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2004年4月29日
■上海市街地のライトアップの時間が変更


 上海市市容環衛局では、4月30日より上海市街地のライトアップの時間が夏時間に変更される。4月30日から5月6日までは19:00から23:00までライトアップされることになる。それぞれ30分時間が遅くなる。例年通り行われている人民公園地区や、バンドなどのライトアップはもちろんのこと、今年のライトアップは、内環状線・滬閔高架道路などの高架道路や橋も加えられている。 


2004年4月29日
■地下鉄1号線、ラッシュ時に機器故障14分の遅れ


 28日の朝8時25分ごろ、地下鉄1号線の莘庄駅から上海駅へ向かう線で、列車が上海体育館付近で故障し発車できなくなり、地下鉄が14分遅れた。この影響で、地下鉄では混雑が続き、乗れない乗客が続出した。故障が出てから、上海地鉄公司では、徐家匯駅にて折り返し運転をする処置をとったが、9時20分ごろに正常運転に戻るまで、列車とホームに乗客があふれていた。 


2004年4月29日
■今年のゴールデンウイーク、南方地方は雨模様


 中国気象台センターが予測した中国全土のゴールデンウイークの天気予報は、北方地方は寒気の影響で風が強く、気温もあまり上がらない一方で、南方地区は曇りまたは雨の日が多いとなっている。5月1日、2日にかけては中国の大部分の地区で雨が予想されており、長江中下流地区では20ミリから40ミリに達する見込み。また華北地区では気温が下がり、4℃から8℃になる見込み。5月3日以降、北方地区でも徐々に気温が上昇する見込み。3日から5日にかけても江南地区は雨中心で、また気温もさらに3-5℃ほど下がる。4日から南方でもところにより晴れ間がでてきそうだ。


2004年4月28日
■オートバックスの中国戦略


 日本のカー用品チェーンの大手、オートバックスが上海オートバックス莘庄店を開店した。中国でもマイカーが急速に増加し、購入後のアフターサービスや車の改造、部品の販売などが新しいサービスとして注目されている。莘庄に開店した中国での1号店では、面積1000平方メートルの売り場に、8000種類以上の自動車に関連する商品が陳列されている。30%が日本からの輸入品だ。来年には上海に2号店を出店し、5年以内に中国に100店舗の展開を目指す。 


2004年4月28日
■ゴールデンウイーク、杭州で乗用車乗り入れ制限


 毎年、5月の連休になると大渋滞をおこす杭州の西湖地区の道路だが、今年は乗用車の乗り入れを制限することになった。座席数が12席以下の乗用車に関しては、西湖から約1キロのところにある駐車場に車を駐車してから、5路線あるシャトルバスで湖付近へ乗り入れる仕組み。駐車場は全部で9箇所あり、バスの値段は1人当たり2元から5元。それぞれ5分間で運転されており、杭州市内の各観光地へもアクセスできるようになっている。今年はこの処置で毎年1時間から2時間は待たされたという交通渋滞が解消されるか、結果が見ものである。


2004年4月28日
■増える2ヶ国語教育の幼稚園、小学校


 先日上海で行われた全国2ヶ国語教学研究討論会では、上海市で幼稚園に関しても本格的に2ヶ国語教育に乗り出すように動き出す。まずは2006年から2010年にかけて上海市の500あまりの小中学校・幼稚園にて二ヶ国語教育を行い、50万人近い学生が恩恵を受けることができることになる。2001年5月から上海では2ヶ国語教育が実験的に行われており、2003年12月にはすでに260箇所になり、2ヶ国語教育を行うことのできる教員も2000人にも増えている。 


2004年4月28日
■2010年にはゴミ埋め立てを廃止へ


 生活ゴミなどの処理問題が深刻化している上海で、2010年までに生活ゴミに関しては、半分を焼却処分し、のこり半分は微生物によって分解させる計画が始まっている。現在、上海で毎日出される生活ゴミは1.4万トンで、すでに上海のゴミ処理能力を完全に超えている状態だ。また今は、50%以上を埋め立てて処理しているため、環境面での影響がかなり心配されている。また生活ゴミの半分近くを占めている残飯や果物の皮などの有機ゴミに関しても、焼却にてこずっている状態だ。微生物処理に関しては、すでに38台の機器が普陀区に設置され、運転が開始されている。 


2004年4月27日
■浦西のオフィスビルが再び人気上昇


 浦西のオフィスビルがいま人気が上がってきている。その背景には、大規模オフィスビルの開発が続々と進んでいるからだ。たとえば新天地付近に作られている新天地改造計画のプランのうち、用地面積18万平方メートル、建築面積78000平方メートルのビルにはすでにソニーなどの大企業が入居を決めており、すでに80%が予約でうまっている。価格も高めで1平米あたり1日1.2米ドルから1.5米ドルとなっている。人民公園にあるラッフルズスクエアが完成してから、一部オフィスが浦東から浦西へ移る傾向もあり、特に浦東ではオフィス賃貸料が下落傾向にある。浦東の甲クラスのオフィスビルの賃貸料平均は今年第1期で0.67米ドルとなっている。


2004年4月27日
■上海で肝臓移植の医療費がますます安く


 上海市内では第一人民病院で肝臓移植が多く行われている。2001年に第1例目の肝臓移植が行われてから、すでに今まで200例あまりの移植手術を行ってきた。手術の経験が増えるに従って、手術費用も年々値下がりしている。2001年には40万元かかった手術も、2004年には17万元ほどで行えるようになった。中国国内での肝臓移植の平均費用が25万元から30万元と言われており、また中国は肝臓病患者が世界的にも多いため、肝臓移植に望みをかけている患者がすくなくない。末期肝臓がん患者や肝硬変の患者で肝臓移植によって一命をとりとめたという患者も多い。 


2004年4月27日
■成都のパンダ2頭が上海野生動物園にお目見え


 上海野生動物園には「国慶」と「佳斯」の2頭のパンダがおり、人々の人気を集めているが、なにしろ2頭しかいないため、なかなか観客の目に触れられなかった。そこで、成都パンダ繁殖研究基地では、上海野生動物園と協議した上で、「蘇蘇」と「珠珠」の2頭を成都から空輸することになり、26日午後に上海に到着した。この2頭はしばらく休憩したあと、5月の連休には人々の前に登場することになりそうだ。現在成都からきた2頭は食欲も旺盛で、1日にあわせて40キロ近い笹やタケノコを食べるという。 


2004年4月27日
■上海で成人の8人に一人が成人病


 高血圧、高血糖、高脂血症など成人病の原因となる数値に以上がある人のことを中国で「代謝総合征」という。上海ではこの「代謝総合征」になっている人が、二十歳以上で12%を超えており、50歳以上では33%、三分の一近くを占めている。これは中華医学会糖尿病楽器など中国全国の8つの大学病院や研究所が研究した結果で、都市部を中心に成人病が広まりつつあることを裏付けている。脂っこい外食料理のほかに、運動不足、ストレスなどの要素が上海人の体をむしばみはじめているようだ。 


2004年4月26日
■上海の伝染病、その4割を占めるものは?


 伝染病の中でも中国衛生部により甲乙類に指定されている伝染病で、上海で比較的よく見られるのは淋病、急性肝炎、肺結核、梅毒などだが、これらが甲乙類伝染病全体の95%を占めている。とくに梅毒と淋病が多く、その中でも45%占めている。さらにエイズも加えると、甲乙例の伝染病の49%になり性病の割合が高い。とくに最近上海では外来人口が急増しており、エイズが一般市民の間で広まる危険性が専門家から指摘されている。 


2004年4月26日
■いつになったら完成する環球金融中心


 浦東の開発が始まって今年で14年目になる。世界一の高さ(てっぺんのアンテナ部分を含まない場合)を誇る陸家嘴の環球金融中心は1997年から工事が始まっているものの、アジアの金融危機の影響を受け、一時工事が中止し、2003年2月に工事が再開された。その間に台北に高さ508メートルの高層ビルが建てられるなど状況も変化し、環球金融中心の高さも101階、492メートルに変更された。2003年2月に工事が再開したころには、投資総額は750億円から1000億円にふえている。現在、工事の進行状況は明らかにされていないが、ここ最近ではミキサー車が現場を出入りしており、600人近い建築作業員が柵の中で仕事を始めているようだ。7年越しの難産の環球金融中心、いつになったら完成するのか注目されている。 


2004年4月26日
■長江の水質が悪化へ、影響大きく


 長江の水質汚染の問題が深刻化している。中国発展研究院の報告では、10年後には長江も黄河と同じような運命をたどるのではないか、という危機論も出ている。長江の水は流域の500あまりの都市の生活の源となっており、早急の対策が必要だ。長江には毎年250億トン以上の汚水が排出されており、汚染を受けている沿岸は600キロにも及ぶ。上海でさえも、10年前では汚水の処理率は15%に過ぎなかった。2004年になってやっと90%に達したと発表されているが、ほかの都市に関してはまだまだといってもよいだろう。上海も少なからず長江の恩恵を受けている。早急な対策が、とくに法整備が求められている。 


2004年4月26日
■27日は北風が強くなります


 26日はあいにくの雨の1日だった。しかし、低気圧は弱まり、徐々に雨はあがってきたが、夜半から風が強くなり、27日は午前中にかけて北風が強く吹く見込みだ。最高気温は20℃前後となっているので、肌寒い。最近気温の変化が激しいので風邪引かないように注意したいところだ。 


2004年4月26日
■27日は北風が強くなります。


 26日はあいにくの雨の1日だった。しかし、低気圧は弱まり、徐々に雨はあがってきたが、夜半から風が強くなり、27日は午前中にかけて北風が強く吹く見込みだ。最高気温は20℃前後となっているので、肌寒い。最近気温の変化が激しいので風邪引かないように注意したいところだ。 


2004年4月25日
■上海、廃品回収ネットが開通


 いままでは、一部個人業者によって集められていた新聞紙などの廃品回収が、インターネットからでも行えるという中国でも始めての試みが行われている。このサイトは、http://www.xjh-waste.com で、今後市民で廃品を買い取ってもらいたい場合は、このHPからアクセスするか、電話で62348790で連絡すると、係員が取りに来てくれる。最近、廃品回収業者が街の雰囲気を壊しているという意見が相次ぎ、さらに回収価格が不当に安く設定され、市民の利益を損害しているというケースも多くみられた。さらに不当に回収された廃品が、さらに不当に再利用されるなど社会問題にもなっていた。このネットで収集される物品は、古新聞などの紙類、プラスチック、ガラス、家電、家具など日常で発生した粗大ごみなどで、現金で買い取ってくれる。 


2004年4月25日
■一部列車、来年から時速200キロ運転へ


 時速160キロ運転が始まったばかりの中国の鉄道だが、すでに来年末には時速200キロ運転を始めるための準備が行われることになった。これで第6回目の鉄道スピードアップになる。4月18日から始まった時速160キロ運転によるダイヤ改正では、夜行列車のダイヤに大きな変化が加えられ、基本的に夕方に出発したら翌朝の5−10には到着するダイヤになっている。また途中の停車駅がない直通列車も19本設定され、新型車両によるサービス向上が行われている。またいままで鉄道がなく不便だった楊州にも鉄道が開通し、片道5時間の上海−楊州間の列車が新たに設定されている。 


2004年4月25日
■歩行者の信号無視、罰金を厳しく


 今年5月1日より道路交通安全法が改定され、歩行者に対しての罰金が強化がされる。今まで最高5元だった歩行者に対する罰金が、10倍の50元にまで値上げされる。さらに自転車などの違反者に対しては、自転車の一時没収などの罰則強化が盛り込まれている。また、大きな交差点などで1度に道路を渡り切れない場合は、1度道路の中央部分で止まり、2度に分けて道路を渡るなど歩行者も注意しなければならないことも。上海の交通渋滞と交通違反の問題は直接的な関係にあるために、警察部門でも取締りを強化したいとしている。


2004年4月25日
■ゴールデンウイークはのべ360万人が上海へ


 5月のゴールデンウイークまであともう少しだ。この時期、中国でも休みになるため、観光客が上海にどっとやってくる。上海旅遊委員会では今年の旅行者数はのべ360万人と見ており、上海各地の観光地では準備が進められている。また上海市内の上海体育館から出発する各種定期観光バスもすでに予約が入り始めており、1泊2日のプランが特に今年は人気があるようだ。上海旅行集散センターでは、1日コースを48コース、2日コースを52コース、3日コースを10コース準備している。なお、毎年のことだが、この時期に中国各地に観光旅行に出かけるのにはかなりの覚悟が必要だ。


2004年4月25日
■年収10万元以上が100万人に、上海


 復旦大学経済学院による研究討論会で、上海地区で年収が10万元を超える市民が100万人を突破したという報告がなされた。上海では中流階級に相当するこの年収レベルでは、自家用車の購入、自宅の購入のほかにも、旅行や教育などにも消費が可能になり、経済の発展に大きく貢献するとされている。職業別には、企業のオーナーが多く、海外留学から帰ってきた留学生などもこの中に含まれる。ただ、大きな傾向として、たとえば旅行などは有名な観光地へいく旅行団的旅行が、娯楽もカラオケやフィットネスなど多くの人が同じような消費形式であるため、今後の発展次第ではさらに消費する範囲が増えるものと見られている。 


2004年4月25日
■スッポン、今年は記録的な安値


 上海の養殖スッポンの大部分は紹興・湖州から来ているが、今年はスッポンの値段がかなり落ちており、最近ではまれな安値になっている。上海では500g40元前後が相場のスッポンが、今では30元前後にまで下落している。その背景には、養殖業者の急増という事実がある。増加に伴い浙江省全体で去年に2.2億匹のスッポンが養殖され、需要と供給のバランスが崩れてのが大きな原因。さらに、最近の上海市民は野生のスッポンを好み、養殖はいまひとつとか。しかし養殖業者にとっては飼料や電気代が値上がりし、頭が痛い悪循環になっている。


2004年4月25日
■上海、SARS対策を強化


 一時空港などでの体温測定など、一部検査が簡略化されていたが、北京・安徽省での患者発生をうけて、上海の空港・駅などでの観測が厳しくなっている。健康申告カードへの記入、体温検査などが再び開始され、38℃以上の体温がある場合は、病院に収容されることになる。また毎日のSARS患者・疑いある患者の数の報告も仮に0人でも報告するように各病院に通知が出ている。


2004年4月18日
■外国人に人気のある不動産物件


 マンション価格の過度の上昇を防ぐために、上海市政府もさまざまな政策を出してきているが、それでも上海市内中心部の物件に関しては、特に外国人の購入熱が強い。中古物件に関しても、築5年以内で有名なデベロッパーが開発している物件に関しては、特に人気が高い。外国人に人気のあるのは、静安区・徐匯区・普陀区の価格が1平米8000元以上の物件で、また投資目的よりも自分ですむというケースが多いようだ。


2004年4月18日
■コンビニ戦争激化、「可的」も一部店舗整理


 乱立する上海のコンビニエンスストア、すでに3500軒が上海市内にあり、人口比では3800人に1店舗のわりあいになっている。上海ではすでに老舗のコンビニになる「可的」チェーン店も今年に入って利益の上がっていない店舗に関して、閉店するなどの処置をとっている。上海だけでなく杭州などでも店舗の整理を始めており、コンビニも数の時代から質の時代へ変化してきているようだ。 


2004年4月18日
■いよいよスイカのシーズン


 気温が暖かくなってきて、上海市郊外でとれたスイカが市場に大量に出回るようになってきている。枇杷や白瓜なども増えてきている。一時値上がりが心配されていたスイカだったが、数も順調に増えてきており、海南の種無しスイカは500グラム6元から3.2元に下落、浙江省でおなじみの8424の品種も500gで6元程度に値下がりしてきた。さらに入荷量は増える見込みで、夏に向けての準備が着々と進む。 


2004年4月18日
■上海の新卒生の給料、ダウン


 上海市労働と社会保障局がまとめた2002年に卒業した2003年新就職の大学生の給与状況を発表した。調査の対象になったのは専門技術を必要とする職種や、管理・サービス業など100あまりの職種だ。学歴別には博士号をもっている学生の年収は中間基準値で61061元、修士号で48433元、学部卒で30817元、短大卒で23909元となっている。特に就職難の中でもIT関係の収入の伸びは著しく、平均でも30865元、多い人なら8000元を超える年収となっている。また外資企業に勤めるひとの給与は相変わらず堅調で、平均で35072元となってる。 


2004年4月16日
■リニアの運賃、値下げへ


 利用率がいまひとつ伸びない上海のリニアの運賃が値下がりする。新しい料金はもともと75元だった片道料金が50元に、さらに往復チケットを購入すると80元となり、片道40元になる。また1等席の値段も片道100元、往復160元と値段が下がる。また身長120センチ以下の子供なら大人と一緒に乗車する場合には無料になる。チケットは乗車当日でも購入可能。

 
2004年4月16日
■4月17日からの週末のお天気


 今週末はどうやらぐずつきそうだ。土曜日は曇りのち雨、日曜日はくもり時々雨ですっきりしない。今週の上海は冷たい空気と暖かい空気が交じり合った関係で、気温の変化が激しく、最高気温ももっとも高いときで27℃、低いときで16.9℃と衣類の調節が難しかった。週末は最低気温は13−14℃、最高気温は18−20℃の見込み。

 
2004年4月16日
■4月20日より航空チケットが値上げ


 今月20日より中国国内の各航空会社の運賃が変更される。上海から中国各地70箇所あまりにとぶ便も例外ではなく、今回の値上げは10%前後になる見込み。東方航空の場合、対象となるのは4月14日以降に発売された4月20日以降に出発する便。さらに上海航空、中国国際航空などでも価格の調整が行われる見込みで、値段は規定で決まっている最高25%の値上がり幅範囲になる。その結果、たとえば上海−北京の料金はもともとの1030元から1130元になる。
 

2004年4月16日
■古北新区第2期計画


 上海でもかなり成熟した住宅地で外国人にも人気のある古北新区の第2期計画が始まっている。第2期はアメリカのJV建築設計事務所と上海城市計画設計研究院の合同設計で、すでに9つのデベロッパーが決まっている。それぞれのデベロッパーが統一した都市計画に基づいて住宅開発を行う。第2期の面積は57.7haで、総建築面積は103万平方メートル、また中層マンションを中心に高層マンションと融合させた設計で、第1期よりさらに個性的な都市空間を目指す。古北地区は外国人に特に人気で、日本人の住民も多い。 


2004年4月16日
■不動産、先物取引制限により、一部に資金難


 上海の不動産市場で7割以上をしめる先物物件、いわゆる「期房」の取引に関して、上海市政府が4月20日前後にも取引制限をだす見通しが濃厚で、すでに一部銀行ではローンの設定を停止したり対策に乗り出している。ところが先物物件の転売によって儲けていた投資家の80%が銀行から融資を受けており、まず1軒目を購入して、賃貸にしその家賃収入でローンを返済し、さらにもう1軒を購入するというサイクルが崩れる可能性も十分に出てきた。専門家はさらなる研究を重ねるとしている。


2004年4月16日
■国内移動時の体温検査、停止へ


 SARS対策のために、駅、空港などで行われていた国内移動者用の体温検査は4月15日から国家質量監督検験検疫局などの通知により、停止されることなった。すでに4月15日から虹橋空港の国内便に関して、体温検査は行われていない。浦東国際空港でも国内便の利用者に関しては、すでに体温検査は行っていないものの、国際便に関しては従来どおり。上海駅に関しては、まだ一部で赤外線による検温が行われているようだが、停止されるのも時間の問題と思われる。 


2004年4月14日
■飛行機と列車、北京−上海の競争激化


 4月18日から北京−上海間の鉄道のスピードアップと、5往復の直通列車増発に伴い、上海−北京での飛行機との競争が激しくなってきた。今回の増発により、鉄道では3000人分の軟臥(1等寝台)が増え、また無料の晩御飯サービスが提供されることになった。価格は軟臥利用で下段なら499元、上段で478元と航空機よりかなり割安感がある。今でも、利用率では80−90%あり、時には乗車券が購入しにくい場合も。一方で航空機はデイスカウントチケットで780元から930元前後だが、利用率は70%ほどでまずまず。ダイヤ改正後のシェアが気になるところだ。


2004年4月14日
■環境汚染と関係か?肺線維化の患者が増加


 上海肺科医院の呼吸器科によると、ここ数年間で間質性肺炎にかかる外来患者が増加傾向にあるという。とくに以前は老人中心だった間質性肺炎が、若者に広がりつつある。流行病学調査によると、300人の間質性肺炎患者のうち、30歳以下の患者が30人前後と比率が低くない。間質性肺炎になると、悪化すれば肺が線維化し、呼吸困難になりほっておくと生命も危ない。これら患者には一定の特徴があることが分かってきた。まずは、20%の患者が、家の内装を済ませたばかりであるという点だ。しかも内装業に関わっていた人も多い。そのため、部屋を改装したあとは2,3ヶ月置いておき、しっかりと空気を通すことが望ましい。さらにタンクに入った飲用水も注意が必要。これから暑くなると雑菌が繁殖しやすくなり、飲用水から肺へ感染する可能性も十分にある。タンクの水は3−5日で飲んでしまい、さらに90度以上で加熱することが大切だ。さらに、栄養に注意し疲れすぎないように心がけることにも気を使おう。 


2004年4月14日
■中国国際自転車展覧会が開幕


 4月14日より中国国際自転車展覧会が、浦東新国際博覧中心で開催される。面積66000平方メートルの6つの展示場には、900あまりの国内外の自転車企業が参加している。日本からはShimanoや、フランスのZEFAL、オランダのHolland Machinanics など海外から最新式の自転車が展示される。2003年中国で生産された自転車の台数は7000万台で、全世界の生産量の60%を占める。さらに最近では海外に輸出される中国の自転車も急増しており、文字通り自転車大国中国である。 


2004年4月13日
■2004・上海国際ジャズウイーク


 5月2日より、2004年上海国際ジャズウイークが開催される。ジャズのことを中国語では「爵士」と表記する。5月2日にオープニングセレモニーがポートマンで開かれ、5月6日の新天地での英国Metthew Herbertによるフィナーレまで、アメリカ・日本・フランス・イギリス・ノルウエーとジャズバンドがやってくる。チケットに関する問い合わせは上海021−62472010まで。


2004年4月13日
■公園の大挙する市民、マナーはまだまだ


 毎月10日は一部公園で入場料が無料になるが、4月10日はちょうど週末にあたるため、市内の23箇所の公園では50万人に及ぶ市民が押し寄せ、人だかりができた。とくに入場料金が20元と割高な上海植物園には、この日にはのべ20万人が訪れた。困ったのが公園の管理側。これだけの市民が押し寄せると、植えてある花を勝手に摘んだり、竹林のタケノコを抜いたり、ゴミを散らかしたり、大変な騒ぎになってしまった。200平米にわたって植えられたチューリップもかなり被害を受けたようで、市民の更なるマナー向上を祈らずにはいられない。無料にすることが果たしてよいことなのか、改めて議論が起こっている。


2004年4月13日
■フェイ・ウオン、王菲コンサートツアー、5月21日


 5月21日に虹口サッカースタジアムにて王菲のコンサート「菲比尋常」が開催される。今回のツアーは中国各地10箇所あまりをまわるものだが、まずは上海からスタートする。珍しく今回のコンサートはまったくといってもよいほど宣伝が無いが、すでに1800元のVIP席のチケット400枚は予約済み。1280元、1080元、880元、680元のチケットも予約が殺到しているという。今回は2万枚分のチケットが用意されているが、8割がたは埋まるのではないかと鼻息が荒い。 


2004年4月13日
■ベンツタクシー、料金値上げは認められず


 毎月2000元の赤字が出ているとされている、大衆タクシーのベンツタイプのタクシーは、かねてから料金値上げを市当局に申請していたが、結局は認められず、普通のサンタナタクシーと同じ値段で運営することになった。上海市の方針として、タクシーはすべて均一料金という原則は崩せないようだ。そんなわけで、ベンツタクシー50台の赤字は大衆タクシーが埋めることになりそうだ。


2004年4月13日
■上海航空も国際便運航へ、大阪−上海


 上海航空がいよいよ国際線へも進出することになった。まず今月21日から上海−大阪便が開通するほか、ドイツのルフトハンザ航空と5月1日からコードシェアを開始する。ルフトハンザ航空とは国内線路線の上海−北京、シンセン、青島でコードシェアを行い、ルフトハンザ航空のマイレージがたまるようになる。そのほか、年内にもドイツ−中国間で国際線を運行する可能性も出てきたという関係者の話だ。 


2004年4月13日
■地下鉄、自動車、自転車、飽和状態の上海


 今までは公共のバスがラッシュで人々の出勤の悩みの種だったが、昨今は地下鉄のラッシュがますます激しくなってきている。とくに4月に入ってから、地下鉄利用者が増加し、1号線の127%の乗車率をはじめてとして、ラッシュの緩和の兆しが見えない。とくに、ヨーロッパから輸入している車両の調達が遅れており、どの線でも車両不足が補えていない。一方で、電動自転車・自転車の増加が激しい。去年だけでも110万台増加しており、2002年と比較しても10.8%の増加。また電動自転車だけでも、31.2万台の増加になっている。これらがまた道路渋滞を引き起こしているという現状も否定できないとされている。 


2004年4月11日
■東方航空、乗り継ぎ客に無料市内観光


 上海を中国のハブ空港にするために、東方航空が新たなサービスを始める。国内線から国内線、国内線から国際線などトランジットをする場合、時間に応じて上海市内の無料観光に参加できる。10人以上の希望者がいて、5時間以上上海に留まる場合は市内観光、また8時間以上留まる場合は周庄の無料観光ツアーに参加できる。毎月1.2万人が上海でトランジットしていると見られており、そのうち5時間以上空港で待たされている乗客は毎日30人から40人に達するという。


2004年4月11日
■地下鉄5号線、さらに増発へ


 2週間前に運転感覚を12分にしたばかりの地下鉄5号線だが、4月8日よりさらに運転間隔が縮まり、ラッシュ時は最短10分間隔になる。始発と終電に関しての時間は変化しない。地下鉄5号線は閔行区の地下鉄1号線終点莘庄駅からさらに南へ延びる路線で、最近の住宅開発で上海市中心部のベッドタウン化が著しい。開通したころは15分間隔で、間隔の短縮が望まれていた。 


2004年4月11日
■外灘18号新装OPENへ


 外灘の建築群の内部リニューアルによる再利用が進んでいる。81年の歴史を持つ外灘18号が、リニューアルの末、9,10月には新装OPENする。中にはブランド系の小売店などが入る見込み。この建物は1923年に建築され、もともとはイギリス系の銀行だった。当時大理石はイタリアで購入されたのち、イギリスで加工され、上海に運ばれた。その当時は「新ギリシャ風」とも呼ばれた由緒ある建物だ。そのほか外灘6号の建物もすでにアメリカ籍の華僑が借りており、こちらも2005年にOPENする。今後南京東路から外灘にかけての建築群には、続々と高級店が入る見込みで、新たな需要をもたらす可能性が十分に有る。 


2004年4月11日
■浦東国際空港、2本目の滑走路が今年末にも完成


 中国民航華東管理局によると上海を中国のハブ空港にするために、2本目の滑走路の建設が急ピッチで進んでおり、2005年には共用開始される見込みが高くなった。また第2空港ターミナルの設計と第3滑走路の建設もまもなく始まる予定だ。また交通方面では、浦東国際空港と虹橋空港を連絡する鉄道計画が進んでおり、すでに上海の軌道交通ネットワーク計画のなかに入った模様だ。今年に入って、世界の航空会社が増便計画を打ち出しており、浦東国際空港が手狭になってきている。 


2004年4月11日
■ますます充実してくる浦東地区


 浦東辛苦の商業都市計画について、その青写真が明らかになってきた。今後浦東新区は5つのエリアを中心に開発が進むことになる。まずは、都市観光の中心として、小陸家嘴地区がある。ここには東方明珠テレビタワーを始めてとして、浦東の観光のメインがあつまる。そのほか、浦東南部の三林地区では、テーマパーク構想がある。こちらはユニバーサルスタジオが来るのではないか、と噂されているところだ。行政文化地区としては、花木地区になる。浦東新区の行政ビルや世紀公園のほか、浦東新区の図書館、東方芸術センター、上海科学技術館などがあつまる。さらにショッピングとしては、新上海商業城構想があり、こちらは建築面積80万平方メートル、18本のビルが3−5年以内に建つ計画。新国際博覧センターがある聯陽・新国際博覧センター商業貿易地区は、最近3星ホテルもOPENし、整備が急ピッチで進んでいる。 


2004年4月9日
■上海人に4人に一人がインターネット


 4月7日に中国インターネット情報センターが発表した上海市におけるインターネットの普及率は、100人に26.6人で約431.6万人、全国一となった。中国全国における普及率が6.2%に対して、上海では26.2%と大幅に普及率は高い。また上海で設置されているHPの数は52600件で全国の8.8%を占める。一方で、上海人がインターネットにかける時間は平均1週間で15.6時間、平均4.6日間インターネットをしていることになる。


2004年4月9日
■地下鉄のプリペイドカード、タクシーカードが発売中止へ


 一昔前から上海にいる人ならおなじみのTAXI龍カード、地下鉄のプリペイドカードや、各種タクシー会社のカードが4月12日より発売中止になる。これらカードは今年の9月1日から上海ですでに広く流通している交通共通ICカードに統一されることになる。ただこれら廃止されるカードはしばらくは使用が可能なので今のうちに使ってしまったほうがよさそうだ。


2004年4月9日
■上海で働く外国人増加、日本人が最多


 上海市労働と社会保障局外国人就業管理センターによると。2004年の第1季に発行された外国人就業証の数は2954件で、前年の同期と比較すると25%の増加になることがわかった。その結果、毎年30%前後ほどの増加率で国別では1位日本人、2位アメリカ人、3位シンガポール人、4位韓国人、5位マレーシア人、6位ドイツ人と続く。ただ、上海の労働人口800万人からすると、まだまだ外国人の就労者数2.7万人で多いとはいえず、れっきとした国際都市になるにはもう少し時間がかかりそうだ。 


2004年4月9日
■週末は晴れそう、行楽日和に


 今週は総じて気温の差が激しく、暑い日もあれば肌寒い日も多かった。木曜日ぐらいから、天気も安定しだして、青空に春の太陽が気持ちよい。上海中心気象台によると、この週末は寒気の南下も一段落するようで、全体的に天気がよく、最高気温も23度前後と絶好の行楽日和になりそうだ。来週は12日、13日にかけて低気圧の影響でぐずつく見込みだ。 


2004年4月8日
■今度のダイヤ改正で登場する「直通列車」


 最高時速が160キロまでにスピードアップされる4月18日の中国の鉄道のダイヤ改正で、今までの「T」記号で呼ばれていた特快列車よりもさらに早い「Z」記号の直通車」が登場する。これは途中の駅には停車せずに、目的までいく列車で、北京−上海間にも5往復が投入される。この直通車は、180日前から予約が可能で、20日前から発売される。また発車1週間まえまでチケットの予約をおさえておくことができる。またこの改正にあわせて、西蔵南路121号に軟席専用のチケットセンターが設置される。 


2004年4月8日
■利用者が伸びないリニア


 3月29日より、午後も毎日運転するようになった上海のリニアだが、利用者が伸び悩んでいる。平日は1日に4000人、週末には8000人の利用があるが、列車の運転本数からみると、平日では2割、休日でも5割前後の乗車率で、いまひとつ利用率が上がっていない。運営会社側でもさまざまな試みが行われている。上海公共交通カードが使えたり、また荷物置き場を設置したものの、現在主な乗客の層は視察組がほとんどで、浦東国際空港までの交通のアクセスにまでは発展していない。今後どのようにテコ入れをするか待たれるところだ。 


2004年4月8日
■F1レース、どうする15万人の観客の宿泊問題


 上海市政府のスポークスマンによると、F1レースの開催に向けて上海市では積極的に宿泊場所の問題に対して対応するとし、現在基本的には供給に問題がないとしている。現在上海には2700前後のホテルがあり、総部屋数は10万あまりといわれている。そのうち5星ホテルは20軒、4星ホテルは30軒、3星ホテルは124軒ある。とくに2002年から今年にかけて、ホテル業界は好調で、5星、4星ホテルに関しては部屋の稼働率が90%以上と満室のホテルも少なくないという状態だ。そこで15万人の観客が訪れるといわれるF1レースに関して、その対策が問題になっていた。2004年には新たに60軒の星クラスのホテルが開業する予定で、ホテル業界は相変わらず好調のようだ。 



2004年4月8日
■上海市政府、バブル阻止へ不動産転売制限へ


 以前から上海の不動産業界で話題になっている「期房転売禁止」の政策が、ついに上海市人民大会に取り上げられ、政策として決まりそうだ。期房とは、いわゆる引渡し前の未完成の物件だ。昨今の上海の不動産の値上がりは、この期房の転売による投資行為が原因の一つであるというところから、規定を設けて期房の転売を制限しようというものだ。すでに南京では実行されており、大きな成果をあげつつある。現在上海の投機性の不動産投資は全体の16%前後といわれており、危険ラインの20%に近づく勢いにある。今回のこの政策の検討は、以前から業界内で噂されていたが、公に発表されるのは今回が初めてだ。正式に決まるのは、この上海市人民大会での審議が終わってからとなる。
 


2004年4月8日
■上海のコンビニでの弁当の試み


 ローソンなどのコンビニ弁当は、すっかり上海ではお馴染みになているが、5月にはさらに可適・快客・良友・喜士多などの4つのコンビニで、台湾の双華食品公司の投資による「哈便当」が始まる。この「哈便当」は、店頭で冷蔵して販売されるメニューと、常温でも保存できる食品の2種類に分類されて販売される。原則、その日に作ったものを、その日に販売する方式で、鮮度を保つという。また価格も朝食系の食品で3元前後、お昼の弁当でも5−8元とリーズナブルに設定し、各地の中華料理を中心にメニューをそろえる。 


2004年4月8日
■中国全国10強百貨店のうち3社が上海


 中国商業聨合会、中華全国商業信息中心による2003年の全国大型百貨店小売企業の売上額統計によると、上海豫園旅遊商城股份有限公司が売上額30.04億元で1位になった。そのほか上海開開股份有限公司が3位に食い込んでいる。また上海太平洋百貨有限公司は8位に入った。100位以内のランキングでは、上海市第一百貨商店、上海第一八佰伴有限公司、上海東方商厦有限公司、上海徐家匯商城股份有限公司がそれぞれランクインしている。


2004年4月8日
■朝の地下鉄2号線で列車故障


 地鉄運営公司の発表によると、8日の朝7:40ごろ、地下鉄2号線の張江高科駅から龍陽路へ向かう列車に故障が発生し、20分にわたって不通になった。この影響で、中山公園駅から上海科学技術館駅にかけての折り返し運転が行われ、世紀公園駅から張江高科駅にかけては運転が中止された。時間がラッシュと重なったため、龍陽路駅付近では大混雑になり、とくにタクシーやバスを利用しようとする乗客で一時混乱した。また区間運転がされているところでも、運転間隔が10分前後と大幅に伸びたため、ホームには列車に乗れない乗客であふれた。 


2004年4月6日
■上海、高校生の3割が恋愛経験あり


 上海第2医科大学付属新華医院児童保険科が市内10箇所の中学生5000人に対して恋愛について調査を行った。そのうち、現在の上海の高校生のうち3割がすでに恋愛経験があり、さらに抱き合ったらり、キスをしたり、する行為も3割強の高校生が経験があるという調査結果を書いている。また高校生の段階で性行為を行った経験のある生徒はすでに全体の3.5%いるようだ。この結果に対して、恋愛がタブーだった時代に育った親たちは驚きを隠せないようで、世代間のギャップはかなり深刻のようだ。


2004年4月6日
■幼稚園バスが事故、5人が負傷


 5日午後4時ごろ、定員15人のマイクロバスに、30人を超える幼稚園児を乗せて送迎していたマイクロバスが、前を走っていた路線バスを避けようとハンドルを切りそこなって路肩に突っ込むという事故があった。このバスには博愛2カ国幼児園の子供たちで、家に送迎する途中だった。この事故で園児5人が負傷したが、幸い傷は軽く、その日のうちに帰宅した。


2004年4月6日
■高層ビルの外装清掃、もう少しで墜落


 上海でよく見かけるゴンドラに乗っての外壁清掃だ。中にはブランコに乗って清掃している姿もよくみる。5日午後、人民公園の近くの来福士広場(ラッフルズ広場)にて、ゴンドラに乗って2人の作業員が24階の外壁を清掃中に、突然ゴンドラの片側のロープが緩み、作業員がゴンドラからすべり落ちるという事故があった。幸い2人の作業員は、命綱をつけていたため、最悪の事態は免れたものの、空中にぶら下がった2人を救出するまでに20分の時間を費やした。 


2004年4月6日
■上海、癌患者の80%は生活習慣と関係


 上海では男性、女性ともによくない生活習慣による癌の発病が増えている。2004年上海市腫瘍科普宣研討会で、上海市内の癌の専門化が警鐘をならしている。それによると、遺伝的要素が原因で癌になる人は、約15%、医療環境や自然環境が原因の人は8%、それ以外は生活習慣と深く係わり合いがあることが指摘された。また経済的に進歩してきた上海では、最近癌の発病が西洋化しつつあり、高タンパク、高脂肪の食事が大きく関係あるとしている。上海の男性の発病する癌では肺癌が一番多く、胃癌、肝臓癌、結腸癌、食道癌と続く。一方で女性は、乳癌、肺癌、胃癌、結腸癌、直腸癌、食道癌の順番だ。


2004年4月5日
■6日は暖かくなります


 上海はやっと春らしくなって、5日の最高気温は20℃、青空に太陽がぽかぽかと気持ちよい天気だった。6日も天気は良好で、最高気温はさらに上がって22℃になる見込みだ。この時期、北方からの冷たい空気と、南方からの暖かい空気が混ざり合うため、温度差が出やすく、とくに朝晩は涼しい。温度差のために風邪引かないように注意したいところだ。 


2004年4月5日
■上海、博物館の建設ラッシュ


 現在、上海では10箇所で各種博物館の建設が進んでいる。遅くても年内に完成するものばかりで、その中身もなかなか興味深い。まず上海鉄路局に建設中の鉄路博物館、こちらは8月1日にOPEN予定。また昆虫博物館が楓林路にある中国科学院上海植生所にできる。年内に開館の予定だ。トンネル科技館は復興路トンネル管理事務所の上に作られる。松江の天文台には、天文博物館が建設中で、こちらは9月にOPEN予定。また中医薬の歴史を展示する中医薬博物館は浦東の上海中医学大学の新校舎キャンパス内に、地震博物館も現在松江に建設中だ。また魯斑路では江南造船博物館が建設中だ。そのほかに地質博物館、銀行博物館、乳業博物館などの建設が進んでいる。 


2004年4月5日
■墓参りにラッシュ


 先週末は「清明節」と呼ばれる墓参りのピークで、各地の高速道路や鉄道は大混雑だった。今年この時期に墓参りに出かけた市民はのべ646万人といわれ、去年よりも大幅に増加している。3日土曜日に上海駅を利用した市民は14万人にのぼり、春節のラッシュの15万人に迫る数だ。また滬寧高速道路では、朝早くから江蘇省方面へ向かう利用者が大幅に増加し、14ある料金所のブースはフル稼働の状態だった。またバス路路線も墓参り用に550台投入され、朝5時ごろにはバスをまつ市民の列ができた。 


2004年4月3日
■清明節、ヨモギ団子の「青団」が人気


 この週末にかけて、上海郊外や蘇州などへ墓参りに行く上海人が増加している。この時期に店先によくみかけるのが「青団」と呼ばれるあんこの入った緑のお餅だ。ヨモギもちの様な色をしているこのお餅は、この時期にたべるもの。本当は「ヨモギ」を入れるのが本物だが、最近では「麦青汁」を入れるのも多いようだ。南京路にある有名な老舗では1日に2,3万個の売り上げがあるそうで、今がかきいれどきで、行列ができることも。コストをさげるために人工着色料を使ってお餅に色づけしているところもあり、購入するときにはよく注意したい。 


2004年4月3日
■F1サーキット、15万人の観客の交通問題


 ほぼ設備が完成してきている嘉定区のF1サーキットだが、観客動員数は15万人にのぼると予想されており、2.5平方キロのサーキット場から、順調に観客を誘導できるかが、大きな問題となっている。そこで去年より半年間の時間をかけて、さまざまな方案が検討されている。まずは公共交通機関として3000台のバスを準備し、レース終了後の2時間以内に観客を外へ誘導できるとしている。また五角場、人民広場、徐家匯、浦東世紀公園方面へ、バスを走らせ、交通アクセスを充実させる。VIPの観客は観覧席の近くに自家用車を駐車できるようになっているが、一般客に関しては駐車場からサーキットまで1時間近く歩く必要があるため、自家用車では来ないように呼びかけている。なおバスの停車場からサーキットまでは徒歩15分からもっとも遠い場所でも30分ほどでいける。


2004年4月3日
■上海蟹の縄代


 上海蟹に限らず、海鮮料理でカニを注文するときに、カニを重さを量ってもらいそれによって値段が決められるのは、皆さんもご存知のはず。しかしその重さを量るときに、縄で縛られたカニの、縄代も重さに入っていることはご存知だろうか?実は、最近浦東新区質量技術監督局が陸家嘴の王朝酒店や鷺鷺酒店において検査を行ったところ、実はこの縄が以上に「高い」という結果がでて、指導が入った。たとえば500グラム98元の膏蟹の場合、蟹と縄を足した重さが576グラム、縄をとると300グラム、値段にすると112元の蟹代のうち、実は54元が縄代だったということになる。レストラン側の話では、これらの行為は慣例でとくに悪意はないとしているが、価格差が大きいだけに、今回上海各区の質量技術監督局が指導に入った。そのほか、有名なレストランでも、紹興酒の量を実際の量より少なく注いで利益を得ていたりなど、問題が発覚している。 


2004年4月2日
■夏場の電力不足対策


 今年の夏の上海は去年以上に電力不足が心配されており、200万キロワットの不足が予想されている。現在、9:00から11:00、13:00から3:00、18:00から20:00にピークの電気料金が適用され、それ以外の電気代と比べると、最大で4倍の開きがある。上海電力公司ではさらに電力の開きをつけることにより、電力消費の低減を目指す。具体的にどの程度の差が出るかは、現在検討中だ。 


2004年4月2日
■谷村新司が上海音楽院教授へ、その給料は?


 日本のシンガーソングライター、谷村新司が今年9月から上海音楽院の教授に就任するというニュースは、
上海地元のメデイアでもかなり大きく報道された。トップ面で紹介した『新聞晩報』では、谷村新司の待遇にまで言及していた。それによると、上海音楽院が現在外国人に支払っている給与でもっとも高額なのは2万元で、谷村新司もこのクラスになるだろうといわれている。また谷村新司は、学部生にも講座を担当し、音楽制作の内容で、日本からの専門家を招きながら、集中講義形式で講義が行われる模様だ。その他、プロの音楽家のための講座も開かれる。また上海音楽院では、谷村新司のために「谷村新司工作室」と呼ばれる仕事場を提供する予定だ。



2004年4月2日
■上海万博、予定地の敷地面積の変更


 上海万博集団によると、上海2010年万博の敷地面積に若干の変更が生じたようだ。全体的には1−2平方キロメートル増加したが、河を挟んで、浦西側は1.44平方キロメートル縮小させ、浦東側増加させることによりもともとの2.3平方キロメートルの敷地面積から5平方キロメートルに増加させる計画だ。現在2005年までの間は主に交通の確保と、住民の移転などの作業が中心になるが、浦西地区の移転には手間とコストがかかるため、今回の浦西部の縮小に動いたものと見られている。今回の万博会場の建設には30数億米ドルかかるという言われている。 


2004年4月2日
■中国、少なくない小中学生の事故死


 教育部・公安部などがまとめた上海、北京、天津など10地区の調査によると、毎年1.6万人の小中学生が事故死しているというデータが出ている。平均すると、水に溺れたり、食中毒や交通事故で毎日40人の小中学生が死亡していることになる。また全国の交通事故による死亡者のうち、30%が小中学生とその大部分を占めている。結果的には、自然災害などを除くと、小中学生の事故死の80%以上が防ぐことが出来るとし、大人がもっと子供の注意監督をすべきだとしている。


2004年4月2日
■悪天候で上海−広州、深センの航空便が乱れる


 4月1日、広州・深セん・珠海にて発生した雷雨の影響で上海発の航空便のダイヤが大きく乱れた。上海発では、25便が遅れたほか、9便が欠航した。浦東国際空港から広州へ向かう便は、先月29日より天候不順のため、断続的に飛行機の遅れが出ていたがこの日は10便が遅れ、5便が欠航、深センへ向かう便も10便が遅れて、3便が欠航した。また深センから上海に向かう便も殆どの便が遅れたり、欠航した。


2004年4月2日
■36人の学生が集団食中毒


 4月1日の朝8時ごろ、楊浦区の専門学校生36人が、発熱や下痢、嘔吐の症状を訴えて病院に収容された。この36人の学生は、一つの学校の生徒たちで、学校に食堂がないために、食事は外部の共通した弁当屋から注文していた。それぞれ、魚香ロースや、百葉包などの肉類のおかずを食べていたことから、区の衛生監督所は調査を行っている。最近上海では、品質の悪い肉や、賞味期限の切れた肉、内臓を非合法に加工して、肉として偽って販売しているところが発覚したばかり。 


2004年4月2日
■中国、高学歴サラリーマンは短命?


 高学歴の人たちを、中国語では「知識分子」と呼んでいる。『光明日報』の報道によると、中国政府の関係機関が調査したところによると、知識分子と呼ばれるひとたちの平均寿命は、全国平均よりも10歳ぐらい下がり、58歳となることが明らかになった。北京のオフィス街である中関村に勤める人たちの平均寿命はなんと53.34歳。また上海でも2002年にマスコミ関係に勤めている人のうち、死亡する人数がもっとも多い世代が、40−60歳で、全体の78.6%になる。平均死亡年齢は45.7歳となっている。中国でも50歳前後の男性のストレスや過労の問題が視深刻化しており、特に50歳前後が要注意といわれている。


2004年3月30日
■改善されない地下鉄のラッシュ


 上海の3本の地下鉄は、いまや完全に飽和状態になっており、各電車が休むまもなく稼動している状態だ。地下鉄全体では、すでに去年よりも10%以上の利用者増加で、1日あたり121.5万人が利用している。ラッシュがもっとも激しいのが地下鉄1号線で、混雑率は127%、2号線が112%、3号線が118%となっている。とくに3号線に関しては、まだ信号設備が試運転の状態で、車輌の調達が遅れているため、最高でも6分間隔でしか運転ができていない。また、1号線の北部延長線が年内にも完成するが、これによりまた混雑が激化するのは必死で、ラッシュ問題が解決するにはもう少し時間がかかりそうだ。なお地下鉄5号線は29日より12分間膈で運転されている。 


2004年3月30日
■上海市民の平均年収22160元


 上海市労働社会保障局が発表したところによると、2003年の上海市の市民の年収平均は22160元で、2002年と比較すると、13.8%の増加となっている。ジャンル別に見ると、年収がもっとも高かった業種は情報IT関連で、平均年収が58694元、前年と比較して10.9%の増加となっている。続いて金融業で41662元、3位に電力・ガス関連関連で31928元となっている。 


2004年3月30日
■「小南国」が楊浦区に初めての5星ホテル


 上海市内に17の店舗をもつ小南国は、1985年に創立されたが、いまでは焼肉店などにも手を広げ、日本人にもお馴染みのレストランの一つになっている。売り上げは1年間で1億元を超えるといわれており、今では香港にも2店舗出店している。その小南国が、上海小南国酒店管理有限公司を成立させ、2005年−2006年完成を目標に楊浦区黄興緑地に5星ホテルを建築することになったことが、上海飲食業行業協会より明らかになった。現在市北部の楊浦区にある星数のもっとも多いホテルが3星の白玉蘭ホテルで、4星、5星ホテルはまだない。


2004年3月30日
■駐車場不足に悩む上海


 去年末までに、上海の自動車は70万台にまで増加し、とくに自家用車の台数が22万台に達するなど自動車の増加が著しい。一方で、駐車場が増えず、上海市内全体で提供できる駐車場の台数は40万台にすぎない。結局、半分前後の自動車は駐車場がないわけで、頭の痛い社会問題になっている。とくに早期に建築されたマンションには駐車スペースが十分でないため、すこしでもスペースがあれば、駐車場にしてしまう状態だ。2003年に上海市が調査したところによると、上海の住宅地では平均100戸につき、8.4台の駐車スペースしか設置されていないという。今後マイカーが増えるにつれて、問題は深刻化することは間違いない。


2004年3月29日
■上海、夫婦喧嘩すると…


 上海市内のあるコンサルテイング会社が、市内の500組の夫妻にアンケートをとったところ、家庭で夫婦喧嘩になると、男性側が職場やホテル、友達の家に避難する男性が多いことが分かった。女性側は殆ど実家に戻るケースが多いが、男性はメンツもあるためか、実家には戻らず、7割近い割合で会社に逃げ込み、残業を決め込んだり、応接室のソファーで一夜を明かすという場合もあるとか。男性側は夫婦喧嘩をした場合は、3−5日冷却期間をおき、自宅を出て行くのが得策と見ている人も少なくないという調査結果だ。


2004年3月29日
■上海で人気のある5つの住宅地


 中古物件を中心に、値段の上昇率が落ち込んでおり、また政府がマンションの急騰を警戒する発言をしたこともあわせて、上海の中古物件は落ち着きを戻しているようにも見える。そのなかでも、古北地区と徐家匯地区は以前から外国人や香港・台湾人が多く住んでいることもあり、人気は相変わらず衰えていない。一方で、最近急速に人気が出てきた地区がある。中山公園付近、金匯地区、聯洋地区である。上海動物園や私立の国際学校、フランス、ドイツ、シンガポール人学校が近い金匯地区は、高級住宅地に中でも比較的リーズナブルな物件が多い。すっかり成熟している中山公園付近は、地下鉄2号線の延長計画も決まり、また生活基盤が整っているため、人気が高い。2003年には1平米あたり9000元で買えた物件も、今では13000元にまで上昇した。聯洋地区は、浦東世紀公園の北側に位置し、小中学校・幼稚園などの教育施設が充実し、急速に人気が高まってきた地区である。これら5つの地区の住宅の需要は相変わらず高いようだ。 


2004年3月29日
■汚染の進む上海近海


 国家環境保全総局がまとめた「2003年中国環境質量状況」において、上海近海の汚染度がさらに悪化している現状がクローズアップされた。それによると、上海・天津近海に関してはすでに水のきれいな地域さえなくなっているという。比較的海水の水質がよい、1類・2類に属するのは広西・海南・遼寧・山東近海で、反対に、上海・天津・営口・嘉興に関しては、水質はよくなく、上海近海に関してはもっともよくない4類に属する。 


2004年3月29日
■地下鉄1号線でまた飛び込み自殺■


 3月23日に飛び込み自殺で遅れた地下鉄1号線だが、3月28日午後4時45分ごろ、地下鉄1号線の莘庄駅にて、上海火車駅へ向かおうとしていた列車に女性が飛び込んだ。飛び込んだ女性は即死し、地下鉄は18分間に渡って不通になった。午後5時ごろにはダイヤは正常にもどった。


2004年3月27日
■中国、265の都市で酸性雨が発生■


 中国国家環保総局が25日に発表した全国の酸性雨(PHが5.6以下)の汚染状況によると、さらに悪化傾向にあることが分かった。2003年度は487箇所の都市で観測され、そのうち酸性雨が見られてのは265箇所の都市に及ぶ。特に湖南省懐化、吉首、浙江省温州、江西省撫州の4都市では酸性雨の発生率は95%を越えているほか、撫州に関しては酸性雨がほぼ100%の確率で発生している。 


2004年3月27日
■上海就職難により、高学歴化傾向■


 復旦大学がまとめた『上海大学生発展報告』によると、上海の大学生の高学歴化への傾向がはっきりと出ている。調査に参加したのは復旦大学、交通大学、同済大学、上海師範大学など8つの大学のの1000人強の現役の大学生だ。その結果、調査対象の大学に通う学生のうち、修士を目標にしている学部生が47%、博士を目標にしているのが31%、また在学中にもう一つの学位取得を狙っているのが11.5%、学士卒業でよいとする学生は7.9%にすぎない。またダブルスクールを行っている大学生もかなり多い。大学在学中に68.6%がすでに各種補修学校に通っており、特に多いのが英語、第2外国語、パソコンとなっている。背景には年々激化している就職戦線が、学生たちに危機感を与えているようだ。


2004年3月27日
■中国で毎日2分に1人が自殺■


 先日も上海の地下鉄で自殺による人身事故があったが、中国全土では毎日2分に一人が自殺で命を落としている。中国心理衛生協会によると、中国での自殺による死亡は、さまざまな病気の死亡原因の中でも、第5位にまでになっており、中国人が命を落とす大きな原因の一つになっている。その中でも15歳から34歳の人が深刻で、自殺件数がもっとも多い。中国では毎年人口10万人につき22人が自殺しており、自殺未遂も含めると1分間に8人が自殺未遂をおこしていることになる。例えば人口600万人ほどの南京でも、毎日4人ほどが自殺が原因で救急車で運ばれてきており、特に男性が女性よりも多い。経済の発展につれて、社会での競争が激しくなり、精神的に疲れてくる人が増えてきているのも現状だ。


2004年3月27日
■2004年版の上海電子地図が発行される■


 上海測絵院によると、2004年度版の上海電子地図が2004年3月26日より発売が開始される。この電子地図は『上海城市通』と呼ばれ、上海市の最新の行政資料により作られている。バス路線ももともとの300路線から500路線に増え、外環状より内側の番地および交差点のデータも増強されている。 


2004年3月27日
■上海人の1年の外食での消費平均1000元■


 上海飲食業行業協会によると、現在上海には3万軒の飲食店があるといわれているが、そのうち10%前後が高級クラス、20%前後がファーストフードで、それ以外はいわゆる大衆向けの飲食店だ。また上海人の2003年における外食産業における消費は平均1000元強で、月平均では100元ぐらいを外食で消費していることになる。となると上海地区では1食100元を超えるような消費は比較的高級な部類に入るとされている。特に最近は中国の様々な地方の料理が上海に進出してきており、これらが客単価をさげるのに大きく影響していると分析している。一方、ファーストフードに関しては、西洋系が圧倒的で、81%の市民が利用していると答え、一方で中国系のワンタンや弁当屋などのファーストフードに関しては43%にしかすぎない。 


2004年3月27日
■リニア、平日の午後も運転へ■


 浦東国際空港から浦東龍陽路を結ぶリニアの運行時間が拡大される。ダイヤ変更されるのは3月29日からで、龍陽路始発は8:32、終発は17:32、また浦東国際空港の始発は8:30、終発は17:30になる。運転間隔は約20分。チケット値段は変更されず、片道75元、往復150元だ。現在平日の利用者数はのべ3000人ほどで、これから観光シーズンを迎えて、利用客の増加が見込まれている。 


2004年3月25日
■上海市、小学生2年までに漢字2500個■


 上海市の小中学課程の教材改革が6年間の試験期間を経て、今年9月より実施される。まず小学1年、2年生の間には早期に極力多くの漢字を認識させるために、2500字の漢字を認識できるようにさせる。また1年生1学期だけでも712個の漢字を認識させて、その中でも100個の漢字は完全に書けるようにするのが目標。また1年生からピンインは習うが、ピンインを使って、辞書を使えるようにする。また中学校には新たに「社会」という科目が作られる。人文学科と社会科学を中心にした総合的な科目だ。 


2004年3月25日
■上海の新基準標準型タクシー登場■


 オンボロの普通タイプのサンタナはまだ上海に2万台走っているが、来年までにはすべて新型のサンタナに置き換わる。サンタナも2000型から今度は3000型が登場し、いくつかの新しい試みが行われている。その中に、偽札検知器の搭載もあげられている。タクシー運転手にとっても、乗客にとっても偽札は悩みの種で、とくに暗いタクシーでは要注意だった。また従来はトランクにあったスペアタイヤも位置が変わり、さらに大きな荷物も収納できるようになる。また防犯装置にもおつりを渡すことのできる窓がつけられた。 


2004年3月25日
■上海の就労者の4割が外来人口■


 上海の巷で、いろいろな方言の言葉を耳に出来るようになったのも、実はここ数年のことでその影響で上海語もますます普通語の影響を受けるようになっている。それもそのはずで、上海市統計局の最新の調査によると、上海市の外来就労人口は375万人に達し、10年前の倍の規模になっている。これは上海市の全就労人口の39.5%を占める。さらにこれら外来就労人口の特色は平均年齢が若く、30.7歳で、上海市出身の労働人口のの平均年齢がほぼ40歳であることから見ても、かなり差がある。これら外来労働人口の多くは飲食業、製造業、建設業に携わっている場合が多く、上海の産業の基幹を支えているといっても過言ではない。 


2004年3月25日
■四川路橋が改修工事■


 四川路橋をご存知だろうか?蘇州河にかかる橋で、角に郵便局の立派な建物があるところだ。1924年に建築され、外白渡橋、乍浦路橋とともに上海近代保護建築に指定されている橋だ。80年に及ぶ歴史をもつこの橋が、3月末より120日ほどの改修工事に入る。一度1995年に改修工事が行われているが、今回の改修工事では外側はオリジナルの外観をそのまま残し、中の構造を補強する形になる。なお、工事にともなっても、交通に関しては通行止めにはならない。


2004年3月25日
■地下鉄1号線で飛び込み事故■


 3月23日の午後1時25分ごろ、地下鉄1号線の黄陂南路駅で飛び込み事故があり、地下鉄の運行が15分ほど止まった。飛び込んだのは55歳の男性で、地下鉄にひかれて即死、遺書を身に着けていたという。目撃者の話によると、プラットホームで徘徊していた中年の男性が、上海駅方面へ向かっていた車輌に、男性がいきなり飛び込んだという。


2004年3月23日
■桃が真っ盛り、今週末にも「桃花節」■


 上海各地の公園でも、そろそろ桃の花が満開だ。上海最大規模の面積を誇る浦東の世紀公園でもすでに桃がきれいな花を咲かせている。桃で有名な南匯では3月26日から4月17日にかけて上海桃節が開催される。広大な桃園には毎年約50万人の観光客が訪れる。この祭りにあわせて、様々なイベントも行われる。南匯は上海野生動物園も近く、上海の東南の角に位置して海にも近い。 


2004年3月23日
■張江ハイテクパーク、税収が大幅増加■


 2004年の1月、2月にかけて、浦東にある張江ハイテクパークからの税収が大幅に増加し、3.7億元に達した。前年比113%の増加だ。この張江ハイテクパークには医薬品、バイオ、集積回路、ソフトウエアなどの企業が集まっており、上海の工業区では最大の税収源にまで成長した。2003年のこの地区の企業売り上げは182億元に達し、前年比63.8%の増加となっている。 


2004年3月23日
■水不足が深刻な中国■


 3月22日は「世界水の日」だ。中国は国土も大きいが、実際に使える水源はそう多くなく、世界的にも水が不足している国の一つだ。統計によると、中国の水資源は28000億立方メートルあるが、一人あたり平均では2200立方メートルの量しかまわってこない。これは世界の中でももっとも一人当たりの水の量が少ない13の国のひとつにあてはまる。中国水利部では、2030年の中国の人口は16億人に達するという予想から計算すると、一人当たりの水の量はさらにへって1750立方メートルにすぎない。さらに最近は地下水の汚染、河川の汚染が深刻になっており、中国の水資源の状態は楽観が許せない。 


2004年3月23日
■交通違反タクシー、寄せられた写真1264枚■


 3月から5月の8:00から19:00の間に、交通法規を守らなかったタクシーの写真をネガフイルムで撮影し、上海市タクシー管理処へ送ると1件につき50元の懸賞がもらえるという制度を行っている。交通法規のうち、車線変更と指定場所以外での乗車・降車のマナー違反が対象で、さらに内環状以内の主要幹線道路が対象になる。すでに1264枚の写真が届けられ、そのうち明らかに違反と認定された89枚に関しては、50元が支払われることになる。市では交通混雑を緩和させるために、さまざまな対策を行っているが、タクシーやバスなどの管理も頭の痛い問題となっている。 


2004年3月23日
■築20年以上のアパートは3年以内に修繕へ■


 上海市房地資源管理局では、今年から2年以内に1985年以前に建築されたアパートを中心に、のべ1100万平方メートルのアパート、25万戸について修繕を行うことになった。今年すでに690万平方メートルのアパートの修繕補修を行ってきたが、さらに3年の時間を費やして内環状以内のアパートの修繕や旧型エレベータの更新などの作業を行う。予算は、各戸が納めている修繕基金のほかに市、区(県)の補助とあわせて行われる。


2004年3月23日
■天然ガスへの切り替え、設備の調整が必要■


 今年浦西でも30万戸が天然ガスに切り替えられる予定だが、これに先立って一部ガス器具及びガスメーターの調整が必要だ。そこで市内のガス会社では、常時不在の家庭に関しては通知を渡し、通知に書かれている電話番号からガス会社と連絡をとる必要がある。一般には2回ほどの係員の訪問が必要で、その後切り替えは完了できる。マンションなどに張られているガス会社からの通知にも注意をしておく必要がある。 


2004年3月23日
■肌寒い天気の続く上海■


 曇りがちで雨の多い上海、気温もあまりあがらず肌寒い日が続く。17日にやってきた寒波の影響で、最高気温が10℃に満たない日が多い。23日の最高気温も9.1℃、最低気温は6.4℃のなっている。上海市中心気象台によると、この寒い天気はもう2,3日続く見込みで、雨がパラパラする天気になり、温度の変化も低いままで、カバンの中には折り畳み傘を入れておくのが無難そうだ。


2004年3月21日
■上海人、さらに長寿に平均余命79.8歳■


 2003年の上海市民の平均余命が79.8歳となり、さらに伸びた。新生児の死亡率も0.52%と2002年の0.501%と比較すると若干数値は上昇している。このうち、男性の平均余命は77.78歳、女性の平均余命は81.81歳となっている。また2003年に病院を利用した上海市民の数はのべ8932万人で前年比で2%の増加となっている。 


2004年3月21日
■おつりの出る券売機、地下鉄駅設置拡大■


 上海の地下鉄の自動券売機は、多くが小銭しか受け付けず、しかもおつりが出ないとあって小銭がないときなどは、窓口に並ぶしかなく、不便だった。最近では徐家匯や河南中路駅などで、新型の券売機が設置され、20元までの紙幣でも使える券売機が登場している。デイスプレもタッチパネル式で、カラー表示で見やすくなった。4月からはさらに設置駅を広げ、1号線を中心に新型の券売機が使えるチャンスも増えてくる。 


2004年3月21日
■深夜のタクシーの注射針に注意■


 新民晩報によると、深夜にタクシーを利用する乗客の中に、車内で麻薬などの注射を行い、その注射針を車内に放置したまま、下車するというケースが最近発覚しており、注意を呼びかけている。すでに車輌を回送し、清掃しているときにも車内から注射針が見つかっているケースも最近報告されており、とくに暗がりで乗車する場合は、シートに異物が残されていないか、チェックする必要がある。 


2004年3月21日
■携帯電話番号の悪質な売買を禁止へ■


 中国移動電信の上海支社では、去年より携帯電話の番号の売買を禁止している。特に8がたくさんつく番号は値段が高くつくため、場合によっては10万元を超える価格で取引されていた。とくに商売をしている人などを中心に縁起を担ぐ人や、覚えやすい番号をぜひ欲しいというニーズがあり、番号を交易する闇市もあった。ただ、中国移動では、加熱しすぎる番号の交易にストップをかけており、悪質な場合は調査に乗り出すとしている。 


2004年3月21日
■増える上海に留学する外国人留学生■


 最新の統計によると、上海にやってくる外国人留学生の数は、1.4万人を突破し、さらに増加する傾向にある。一番留学生を抱えているのが、復旦大学で3085人、つぎに上海交通大学が2000人あまりの留学生がいる。復旦大学では今年9月には23学部、48専攻において600人の外国人学部生を募集する。中国全土でも留学生の数は増加傾向にある。1950年に初めて東ヨーロッパの33人の留学生を迎えたのをきっかけに、すでに63万人が中国で留学をした。2003年では新たに7.8万人を受け入れ、2002年と比較しても17%の増加となっている。


2004年3月21日
■上海以外の新卒生、上海での戸籍取得基準を強化■


 上海で増え続ける上海以外からの新卒生の就職に関して、上海戸籍の取得にさらに得点制度も設けて、今年から一定基準以上の人しか上海戸籍を取得できないようになる。100点満点を基準に、最終学歴、卒業した学校、成績、外国語のレベル、パソコンの資格、奨励表彰経験などを細かく点数化し、上海戸籍を持たない外地の新卒生に関しては、これら基準を満たした後に上海市戸籍の手続きが行える。増え続ける「外地人」の上海における就職が厳しい上海の就職事情をさらに厳しくしている昨今の事情から、取り組まれた制度とも考えられる。また上海市は他省と比較しても、上海戸籍を取得しておれば様々な医療保険などの社会保障の待遇があり、外地人にとってはぜひとも取得したい戸籍として人気がある。


2004年3月21日
■蘇州の不動産、バブル化へ警鐘■


 蘇州市統計部門では、蘇州市の不動産価格と収入との比率が不均衡をおこしており、バブル化の危険性が十分にあることを注意するようにと意見を発表している。2003年の蘇州市民の可処分所得は、前年比で16.4%の上昇となっているが、蘇州市の住宅価格の上昇は20%、市中心区では30%となっており、人々の収入上昇を超える不動産の伸びになっている。蘇州市の中心部分で、平均的な76.08平米の住宅を購入した場合、平均収入の6.7倍になり、さらに市民の大部分を占める中低所得を基準とすると、12倍もの価格になる。すでに国際上で警戒すべきレベルを遥かに超えている。江蘇省では省内13箇所の不動産価格の上昇について発表しているが、蘇州市は首位となっている。 


2004年3月19日
■上海駅を巨大交通ターミナルへ■


 上海駅に長距離バスと地下鉄・鉄道を組み合わせた中国でも最大規模の交通ターミナルが建設中だ。バスのターミナル部分だけでも3万平方メートルで、総投資額は7.5億元。今月下旬には建物がほぼ完成し、来年の春節には共用を開始した予定だ。上海駅北側は、利用者もあまり多くなく、再開発が望まれていた地区で、この部分にターミナルを設置する。待合室は5000平方メートルで、3000人の乗客を収容できるほか、同時に300台のバスを停車させることができる。また交代用の運転手が休める宿舎も作り、運行の利便性を高める。


2004年3月19日
■ニジマスを鮭と偽って販売■


 上海で有数の魚市場である銅川路水産市場で、最近ニジマスの肉を着色して鮭と偽って販売していることが明らかになり、衛生部門の検査が入った。「国産鮭」と偽って販売されたニジマスの肉は、赤く着色されているものの、肉の外観、味、口ざわりともに本物の鮭とは違い、値段も安い。ニジマスは中国ではすでに淡水でも養殖が行われており、東北地方などですでに大規模な養殖が行われている。この着色された色素自体は特に人体に有害ではないとしているが、上海市の関係部門では検査を行うとともに、ニジマスはニジマスとして販売するように指導した。


2004年3月19日
■長江デルタ地帯でつながる地下鉄ネットワーク■


  2003年から長江デルタ地帯に位置する各都市では活発に地下鉄の建設が始まっている。上海を筆頭に、南京の1号線は来年9月に、杭州・蘇州に関してはすでに試験的な建設が始まっており、無錫・寧波でも着々と地下鉄建設の青写真が作られつつある。杭州では2010年に地下鉄1号線、2号線を開通させる予定だ。さらに上海の地下鉄システムとつなげるために、技術的な共有も盛んで、長江デルタ地帯で都市近郊電車が走りだすのも夢ではなさそうだ。


2004年3月19日
■若者に人気のある徐匯区の不動産■


 上海のあるコンサルテイング会社の調査によると、上海で不動産を購入する年齢層がさがる傾向が浮き彫りになってきた。特に21歳から35歳までの購入者が多く、全体の31%を占める。最近の不動産価格の上昇に伴い、結婚前に不動産を早めに購入しようとする傾向が強い。また地区別には、徐匯区の内環状線内がもっとも人気があり、続いて黄浦区、世紀公園地区、静安区続く。最近注目を浴びているのは、万博予定地に近い浦東六里地区と張江地区だ。それとは反対に、価格や交通アクセスなどの要因から普陀区や虹口北バンド地区、虹橋・古北地区はいまひとつ伸び悩んでいる。最近では価格のほかにも、家の品質・交通の便などに関して注目する人が増加している。 


2004年3月19日
■偽物白酒に注意、衛生部が公告■


 衛生部は2004年に入って、3回目の食品安全に関する注意の公告を発表した。それによると、今年に入って中国では偽物のアルコール類を飲んで中毒をおこした人が後を絶たず、すでに発表されただけでも31人が中毒になり11人が死亡した。悪質なケースでは工業用アルコールを白酒と偽って販売しているケースもあった。また衛生許可証を持たずに、生産している白酒も発見されており、アルコール類を購入するときは正規の店で、正規のブランドの商品を買うようにしたい。 


2004年3月19日
■建設が進む浦西でもっともノッポビル■


 浦西でもっとも高いビルとなる高さ333メートルの世貿国際広場が今年九月末には躯体部分が完成する。現在はすでに45階まで建築が進んでおり、9月末には60階にまでなるみこみ。場所は南京西路にあり、ビルの裾部分は今年10月にも飲食店などの営業がはじまる。また南京路周辺では、雲南路が都市計画により姿を消すことになった。地図からもまもなく消える見込み。その代わり、貴州路が拡幅される。 


2004年3月19日
■偽物タバコ、殆どが浙江省から、健康被害も■


 偽物タバコは、上海でもよく見かける。とにかく、品質がよくない。実際、偽物を作っているひとも偽物のタバコは吸わない、というからいかに劣悪かよく分かる。浙江省の煙草専売局の担当者の話によると、中国のブランドの「中華煙」の場合、毎年浙江省から上海へ供給される量は200万から225万本といわれている。そのなかで中華煙ブランドは20万から25万本作られていることになるが、この製造量では、現地での消費量も賄える量ではなく、実際には400−500万本は不足している。では、その不足分はどこからきているか?実は広東省や福建省から偽物の煙草が浙江省に入り込み、そこで偽物に加工されて流通している実態が有る。それらが、今度は上海に流れ込んでおり、上海の偽物煙草の7割は浙江省から来ているというデータも出ている。偽物煙草の殆どは「中華」や「紅双鷹」、「大紅鷹」などの中国ブランド。 


2004年3月16日
■今年の第1期中国国債が発行される■


 3月1日より3月31日まで上海市内の銀行で今年度第1期の国債が発売された。発売された国債の額は2.8億元で、現在ほぼすでに売り切れている。発売された国際は3年ものと5年もので、利子が3年もので2.52%、5年もので2.83%となっている。国債と銀行などの定期預金の貯蓄と比較すると、貯蓄の場合は20%の税金が利子にかかるものの、国債にかんしてはかからないため、両方とも利率は大きくは変わらないが、税を含めて計算すると国債のほうが特になり、多くの市民が国債の購入に走った。 


2004年3月16日
■中国人の偽身分証明書に注意■


 偽物の証明書のなかでも、特に問題が多いのが偽物の身分証明書だ。上海市では今年に入って第2代のハイテク型身分証明書を導入しているが、まだまだ偽物が作りやすい初代身分証明書を使っている人が多い。とくに不動産の売買では要注意で、市内各地にある不動産交易中心では毎日3枚から5枚の偽物身分証明書が見つかっている。この身分証明書をつかって、他人の不動産物件を他人に成りすまして売買したり、ローンを組んだりする犯罪者がいるという。初代の身分証明書はあまりにもの偽造が簡単に行われ、問題になっていた。


2004年3月16日
■墓参りシーズン、蘇州・無錫方面混雑■


 この週末にかけて、清明節だ。上海市民が蘇州、無錫方面へ墓参りに出かけるため、高速道路なども渋滞が予想されている。列車も近距離を中心に増発されており、朝6時から8:30にかけてはほぼ10分間隔で蘇州、無錫方面の列車が運行されている。この週末あたりはとくに天気がよければ、渋滞が予想されるため、時間に余裕をもった予定を組みたい。


2004年3月16日
■盗まれるゴミ箱■


 最近、ステンレス製のゴミ箱が盗まれる騒ぎが上海で起きている。街角でゴミ箱が見かけなくなっているところも有るが、これは故意になくしているのではなく、盗まれているケースが多い。ゴミ箱にかぎらず、公共物が盗まれるケースが相次いでいる。マンホールが盗まれて、そこにはまった市民が死傷したケースはここでも紹介したが、その他にもバス停の看板、電線、変圧器など挙げればきりがない。たとえば2003年の統計ではバス停の看板だけでも、1年間で800枚盗まれており、被害額は10万元にものぼる。その背景には、世界的に起こっている鉄鋼など金属の値上げが背景にあり、盗まれたゴミ箱はスクラップにされ、上海周辺の地区で取引されていることが、最近の調査で明らかになっている。市では価格の高いステンレス製のゴミ箱から、ぷらq巣チック製に切り替えるなどの対策を考えている。


2004年3月16日
■上海地区は17日より天気下り坂■


 上海市中心気象台によると16日の最高気温は25度と上着も要らないぐらいの陽気の上海地方だが、明日から再び弱い寒気が南下してくるために、気温が下がり、最高気温も16℃前後になる見込み。また低気圧の影響で、雨がふったり場所によっては雷もなって強く降る。ここしばらくは雨がちのすっきりしない天気が続く見込みなので、傘は忘れないようにしていただきたい。 


2004年3月16日
■杭州で龍井茶の新茶が登場■


 江南の春といえるようなポカポカとした天気だが、杭州の茶専門店では、そろそろ新茶のシーズンだ。杭州で名高い龍井茶は西湖区の168平方メートルの範囲にある龍井村、翁家山村などの産地で取れる良質のお茶だ。一般的には500グラムで1500元ほどが相場だが、まだ出たてとあって500グラムあたり2800元の高値がついているところもある。ただ、もう少しすると値段も下がり、500グラムあたり700−800元でもそこそこの龍井茶を楽しむことが出来る。味は濃く過ぎなければ、苦味もなく、ほどよく甘い味が心地よい。 


2004年3月15日
■上海の火災、今年に入って1600件■


 上海市消防局の発表によると、今年1月から2月にかけての火災の発生件数は1603件、死亡者数は11人、ケガ人2人という。今年の上海は暖冬で、春節の期間中は天気もよかったため、春節期間中だけでも火災が232件、一日平均で39件発生している。多くは爆竹などによるものが原因で、去年と比較しても98.4%の増加している。また工場などで規定どおりの操作をしないことによる発生する事故的な火災も800件おこっている。上海市消防局では、5年以内にさらに20の消防局を設置する予定。


2004年3月15日
■上海で増える子供の糖尿病■


 上海で最近よく見かける肥満気味の子供たちだが、その上海で子供の糖尿病患者の数が確実に増えていることが、先日上海で開かれた「中国権威糖尿病専門家討論会」で発表された。それによると上海の糖尿病患者のうち5%が子供が占め、毎年10%の割合で増加しているという。とくに子供の運動不足、食べ物のバランスがよくないなどの生活面での問題が深刻化している。現在中国での糖尿病患者の数は5000万人に達しており、人口の4%にまでに増加した。特に経済の発展に伴う食生活や生活習慣の変化による原因が大きい。


2004年3月15日
■上海−南京、飛行機でひとっとび■


 上海から南京への短距離路線に東方航空が乗り出す。航空機は50席程度の小型機で、所要時間は約40分となっている。対象となるのはビジネス客や上海の空港で乗り継ぎして南京に向かう人で、価格は300−400元。現在鉄道で上海−南京間は3時間結ばれているが、浦東空港や虹橋空港からのアクセスを考えると、かなりの時間を必要ととしていた。 


2004年3月15日
■上海のマンション価格が北京を追い抜く■


 中国国家統計局のデーターによると、2003年の上海の「商品房」と呼ばれるマンションの平均価格は一平米あたり5118元で、初めて北京の平均価格を追い抜き、実質中国一マンションの高い地区になった。さらに不動産価格の伸びも顕著で、去年1年間で24.2%の増加、これも中国で一番値上がりの激しい地区になった。北京では最近、低所得者層を対象として低価格マンションの開発が盛んで、これらが不動産価格の低下に貢献している一方で、上海では外資のよる不動産投資が盛んで、アメリカ資本などが上海に投資し、高級マンションの開発などを行っている。ちなみに中国全国のマンションの平均価格は1平米あたり2212元、伸び率にして3.9%になっている。 


2004年3月15日
■上海市内の小霊通アンテナの設置が始まる■


 去年の5月に上海市郊外のPHS式携帯電話使用が開始なったが、今年5月17日の世界電信デーでは市街地地区でも小霊通が使用可能になりそうだ。市街地に使われるCDMA小霊通は大霊通とも呼ばれているが、電話を受ける場合の携帯電話費用はかからない。通話代は基本料金が月に30元(番号表示機能つき)、最初の3分間は0.22元だが、以後は1分間0.11元になる。今年2月にいったん市街地での小霊通のサービスをやめた中国電信だが、現在、さらにアンテナ基地局を増やしている。 


2004年3月15日
■ADSLの故障、8時間以内に修復■


 ブロードバンドの競争が激しくなっている昨今、ADSLなどを運営している上海電信ではサービスをさらに高めるためにトラブル時の対応を強化する。上海市街地でADSLにトラブルがあった場合、8時間の営業時間内に修復するほか、ADSLの申請もネットの整備がすでに整っている地区なら申請後37時間の営業時間内に開通させることを発表した。また、従量制のユーザーは上海電信のHPから使用時間の検索が出来るほかに、ADSLなどの故障を診断するソフトもダウンロードできる。


2004年3月15日
■市の保存建築を破壊、業者が処罰■


 上海市クラスの保存建築に指定されている淮海中路1610弄の逸村4号楼が上海市の不動産開発業者により跡形もなく破壊された。上海市の歴史文化風貌地区と優秀歴史建築保護条例が制定されて1年、こほ法律がはじめて適用されるケースになる。この建築物は築40年あまりで、一戸建ての洋風建築。2000年にも同じような騒ぎがあり、再建されたばかりだ。通知を受けた徐匯区房地局では、現場を差し押さえ、事後処理に当たっている。 


2004年3月12日
■インスタントラーメン、消費量1人当たり21個■


 大型スーパーに行くと、必ずといってもいいほど買い物カゴにはインスタントラーメン類が入っているほどラーメン好きな中国人。夜行列車に乗っても、旅の友はカップラーメンといっても差支えがないほど、ラーメンをすすっている。3月10日に上海で開かれた第4回世界ラーメンサミットでは、全世界で652.5億食消費されたインスタントラーメンのうち、277億食は中国が消費し、1人あたりの年間消費量は21食というデーターが発表された。今回の会議には日本からはラーメンの発明者で日清食品の創業者、安藤百福氏が94歳という高齢にも関わらず参加なされ、公演された。 


2004年3月12日
■中国人の日本旅行をさらに開放へ■


 2003年に日本を訪れた中国人は日本観光振興会の統計では45万人で、その中でも純粋で観光目的で訪れた中国人は10万人にすぎない。日本政府では今月9日に中国人の日本訪問に関する条件をさらに緩める方針を発表している。まず今年4月よりIT関連の技術者やITに関わる大学を卒業したものに関してはマルチビザの発行を原則的に認めるほか、小中学生で日本に修学旅行の目的で訪問する場合は、3000円のビザ申請代は取り消しになる。また今年夏ぐらいには浙江省、江蘇省、山東省、天津、遼寧省の市民は日本への団体観光旅行が可能になる予定で調整に入っている。現在、日本での団体旅行が可能な都市は北京、上海、広東省の市民のみ。


2004年3月12日
■上海の胡麻油に問題あり■


 中国国家粮油質量質量検験センターの調査によると、上海で発売されている50種類の胡麻油のうち50%が純正の胡麻油ではなく、さらに32%が合格基準さえ満たしていない不合格の商品であることが分かった。今年3月11日に行われた実験結果について、現地新聞「新聞晩報」が取り上げている。どの胡麻油も見た感じや匂いは胡麻油だが、脂肪酸の組み合わせや、加熱による実験、残留物の実験などで、胡麻油と書いておきながら、そのほかの植物油や非食用油が混合されていたりしていることが判明した。これらの胡麻油はすべて市内の大型スーパーから調査対象として送られてきたものであり、市民にとっても馴染みの商品が少なくない。また中国人の食生活から胡麻油は生で食用することが多いため、この結果は気がかりだ。 


2004年3月12日
■バリアフリーの路線バス導入へ■


 中国ではじめての本格的な障害者にも優しいバリアフリータイプのノーステップバスが淮海路などを走る926路などに導入されることになった。VOLVO製のこのバスは1台で100万元相当の高級路線バスで、地面とバスとの高さは32センチ、ステップは設置されていない。さらにサスペンションを調節すると23センチまで縮めることが可能になった。上海市最大のバス会社、巴士集団では今後3年以内に2500台のバスの更新をVOLVOタイプで行う。


2004年3月12日
■浦東鉄道、今年中に着工予定■


 貨物などの輸送能力をさらに向上させるために、浦東鉄道が今年中にも工事が始まる。浦東区の鉄道ネットワークは弱点になっていて、トラックに頼っているところが大きかった。ところが近年の浦東の発展で、大型港の開発が進むことになり、コンテナなどの貨物輸送が急務になってきた。さらに浙江省、江蘇省との連絡の意味もあり、杭州湾の発展にともなう鉄道金山支線の拡張改造工事も計画されている。また北側では長江を超えて南通などの主要都市とネットワークを形成する。退く表は2015年完成。


2004年3月12日
■上海で不動産展覧会「上海之春」開催■


 3月11日から14日まで上海市展覧中心で2004年上海之春 不動産展覧会が開催されている。面積20000平方メートルの会場には、上海各地の有力デベロッパーが肩を並べ、100あまりの住宅が展示されている。相変わらず上海以外の地区から訪れる人も多く、お馴染みの温州をはじめ、東北地方からもツアーを組んで今回の展覧会を見に来ているほか、海外から訪れる華僑もすくなくない。ただ、今年あたりから不動産市場にさまざまな規制がかかるのは必死で、その動向が注目されている。開催期間中は6万人が訪れる見込み。


2004年3月12日
■ベンツタクシー、値上げ申請へ■


 上海の街角で見かけるようになったベンツの大衆タクシーだが、1日の走行制限は400キロなどの制限が多く、実質的には1日2000元の赤字で運転されている。その他にも故障時のメンテナンスなど費用が莫大で、とても普通のタクシーと同じ基準では採算が合わないことが明らかになってきた。そこで大衆交通ではベンツタイプのタクシーに関して上海市交通管理局へ料金改定の申請を出した。新しい基準では、初乗り3キロ10元は変わらないが、3キロ以上の場合は1キロあたり2元のところを3元にし、さらに10キロ走るごとに1キロあたり1元追加される仕組み。さらに大衆交通では今年のうちに50−100台の新型の高級タクシー車輌を導入する見込み。 


2004年3月11日
■上海植物園でチューリップ■


 徐匯区の南部にある上海植物園では、30万株のチューリップが植えられ、近日中にチューリップ展覧会が開催される。3月から5月にかけて、上海植物園では牡丹・桜・お茶の花・スイセン・モクレンなどが咲く。上海植物園には大きな温室もあり、都会の中のオアシスとして市民に人気がある。 


2004年3月11日
■残飯の豚の飼料への利用禁止■


 上海市ではレストランなどで出る残飯や、厨房などから出る生ゴミ、食品加工工場などから出る廃棄物などを豚の飼料として再利用することを法律で禁止することになった。違反すると罰則規定が設けられる。さらに養豚業者などの生産過程、飼料の配合、排泄物の処理などを個別に登録管理し、食品としての安全性を高める。 


2004年3月11日
■上海で不足する看護士■


 上海人の看護士が不足している、とくに大病院を中心に職場を離れる看護士が増加ししており、毎月最低1人は離職している上海市の大病院もある。そのため一部病院では上海周辺の地方都市に人材を求めているケースも。多くの看護婦の転職先は製薬会社のMRなど看護士の資格とは直接関係ない分野へ転職が殆どだ。上海の衛生学校の関係者の話によると、上海市出身の女性の多くは家で大切に育てられすぎて、病人へサービスをするという意識に欠ける若者が増加中だとか。そのため1年のうち100日あまり宿直がある看護士の仕事に耐えられないという。


2004年3月11日
■インバーターエアコン普及へ■


 電力不足が深刻な上海で、とくに増え続ける家庭用エアコンは電力業界の悩みの種でもあった。上海市経済委員会電力処では、すでに今年の夏の電力消費の予想は、去年よりもさらに深刻で、不足する電力は404万kWとしている。夏場の消費電力の半分を占めるというエアコンに関して、今年はインバーター方式を推進することになった。上海市経済委員会ではすでにエアコンメーカー各社の代表を集め、電力節約が可能なインバーター方式の推進研究会を開催している。普通のエアコンと比較すると、インバーターエアコンの電気消費量は30%ほど減少するといわれており、電力不足の上海には欠かせない。


2004年3月11日
■上海で中古車市場が人気■


 1998年にマイカー購入者が急激に増加、それから5年経過して最近では車の買い替えを検討している市民も増えてきている。そんな中で注目をあびているのが中古車市場で、2003年の中古車の交易14.4万台で2002年の2倍以上になっている。車種的にはサンタナが圧倒的で、全体の三分のニを占めている。使用年数は5-6年の車が多く、全体の6割を占めている。ただ消費者側ではまだ中古車の品質や信頼度に関して疑問点が多く、法整備の更なる拡充が期待されている。 


2004年3月11日
■大学生もストレス?情緒不安定者が増える■


 最近雲南大学で、同級生への殺人未遂事件が発生し、中国では大学生の精神状態について懸念する調査結果がでている。上海交通大学の心理コンサルテイング研究センターの調査によると、大学生を対象に行った心理テストのうち、5%の学生に情緒不安定などの状況がみられるとし、極度に緊張したり、興奮しやすいなどの問題点がみられるという。特に最近の上海では競争の激化、物価高による経済的ストレス、就職の問題などの現実的な問題が大学生の精神状態を蝕んでいることは確かで、大学側では心理カウンセラーを置くなどの対策をとることを提言している。


2004年3月11日
■上海、ポカポカ小春日和■


 10日の上海はポカポカと小春日和が続き、上着が要らないぐらいの陽気になった。9日の最高気温が21.5度、10日はさらにあがり23℃前後まであがった。ただ、この天気も長くは続かず、11日からは再び低気圧の影響を受けるために、天気は下り坂になり、また雨模様になる見込み。ぐずついた天気は2,3日は続くものと見られている。 


2004年3月9日
■上海浦西でも天然ガスへ■


 上海燃気集団では、3月よりまず徐匯区の桂林西街の4000戸を対象に天然ガスへの転換を行った。今後、浦西の288万戸の都市ガスは、天然ガスに転換されていく。上海市のガス使用家庭のうち70%のガス設備はすでに老朽化を迎える時期に入っており、また自動消火装置や、強制排気などの設備を持たない器機がまだ大部分を占めている。その為、毎年ガスによる死亡事故が後を絶たないため、今後2年に1回の安全点検のほかにも天然ガス転換への設備調整も行っていく。


2004年3月9日
■消費者トラブルの多い業界■


 上海で新たに設置される上海市消費者権益保護委員会では、今後重点的にトラブルの多い業界での消費者の保護を目指す。その中で、とくに問題になっているのが健康食品・不動産・建築建材・旅行・医療機器・留学仲介・電信電話などだ。2003年に受けた64700件の消費者からのクレームのうち、トップは電信電話関係、2位は住宅内装に関するものになっている。3月15日の消費者デーまでにこれらトラブルの多い業界の監督を強化していく構えだ。 


2004年3月9日
■上海、中古物件の値上がりが鈍化傾向■


 2004年2月の上海の中古物件の動向は、伸び率が1.26%といくらか落ち着きを見せている。今回の統計で値上がりが激しかったのが、上海市北部地区で、五角場地区・江湾地区・彭浦地区で3%ほどの値上がりを示している。中山公園地区。虹口区の曲陽区などでは、すでに成熟した街が形成されつつあり、不動産価格も堅実な伸びを示している。新築物件では閔行地区が堅調で、すでに1平米あたり7000元を突破したところも出てきた。専門家の分析では、最近の不動産購入者は投資目的よりも、とくにマンション全体の環境、建物の品質に注意するような傾向が続いている。また年数が浅い中古物件にも人気が集まっているとのことだ。 


2004年3月9日
■外国人受け入れ可能な現地校増える■


 上海で増える外国人小中学生に対応するために、上海市教育委員会、上海市公安局などではさらに70あまりの現地小中学校に外国人入学可能の資格を与えることになった。これで上海市内では150の小中学校で外国人の受け入れが可能になる。現在、上海の現地小中学校に通う小中学生は日本人・韓国人を中心に3000人に及ぶ。これに対して一部の現地学校では、言葉が不自由な生徒を対象にしたクラスを設けたりしているほか、もし言葉に問題がなければ、現地の生徒と全く同様のカリキュラムで授業が受けられる。 


2004年3月9日
■リニア延長計画進む■


 浙江省では、上海とのアクセスを向上させるためにリニア線の建設計画を推進している。すでに調査報告が出ており、2008年末完成を目標に2010年の万博までには間に合わせたいとしている。現在のリニアを南に延長させるか、西に延長させるかで議論が続いているが、西に延長する案が有力視されている。途中、龍陽路駅から万博駅、上海南駅、松江駅、嘉興駅、杭州駅となり、所要時間は上海−杭州で30分前後となっている。杭州では鉄道および地下鉄1号線と連絡させる。何れにしろ、現在の上海のリニアが延長される可能性は濃厚になってきた。 


2004年3月5日
■中国で競争力のある都市、北京・上海がトップクラス■


 新華社によると、2003年に中国の200におよぶ都市の競争力ランキングを中国社会科学院などがまとめ、『中国城市競争力報告No2』において発表した。これによると、トップ10位は上海、北京、シンセン、広州、蘇州、杭州、天津、寧波、南京、温州という順番になった。これ以外の都市では、武漢、福州、東莞などがランクを落としてしまった一方、蕪湖、馬鞍山、合肥などがランクを上げた。注目されるのは、西部地区の都市のランキングが上昇し、成都、重慶、ウルムチ、西安、南寧などが軒並みランキングを上げている。上海はそれぞれの項目でトップクラスを保っているものの、人材の面に関しては、北京、シンセン、広州などに遅れをとっているようだ。


2004年3月5日
■上海での乳癌発生率全国1位■


 復旦大学付属腫瘍病院の調査によると、上海市で毎年発生する乳癌患者は2000例にのぼり、全国1位になることがわかった。とくに生活水準が向上するにつれ、上海人の食べ物の習慣が西洋化し、高たんぱく・高カロリーになっていることも大きな原因の一つとして挙げられている。とくに家系に乳癌患者がいる場合や、初潮が12歳までに始まった女性、動物性たんぱく質よく摂取している人、ホルモンによる治療を長期にわたって行っている場合などは注意が必要だとしている。 


2004年3月5日
■上海の街角の自動販売機への破壊行為■


 上海で大規模に自動販売機ビジネスを展開している戈(Ge)徳連鎖銷售公司では、1000台以上の自動販売機を上海市内に投入しているが、最近これら自動販売機を狙った荒し対策に頭を痛めている。中に入っている商品は全体で700−800元程度だが、一度機会がつぶされると2000−3000元近い損害になる。とくに出稼ぎ労働者のうち、上海に来ても仕事が見つからず、これら販売機を荒らすケースが少なくなく、今後はガラス面を強化したり、鉄網を設置するなどの対策を検討している。中国では800元以上の盗難、5000元以上の公共財産の損害を起こした場合に、はじめて犯罪として3年以下の懲役がかせられ、それ以外では治安管理処罰条例によって処分されるしくみになっている。 


2004年3月5日
■一部美容院の化粧品、規定以上の水銀、砒素類含有量■


 美白をうたったさまざまな化粧品が、上海市内各地の美容院で使われているが、3月4日に上海工商局が調査を行った結果、一部化粧品において、水銀・砒素化合物の含有量が規定を超えていたとして、注意を呼びかけている。今回調査が行われたのは市内31箇所の40種類に及ぶ化粧品で、その中の一部化粧品でも細菌数が規定を超えたものが少なくなかった。さらに生産許可証や生産日時など基本的な情報ですら欠けている商品もあり、購入時には注意したいところだ。


2004年3月5日
■今週末の上海、冷えます■


 ようやく太陽が見えてきた上海地区で、5日はポカポカとしているが、上海市気象中心によると、今後5日午後から6日朝にかけて北風が強くなり、週末にかけて気温が下がる見込みだ。6日朝の最低気温は2−3℃の予想。華東地区では、天気は安定しており、雨は降らないが、気温はさがるので、寒さ対策は必要だ。 


2004年3月5日
■上海人のマンション、小型化傾向■


 核家族化や、不動産価格の上昇により、上海人の購入するマンションの面積が縮小傾向にあることが市内のコンサルテイング会社の調査で明らかになった。それによると、大部分の市民が選択する住宅面積は81−100、101−130平米で、全体の71%を占める。その中で、特に人気のあるのが81−100平米のマンションで、楊浦区の控江路、周家嘴路、浦東の金橋地区では50%近い値上がりをしめしている。一方面積130平米以上のマンションは下落傾向にあり、今年に入って40%近い下落、また101−130平米クラスのマンションでも伸び悩みがおきている。 


2004年3月5日
■空調バスに強制換気の規定■


 最近、街で急速に増えてきている空調車は、利用者にとってはうれしいはずなのだが、上海の空調車の多くは窓が開かないため、換気の悪さが利用者からクレームがあがっている。そこで上海市の交通部門では、とくに早期に投入された空調車輌で換気が思わしくない車輌、空調設備の効果が思わしくない車輌に関しては、普通車に置き換えたり、普通車に改造したりする規定を制定した。また側窓上部の小窓のうち三分の一は開口可能なものとし、強制的な送風装置の設置を義務付ける。現在上海には1200台以上のVOLVO製のエアコン車輌が走っているが、今後もさらに新型車輌に置き換えていく。


2004年3月2日
■上海、ここしばらく最低気温は3−4℃■


 一時期小春日和が続いた上海だが、最近は一気にまた気温が下がっている。1日の最低気温は3.4℃にすぎず、雨がパラパラしたあいにくの天気だった。2日の夜から3日にかけて、また寒気団が上海地区に流れ込むため、3日の最低気温は2℃の予想。最高気温も9−10℃なので、暖かい格好で外出したいところだ。 


2004年3月2日
■軌道鉄道5号線、さらに運転間隔を短縮へ■


 莘庄から出ている地下鉄5号線は、現在運転時間が朝7時から夜8時までで、まだ決して便利な状態ではない。現代軌道交通股份有限公司では、年内にも運転時間を6時から9時までに延長し、現在の12分間隔から10分間隔に短縮させる。また軌道鉄道3号線に関しても、朝晩の運転時間を延長し、利用客の利便を図る。


2004年3月2日
■上海、高価な中古物件、なかなか売れず■


 北京で不動産物件の価格が息切れを起こしてはじめているという憶測がでているが、上海でも高級中古物件を中心に一部売れ行きが伸び悩んでいる。特に浙江省など外地から上海に投資目的で大量に物件を買った人は、頭を抱えているようなケースも少なくない。特に売れにくいのが100万元以上の物件で、仲介業者のガラスの掲示板にもなかなか売れずに数ヶ月も掲げたままという物件が多い。1平米あたり1万元から2万元という物件は、とくに売れにくい。さらに1LDKタイプの小型の物件は特に投資目的に買う人が多く、単価が異常に高騰している物件が多い。


2004年3月2日
■上海でも秋刀魚が食卓に■


 輸入ばっかりだった上海の秋刀魚も、いよいよ上海の市場に出回るようになる。日本料理などで秋刀魚は上海人にとってもお馴染みの魚になってきたが、値段はまだ高く、キロ当たり10元前後する。上海水産グループでは、今年6月より秋刀魚の漁を開始し、11−12月ごろには上海市内のスーパーにも並ぶようになる予定だ。マグロについで、上海で食べれる海産物もますます充実してくるようだ。


2004年3月2日
■3月よりバスの不法駐車を発見したら奨金■


 上海のバス停留所付近のバスの駐車ははっきり言ってすごい。どこからとなく、ガッとバスが割り込んでくる。そこで上海の道路の交通渋滞のもとにもなっているバスの不法駐車を一掃しようと、奨金制度を設ける。2004年3月から9月30日まで、乗客が乗降中のバスの停車位置について、もし正規の停車位置で乗降させないことを発見し、10日以内に市の公交処に投書し事実が確認されれば、1回につき30元の奨金が支払われることになる。証拠となるのは、実態を示したネガ写真で、デジタルカメラは認められない。 


2004年3月2日
■上海、住宅ローンの制限を厳しくする方向へ■


 相変わらず不動産が好調な上海だが、最近不動産投資に関するリスクの討論が続いている。これに関して中国銀監会では、個人が住宅ローンを組む場合の基準をさらに厳しくする方針に出る方向で、広く専門家から意見を集めている。また、その他の自動車ローンなどを抱えている場合の個人信用情報の銀行間での共有も積極的に行うようになる。例えば、毎月の収入が1万元の場合は、住宅ローン返済は5000元を超えてはならない。また外国人や国内にいない人が、中国の住宅ローンでローンを組んだ場合の審査も、中国で不動産を購入する目的などを明確にし、リスク軽減に動き出す。 


2004年3月1日
■河に浮かぶ、ペットの死体■


 現在上海では50万戸の家庭で飼育されているといわれている。ところが、ペットが死んだときにその処理に困り、ゴミ箱に捨てたり、河に投げ込んだりする市民が少なくない。蘇州河には毎日1匹は何らかのペットの死体が引き上げられるほどで、衛生上の問題にもなっている。もちろん上海に法規制が無いわけではない。上海市の規定では、まず衛生局で処理し、農業委員会で処理したあと、奉賢庄行で無害化処理される。費用は数十元だが、市の中心部から車で3時間と遠いため、実際にそこまで処理する市民は少ないようだ。

 

2004年3月1日
■増える折りたたみ自転車の地下鉄持込■


 最近地下鉄の駅まで自転車で乗り付けて、その自転車を折りたたんでそのまま抱えて地下鉄に乗る人が増えてきている。中にはコンコースで自転車を走らせているひとも筆者も見たことがある。一般に重さが20キロ以下で四方の和が1.8m以内であれば、持ち込むことができるが、折りたたみ自転車が多くの乗客の迷惑になっていることがあり、駅員の悩みの種だ。その大きな理由のひとつに、自転車の盗難が耐えないこと。場所によっては少しでも油断すると、盗られてしまう場合があり、その結果自転車を持ち込む市民が増えた。


2004年3月1日
■女性の肺癌発生率が上昇、その原因は?■


 上海市が行った流行病学の調査によると、ここ数年上海では女性の肺癌患者が増加傾向にあることがわかった。特に40−50歳の女性が顕著で、ほぼ男性と同じ発生数が報告されている。ところがタバコを吸っているその中でも18%のみ。その原因として、中国料理ならではの料理方法が指摘されている。中国では、温度の高い鍋に油を注ぎ、ジャーと野菜を炒めるのが主流。この時にでる煙を吸い込むのが原因という説だ。さらに揚げ物などを食べる人の増加も肺癌との関係が指摘されている。これら上海など道端で市販されている揚げ物の多くは劣化した油を使っており、この中に含まれている有害物が癌を引き起こしているという説だ。いずれにしろ中国人の食生活の変化が大きな要素だ。 


2004年3月1日
■広まる中国の収入格差■


 中国社会科学院が2003年度の都市部と農村における収入の格差を調査した。その結果、都市部の収入は農村部の収入と比較すると3.3倍で、この開きは世界でもトップクラスになるという。1995年の調査では既に2.8倍になっていたが、2002年にはさらに伸びて3.1倍、2003年は3.3倍になった。さらに農村地区は可処分所得が低く、公的医療保険制度も整っていない。従って、これらの要素も加えると、4倍から5倍に広まるものと見られている。
 

2004年3月1日
■上海最後の連結バスが退役■


 上海で最後まで残っていた2両連結のバス8台が124路から退役し、これで上海から2両連結のバスは姿を消した。上海の2両連結バスは、上海の交通の歴史の象徴でもあった。1960年に登場し、1994年に最後の4台が納入され、最盛期にはバス全体の72%まで占めた。ところが老朽化と、バス利用者の減少によりその役目を終えつつある。今後は2005年を目標に内環状線内の路線バスは、三分の二が高級タイプのバスに変わる。 


2004年3月1日
■浦東の住宅区にもコンドーム販売機■


 浦東新区では、新たにコンドーム自動販売機を100台設置したほか、さらに24台を設置していく。これは政府が費用を拠出して、無料で設置を進めている事業で、ホテルや大学キャンパス、娯楽施設、公共トイレなどを中心に設置される。これら販売機は、各地区によって管理され、広く市民に利用してもらおうという計画だ。


2004年3月1日
■進まない高架道路の防音壁■


 上海でつぎつぎと建設が進められる高架道路だが、既に総延長が72キロになっている。そのなかで、住宅地に近いために設置されている防音壁は34キロにすぎず、全体の42パーセントだ。規定では昼間は60デシベル、夜は50デシベルとなっているが、これが完全に達成されていないところがまだまだ多い。住民の反応が激しいところは、優先的に設置されているようだが、400メートル設置するだけで、100万元の費用がかかる。現実にはなかなか進まないようだ。 



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