問題になりつつある。 
2004年2月11日
■フイリッピン企業が「永和大王」を買収■
 フイリッピン最大のファーストフードチエーンのJollibee Foods Corporationが上海に本部がある中華ファーストフードの永和大王の株式85%を取得し、事実上永和大王を傘下に入れた。1995年に上海に初めて店を開いた永和大王は2人の台湾人が5万米ドルで創業し、1997年には8店舗にチエーンをもち業績も好調だった。ところが1998年に18店舗に増えた段階で、1店舗あたりの収入が1日12000元から8000元に下落したが、店は増え続け、2002年には50店舗を突破した段階で収益も回復し、2003年の売り上げ高は2400万米ドルともいわれている。一方で同じ台湾資本でも、系列がまったくことなる永和豆漿は、低コストでチエーン店を増やし、現在70店舗を出店している。Jollibee Foods Co., はフィリピン籍の華人が経営しており、フィリッピンに1000店舗もち、ハンバーガー系の店が400店舗、ピザ店が200店舗、中国式ファーストフードが200店舗あり、海外にも30店舗持っている。
2004年2月11日
■上海外高橋、輸入車のトップはベンツ■
 最近、中国国内でも一部高級自動車が生産されるようになったが、それでも日本製・ドイツ製の自動車を中心に輸入車に相変わらず人気が有る。1月の上海の輸入自動車の80%を占める外高橋から輸入された自動車は812台となっている。中でも人気があるのがベンツでS350タイプが103台、BMWの730Liタイプが2位で94台となっている。日本車は3位にカムリ、5位に日産のセフィーロがつけている。BMWは相変わらず人気で、4位に530タイプが、6位に745タイプがランクインしている。国別の台数では、ドイツ車が1位、日本車が2位、韓国車が3位になっている。 
2004年2月11日
■姿が見えてきた徐家匯のツインタワー■
 港匯広場の上にたつ2本のツインタワーの工事が進んでいる。今年3月には骨組みは完成し、来年には共用の予定だ。51階建て、高さ230メートルのこのビルは、徐家匯地区では一番の高さになる。総面積は12.9万平方メートルで、オフィスが入る予定。最近急ピッチで背が高くなっており、平均一週間で1階増えるペースだ。商業地区として名高い徐家匯だが、オフィスビルも最近増えてきている。 
2004年2月11日
■電動自転車に問題多し、4割が不合格■
 スクーターの規制がきつい上海では、電動自転車が人気を集めている。静かで、スピードも結構でる電動自転車だが、最近は品質問題が指摘されている。上海質量技術監督局の調査では、今年の合格率は63.8%と大幅に下落している。まずは重量。法律では電動自転車は40キロまでとなっているが、今回の調査では58種類ともすべて重量をオーバーしていた。そのわりにはブレーキが貧弱なため、止まれなくなる危険性も指摘されている。また最高時速20キロの規定にも反している車輌もあり、時速25キロ前後でる電動自転車もある。現在中国では700以上の企業が電動自転車の生産に携わっており、売り上げ台数は年間30万台以上の市場に成長している。
2004年2月11日
■電動自転車に問題多し、4割が不合格■
 スクーターの規制がきつい上海では、電動自転車が人気を集めている。静かで、スピードも結構でる電動自転車だが、最近は品質問題が指摘されている。上海質量技術監督局の調査では、今年の合格率は63.8%と大幅に下落している。まずは重量。法律では電動自転車は40キロまでとなっているが、今回の調査では58種類ともすべて重量をオーバーしていた。そのわりにはブレーキが貧弱なため、止まれなくなる危険性も指摘されている。また最高時速20キロの規定にも反している車輌もあり、時速25キロ前後でる電動自転車もある。現在中国では700以上の企業が電動自転車の生産に携わっており、売り上げ台数は年間30万台以上の市場に成長している。
2004年2月09日
■今日から小中学校新学期■
 上海市内の160万人いる小中学生は今日から新学期だ。中国の春節休みは一般に1週間だが、学校は普通3週間ほど休みになる。地方にいる大学生も上海へ戻ってきて、鉄道の混雑ももうそろそろ落ち着きそうだ。学校が始まったことで、そろそろ春節気分も抜け、人々の生活も普段のペースにもどる。 
2004年2月09日
■地下鉄5号線沿線住宅に人気■
 地下鉄5号線が開通し、閔行区の住宅価格に大きな影響を与えている。地下鉄5号線は?庄から閔行開発区を結ぶ17.2キロの路線で、付近には交通大学など教育機関もあり、手ごろな価格帯の受けている。面積は90-150平米が中心で、価格帯も1平米あたり3500-7000元、また一戸建てタイプも100万元から400万元の間で分譲されている。?庄駅から地下鉄1号線を利用すると半時間で市中心部にいけるのも人気の秘密だ。
2004年2月09日
■カルフールが上海のグループ最大の店舗開店■
 フランスの大型スーパー「カルフール」が上海市新村路1500号に面積15000平米の店をまもなく開店させる。大華地区の住宅地を抱えており、最近発展が著しい地区でもある。またカルフールとしては3年ぶりの新規店で、上海のカルフール分店の中では最大規模になる。地下1階建て、地上5階建てでが、売り場は1階、2階だけで、あとはオフィスとして使われる。今回の開店に関して、フランスからはカルフールのCEOクラスがやってくるといわれており、力の入れようが伺われる。カルフールの中国総本部は浦東にそのまま残るが、上海地区のオフィスに関しては、この新店舗のオフィスに移転する。
2004年2月09日
■高架道路に地盤沈下の疑い■
 滬閔路に今年開通したばかりの高架道路が、すでに地盤沈下の脅威にさらされている。既に地下鉄錦江楽園駅付近の地下道には地下水が湧き出てきており、一部入り口を閉鎖している、これ以外にも虹梅路の地下道、上海南駅の地下道でも同じように地下水が湧き出ており、高架道路建設以前にはなかったことから、高架道路による地盤沈下の影響が考えられている。 
2004年2月09日
■上海の宝くじで1等大当たり、4800万元■
 最近、上海で5000万元の中国版「宝くじ」の大当たりがでて話題になっている。今回大当たりがでたのは上海市福利彩センターの「江浙滬大楽透」で、1等の当選金は4857万元で、税金で971万元引かれても、手元に3885万7千元残る。この当選者は地方から来ているサラリーマンで、毎月1000元近くを5年間にわたって投資した結果だという。 
2004年2月09日
■歴史的建築を守るために上海版「風致地区」■
 上海では今回、歴史的建築物の保存と、景観の保全のために「上海市中心区歴史風貌保護計画」を策定した。この中では市内12箇所、26.96平方キロの面積にわたって歴史文化風貌区を指定し、街の景観の保全を目指す。この12地区は、外灘・人民公園・豫園付近・衡山路・復興路・虹橋路・山陰路・江湾・龍華・南京西路・愚園路などなどで、この地区で開発を行う場合は、市政府の景観に関する許可が必要。この計画はすでに市政府の批准を受けており、まもなく実行されることになる。 
2004年2月08日
■上海のマクドナルドも割引作戦、4割引も■
 1000店を突破したケンタッキーと比べると、マクドナルドは上海ではいまひとつぱっとしていない。ただ絶大なるブランド力を誇るマクドナルドは、上海ではそうかんたんに値下げ作戦に出るとは思われていなかった。そんななかで、1月31日から2月24日まで、セットメニューを注文した客に対して20枚の割引券を渡し、その中の6枚が割引率40%のセットになっている。折りしも南匯で鳥インフルエンザ騒ぎがあったあとの割引作戦で、いろいろと憶測を呼んでいる。
2004年2月08日
■上海、住宅ローンは問題ないか?■
 空前の住宅ブームに沸いている上海だが、多くの市民は20年前後のローンで住宅を購入している。上海銀行監督局によると、2003年6月の住宅ローンの焦げ付きケースが発生する割合は1万分の3前後で推移している。しかし住宅ローンが急激に伸びたのは2001年からで、かつローンを組む人の全体数が増えているため、見かけ上は低水準で推移しているように見えるが、専門家の間では2006年から2007年前後に住宅ローンの焦げ付き率が上昇するのではないかと予想を出している。なによりも問題なのはまだ中国では信用制度が確立されておらず、個人の信用情報が集中的に管理されるようになったのもごく最近の話だ。またローンを組む際の収入証明もかなり嘘の証明が発行されており、銀行自身も正確な個人情報を把握できないでいるのが現状だ。 
2004年2月08日
■地方で取得するナンバー締め出しへ■
 中国では地方によって自動車のナンバープレートを取得する値段が違っている。たとえば自動車の台数を極力制限しようとしている上海では、ナンバーを取得するのにかかる費用は最低でも18800元する。そこで上海以外の出身者の中には、上海で車を購入したのち浙江省などでナンバーを取る人が増えてきている。例えば嘉興市では200元ほどの手続き代だけでナンバーが取得できるため、多い日には1日に100台近い上海の車がナンバーを取得するという。最近手続き上の問題で交通事故などが起こったときのトラブルが少なくないため、上海周辺地区の都市では上海で購入した車のナンバー取得を制限する動きに入っている。 
2004年2月08日
■出稼ぎに来ている女性に多い婚前妊娠■
 上海科学院が最近、上海市内に出稼ぎにきている未婚女性を対象に調査を行った。調査対象となったの上海の出稼ぎ労働者の3分の1が住むといわれている長寧区で15歳から24歳までの出稼ぎで来ている未婚女性1000人。その結果、47.4%が妊娠の経験を持ち、さらにそのうちの4割が自分で薬を飲んで中絶したり、診療所などで人口流産を行っていた経験があるという。とくにこれら若い未婚女性に関しては避妊に関する知識が少ないほか、売春や不特定多数の男性と性交渉を持つなど、一種の社会問題化してることが浮き彫りになっている。
2004年2月06日
■領収書の懸賞■
 レストランなどの飲食店で発行される領収書には、懸賞がついていることはご存知の方も多いはずだ。これは上海市が領収書の発行を増やして税収を増やすための一つの作戦だ。左側の銀色の部分を削ると金額が出てくる仕組みだ。懸賞金額は5元、10元、20元、50元、100元、200元、500元、1000元、3000元、5000元、最高金額は10000元の11種類ある。すでに2.8万件の企業が参加しており、去年末までにはのべ30万人に1118万元支払われた。そういう筆者も、領収書は毎回必ずもらうようにしているが、前年ながら5元しかあたったことしかない。みなさんはいかが?なお200元以下の賞金の場合は、原則的には各店で支払われることになっている。  
2004年2月06日
■市場から生きたニワトリが消える?■
 鳥インフルエンザの影響で、自由市場などから生きたニワトリなど鳥の姿がなくなっているが、今後は市内の市場では生きた鳥の販売を規制する動きが出てきている。上海市民の間では、鳥は生きているのもこそ新鮮で、各家庭で生きた鳥を処理する姿も以前は多く見られた。しかし、今月2日から政府の指導により、一時的に禁止になっている。すでにこれを今後ずっと続けようとする動きも出てきた。一方で、すでに処理されてスーパーなどで売られている鶏肉が新たに脚光を浴びている。上海市政府ではまず鶏肉の流通制度を早急に整備し、処理する工場を指定するなど検疫体制の確立を進めている。いずれにしろ生きた鳥を処理して食べるという食生活も変更を余儀なくされている。 
2004年2月06日
■出稼ぎ労働者、上海で微増の傾向■
 すでに春節休みも終わり、出稼ぎ労働者のUターンも一段落している。上海地区に最大の出稼ぎ労働者を送り出している安徽省の阜陽では毎年580万人もの出稼ぎ労働者が北京、上海、広州の3つの地区を中心に出かけていく。鉄道局の調査では、今年の傾向として、上海方面への利用客は34.4%と大幅に増加したのに対して、広東省方面へもどる出稼ぎ労働者は15%ほど減少しているという。北京に関しては大きな変化はないという。万博の開催を控え、上海で出稼ぎにやってくる労働者の数の増加傾向はしばらく続きそうだ。 
2004年2月06日
■中国の懸賞付年賀状の当選番号発表■
 2004年版の中国郵政賀年はがきの1等、2等、3等の当選番号が発表された。当選確率は100万枚に1枚で、1等は20枚、番号の末尾が93154、18150の2組で賞品は現金5000元か5000元相当のデスクトップパソコン。2等は100組で、当選番号は末尾が9915のもの、賞品は現金500元、3等は100000組で末尾が91のもの。賞品は郵便セット。 
2004年2月03日
■鳥インフルエンザ、学校給食にも影響■
 上海の学校給食に1週間1度から2度でてきた鶏肉が、この鳥インフルエンザの影響で姿を消している。また週1回は出ていた卵関係のメニューに関しても使う回数を減らすなどインフルエンザの影響が学校給食にまででてきている。ただ上海市衛生局ではまだ鶏肉や卵の使用制限を出していないが、市内の各給食センターや学校の食堂では自主的に制限をしている状態だ。一方で、市内に30箇所あるペット市場でも鳥の交易が止まっているほか消毒が1日2回行われている。 
2004年2月01日
■ベンツタクシーは儲かるか?■
 最近街でも見かけるようになったベンツタクシーだが、空車を見かけることはまずない。ベンツタクシーが大衆タクシーで走り始めたのは春節のころだ。大衆タクシーの統計によると、この春節の前半5日間のベンツタクシーの収入は平均で1日782元ほど。ただし燃費があまりよくないため、サンタナ系のタクシーと比較すると燃料が40元ほど多くかかるほか、会社に払う金額も差し引くと、実際にはそれほど儲かっていないようだ。結局いろいろ差し引くと、ベンツタクシーのドライバーが1日の手元に残る収入は100元ほどにしかならない。現在初期の段階では、ベンツのタイプのタクシーは空港などなるべく市民が接しやすい場所を中心に配備されているほか、電話予約センターとの連携も出来ていない。これらが改善されると運転手の収入も上がる見込みだ。
2004年2月01日
■上海市民のエンゲル係数、さらに減少へ■
 上海市統計局が発表した上海市民の2003年の家計支出は一人当たり平均14867元で、前年と比較すると12.2%の増加、一方で2003年に食費の消費は1年間で一人当たり4103元で、エンゲル係数にすると37.2%、前年比2.2%の減少となった。特に服飾関係の支出の増加が目立ち、市民一人当たりの平均は751元になっている。その他の内訳は通信費が499元、教育費は937元、娯楽費は418元となっている。 
2004年2月01日
■新卒大学生の給料■
 春節休みが終わり、今年卒業する大学生の就職活動も本格化してくる。とくに上海以外から来ている人たちにとっては、正念場だ。以前新卒の給料レベルは月に2000−3000元といわれていたところだが、今年は1500元程度を希望する学生が多いようだ。上海で開かれている就職説明会にやってくる学生に現地新聞が聞き取り調査をしたところ、1500−2000元を希望する学生がもっとも多く、さらに就職難を反映してか800元でも上海で仕事をしたいという学生もいたという。ただ企業側も賃金よりも能力の有無をみており、ただやみくもに安い給料を希望して採用されるというわけでもない。しかし就職戦線が厳しいことには変わりがない。
2004年2月01日
■2004年秋の中国F1レースのチケットまもなく発売■
 上海市嘉定区にある上海国際サーキット場がまもなく完成するに伴い、今年9月24日から26日まで上海で行われるレースのチケットが3月初めより発売開始になる。すでにHPも出来ており、詳しくは2月1日に完成したhttp://www.icsh.sh.cnで見ることができる。発売されるチケットはもっとも安いので160元、高いのでは3700元になっている。他の国際レース場に比べると低めに設定されている。発表されたコース図を上から見ると漢字の「上」の字に似ているように感じてしまう。
2004年2月01日
■南匯では30万羽のニワトリ、アヒルを処分予定■
 1月29日午後に南匯区康橋鎮怡園村においてアヒル200羽が死亡した報告をうけ、発病した地区から半径3キロ以内に関しては既に封鎖され、公安・交通部門などが汚染された家畜が外に出ないように処置が行われた。すでに3.5万羽が処分されている。今後3キロ以内にいる30万羽を処分するほか、3キロから5キロの範囲にいる家畜に関しては緊急にワクチンなど免疫力をつける処置が行われる。また日ごろ   なお、現地のメデイアでは海外の一部報道機関で発表された「上海で人に鳥インフルエンザが感染し、隔離された」という報道は否定されている。
2004年2月01日
■春節期間中、毎日1万トン近いゴミ、上海■
  上海市容環衛局の統計によると、今年の春節は大晦日から爆竹で賑やかだった「初5」までに出された生活ゴミは約66500トン、1日平均9500トンで去年より2割増加しているという。また爆竹によるゴミも突出していて、上海市では3万5千人の職員を出して清掃作業にあたり、大晦日と初5あわせて2000トンに及ぶ爆竹のゴミを処分した。また燃えカスによってゴミに火がつかないように、爆竹の燃えカスには水をかけて処理するなど苦心が絶えない。
2004年2月01日
■出稼ぎ労働者の春節ラッシュも一段落、次は学生ラッシュ■
  春節の移動に伴い、高速バスの運賃は値上げしていたが、2月1日より正常に戻っている。バスに関しては毎日10万人を超える利用者が利用していた。一方、鉄道に関してはもうしばらく値上げの状態が続く。現在鉄道ではいまでも毎日14万人ものUターン客で混雑している。今後、2月8日までは大学生など学生のUターンラッシュを迎えるため、2月8日から2月15日まで鉄道運賃は値上げのままで推移する。
2004年1月27日
■Uターンラッシュが始まる■
 春節休みもそろそろ終わりを迎え、帰省していた出稼ぎ労働者たちも上海へ戻ってくる。25日には上海駅の利用者は12万人を突破し、26日にはさらに増えて15万人ほどが上海に戻ってきている。四川省、安徽省からの出稼ぎ労働者、なかでも華東地区での出稼ぎ労働者がもっとも多いとされている阜陽からのUターンもこの2,3日でピークを迎える。16万人いる学生のUターンラッシュは2月5日前後にピークを迎える模様だ。例年よりUターンする人の移動が早まっている背景には、少しでも混雑を避けようとする出稼ぎ労働者の心理が影響しているようだ。 
2004年1月27日
■上海、今年の春節は記録的寒さに■
 今年の春節は大晦日から連続して6日間最低気温が氷点下となる厳しい寒さに見舞われた。上海市の中心部では徐家匯で最低気温氷点下4.6℃を記録したほか、崇明島では氷点下6.8℃まで下がった。上海で過去の最低気温は氷点下12℃となっているが、ここまで10年連続暖冬であったことから、今年は特に寒い春節になった。今後天気はしばらく安定して晴れになるが、最低気温が氷点下を脱出するにはもう少し時間がかかりそうだ。 
2004年1月23日
■中国、GDP9.1%増加、一部専門家も心配■
 1月20日に発表された国務院の記者会見で中国国家統計局が2003年の国内総生産が11兆6694億元、GDP成長率が9.1%に達したことについて、中国国内ではさまざまな意見が発表されている。そのなかで上海社会科学院科研処副処長王?(さんずい+令)の分析によると、予想の8%を上回る成長率に関して経済が過熱しすぎている可能性も否定できないとしている。中国の実際の競争力が経済成長の速度に追いついていない現実や、とくに量的生産は増えつつあるものの、質的な向上がまだ問題として残っていることを指摘している。現在中国の経済成長を引っ張っているのは不動産、自動車、建築建材、鋼材などの伝統産業で、これらは中国の膨大な人口を背景に量的に拡大している。全体的にはSARSの影響も克服し、オリンピックに伴う投資や、長江デルタ地帯、内陸西部地方への開発投資などがGDP上昇に大きく貢献しているといえる。 
2004年1月23日
■明日24日、さらに冷えます■
 春節2日目、相変わらず寒い日が続いている。上海の巷では、夜の間に凍った路上の氷が昼間でもとけないで残っているところが多い。それもそのはず、上海市中心気象台によると23日はこの冬一番の寒さになり、最低気温は−4.2℃を記録した。郊外によっては−6.8℃のところも。1月24日はさらに冷えて、最低気温は−4℃から−5℃の予想。地面の水が凍って滑りやすくなっているので、歩くときもご注意を。 
2004年1月20日
■赤外線検温器に大きな誤差、SARS予防■
 空港や駅などで発熱した旅行者を見つけるための赤外線検温器はすっかりおなじみになっている。ところがこの機器には工業用と医療用の2種類があり、コストなどの面から混合されて使われていることが発覚している。そこで中国の国家食品薬品監督管理局は今年2月1日より赤外線検温器に関してこれら機器を第2類医療器械の分類に指定し、管理を徹底するようにした。現在多くの病院で利用されている工業用の赤外線検温器は−18℃から275℃まで測定できるが誤差が2%生じるほか35℃から37℃の細かい体温変化を知る上では好ましくない。また規定の誤差0.4℃以内の基準も満たしているか怪しい。ところが医療用の検温器になると価格が数万元もするためコスト的に導入できないところが多い。現地新聞の「東方早報」によると結果的には北京では80%以上の検温箇所で工業用の機器が使われているのが現状で、SARS患者の早期発見には疑問視する声が専門家の間で出ている。
2004年1月20日
■春節期間中、SMT(リニア)のチケット値下げ■
 春節の休み期間中は、1日中浦東国際空港と龍陽路を結ぶ磁浮列車(リニア)が運転されることになっている。またそれにあわせて春節休み期間中には家族割引チケットも発売される。「幸福家庭セット」では3人家族で、あわせて片道150元、往復でも250元で乗車できる。往復なら1人あたり40元となりかなりお徳。また「三代同堂セット」では、5人家族を対象に片道225元、往400元で乗車可能。また春節休みの後半に当たる初六、初七の2日間は浦東国際空港を利用した人のために、片道45元の割引チケットも発売される。 
2004年1月20日
■出稼ぎ労働者が帰省してしまって…、上海■
 いままで道端で小物や点心などを売っていた人たちがいなくなったことに気がついている人も少なくないはず。実は出稼ぎ労働者が地方へ一斉に帰省してしまった影響で、市民の生活にも少なからず影響を与えている。いつも道端で朝食を買っていた市民も、コンビニやスーパーで朝食を買ったりする姿も見受けられる。またお昼のお弁当の配達も、配達員が帰省してしまった関係でなかなか時間通りつかないことも。またクリーニング店でも、人手不足で衣類がさばききれずに、客を断っているところもあるようだ。また日ごろアイさんこと家政婦さんに頼り切っている市民の家庭も、アイさんが帰省してしまって四苦八苦している。この春節休み期間中の時給は通常の2倍、3倍でも仕事があるため大忙しだ。いまさらながら、地方から出稼ぎに来ている人たちなしではまわっていかない都市、上海の現実を思い知らされる。 
2004年1月20日
■上海の不動産市場、値上がり全国一■
 国家統計局、国家発展改革委員会のまとめた2003年第4期の中国全体における不動産価格の動向は、2002年の同期と比較すると土地の交易に関しては8.9%、家屋の取引に関しては5.1%、また賃貸物件に関しては2.2%の価格上昇が見られた。全国の主要35都市のうち、上海の上昇率がもっとも著しい。家屋の取引に関しては2002年の同期と比較して29.1%の上昇、去年の第3期と比較しても7.6%の上昇になっている。土地交易価格の上昇に関しては杭州がもっとも上昇し、2002年同期と比較すると44%の上昇になっている。
2004年1月20日
■春節休み期間中、寒くなりそう■
 気象台の発表によると、シベリアからの強い寒気団が南下してくる影響で、19日から24日まで華東地区でも北風が強く吹き、かなり冷え込みそうだ。特に23日から24日にかけては江南、華南地区でみぞれ模様になる予想。25日から27日にかけては本格的に雨が降る可能性もある。全体的にはすっきりしない天気になりそうだ。 
2004年1月19日
■上海、ナンバープレートの平均価格が過去最高■
 1月に行われた上海のナンバープレート落札平均価格が、過去4年間で最高の39516元を記録した。今回の落札に参加した人数は8663人で、12月比較して1828人減少、そのうち権利を取得できたのは5000人で、落札成功率は57.72%となっている。春節前後して、市民の自家用車の購買熱が高まるため、ナンバープレートの相場も上昇した形になっている。最低落札価格は38000元。  
2004年1月19日
■KFC、中国で1000店目を開店、北京にて■
 上海でも若者を中心に非常に人気のあるケンタッキーフライドチキンは巷でもいたるところで見かけることができる。2003年9月3日の段階で中国全土で850店舗あるチエーン店は、2004年1月16日には1000店舗を突破した。1000店舗目は北京朝陽区桜花園東街にある店で、1000店舗目の看板が掲げられている。一方でライバルの一つでもあるマクドナルドは現在中国全土で560店舗で、現在のところケンタッキーが圧勝している。中国百勝餐飲グループでは、中国人の鶏肉好きの食文化のほかにも、中国人の食文化にあった新メニューの開発などが影響していると分析している。
2004年1月19日
■空港バスにもベンツバスを投入、「機場3線」■
 虹橋開発区の銀河賓館から徐家匯を経由して浦東国際空港を結ぶ空港シャトルバス「機場3線」に新型バスが20台投入されている。1台190万元するベンツ製のこのバスは、ハイデッカータイプで、一人当たりの座席スペースも改善されたほか、トランクスペースも大きなスーツケースが入るように設計されている。また窓も曇りにくいペアガラスを採用するなどサービスが向上している。料金は今まで同じで、全区間を乗りとおしても20元、さらに中国の銀行のキャッシュカードやVISA、JCBなどのクレジットカードも使える。 
2004年1月19日
■春節休みに海外旅行へ行く上海人増加■
 春節の1週間の休みを利用して、海外で過ごす上海人が増加傾向にある。上海市内の12ある海外旅行ツアーを組織する旅行会社の統計では、この春節期間中に1256のツアー団体が組織され、合わせて2.68万人が海外旅行にでる。去年と比較しても22.6%の大幅な増加だ。また一方で、この春節期間中に上海にやってくる観光客は240万人にのぼり、とくに春節明けの3日目がピークを迎えるものと予想されている。上海人の主な海外旅行先は東南アジア、オセアニア地区が人気で、香港・澳門地区も相変わらず人気がある。
2004年1月19日
■杭州でバスが湖に突っ込む、12人死亡■
 1月17日の未明3時ごろ、浙江省杭州市淳安県で、帰省客を満載していたバスが30メートルしたの千島湖に突っ込み、12人が死亡21人が負傷した。バスは旅客運輸許可証を正式に取得していないバスで、公安当局が事故原因を調査している。春節前後して多くの人が移動する時期に入っているが、同時に中国各地で交通事故が頻発している。 
2004年1月19日
■上海で雪、一部では雪化粧も■
 暖冬続きで雪もめったに降らなくなった上海で、久しぶりに雪が降った。朝方は気温の高かった上海だが、正午前後には気温が3度前後まで下がった。18日午前10時ごろから北部を中心に雪が降り始め、正午前後には上海全体で雪が舞った。この影響で一部高速道路で最高時速60キロー80キロの速度制限が行われた。市の西部にあたる?庄地区ではうっすらと雪化粧し、久しぶりのまとまった雪に子供たちが雪遊びをする様子が見られた。 
2004年1月19日
■本当に捕まらなくなった上海のタクシー■
 春節が近くなって、上海市内のタクシーが非常に捕まりにくい状態になっている。なにも外国人に限ったことではなく、上海人の間でも悩みの種。特に昨日のように雪が降ったりすると車不足に拍車がかかるため、18日には緊急に2000台のタクシーを配備したほか、8000台のタクシーを電話予約用に備えた。大晦日にあたる「大年夜」は夕方5時から6時、夜の8時半から9時半に関しては、すでに予約で一杯だ。多いときには1分間で5台のタクシー予約が入っている状態だ。春節期間中はほとんどの職場で休みになるため、早朝と昼前後、夜8時から9時前後にそれぞれピークが予想され、タクシーを捕まえるのは困難になる。また電話で予約する場合も、最低1日前には車を確保しておくようにしておきたい。 
2004年1月17日
■春節近くなり、肝炎・寄生虫に注意■
 上海だけでなく、中国全土でもいえることだが、この冬から春にかけての季節はウイルス性肝炎が非常に発生しやすい。とくにA型肝炎とE型肝炎に要注意だ。1988年には上海でA型肝炎が大流行したほか、新疆でもE型肝炎が流行した。春節の時期は外食する機会が増え、また日ごろ口にしない食べ物を口にすることも多い。また、寄生虫にも要注意だ。たとえば、蛇の肉、胆、蛙、酒に漬けた蟹(酔蟹)、ザリガニ、菱角、タニシなど加熱が不十分であれば容易に感染する。 
2004年1月17日
■上海、去年1年間で追突事故2万件■
 上海市交巡警総隊によると、上海市の自動車による交通事故のうち、追突・飲酒運転・無理な車線変更が交通事故の主要3大原因になっている。去年1年間で、車間距離を十分にとらずに追突事故が発生した件数は2万件にのぼり、死亡者も47人で、事故件数では前年比40%の増加。さらに無理な車線変更により発生した交通事故は7116件、72人が死亡している。また飲酒運転は247件、そのうち死亡者は71人、死亡者に関しては前年より70%増加している。 
2004年1月17日
■南京で建築中の高架道路が倒壊■
 15日午前2時ごろ、南京市緯七路の建設中の高架道路で、高架橋が突然倒壊し建築作業員で多数の負傷者が出ている模様。事故が起きた建設現場は、すでに橋脚が出来上がりコンパネの組み立ても完成し、コンクリートを流す作業をしていた過程で発生した。現場では橋面が見事に崩れ、無数の鉄筋がむき出しになっている。現在原因を調査中。 
2004年1月17日
■上海市衛生局、外来患者は検温義務■
 1月14日、上海市衛生局は緊急通知を出し、上海市内の各医療機関は外来患者に対して入り口の検査コーナーにて検温を実施することになった。検温することにより、発熱患者と非発熱患者を分類するほか、発熱患者で呼吸器系の症状がある場合は、マスクを配布し、発熱外来へまわすことになっている。さらに発熱外来のない医療機関では発熱があり、呼吸器系の症状がある患者に関しては、発熱外来のある医療機関へまわすように通知を出している。 
2004年1月17日
■2003年、違法出版物810万件押収■
  公安、司法部、文化稽査等の各関係機関が協力して、海賊版や中国の法律に抵触するような違法な出版物の取締りを行っている。2003年の1年間で海賊版のCD、DVDなどを製造していたグループが3つつかまり、関係者には罰金および8年の懲役の判決が出ている。また違法な出版物に関しても、2003年の1年間で810万件押収されている。
2004年1月17日
■今年中にゴミ収集も有料に■
 深刻なゴミ問題を抱えている上海市では、問題を解決するためにゴミ収集に関する費用を徴収することで検討に入った。早くて今年中にも制度化する見込み。上海市市容環境衛生管理局によると、この「ゴミ処置費」は、ゴミの焼却や埋め立てに発生するコストに当てられる。中国全土でも既に100あまりの都市で「ゴミ処置費」を徴収していて、一般的には1家庭につき月に6元から10元が相場になっている。  
2004年1月17日
■今日から小中学校でも春節休み■
 夜に地下鉄に乗ると、上海駅方面の列車は大きな荷物を抱えた出稼ぎ労働者で一杯だ。多くの人は鉄道に何時間、十数時間と揺られながら、お土産を手に故郷へ向かう。上海市内でも市内100万人以上いる小中学生も1月17日から春節休みに入る。期間は2月8日まで。市教育委員会では、休み期間中の子供たちのために市内各学校の図書館やパソコン室を解放したり、運動場で遊べるようにしているところが多い。また児童生徒の負担を軽減するために、休み期間中に各学校では補習クラスを開かないように、厳しく通達が出ている。  
2004年1月15日
■未明の浦東でガス漏れ事故、市民約1000人が避難■
 1月15日の午前3時ごろ、浦東南泉路、東方路、峨山路、藍村路一帯で、広範囲に及ぶガス漏れ事故が発生し、一時付近の住民が1068人が避難した。消防車5台が出動し、公安などと協力して、付近の住民を避難させるために誘導した。消防所の調査では、ガスの圧力調整装置が故障し、各家庭に引き込まれているガス管に大きな圧力がかかったためガス漏れが発生したとしている。朝6時前後には避難していた住民は自宅にもどった。 
2004年1月15日
■給料を払わない老板■
 春節が近づき、帰省する出稼ぎ労働者のラッシュが続く中で、中国全国的に給料を労働者に払わない給料未支払いの問題が大きくクローズアップされている。中国全国では1000億元の給与がまだ未払いの状態にあるといわれており、トラブルが絶えない。去年だけでも上海で分かっているだけで600件の給与未払い、額にして5000万元が発覚し、被害にあった労働者は8万人に達する。2003年4月に『上海市企業工資支払方法に関する法律』が制定され、雇い主は毎月1回は給料を支払うことが義務付けられているが、周到するまでには時間がかかりそう。
2004年1月11日
■小霊通、市街地の普及は延期へ■
 一月60元の使いたい放題の料金設定で注目を浴びた中国電信によるPHSタイプの携帯電話だが、上海市街地での普及には待ったがかかった。江蘇省、浙江省など近隣地区ではすでにかなり普及してきた小霊通は上海の郊外ではPHS式が採用され既に10万前後のユーザーがいる。一方で市街地に関してはCDMA方式が採用され、去年末あたりから広告も出始めていた。ところが今年に入って、市街地の小霊通に関しては、中国電信は撤退の意向を示し、代理店からも姿を消している。電話代の割りに設備投資がかさみ高い利益が望めない可能性が高いことや、高層ビルが多い上海では、安定した通話が行いにくいなどがその理由に挙げられている。
2004年1月11日
■黄浦江に新たなトンネル、工事が始まる■
 世界最大規模のシードル工法によるトンネルが1月9日より工事が始まる。直径14.5mの上中路トンネルは、中環線と上中路を結ぶ全長2.8キロ。トンネル内は2階建てで、それぞれ2車線ずつ8車線の構成。設計最高時速は時速80キロ。徐浦大橋と盧浦大橋との間に位置する。2006年6月に開通予定。 
2004年1月11日
■CCTVの春節晩会、CM代でほっくほく■
 日本で大晦日に紅白歌合戦があるように、中国でも春節には恒例の「春節晩会」を見る人が多い。特に全国ネットのCCTVで放映されるために、企業としてはそのCMの効果は計り知れないといえる。中でも一番高いのが、0:00の新年を迎えるときに流れるCMで、今年は広東省の空調メーカー「美的空調」が600万元の最低価格のところを、1千万元近い価格で落札している。「春節晩会」では全部で12分のCMの時間が用意されているが、それぞれの時間帯によって価格が大きく異なる。時間も5秒のものから10秒のものまでさまざま。ちなみに20:00に流されるCMの最低落札価格は400万元となっている。 
2004年1月11日
■今週のお天気■
 先週は北方からの弱い寒気団と、西南からやってくる湿った空気が長江流域でぶつかったため、1週間のうち大部分は雨のあいにくの天気だった。上海市中心気象台によると、今週は、西南からやってくる気流の勢力が強いため、前半はやはり雨が降りそう。ただ、週の後半は寒気の影響で天気は晴れるものの寒くなりそうだ。平均気温は6℃前後、最低気温は寒いときで0℃の予想。
2004年1月11日
■帰省ラッシュ、鉄道の切符手に入らず■
 上海駅では帰省ラッシュによる混雑が続いている。1月13日には多くの大学が休みに入るために、鉄道部では帰省する学生のために団体で切符を優遇する処置をとっている関係で、この時期は一般客はチケットが取りにくくなっている。通常、全国で1日280万人分の座席が発売されているが、この時期には1日430万人が鉄道を利用するため、必然的に座席は足りなくなる。また、長距離列車を優先的に増発しているため、一部短距離の列車に運休などの処置が取られている。 
2004年1月10日
■ベンツのタクシーがお目見え■
 上海の大手タクシー会社、大衆タクシーで5ベンツのタクシーが導入された。使用されるタイプはE200タイプで、中国では1台60万元する。まずは50台が導入された。色は大衆タクシーおなじみの青色で、タクシー料金は普通のタクシーと同じ。また空車であれば、街で普通に拾うこともできる。運転手は1.6万人いる大衆タクシーの運転手の中でも、選りすぐった運転手が選ばれる。さらにトラブルがあったときに公安とすぐに連絡が取れるシステムや、エアバックも装備されている。といっても運転手が毎月会社に納める運営費は普通のサンタナよりも2000元高い1万2千元なので、運転手もしっかりと稼がないとけない。 
2004年1月10日
■『新華字典』の改訂版が発行される■
 出版50年を迎える『新華字典』は既に4億冊が発行されている世界でも珍しい発行部数を誇る辞書。当然、中国でも発行数はもっとも多く、使用頻度も高い辞書の一つだ。中国語も社会の発展に伴い新しい語句が生まれてきており、今回の改訂版では「克隆」(クローン)、「黒客」(ハッカー)などの語句が新たに収録された。同時に、本の海賊版も多く出回っている中国では、新たな海賊版対策も行われている。 
2004年1月10日
■「蘇州号」でもテロ対策■
 世界的にテロに対する対策が叫ばれている中、上海と日本を結ぶ上海国際輪渡公司の蘇州号は中国で初めて国際的に認められた反テロ対策の通行証を取得した。今年7月1日より、国際航路を航行する船舶に関してはこの通行証の取得が義務づけられる。この基準を満たした船舶は、船がテロリストなどにより攻撃を受けた場合、スイッチひとつで船全体が緊急状態になり、操舵室は施錠され、陸地に船の位置を連絡し、衛星を通じて自動的に対策処置をとることができる。
2004年1月10日
■外国人、上海の高級物件を中心に人気■
 台湾、香港、シンガポールを中心に上海の不動産物件は相変わらず人気だ。信義不動産研究センターの分析によると、外国人に人気のある物件は高級物件が中心で1平米あたり8000元から10000元が中心。市内ではマンションなら160万元から200万元、一戸建てなら300万元から400万元クラスが人気が高い。地区別には徐匯区、長寧区、浦東新区の順になっている。特におおきな公園が近くに在る南向きの物件は人気が高い。中古物件に関してもこの傾向が出ており、徐匯区の東方巴黎、浦東新区の仁恒濱江花園、長寧区の東方康橋、東方雅苑、嘉里華庭では取引が活発だ。 
2004年1月10日
■上海、タクシーに液晶デイスプレで広告■
 地下鉄、バスでは液晶モニタを使ったテレビ番組はすっかりおなじみになっているが、今度はタクシーにも登場する。上海博芸広告公司では上海の巴士、農工商、藍色聯盟など大手タクシー会社1万台のタクシーに対して、1台5000元相当の液晶モニターを設置する。すでに300台のタクシーには設置済みで、試験が行われている。このモニターは助手席の後ろ部分に設置され、後部座席の客が見る形になる。上海には42000台のタクシーが走っており、毎月8000万人が利用するといわれている。さて、その広告効果はいかが?
2004年1月9日
■江蘇、浙江、上海地区のEMSがさらに速達化■
 2004年1月8日より、江蘇、浙江、上海の22の都市でのEMS郵便が速達化される。対象となるのは5キロ以下のEMSで、「次晨次」というサービス項目を選択する。料金は通常料金に5元割り増しされる。送り側は、午後7時までに郵便局で手続きを済ませると、次の日の午前10時までには到着する。さらに時間に遅れた場合は、料金は全額返還される。なお、郵便物を郵便局に取りに来てもらう場合は、6時までに電話番号185に電話する。このサービスにより、従来より3時間あまり配達時間が短縮されることになる。
2004年1月9日
■SARS対策、病院外来・駅での体温検査を強化■
 広東省でSARS患者が発見されたことを受けて、上海市内の総合病院では、赤外線体温測定器をつかって外来にやってくる患者の体温測定を強化している。上海市衛生局では病院内での観測を強化するために、発熱外来用の検査コーナーを設置し、呼吸器系疾患による発熱とそうではない患者の発熱を分類し、呼吸器系疾患の発熱患者はすぐに専門の外来へ移されるように規定している。また春節の移動シーズンを迎えて、鉄道部では38℃以上の体温がある旅行者に関しては旅行を禁止するように呼びかけているほか、駅に入場するときに赤外線の体温測定器によって乗客の体温をチエックし、以上が示された場合は、さらに体温計による体温チエックを行う。体温が37.5℃以上で呼吸困難、咳などの症状がある場合は、すぐに発熱外来へ移送されるようになっている。上海駅では今のところ38℃を越えるような発熱患者は見つかっていない。なお外国人に関しては、上海肺科医院、復旦大学付属児科医院がSARS指定の病院になっている。 
2004年1月9日
■新年上海百貨店売り上げランキング■
 上海消費信息快速反応系統が2004年1月3日、4日土日の上海市内の百貨店売り上げランキングを発表した。それによると南京東路にある第一百貨商店が1651.64万元でトップ、次に徐家匯に店のある東方商厦有限公司が1374.96万元、第一八佰伴が1185万元、新世界城有限公司が1137.9万元、百盛淮海店が925万元、太平洋徐匯店が650万元となっている。南京路、人民広場地区、徐家匯地区、淮海路地区、浦東の第一ヤオハンと伝統の商業地区が健闘した結果になっている。
2004年1月9日
■帰省ラッシュ、全国で18.9億人が移動■
 1月7日から春節に伴う帰省ラッシュが始まっている。この40日の間に、全国では18.9億人が移動し、中国全国の交通はまさに「非常体制」でこのラッシュに臨む。そのうち、鉄道を利用者は1.37億人、バスなどの利用者が17.17億人と予想されている。今年は、飛行機の利用者が増える見込みで、去年の同期よりも1割ほど多い。鉄道に関しては1月13日、19日、20日が今回の帰省ラッシュのピークで、鉄道も大幅な増発されているが、相変わらず市内各地のチケットセンターには長蛇の列ができている。 
2004年1月9日
■上海市民へ普通語の普及■
 万博を迎えるにあたって、上海市民にもっと普通語を使ってもらおうと、上海市民に普通語の資格試験を実施することになった。市民を対象にしたこの資格は、まず普通語100句を対象に簡単なレベルから行われる。上海市では今後3年の時間を費やして、普通語の普及を目指し、特に公務員やサービス業などでは普通語を共通語として使えるような環境を整えていくほか、公務員や司法関係者の試験では普通語のレベルも採用条件に加える。特に教師などで、中国政府のレベルに達していない者に関しては、再度研修を受けるようになっている。 
2004年1月6日
■上海−杭州の高速ネットワーク構想■
 浙江省計委では、上海と杭州との鉄道ネットワークを充実させるための検討に入った。現在、リニア形式にするか高速鉄道方式にするかは結論は出ていないが、2009年までに竣工させ、2010年開通を目指すことで調整に入った。滬杭高速道路が交通量の増加に伴って渋滞が少なくないほか、鉄道もまだ便利という状態にはなっていない。そこで2010年までには鉄道は3路線、高速道路は4本整備することにより上海と杭州とのアクセス向上を図る。
2004年1月6日
■鉄道で帰省ラッシュが始まる■
 1月5日より、上海から雲南・貴州・四川方面の列車を中心に軒並み満席の状態でとなっているほか、安徽省方面の近距離列車にも満員となっている。50万人を超えている利用者のうち、18万人は長距離列車の利用者で、ここ数日増加傾向にある。すでに混乱を解消するためにここ数日上海駅では入場制限を行っている。さらにこの時期に鉄道を利用する場合は、2時間前には駅に着くようにと呼びかけていてる。
2004年1月6日
■上海ゴルフ場戦国時代■
 上海には現在約14箇所のゴルフ場がある。だた、2,3年前と比べると会員権の価格も下がり、一部では値下げ合戦も繰り広げられている。全体的に競争が激しいため、8割以上のゴルフ場が思うように利益が出ていないというデータもある。会員権も700元前後、会員でなくても千元前後でプレーできるコースもある。中には最低200元で18ホールまわることが出来るコースもあるぐらいだ。さらにすでに1-2のゴルフ場が建設を申請中で、来年にはOPENするという。現在中国には50万人のゴルフ人口があるといわれている。中国人のゴルファー人口が増えつつあるものの、やはりまだ大部分が外国人という状態のようだ。
2004年1月6日
■滬寧高速道路でバスが燃える、12人死亡■
 1月3日の朝、滬寧高速道路の鎮江丹陽付近で、バスが燃え上がり12人が死亡、16人が負傷した。このバスは、春節を向かえるために河南へ帰省する出稼ぎ労働者が94人乗車していた。ただ、バスは40人乗りで、大幅に定員オーバーの状態だった。現在原因を調査中。 
2004年1月1日
■人工雪舞う大上海時代広場、カウントダウン■
 大晦日の上海では、各地でカウントダウンが行われ、大勢の人でにぎわった。新天地隣にある公園の人工池では劉徳華が歌を交えてミニコンサートを行い、多くのフアンとの熱唱で盛り上がった。そうして2003年がもう終わろうとするころ、先日若くして亡くなった香港女優梅艶芳を偲んで、劉徳華と彼女のコンサートでデユエットしたことのある「月亮代表我的心」を最後に歌った時には多くの観衆は静かに聞き入っていた。そして11時50分になると、観衆の意表を突いて上海市市長一行が舞台に登場し、花火の中新年を迎えた。淮海路にある大上海時代広場でも恒例のカウントダウンが行われた。こちらでは、遊鴻明など歌手などが歌を歌った後、壁に掲げられた10個の「りんご」が観衆の掛け声とともに光る仕組み。そしてカウントダウンが終わり2004年に入ると、12台の人工造雪から雪が上海の空を舞い、花火とともに新年を迎えた。 
2004年1月1日
■大晦日の夜、繁華街は大賑わい■
 2003年最後の大晦日、南京路や淮海路、徐家匯などの上海で有数の繁華街では、カップルや若者で大賑わいになった。そのうち徐家匯では夜10時を過ぎたころから、客足が増え、映画館もチケットが平日の50%高の値段に設定されているのにも関わらず、この日はさっさと8本の映画のチケットは売り切れた。またこの近くにあるデイスコもチケットが平日の4倍という値段にも関わらず、大入り満員。ピザやアイスクリームの店にも長蛇の列ができた。
2004年1月1日
■蘇州では寒山寺、上海では龍華寺で除夜の鐘■
 蘇州の寒山寺では今回で25回目の除夜の鐘が鳴らされた。25年を迎えるこの行事は、今回は台湾にも中継された。この日、寒山寺に日本・台湾・香港などから3000人が集まり、108回の鐘の音を聞き入っていた。一方で上海では徐匯区にある龍華寺で除夜の鐘が鳴らされた。11時59分に1分間の平和への祈りをささげた後、2004年に入ると108回めの鐘が打たれた。その後花火があがり大勢の参拝客でにぎわった。 
2004年1月1日
■一部タクシーに紫外線消毒装置を設置■
 SARSのころは、毎日消毒をしたり何かと話題の多かったタクシーだが、今回は白色のタクシーでおなじみの錦江タクシーの200台の車輌に紫外線消毒装置が設置された。この装置は上海市技術監督局、市要望医学研究院などで実験を行った後、45分で92.32%の各種菌を殺菌できると効果が確認されている。これにより伝染病などの予防には一役買いそうだ。タクシーは平均で1日約40回ほど乗客をのせるが、そのため流動性が高い。紫外線消毒装置は後部座席上方に取り付けられていて、運転手がスイッチをいれると使える仕組みになっている。
2004年1月1日
■広告ビラ配りに罰金■
 去年あたりから南京路など観光客が多い地区で、名刺サイズの広告を配る人が跡を絶たない。広告の内容は多くは観光客などを相手にした航空チケットのデイスカウント。単に配るだけならまだしも、しつこく渡してくる人や、受け取った人も道路に捨て放題状態で、地下鉄などの入り口には紙切れが散らかり放題のだった。これに対して、黄浦区人民政府は1月1日より南京路の歩行者天国、人民広場、バンド、豫園の4箇所で印刷物の配布を一切禁止し、個人が配布している場合は1回50元、企業が関係している場合は最高10000元の罰金を課すことになった。最近、これら配布をする業者が縄張り争いをし、殴りあう喧嘩をする事件も起こっており、管理規制が急務になっていた。 



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