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2004年6月30日
■上海の外資企業の人件費、1年に6万元
 上海市労働と社会保障局が発表した2003年の上海の企業の一人当たりの人件費は49341元で、2002年よりも10.8%増加している。一方で100元の人件費を投資して得る利益は152元でこちらは前年比14.3%の増加になっている。その中でも、外資系企業の人件費が最も高く、1人当たり6114元となっているが、効率の面でも高いため、100元を投資して得られる利益は240元となり、平均よりも大幅に高い。業種別にみると100元あたり投資して、利益がもっとも高かったのはIT産業やソフトウエア関連の産業で、平均568元、続いて金融業で368元、不動産業が260元となっている。さらに2003年に各企業が従業員の基本的な保険などに使った費用は1人あたり9761元となっている。
2004年6月30日
■7月初めにもまた大雨の兆し
 入梅した割には、最近雨が少ない上海。ただ上海市中心気象台の話では、まだ梅雨明けは先で、これから7月の初めにも一時的に大雨になる可能性があるとしている。今年の上海の梅雨は今までに3回比較的まとまった雨が観測されており、雨量は平年並みかやや多い。予想では7月9日ごろに梅雨明けするものとみられている。 
2004年6月30日
■7月31日、8月1日F1パワーボート、黄浦江を封鎖
 上海では7月、8月にかけてレース関係のイベントが目白押しだ。まず7月には陸家嘴地区で国際カーレースが開催されれ、8月にはモーターボートのF1、F1パワーボートが上海で開催される。11月には南京路で上海国際マラソンも開催される。8月のF1パワーボートは、黄浦江で開催され、浦東と浦西に3万人分の観客席が設置される。同時に黄浦江が一時的に封鎖されるため、船舶の往来ができなくなる。今回のレースには24艘のモーターボートが参加する。中国では過去に杭州の西湖、無錫の太湖、厦門の元当湖で開催されている。中国モーターボート協会の発表では西湖でのレースだけでも約70万人が訪れた。  
2004年6月30日
■浦東国際空港に増える白タク
 浦東国際空港を出国すると、だれでもまず声をかけられる可能性が高いのが、出口で待ち構えている白タクだ。最近、白タクの客の呼び込みも、正規の職員に似せた服装をしているなど、その手口がますます精巧になってきている。例えば、タクシーを乗るために並んでいる旅行者を尻目に、あのタクシーは近場にしか行かない、と言ってみたり、その手口はさまざまだ。一方で正規のタクシー運転手は、客を拾うために3時間も4時間もまっている場合が多く、これら白タクの実態に憤慨している。白タクに乗った場合、料金などの交渉が必要なだけでなく、万が一のトラブルにあったときに厄介だ。面倒でも、正規のタクシー乗り場で並ぶようにしたいところだ。 
2004年6月30日
■南京の地下鉄が貫通、来年5月には試運転
 南京地下鉄1号線の工事が進んでいる。国家プロジェクトの一つである南京地下鉄1号線は2000年12月12日より工事が始まり、総延長21.72キロ、投資総額は85億元で、2000年12月12日より工事が行われている。予定では今年10月には列車の試運転が始まり、来年5月1日には試験営業に、さらに2005年9月1日には正式開通する予定だ。
2004年6月28日
■空気の汚染を減少するために散水を強化
 上海の空気、ひところと比べると格段に改善されているが、それでも空気中の埃の量はニューヨークの3.4倍といわれており、子供や老人などの呼吸器に与える危険は大きい。そこで7月1日より市内の道路や建築現場などで散水する割合などを定めた法律が制定される。たとえば、主要幹線道路で雨の日や最低気温が4℃以下の天気以外では、毎日最低一回散水を行い、また歩道に関しては3日に1回は散水を行わなければならないというもの。埃っぽい街が少しでも改善されるように努力が進められる。
2004年6月28日
■上海に増える地方出身者
 移民の歴史こそが上海の歴史とも言われるほど、上海の移民人口は多い。4000年前から河南地区から移民してきたのが、上海人の祖先とも言われている。その後、江蘇省、浙江省などからもやってきたが、上海が開かれた当時は人口は10万人に過ぎなかった。面積的にも6340平方キロメートルしかなく、上海自身は決して大きい都市ではない。2003年の上海戸籍をもつ人、いわゆる上海人は1341万人だ。しかし上海に住んでいる外来人口もあわせると1711万人になり。さらに増え続ける外国人も足すと、上海市区の外来人口は30%近くになるといわれている。さらに上海の発展に貢献した人たちにもらえる上海市居住証を獲得した人は2.78万人になる。 
2004年6月28日
■地下鉄2号線で飛び込み、10分ほど遅れる
 27日午後1時50分ごろ、地下鉄2号線人民広場駅にて、30歳前後の女性が中山公園駅行きの列車に飛び込み、一命は取り留めたものの、右足切断の重傷となった。この結果、2号線は10分前後止まり、一時乗車券の販売がストップした。そのため、2号線各駅では一時的に混雑が見られてた。
2004年6月28日
■28日から蘇州で世界文化遺産大会が開催
 江蘇地区で多くの世界文化遺産を抱える蘇州で、6月28日より第28回世界遺産委員会会議が開催される。この回の会議では、27の議題について討議され、50箇所の世界文化遺産の登録に関する審査も行われる。中国国内にはすでに100を越える世界文化遺産が登録されており、数においては世界一となっている。これにあわせて、中国郵政局では記念切手を限定で発売するなど、蘇州を中心に盛り上がっている。
2004年6月28日
■福州路でコミック専門書店がOPENへ
  海賊版のコミックが大きく幅を利かせている上海のコミック市場だが、ここにコミック専門の書店がOPENすることになった。今まで街角で日本や韓国のコミックがかなり怪しい日本語の翻訳で出回っているが、そのほとんどは偽物の海賊版だった。今回OPENする店の名前は「OK COMIC」で、現在は試験営業の状態で、5000冊のコミックをそろえるが、7月1日に正式開業する際は、1万冊に増える予定。1階は欧米の英語のコミックが中心で、2階には香港、台湾のコミックを閲覧できる。本物ということだけあって、価格は高め、しかし海賊版ではないというところに大きな意義があるといえる。
2004年6月28日
■襄陽路市場、移転へ。移転先は未定
 襄陽路市場に投資している新上海国際商城発展有限公司は、来年5月をめどに襄陽路市場を移転させることになった。もともとここの土地は香港の企業がオフィスビルを建築する予定だったが、資金繰りが着かず、5年の期限付きで市場に貸し出されたものだ。現在は1日に5万人、多いときになると12万人が訪れる巨大服飾市場に成長した。最近では外国のツアー団体もコースに組み込み、1日に10-15の団体旅行客も訪れる。しかし、偽物商品があとを絶たず、淮海路の知名度を落としているとして、批判も挙がっていた。2003年には6.2万件の偽ブランド商品を摘発している。 
2004年6月28日
■上海の携帯もメガピクセル時代へ
 上海でのカメラつき携帯もメガピクセルの時代に入ってきた。最近発売されたシャープのGX−32は110万画素のカメラに、SDカードも使えるというもので価格は5000元前後、NECもN830を発売し、こちらは130万画素のカメラに28MBのメモリを搭載している。価格は4600から5000元前後。NOKIAは7610で100万画素の携帯を出す。これは近々発売で、価格は5000元前後と見られている。SONYエリクソンもS700と呼ばれる130万画素のカメラつきの携帯電話を今年の秋には発売する見込み。 
2004年6月25日
■中国の児童生徒、夏休みの宿題は1日1時間以内!
 加熱する勉強の負担を軽減するために、上海市の教育機関では「2004年上海市小中学校夏休み時期工作会議」をひらき、勉強のしすぎを阻止するための対策が討論された。そのなかで、まず小中学生のの夏休みの補習を禁止し、その分実践活動を重視するようにするほか、それでも補習を行った学校に関しては行政処分も辞さないとする。さらにテレビ番組でも8月前から児童子供向けの番組を増やす。また美術館、図書館、文化館などの公的施設を子供たちに無料開放できるように検討に入っている。 
2004年6月25日
■中国で増え始めた自動車の在庫
 中国汽車工業協会が公布した全国の自動車生産台数は、5月分で42.5万台となっている。それに対して売れた台数は39.62万台で、前月と比較して20%下落している。この下落率は1999年以来の最高の下落率になっている。一方で中国全国で在庫として残っている自動車の台数は13万台で、今後在庫増加による値下げが避けられない可能性もでてきた。最近の金融政策の強化で自動車ローンが設定しにくなったことや、燃料費、保険、注射料金、罰金などの上昇が、影響を及ぼしているという分析もされている。 
2004年6月25日
■人民広場駅、遠い1号線から2号線の乗り換え
 利用者の急増に伴い、地下鉄1号線から2号線、もしくは2号線から1号線に乗り換えるときのルートが時計回りの一方通行になった影響で、1号線から2号線に乗り換える際に、かなり歩かされるようになってしまった。今までは、1号線から2号線へは一番近い通路が使えたが、今は2号線から1号線に乗り換えるときのみ利用できる。また1号線から2号線に乗り換える長い地下道には、片側に商店が並んでいたが、この撤去作業も進められ、最終的にはすべての店が撤去されることになる。 
2004年6月25日
■殷墟の甲骨文が中国で初めてオークションに
 6月22日に上海、北京からの考古学の専門家たちが集まって、上海崇源芸術品拍売公司が提供する20枚の非常に珍しい殷墟の甲骨文字に関して、最終的な鑑定作業が行われた。その結果、この20枚の甲骨文字は最低価格600万から800万元を底値にオークションにかけられることになる。中国が建国されて初めての甲骨文字のオークションだけに、最終的には2000万元を突破するのではないかといわれている。オークションが行われるのは7月4日で、場所は上海花園飯店。すでに関心のある企業や収蔵家は多く、問い合わせの電話がひっきりなしにかかってくるという。  
2004年6月25日
■北京東路の友諠商店、7月には爆破へ
 一昔前に上海に来たことのある人なら、みやげ物などの購入によく訪れた友誼商店が7月に爆破される。160の火薬が仕掛けられ、跡形も無く消えるが、ここに新たに五星クラスよりさらに上の「白金」クラスのホテルが建設される予定になっている。この地区はバンドにも近く、建物が密集している。爆破に備えて付近の建築物に影響が出ないように周到に準備が進められている。 
2004年6月25日
■夏までもうすぐ、ドリンク合戦も本格化
 飲料市場の競争が激しくなってきている。今年に入って、スプライトにも中国では20年ぶりに薄荷入りの味がつけられた新商品が発売されたほか、農夫公司や娃姶姶、康師傅などのメーカーでもスポーツ飲料などに新製品を投入している。中国市場においてはペプシは若者向け、コカコーラは20-29歳代を対象にしていると言われているが、このスプライトの新製品の場合は12-19歳を対象に開発されたそうだ。その一方で茶飲料が健闘しており、こちらも15歳から35歳の年齢層が69.5%を占めているなど、15歳以下の世代にも人気が出てきているようだ。 
2004年6月24日
■蚊の増加、7,8月は日本脳炎の発生も
 最近、上海市愛衛事務所が上海市の蚊の状況について発表している。それによると、6月上旬の全市の蚊の成虫の密度は、5月下旬とくらべて35.74%と明らかに上昇している。とくに、マンションなどの地下駐車場が深刻で、疾病コントロールセンターでは、全市95箇所の蚊の観測点のデータをとったところ、6月上旬には市の蚊の密度は5月上旬の2倍以上になっており、とくに郊外では2.8倍もの増加をしている。またマンションなどの池などが蚊の発生源になっている事実も指摘している。7月になると、日本脳炎が発生しやすくなる。多くは15歳以下の子供たちで、とくに日本脳炎の接種を行っていない地方出身者の発病が多く、接種を受けていないものは、地域の衛生サービスセンターで無料接種を受けるように呼びかけている。
2004年6月24日
■上海の不動産、8割の市民が割高感
 統計部門が上海の1000家庭について調査を行ったらところ、現在の上海の不動産市場に関して、8割が価格が高すぎると感じていることがわかった。その中で、現在の上海の不動産価格が正常だと思っている市民は12.6%にすぎない。そのほかの市民は過熱気味、やや過熱気味に思っている。一方で、心理的には1平米あたり4476元が理想であるとし、さらに61.4%の家庭が4500元以下マンションを選択し、さらに22.3%は4501から5000元の価格帯を選択するとしている。
2004年6月24日
■福州路に大型古本屋店
本屋が並ぶとおりとして有名な福州路に、6月26日から面積300平方メートル、3万書の書籍や古書などを集めた書店が26日から開店する。もともと上海は古書籍に人気があったが、90年代になって再開発などに伴って、移転してしまい、最近は影をすっかり潜めている。古書籍のほかに、書や古美術館系なども集められる見込みで、全国各地から3万点がそろうことになりそう。場所は福州路401号。
2004年6月24日
■静安寺の久光百貨、25日OPEN
SOGO百貨が上海に登場する。といってもこちらでの名前は「久光」で、香港の崇光百貨有限公司が管理する。静安寺にできたこの百貨店は、面積10万平方メートルで、いままでの進出してきた日系の百貨店と違って、上海の百貨店業界ではすこし注目を浴びている。例えば、トイレに赤ちゃん用のオムツ交換台を設置したのも、上海の百貨店では非常に珍しい試みで、注目を受けている。またFRESH MARTと呼ばれるスーパーには5000種類をこえる日本からとりいれられた商品を並べている。25日からOPENで、地下鉄下車すぐの立地条件、上海の百貨店市場に新たな影響をもたらすか、注目されるところだ。
2004年6月23日
■上海で人材派遣業一部開始も
日系企業への人材仲介業務を中心に、民営企業がまだ認可されていない派遣業務、ビジネスマナー指導や特殊技術指導などの教室の開設、また法律に関するセミナー、企業と求職者の交流会(ハローワーク上海)などあらゆるサービスを提供する、エキスパート・マネージメントサービス(日資企業人材市場)のプレスリリースが6月23日に行われた。「中国で事業を展開されている日系企業をサポートする」という目的で上海市政府経済委員会傘下の上海市小企業人材交流服務中心と日本政府公認の社団法人日中科学技術文化センターが新しく設立した企業。第一回「エキスパート・ハローワーク上海」は7月3日(土) 9:00〜15:00会場は大木橋路108号上海市小企業総会日系企業60社あまりを集める予定の人材交流会。また当日13:00より日本人 講師による「日本の企業文化と就職の心構え」と題した無料セミナーを予定。  
2004年6月22日
■今日は端午節、粽を食べる日です
 22日は端午節、こちらの風習では、五黄の粽を食べる。さらに五黄と呼ばれる「キュウリ(黄瓜)、黄〔魚+善〕、黄魚、雄黄酒、鹹蛋黄」を食べ、菖蒲や艾の葉を飾り、匂い袋をぶら下げるなどの習慣がある。粽に関しては、この時期は売り上げが大きく伸び、中には1こ数百元もする高級粽も登場している。同じ中華圏でも大陸の粽と香港、台湾などの粽とはかなり味も異なる。これを機会に上海の粽を食べてみるのはいかがだろうか?
2004年6月22日
■台湾企業が学校給食へ参入
 台湾系の中華ファースフードの大手で、すでに上海にも進出してきている「双華鮮食」が今度は上海市内の学校給食に参入する計画で、今年中にも許可証が下りる見込みだ。200万人いる上海市内の小中学生にしてみれば、企業からすれば大きなマーケットになる。統計では、上海の小中学生の80%が給食を利用しており、5%前後が弁当を持参したり、家へ帰って食事をとっているようだ。ところが物流の問題や生産管理なども問題で、いまひとつ地元企業がパッとしないのも事実で、学校給食の品質向上が叫ばれている。一方で、子供たちの生活環境が改善され、食に対する要求が高まっているのも事実。その中で1日に40万食を生産してる「双華鮮食」の進出は、既成の企業に大きな圧力を与えることは必死だ。
2004年6月22日
■蒸し暑い上海
 21日の夕方5時、上海中心気象台はこの夏初めて「高温赤色予警信号」を発表した。これは最高気温が34-35℃に達する可能性があるときに発せられるもので、案の上、22日は厳しい暑さになった。タクシーを使うよう客も、エアコンの温度を下げてほしいという要望が強いようで、エアコンがフル活動。夏に弱いサンタナ、車に気を使う運転手も。梅雨に入ったとはいえ、今年はまだ本格的な雨が少ない。最高気温が38℃を超えるときはこの「赤色」が「黒色」になる。   
2004年6月22日
■新破産法が制定される。ただし個人に関してはまだ
 中国で、10年間の研究を重ねて『企業破産法』が制定され、23日より施行される。ただしこの中には個人の破産に関しては含まれない。まだ中国の市場経済体制が完全に整備されておらず、個人に関しては信用不良のケースがまだまだあるため、破産法を悪用するのを警戒しているからだ。もちろん企業経営者の会社が破綻し、企業破産法が適用された場合、高額な買い物や投資ができなくなる。また本人や家族が生活するための基本的な生活費用は保留される。同時に、会社の整理制度や破産管財人制度なども制定された。 
2004年6月22日
■上海、抱える老齢化問題
 現在長江デルタ地帯(上海も含む)で65歳以上の高齢者の割合は9.12%となっているが、2040年にはこの割合がピークに達し、24.3%になることが上海社会科学院の人口と発展研究所の研究員の論文で発表された。現在デルタ地区には1258万人の65歳以上の高齢者を抱えている。これが2040年には3730万人に達する見込みだ。その中でも、高齢化問題が最も深刻なのが上海で、2030年には65歳以上の高齢者の人口比が28.8%に達する見込みだ。
2004年6月21日
■広州本田と一汽でリコール
 東方早報の報道によると、広州本田は去年1月15日から10月29日に生産した、2.0L、2.4L、3.0Lのアコード、合計70240台に関して、燃料タンクに関するトラブルがあったため、リコールの届出を行った。一方で一汽に関してはマツダ6の車種に関しては2002年12月26日から2004年3月25日までに生産されたマツダ6CA7230AT型車種に関してリコールを行う。上海地区には約1000台が走っている。こちらは燃料タンクと排気管との距離が十分でなく、燃料タンクの温度が上昇する危険性があった。今年3月15日に中国で欠陥自動車のリコールに関する法律が制定されたから、初めての国内車による大規模なリコールとなる。
2004年6月21日
■閔行区で広範囲にわたってガスがストップ
 20日の未明、閔行区の七XIN路と廟z{路の交差点で電気工事中にガス管を破損する事故があり、七宝、シン庄、梅龍、古美、康健など5つの地区で、6万人がガスの使用ができなくなった。原因は設計図と実際の施工とに4メートル近い大きな誤差があり、結果誤って管を傷つけたらしい。詳しい原因は現在調査中。ガス会社では宣伝カーを走らせ、ガスの供給がない間は、ガスの元栓を閉めるように呼びかけた。 
2004年6月21日
■中国の農村地区へ行かれる方、住血吸虫にご注意
 去年から今年にかけて、上海では住血吸虫に感染した疑いのある患者が19例報告されている。上海では1985年に住血吸虫消滅宣言を出しているが、それでも外地の疫病地区へ出張に出かけた人なども含めて19人の疑いありの患者が報告されている。これは、「釘螺」と呼ばれる淡水の巻貝に寄生するもので、毛沢東の時代には住血吸虫の撲滅に取り組んだが、最近また汚染地区が増加傾向にあるという。上海では7月半ばには「住血吸虫病重大疫病緊急対策処理案」を発動させる見込み。一方で、最近福建省では紋螺とよばれる巻貝を食べて中毒事件が発生している。すでに上海市内の水産市場では発売禁止の処置が行われている。また沿海部では赤潮が発生しているため、専門家では貝類を食べないように呼びかけている。 
2004年6月21日
■韓国系スーパー「易買得」が上海で開店
 7年の準備期間を経て、韓国系の新世界が運営するスーパー「易買得」が上海で6月29日に本格的にOPENする。場所は虹口区臨平路。中国では2店目になる。さらに3号店が閔行区に今年の末にOPENする予定だ。1号店は天津ですでにOPENしているが、2012年までに北京、青島、南京、蘇州、杭州などに50店舗展開する予定だ。1997年に上海でスーパーを本格開店する予定だったが、アジア金融危機の影響で韓国国内で外貨流出の制限がでていたため延期されていた。 
2004年6月21日
■高架道路の防音壁が落下、けが人なし
 18日夕方、5時45分ごろ、共和新路1403号付近の高架道路で、2箇所にわたって長さ4メートルの防音壁が地面に落下した。幸い、地面の交差点道路は信号が赤だったため、車がなく、けが人は出なかった。さらに残っている部分に関してもまだグラグラしているところがあり、至急に対策がとられた。この防音壁には車が接触した形跡があり、度重なる衝撃で落下したものと思われる。警察では現在原因を調査中。 
2004年6月18日
■舟山海域の赤潮の原因は「長江」
 浙江省舟山地区での赤潮の問題が、近年取り上げられており、近海で取れる魚介類に影響をもたらしている。とくに今年5月には8000から10000万平方キロに及ぶ大規模な赤潮の被害が報告されている。6月の初旬に開催された、2004年長江シンポジュウムでは長江の汚染がもたらす影響が指摘されている。長江の汚染は工業汚染も生活汚染も深刻だが、最近台頭してきているのが化学肥料と農薬による汚染だ。統計によると、中国での単位面積あたりの農薬の使用量と化学肥料の使用量は世界一位で、さらに化学肥料に関してはその使用効率が悪く、7割は川へ流れているというデータもでている。去年4月から7月までに長江河口や浙江省近海では40回も赤潮が発生しており、漁業へ影響をもたらしている。
2004年6月18日
■トヨタ、中国にもレクサスの販売網形成へ
 東方早報によると、トヨタのアメリカでの高級ブランド「レクサス」が年内に中国にも6箇所の専門の販売店を設置するこになった。設置候補地としては、北京・上海・広州・シンセンが挙がっており、中国名も「凌志」から「雷克薩斯」に変更され、より「LEXUS」の発音に近いものになっている。専門店は2005年までに14箇所に増える見込みだ。レクサスブランドの最高級タイプLs430の中国での市場は世界で2番目の規模にまで成長している。今後。Gs300、Is200 、s430、Ls430、Rx300などが投入される見込み。
2004年6月18日
■上海−北京の高速鉄道、試験路線が工事開始
 上海−北京を結ぶ高速鉄道の試験路線の工事が南京区間でまもなく工事が始まることが南京市副市長の談話として発表されている。2008年の北京オリンピックまでに開通させるのは、時間的にもリミットで、また試験区間を作ることで、日本やフランス、ドイツなど各国の技術を実際に競わす目的があるようだ。中国には長距離の高速鉄道を敷設する経験がないため、まず短距離で試験を繰り返す。上海から南京までの区間に関しては、すでに路線は確定しており、途中、蘇州・無錫・常州・鎮江・徐州に駅を設置する見込みだ。また長江はトンネルで抜けることが有力となっている。上海−北京間の距離は1400キロ、投資総額は1000億元以上を見込まれており、最速で5時間で結ぶ計画。上海−南京は1時間に短縮される。 
2004年6月18日
■梅雨の大雨、市民の生活にも影響
 6月15日から16日にかけて、未明を中心に上海では大雨が降った。上海市中心気象台によると、崇明島では雨量が103ミリと24時間あたりの降雨量では、今年で最も多い記録になった。そのほか、大雨警報も12時間にわたって発令された。上海でこれだけ長時間に警報が出されるのは珍しい。大雨は市民の生活に影響をもたらしている。15日、16日で市内の高架道路でおきた交通事故は114件、さらに地下鉄河南中路駅では、天井から雨水が漏れ出す騒ぎがあった。バスでは老朽化した車両を中心に、屋根から雨漏りがして、座席に座れないということもよく見かける。そのほか、タクシーを利用する市民が、朝夕を中心に急増し、電話の予約でもタクシーはほぼ満車の状態が続く。雨の日の出勤・通学にはご注意を。 
2004年6月18日
■浦東のマンション価格、平米あたり7000元突破
 今年1月から5月までの浦東新区のマンション価格は、先物の物件価格で1平米あたり7000元をはじめて突破した。去年全体では平均価格は1平米あたり6600元だった。現在上海の不動産市場では、浦東で開発されるマンションの割合が多く、また高級物件が急速に増えている。価格が高騰しているのが、黄浦江沿岸に建設されたマンションのほかに、長江沿岸地区に広がる市中心部から遠い物件、さらに中古の公房と呼ばれるアパートで、一旦価格の変動が起きれば、影響が少なくないと専門家は分析している。ただ、全体的には需要の力が強いため、バブル化の可能性は低いと見られている。上海全体では、不動産価格はまだ上昇気味であるが、すでに高級物件を中心に家賃が下落傾向にあり、2003年では、浦東、静安、徐匯区などでは10-30%の下落がみられた。
2004年6月18日
■地下鉄1号線徐家匯駅で人身事後
 17日の朝8:30ごろ、地下鉄1号線の徐家匯駅で、20歳前後の女子専門学校生が、上海火車駅行きの地下鉄に飛び込み、即死した。この影響で地下鉄は現場で11分停車した。最近地下鉄1号線では飛び込み自殺が頻発しており、この1ヶ月でもすでに3人が亡くなっている。実は、ホームにドアを設置する計画もあるのだが、資金的に無理で、現在衡山路で試験的に設置されているだけで、なかなか進んでいない。また上海の都市化の勢いが急速で、市民のメンタル方面に関してのケアが追いついていないという指摘も出ている。上海地下鉄では1995年7月の開業以来、人身事故が70件起きている。
2004年6月17日
■進まない弁当箱のリサイクル
 2000年10月1日より発泡スチロールで作られた使い捨て弁当箱の回収が法律として制定された。一時期、使用が制限されていたが、最近また使われだしており、その処理に市政府は頭を痛めている。市環境衛生部の統計によると現在の回収率は70%で、30%に関しては、行方がわからない状態だ。現在、これら発泡スチロールの弁当箱は回収されて、熱処理されたあと、粒子になって再利用される。しかし、1箱あたり0.01元という低価格での買い取りとなるために、回収業者は回収にあまり乗り気でないことも事実だ。回収された弁当箱は昆山の保緑塑料資源再生処理公司へ送られる。ここでは毎月2400-2800万個の弁当箱を回収し、ボールペンや網などの材料となっていく。 
2004年6月17日
■宮崎駿監督の原稿が上海へ
 7月2日から11日にかけて、東方明珠テレビタワーの新聞センターにて、2004年国際漫画展が開催される。今年は、最近に未成年の健全育成のためにテレビなどの番組の内容の規制を強化する法律が制定されたばかりで、それにあわせて中国国産のアニメを盛んにしようという目的もある。このなかで、ジブリでおなじみの宮崎駿監督や「釣りキチ三平」の矢口高雄氏の原画が展示され。主催者側によると、まだ決まっていないが、もし可能なら両氏のサイン会も開催したいということで、折衝が行われているようだ。 
2004年6月17日
■上海地下鉄の満員電車、女性の方はご注意!
 地下鉄やバスで、スリや痴漢が出没するのは、上海でも同じだが、最近新聞晨報で、8ヶ月の間に、9着の衣服をカッターで切られた女性の記事が報道された。この女性は地下鉄1号線、2号線と乗り継いで陸家嘴へ出勤しているOL。地下鉄1号線、2号線のラッシュは朝は特にひどく、最近報告されたケースでは、上記の衣類を切りつける嫌がらせのほか、白いパンツにハンコを押すもの、満員電車で女性の体を触るものなどがいわれている。この女性はそれ以来、バスで通勤しているそうだが、特にきれいな格好をしている人を狙うケースが多いという傾向があるようだ。  
2004年6月15日
■少なくないワンマンバスの偽コイン
 1994年から上海ではワンマン式のバスが登場しているが、最近偽コインを投入する事件が後を絶たない。たとえば紙幣の1元札を二つに裂いて、2回に分けて使ったり、ゲーム場などで使われているコインを入れたり、そのやり方は実にさまざま。ちなみに上海市内のバス会社、巴士一汽公司では1年間で20万元相当の損失が出たそうだ。このようにして回収された偽コインは数年間の間に貯まって、すでに7トンにもなるという。運賃箱のシステムを含めて、改良する余地があるのかもしれない。
2004年6月15日
■上海の不動産、値上げも一段落か
 上海市内で販売されている167箇所のマンションに価格の調査に関して、ついに値上がり幅が減少する兆しが見え始めた。中房上海指数によると、今年1月から5月のあいだで値上がりした幅は6.9%で去年の同時期が10.2%であったことと比較すると、明らかに値上がりが減少している。また値上がり幅が10%を越えたマンションは4箇所しかなかった。現在値上がり幅が大きいのはミン行春申地区で、地下鉄の延長がもたらした影響は大きいようだ。平均価格でも1平米あたり6000元前後となっている。 
2004年6月15日
■中国の刑事事件の検挙率は?
 中国公安部部長のインタビュー談話として、去年中国全国で立案された刑事事件は439万件で、そのうち犯人が逮捕され、解決したのが184万件、検挙率にして41.9%であることが発表された。この数値が高いか、低いかは討論される余事がのこるとして、中国のメデイアでは検挙率が低いことを訴えているところが多い。さらに一部地方では、公安システム自体がうまく機能していないという論評も載っている。全体的にはかなり辛口のようだ。 
2004年6月15日
■上海入梅宣言
 15日から雨模様になっている上海だが、上海中心気象台では15日より梅雨入り宣言が出た。今週は5日のうち3-4日は雨という梅雨模様の天気になる。今年の雨量は220ミリから280ミリと予想しており、平年の雨量より多い見込み。ちなみの去年の梅雨時の雨量は148.2ミリだった。今年の梅雨は3週間あまりと予想されており、この梅雨が明けると、今年も猛暑が始まる。 
2004年6月14日
■今週金曜日は高校入試
 大学入試が終わったばかりの上海では、今度は高校入試が控えている。2004年の上海市高校段階学校統一文化試験が6月18日から20日にかけて行われる。科目は国語、数学、外国語、政治、物理、化学の6科目。今回は教科書改訂後初めてのテストであるため、受験者が問題を選択できるように配慮した形になっている。国語、数学、外国語は各120点、政治学は参考書の持込が可能で、50点、理科2科目はそれぞれ物理が70点化学が50点、そのほか体育の実技テストが4点となっている。あわせて534点で試験が行われる。
2004年6月14日
■東方航空国内線が2回緊急着陸
 東方航空の上海発北京行きのMU5199便乗客約200人)が、離陸後に機械故障をおこし10:15ごろに浦東国際空港へ緊急着陸した。10:45ごろに修理を行ったのちに再度離陸したものの、さらに20分後に同じ飛行機で機械故障があり、今度は虹橋空港へ緊急着陸した。その後、乗客は2つの後続の便に分乗して北京に向かった。東方航空側ではまだ故障の原因を発表していない。
2004年6月14日
■上海、電気の使用量が極限に達する
 12日に最高気温35.4℃を記録した後、13日の最高気温が32.4℃を30℃を超える暑さとなった上海。この日は上海市の電気消費量のピークが1050万キロワットに達し、最大発電能力1040万キロワットを超えてしまった。これは去年6月の土日の最高電気消費量をすでに200万キロワット超えており、電力の使用量が毎年大幅に増加していることを裏付けている。6月15日より、夏の電力供給体制に入るが、いずれも楽観できない状況になっている。今年の夏場の最高電力消費量は1670万キロワットを想定しているが、そのうち大部分が空調によるもので、去年の計算では44%が空調による電力消費となっている。 
2004年6月13日
■蘇州河で20日に竜舟競争開催
 毎年端午の節句の時期に開催される蘇州河竜舟レースが今年も6月20日午後1時30分より開催される。場所は河昌化路から江寧路の間の蘇州河。小船1艘あたり12人が舟をこぎ、12のチームには香港や上海で仕事をしている外国人のチームも参加する。こちらは比較的レベルが高いが、それ以外にも18艘は普陀区政府や市民など愛好家たちのチームも結成される。 
2004年6月13日
■増える上海人の喫煙者、男性3人に2人が喫煙
 今年4月に行われた調査で、上海人の喫煙率が大幅に上昇していることがわかった。上海市衛生局の発表によると、15歳以上の喫煙率は36.5%で、そのうち男性の喫煙率は65%に達することがわかった。一方で女性の喫煙率は4.02%。ただ全体的に男性も女性も喫煙率が大幅に増加しており、女性は市中心部を中心に増加している。中国では肺がんの発生率が毎年4.5%の割合で増加しており、2025年までに喫煙に関係する疾患で死亡する人が、中国全体で200万人を突破するという予想もしている。特に上海市民の喫煙に対する意識はまだまだ低く、市政府では宣伝に力を入れるようだ。
2004年6月13日
■上海の野菜で農薬中毒、88人が中毒
 11日に奉賢区の工場の従業員60人と工業地区の建築現場17人、さらに11人の市民が中毒症状で病院に運ばれた事件で、奉賢区の衛生監督所は、中毒患者が2箇所の食堂で食事をしたところから原因を追跡したところ、緑奉副食品市場で購入したチンゲンサイが原因と判明した。この88人は全員がこのチンゲンサイの炒め物を食べており、測定の結果このチンゲンサイに使われていた有機リンの農薬が原因と特定された。一般にこれら市場では、農薬検査を行っているものの、一部野菜が検査からもれていた可能性もあるとして、調査を行っている。そのため、関係機関では、野菜を食するときは長時間水につけておき、さらに流水でしっかりと洗い、皮をむいてから使うように呼びかけている。なお問題のチンゲンサイを生産した農場はすでに閉鎖されている。 
2004年6月13日
■入梅前の上海、最高気温は35℃以上も
 例年上海の梅雨は6月15日前後。今年も長江中上流の雨雲が徐々に形成されてきており、もう少ししたら入梅すると見込まれている。梅雨明けは例年7月の上旬だ。12日の土曜日は東向きの風が吹いたために、気温が一気に上昇し、催告気温は35.4℃になった。今年一番の暑さを記録した。明日、明後日は若干気温は下がるものの、入梅前とあって、天気は幾分不安定になる。最高気温は33℃前後の見込み。 
2004年6月10日
■猛暑対策に人工的に雨を降らす試み
 猛暑と電気の消費は密接に関係するため、上海市では人工的に雨を降らすことも考慮にいれて、気温を下げる試みを行うことになった。去年の上海は気温が35℃以上になる日が19日と猛暑の日が続いたが、今年もそれに近い猛暑が予想されている。人工的に雨を降らすために、飛行機で冷却材(ヨウ化銀など)を空にまき、雨を降らす方法、もうひとつの方法は、小型のミサイル状のロケットを発射させて、雲の中で爆発させ、衝撃波で雨を降らすというもの。ただ上海では安全の問題を考慮して、前者のやり方を採用する。現在気象部門では具体的にどの地区で雨を降らすかなどの検討を行っているが、実際上技術的に解決しないといけない問題も少なくない。
2004年6月10日
■衡山路の並木通り
 上海の有名な並木通りとして、衡山路が挙げられる。ここの並木は樹齢が80年ほどで、植えられている木はアオギリだ。上海では80年以上100年以下の樹齢の樹木に関しては、3級の保護が与えられており、自然保護の観点から、土壌や建築物に関しても制限が与えられている。衡山路の植樹に関しては、市民の中にも参加した人が少なくなく、植樹の様子が徐匯地名誌にも記載があるほどだ。上海の風物詩として語られるこれらアオギリは今後も保護されていくことだろう。
2004年6月10日
■衡山路の並木通り
 上海の有名な並木通りとして、衡山路が挙げられる。ここの並木は樹齢が80年ほどで、植えられている木はアオギリだ。上海では80年以上100年以下の樹齢の樹木に関しては、3級の保護が与えられており、自然保護の観点から、土壌や建築物に関しても制限が与えられている。衡山路の植樹に関しては、市民の中にも参加した人が少なくなく、植樹の様子が徐匯地名誌にも記載があるほどだ。上海の風物詩として語られるこれらアオギリは今後も保護されていくことだろう。
2004年6月10日
■地下鉄1号線に新型車両投入へ
 1号線の北部延長に伴って、地下鉄1号線では新型車両が投入される。今回の車両は長春製で、現在1編成が上海へ向けて移送されている。70%が国産化された車両で、6両編成10本が投入される。ラッシュが深刻な1号線では輸送力の増強が急務で、この列車では車体幅を広げ、容積を増やした結果、1編成あたり10人ほど多く乗客が乗ることができる。そのため、ドアも外側に取り付けるなどの工夫が行われている。一方で、車内には1号線では初めてつり革を設置する。また車椅子のスペースを設置されている。年内には1号線の北部延長区間に投入される見込みだ。 
2004年6月10日
■上海市の最低給料規定、1ヶ月635元に
 今年7月1日から上海では最低給料の基準が上げられ、もともとの570元から635元に引き上げられる。この635元の中には、社会保険費用と住宅積立金は含まれない。また残業や時間外出勤、過酷な条件下で仕事をしなければならない業種もこの規定に当てはまらない。また1時間あたりのアルバイトの給料も5元から5.5元に引き上げられる。こちらも社会保険費用は含まれない。 
2004年6月10日
■夏の電力不足を乗り切るために
 上海市政府では上海市全体での電気の供給停止や制限を防ぐために、梅雨明けから3000あまりの企業を7つのタームで順番に休ませる政策をとることになった。すでにこの3000あまりの企業に関しては休むローテーションが決められており、子供たちが夏休みになるために、旅行などへ行くように奨励することになった。この休業させる政策にには特にいまのところ強制力はないようだが、政府としては企業がこの政策に協力するように呼びかけ、この間に生産ラインの点検などを行うように働きかける。今年の夏、昼間の電力を確保するために、夜12時から朝8時までの間に重点的に電力を使うように呼びかけられている企業が500ほどある。 
2004年6月9日
■上海で毎年廃棄される2億個の牛乳紙パック
 牛乳を飲む家庭が増えてきているため、紙パックの回収問題が深刻になりつつある。現在、回収率はほぼゼロで、毎年2億個の紙パックがゴミ化している。逆に、業者側では、紙パックの手軽さが受けて、年々増加傾向にあり、毎年20%から30%の割合増加している。広州ではすでに回収業者が紙パックの回収を行っているが、1トンあたり400元で回収しているが、上海ではまだだ。 
2004年6月9日
■地盤沈下により地下鉄3号線が区間短縮運転
 6月10日より地下鉄3号線の石龍路・龍漕路・漕渓路の3駅の営業が停止になる。これは石龍路にかかる橋が地盤沈下を起こしているためで、同時に3号線の信号設備などの改良を行う。短縮される期間は60日ほど。2000年末に開通した地下鉄3号線は、1日あたりの利用客が25万人となっているが、まだ自動信号システムが完成していないため、最高時速は60キロに抑えられている。この改良工事の後は、最高時速77キロ、運転間隔も最短6分にまで短縮される。
2004年6月7日
■上海の麻薬中毒者、低年齢化の傾向
 上海の関係機関がまとめたデータによると、現在上海市で麻薬中毒者として登録されている1.7万人のうち、青少年が54%含まれていることがわかった。今年1月から4月まで上海で麻薬が関係する事件が410件、また麻薬の販売にかかわった容疑者が420人捕まっている。さらに麻薬中毒者のケアと矯正を強化するため、上海市では2003年8月より130人の専門職員を配属して、定期的に尿検査や生活面でのアドバイスなどを行っている。
2004年6月7日
■上海の小中学生に多い近視
 6月6日は全国目の愛護デーだったが、上海では子供を中心に近視の傾向が強いことが最近の調査でわかった。それによると、視力に何らかのトラブルがある小中学生は全体の54%で増加傾向にある。職学生では20%ほどだった視力のトラブルも、中学生になると40%、高校生になると70%までに増える。人口が多いだけに、全世界の近視患者の33%が中国にいるとされている。
2004年6月7日
■今日は大学入試の1日目、タクシーも大忙し
 受験生を送るためのタクシーで、今日の朝のタクシーはどこも予約でほぼいっぱいだった。特に朝の7:15から8:00がピークになるため、この時間帯はタクシーが捕まりにくくなる。それでもタクシーがつかまらない受験生もいて、パトカーで試験場へ急ぐ姿も。また大衆タクシーでは、緊急事態にそなえて、総経理や書記が使っている社用車も予備車として待機させた。大手タクシー会社4社では3日間の試験期間中、のべ22000回の受験生のタクシー予約が入っている。
2004年6月7日
■大相撲の力士たち、上海入り
 7日午後2時に中国巡業中の大相撲の力士一行111人が3機の飛行機に分かれて北京から上海入りした。9日、10日は上海体育館で相撲が行われる。今回の相撲団の中に2人の華人がいるのをご存知だろうか?一人は上海生まれで、いまは日本国籍を取得しているが23歳の琴之海。もう一人は、中国籍で北京出身の仲之国で20歳。今日、上海入りした一行は、上海市内西部の5星ホテルに滞在している。ホテルの回転ドアーが小さすぎて、普段は国家貴賓クラスを迎えるための大門を開放したそうだ。力士は暑がりが多いため、ホテルではエアコンの設定には気を配り、また1人当たり1日10本のミネラルウオーターを準備した。 
2004年6月6日
■電力不足の助けになるか、上海の風力発電
 電力不足が深刻な上海で、風力発電への取り組みが行われている。現在《再生可能エネルギー開発利用促進法》の制定が準備段階にあり、将来の風力発電の商業開発を見越した取り組みが検討されている。上海のエネルギー格局では、今年末までに崇明島、南匯にはじめての風力発電機を設置するほか、さらに10万キロワットの発電場計画もある。奉賢にある4台の風力発電は850キロワットで、まだ上海市内の電力供給のネットワークには入っていないが、崇明島、南匯に関しては14台、1500キロワットで上海市の電力ネットワークに組み込まれる予定だ。 
2004年6月6日
■内装工事に絶えないトラブル
 住宅ブームに乗り、内装工事も盛んな上海だが、相変わらずトラブルが絶えない。関係部門が調査したところによると、上海人が内装にかける費用の平均は1平米あたり1000元前後で、額も小さくない。その一方で、34.5%の家庭で内装が原因の業者とのトラブルが発生している。その多くは、契約を守らなかったり、本物と偽って偽の材料をつかって費用を浮かせたり、そもそも施工技術がなっていない業者も少なくない。実は上海の内装業界は、まだまだ中小企業が中心で、中には非合法な企業も少なくない。上海にある3000あまりの内装業者のうち、1年の売り上げが5000万元以上の業者は10もなく、また正式な企業として運営されている内装業者は40%にすぎない。まだまだ安かろう、悪かろうの悪い習慣が残っている上海の内装業界だ。 
2004年6月6日
■上海、1月から5月までにGDP成長率14.8%
 6月4日に上海市政協委員での会合で発表された上海の1月から5月までのGDP成長率は14.8%に達し、去年下半期からSARS後の力強い回復基調にあわせて、順調に伸びてきた。ただ、今年後半期は減速が予想されており、成長率も全体では去年同様の12.8%前後になるのではないかとされている。項目別には第1次産業、第2次産業が好調で、去年の同期と比較して18.4%の増加、そのなかでも電子、通信関連の成長が著しく全体の四分の三を占めている。また同時に第3次産業に関しては1312億元になり、成長率では13.2%の増加となっている。
2004年6月6日
■ヨーロッパから「純正」の上海カニを輸入
 上海水産大学水産養殖学科の王武教授によると、現在、中国で栽培されている上海カニの多くが無秩序な養殖により、種の絶滅の危機にさらされている。そのため、長江流域で養殖されているカニの多くは、すでにかなり混血が進んでいる。ところが、その純正な上海ガニの末裔がヨーロッパにいることがわかり、このほどオランダにいる華人が540キロ、約3000匹を持ち帰り江蘇省で養殖されることになった。なぜ、ヨーロッパにいるか?それは、100年前に、中国沿岸に停泊していた外洋船に紛れ込んでヨーロッパに渡ってしまったようで、1912年9月にドイツ北部の川でも上海ガニが発見されている。これはどうやら中国からの船の水槽に積み込まれた水に稚カニがまぎれこんでいたのが原因と見られている。1931年にはライン川にも上海ガニがみられたそうだが、ヨーロッパ人には食べる習慣がないため野生化し、原種に近いものが残ったということだ。
2004年6月6日
■地下鉄1号線で中年男性が飛び込み
 最近、上海の地下鉄で自殺と思われる飛び込み事故が相次いでいる。5日も11時ごろ地下鉄1号線の錦江楽園駅にて、50歳ぐらいの男性が上海駅方面へ向かう地下鉄に飛び込んだ。列車は急停車したが間に合わず、男性は左足切断の重態、その後第六人民病院へ運ばれたが一命は取りとめた。この影響で地下鉄1号線は10分間にわたってストップした。警察によるとこの男性は結婚しており、家族から事情を聞いている。
2004年6月6日
■6月7日月曜日から大学入試、交通に注意
 月曜日から水曜日まで中国全国で大学入試が一斉に開催される。上海では主要な高校が試験会場となるため、とくに朝のタクシーなど受験生の移動でつかまりにくくなる可能性がある。今年の上海での受験生は101385人で、市内148箇所の施設で行われる。日本と違って試験会場は大学ではなくまた試験監督は高校の先生が担当する。一人っ子の多い上海だけあって、受験生の親からのプレッシャーは強いらしい。またトラブルがないように、たとえば監督の先生も試験中は音の出ない靴を履いたりすることになっていて、細心の注意が払われている。現在、試験会場の設営など準備が着々と進んでいる。
2004年6月6日
■空調路線バスが発火、危うく大惨事
 夏になると、タクシーやバスの発火事件が増えてくるのが上海だ。主な原因は整備不良、老朽化、電気線のショートが中心だが、6月5日午後2時45分ごろ、石門一路と威海路を走っていた104番の空調バスがエンジンルームから発火した。走行中にエンジンルームから異臭があると乗客が気づき、バスはすぐに停車、乗客が避難したあと、発火した。その時間は40秒。幸い乗客は20人前後と少なく、けが人も出なかったが一時火柱は十数メートルもあがったという目撃者の証言だ。 
2004年6月4日
■上海、公務員に淘汰制度を適用
 上海に10万人いる公務員だが、今年中にも淘汰制度をつくり、競争論理を取り入れる方針だ。これは上海市委組織部が明らかにしたもので、今まで職にあぶれることのなかった公務員も、流動性を高めるのが狙い。同時に、若い公務員を中心に仕事への情熱を高める狙いもある。現在、毎年公務員の審査制度が行われているが、これまで200人ほどが降格になっただけで、制度的には不十分だった。上海では10万人の公務員のうち大部分は警察関係だ。10万人の公務員のうち、40歳以下が全体の49.2%を占める。学歴別では短大相当以上の学歴が全体の63.5%を占める。毎年300人前後が職を離れているが、退職前に退職する公務員も5632人おり、そのうち2300人が民間企業などに流れている。 
2004年6月4日
■過当競争になりつつある無料送迎バス
 上海市の大型スーパーには大抵無料送迎バスのサービスがついている。かなり遠くの地区からも買い物に行くことができるため、便利といえば便利だ。上海チェーンストア経営研究所の調査によると売り場面積が5000平方メートル以上のスパー、69箇所のうち、無料送迎バスを運転しているのは60箇所、全路線数では499路線にのぼり、路線バスの900路線と比較してもかなりの数になっている。このために各企業が負担しているコストも少なくなく、8000万元と試算している。果たして本当に効果があるのだろうか?調査によると大型スーパーの客の20%はこれら送迎バスでくる客で、少なくない。しかし一方で、値下げ競争が激化している小売市場で、このコストが跳ね返ってきていることは確かで、さらに市内の交通渋滞の原因のひとつになっているという指摘もでている。 
2004年6月4日
■今月中にも高架道路に新たに防音壁
 内環状や南北高架道、延安高架道路などはまともに都市中心部を貫いているために、沿線住民への騒音公害が日に日に顕著化している。一部区間では防音壁の設置も進んでいるが、まだまだ遅れている状態だ。そこで上海市政府の管理処が、建築物の調査を行った結果、新たに18箇所、全長2093メートルにつき防音壁を設置することになった。設置箇所は南北高架道路と内環状で、6月末には設置が終わる見込み。今回防音壁の設置対象となる条件は、高架道路からの距離が30メートル以内で、高架道路が作られた後に建築された建築物については、管理組合が設置費用を負担することになっている。 
2004年6月4日
■趣向を凝らした黄浦江クルージング
 上海の観光スポットの一つにもなっている黄浦江クルージングだが、最近18世紀の欧米で流行した外輪蒸気船を模した船がクルージングに運用されている。名前はミシシッピ号で、船の後部に外輪が取り付けられている。5月26日に完成したばかりの新しい船だ。定員は100人で、船内は2階建て。売店やカラオケ、飲食の設備もある。去年6月には欧州風の帆船を模した船が、また今年10月にも趣向を凝らした遊覧船が黄浦江に登場する予定だ。現在黄浦江クルージングには20路線がひしめき合っており、競争が激化している。 
2004年6月1日
■甘粛省の子供たち、初めてのケンタッキーを上海で体験
 同済大学は今まで10年間にわたって、甘粛省定西の子供たちの支援を行っている。そのなかで、今年は101人の子供たちを上海に招待して、それぞれ付属小学校と中学校で体験授業を受けさせている。中には初めて鉄道に乗る子供もおれば、初めてコーラを口にする子供たちも少なくない。彼らにするとコーラの味は「薬」らしい。その中の一人の小学5年生の女子児童は、肉を口にするのは1年に1度、春節のときだけ。上海人の家庭ではホームステイを体験し、普段は米と芋を朝晩に食するだけなのが、ホストにつれられて上海で初めてケンタッキーを体験したという。さらに大学のキャンパスを見学し、将来はぜひここで勉強したい、と胸膨らませる児童、生徒も少なくない。6月1日の「六一児童節」ならではのイベントだ。 
2004年6月1日
■中高生で携帯を持っている上海人、69%
 6月1日は「六一児童節」で、上海各地でもイベントが行われた。そんななかで、上海市内の5つの小中学生200人を対象にしたアンケートによると、小学生で携帯電話をもっている児童が7%、中高校生になると69%が携帯電話も持っていることがわかった。また小学生のうち18%が親が来るまで送迎をしており、毎日ポケットに10元以上の小遣いを持っている小学生も10%にのぼる。中には2.300元をつねに持っている中高生もおり、最近の子供たちの生活の贅沢ぶりがうかがえる。また中高生でひごろからタクシーを使って登校している生徒が全体の11%を占めている。ただ、その背景には上海の交通事情の悪さ、安全の問題など解決しなければいけない問題があることを忘れてはならない。 
2004年6月1日
■受験生のために、騒音規制
 これも受験生のためへの配慮。大学入試まであと1週間、受験生の勉強の妨げにならないように、5月31日夜から市環境保全部の指導の元で、夜10時以降の工事現場の作業が停止される。5月31日から6月20日までの間は、緊急工事を除いて夜間工事を停止するほか、6月6日から8日、6月17日から19日は市内の重点工事の現場でも夜間工事がストップする。また試験中は、試験会場付近100メートル以内の建設現場は工事がストップするほか、英語のヒアリング試験の時間帯は、突発的な雑音が発生しないように、特別に人を配置して監視にあたる。 
2004年6月1日
■受験生のために、渋滞したらバス途中下車可
 一人っ子の多い上海では、大学受験へのストレスが多いのは確かのようだ。そこで、少しでもその緊張をほぐすために、大衆公共交通有限公司では、248本のバス路線に関して、万が一渋滞した場合は、受験票を見せると途中下車を許すことになった。交通渋滞に巻き込まれて、受験生が試験場に遅れるのを防ぐのが狙い。また今年は6月7日が月曜日にぶつかるために、公共交通機関では交通渋滞に関して、神経を使っている。6月7日はあらかじめタクシーを予約している受験生も多いため、朝を中心にタクシーがいつもよりも拾えにくくなるはずで、注意が必要。 
2004年5月31日
■新卒生に人気の低い台湾企業
 中華英才ネットの調査によると、大陸の大学生に台湾企業に就職するか、というアンケートに対して、42%が拒否、一方で働いてもよいという人が25.8%という結果が出てきた。大学生に人気のある企業ランキングでも、台湾企業は富士康と明基が50位以内に入っているにすぎない。その主な原因に福利待遇の悪さが挙げられている。福利待遇の面では、欧米企業が相変わらず人気で、その次に日本企業が並んでいる。台湾企業は新卒生で経験が少なく、安く雇える人材を求める傾向があり、それが逆に転職率を20%まで高めているようだ。中国大陸の新卒生にとって、就職の選択では給与高い、低いが大きな決定要素になっているのは確かで、給与が多くもらえる会社に移る傾向がつよい。 
2004年5月31日
■上海の今年の夏の暑さは?
 ここ近年、上海の夏は異常にあつい。例年35度以上の酷暑の日は9日間ぐらいだが、去年は40日も続き最近とくに多い。上海市中心気象台の予想では、今年も暑い日が多そうだが、去年よりは若干少なくなるのではないかと予測を出している。30日の朝は、浦東地区などで濃い霧に見舞われ、浦東国際空港に着陸する予定の飛行機が、虹橋空港へ着陸するという処置も一部取られた。今週はこれから曇りがちながらの徐々に天気は回復していく見込みだ。 
2004年5月31日
■延安トンネルで追突事故、花嫁を病院へ搬送
 30日の午後2時半ごろ、延安トンネル内で1台の車が急ブレーキを踏み、その弾みで4台の車が次々と追突する事故があった。実は、この5台の中に車体を花いっぱいでデコレーションしたこれから結婚式へ向かう新郎新婦の車が不運にもまきこまれ、そのうち新婦が腰を強く打って浦東にある東方病院へ運ばれるハプニングに。新郎も新婦も当然着飾っており、ウエデイングドレス姿の救急患者に、病院では人目をひいたようだ。 
2004年5月31日
■上海、6月から生物浄化方式の浄水場稼動
 2010年には水道水が直接飲めることを目標に、上海の水道水の改善が進められている。上海市の上水道の水源の殆どは黄浦江上流の水を頼っている。1日必要な786万トンの水道水のうち、500万トンは黄浦江から頼っている状態だ。ところが、最近の環境汚染の影響で水質が年々悪化し、さらに乾季には開始が逆流してくるため、水質の悪化をさらにエスカレートさせている。そこで、6月初めより松浦大橋取水口の浄水システムを改善するプロジェクトを進めている。新しいシステムでは生物膜を利用して、水の中の有機物を分解し、水質を比較的低コストで改善しようとするもの。このシステムの導入により、500万トンの水道水が改善される見込みだ。 
2004年5月31日
■四角いスイカ、上海にも登場
 日本でも一時話題になった四角いスイカが、上海にも登場している。これは去年に香川県で開発されたスイカを嘉定区農業委員会が上海にも導入し、すでに去年11月に5個の四角いスイカの収穫に成功し、今年はすでに80個が収穫されている。日本では1個1万円前後で売られた四角いスイカはこちらでは1個99元で発売されており、普通のスイカからすれば破格の値段だ。市民の関心もあるようで、浦東の正大広場では1日に5個ほど売れるという。 
2004年5月30日
■バンドセンターが世界不動産優秀奨に
 5月28日、上海の外灘地区に王冠のデザインで有名なバンドセンターが、世界不動産連盟から「世界不動産優秀奨」のなかの「特殊類最高推薦奨」を受賞した。これは中国のさまざまな不動産プロジェクトのうち、初めて受賞した世界的な賞として注目される。世界不動産連盟とは、世界各国の不動産業界の活動促進のための情報収集や、不動産業界が抱える諸問題の検討ならびに解決等を目的に、1948年にパリを本部として発足された世界最大の不動産関連業者の国際組織で、55年の歴史をもつ。加盟国は約54カ国にものぼる。
2004年5月30日
■上海でもレストランで食中毒が増加
 今年に入って、上海であわせて9件の食中毒事件が起きており、とくにレストランなどで集団でおこる食中毒が5月に入って増加しているため、上海市衛生局では、今年第3号、第4号の食品安全予警公告を発表した。今年全体で報告された食中毒のうち39.1%がレストランなど飲食業に関係があるもので、去年と比較すると50%の増加となっている。また宅配される弁当に関しても、弁当箱が原因であるものや、取り扱い業者の衛生面に関する知識の不足など、潜在的な問題が多く取り上げている。また、結婚式など集団で会食する場合は、できる限り衛生許可書を持っているレストランで行うように市衛生部は注意を呼びかけている。 
2004年5月30日
■滬寧高速道路、6月から最高時速80キロに減速
 滬寧高速公路を上下線8車線に拡張するために、2004年6月1日より2006年末まで交通規制が敷かれる。全長約250キロのこの高速道路は、現在上下線4車線の高速道路だが、利用者が急増し、すでに当初の計画を大幅に超える利用者があり、すでに飽和状態になりつつある。そのため、トラックに関しては3軸以上の車両は前面通行禁止、3軸以下のトラックに関しても2004月8月までは南京から常州に関して交通規制がひかれるほか、9月からはトラックすべてに関して交通規制がかかる。 
2004年5月30日
■大衆タクシー、ベンツタクシーをさらに増やす方針へ
 今年の初めに50台のベンツタクシーが導入された大衆タクシーだが、今年さらに100台のベンツタクシーを導入する方向で検討に入った。さらに2010年の万博までには大衆タクシーの所有するタクシー8200台のうち三分の一をベンツ系のする計画も発表された。大衆交通(集団)股?公司の総経理楊国平氏によると、現在60万元の価格で導入されているベンツE200タイプの車種だが、これは上海のタクシーで導入されているサンタナやパサットに比べると2-3倍ほど価格が高い。ただ、市政府の話では500台を超える規模になると、別料金の設定も考えられるとし、今後タクシー料金の値上がりもありえる形になっている。 
2004年5月30日
■上海、気温の上では夏入り
 最近、曇りや雨ですっきりしない天気の上海だが、気温の上では上海は既に夏入りの基準を満たしている。上海中心気象台によると、夏入りの基準は1日の平均気温が5日連続で22℃を超えた場合、夏入りしたということになっている。今年は4月にすでに33℃を超える日があり、一方で冷たい空気が入り込んだりして、気温が安定しなかった。ただ、29日の平均気温は22℃を超えたため、気象上では5日連続の22℃以上は達成されたことになり、いよいよ夏入りだ。例年は6月上旬に夏になるが、今年は例年より早いペース。なお、上海の梅雨はこれからやってくる。毎年、バケツをひっくり返したような大雨が連続して数日間続き、そしてカンカン照りがやってきて夏到来となる。 
2004年5月28日
■住宅と内装工事
 中原物業の最新の調査によると、郊外で住宅を購入予定している市民のうち、内装済みの住宅の購入希望者が75%をこえ、内装住宅への関心が高いことが裏付けられている。自分で内装工事をしたくない理由に、87%以上の市民がトラブルの多さを訴えており、内装工事による問題点の多さ浮き彫りになっている。一方で、住宅購入者で内装工事にかかる費用は一番多い価格帯は1平米あたり600元以下で27.4%、600-700元が26.6%、701元から800元が22.85%、となっており、1平米あたり1000元以上となると殆どいない。 
2004年5月28日
■エレベーター事故、30分以内に救出規定
 上海で少なくないエレベーターの閉じ込め事故だが、8月1日より『上海市エレベーター安全監察に関する法律』が施行される。これは、すべてのエレベーター事故に対して、いったん乗客が閉じ込められた場合、30分いないに救出しなければならというもの。もし救出できなければ2000元以上、2万元以下の罰金となる。またエレベーターに関する事故が起きた場合、検査機関が事故現場にいって報告を書く。さらに、乗客のエレベーター内のマナーについてもはじめてこの規定では触れられいる。
2004年5月28日
■暑い上海、27日の最高気温は33℃
 最近の上海はムッとして暑い。上海中心気象台によると、26日の最高気温は30.7℃だったが、27日の最高気温はさらに上昇して33℃、最低気温は22℃だった。天気はよいものの、これから週末にかけて弱い低気圧の影響で、天気は下り坂になるり、週末は雨模様になる可能性が高い。最高気温は30℃前後の見込み。 
2004年5月28日
■上海の「癌症康復クラブ」と日本人のある患者
 上海には癌患者のための「癌症康復クラブ」という集まりがある。ここでは、癌患者の人々がお互いに情報を交換し、精神面や肉体面で支えあい、トレーニングを行うのが目的だ。  5年前に乳癌から卵巣に転移した太田さん(45歳)は、日本で2回手術を受けた後、上海にある「癌症康復クラブ」の存在を知り、上海にやってきて第21期の会員として2000年から2001年にかけて上海の他の癌患者と一緒に心理方面の勉強や、体を鍛えたりしてきた。太田さんはさらに体のトレーニングを通じて、中国の伝統文化とふれあい、体の調子を徐々に取り戻していってはや5年、5月25日に上海曹家渡にある貴婦人酒店で一緒に勉強した中国人の仲間たちと5年目のお祝いを行った。  「癌症康復クラブ」は上海でも有名な組織で、日本でもメデイアなどで紹介されたことがある。
2004年5月26日
■バンドに高級レストラン、9月OPEN
 104年の歴史を誇る有名なMichelin Red Guideに3星で紹介されているフランスレストランが、バンドに現在整備中の外灘18号に登場する。ここで紹介される店のうち、3星にランクされるのは45店舗しかなく、3星ではレストランに行くために旅行にいってもよい、というクラスとされている。今回進出が決まっているのはフランスから来たLe Jardin des Sebsで、すでに日本とタイに店を持っている。外灘18号では、総面積2000平方メートル、バーとレストランで構成されており、レストランの設計はフランスで著名な建築家、Philip Stark。一人当たりの消費水準は3000元から4000元と見られており、おもにビジネス客や富裕層を対象にしたレストランとなる予定だ。中国飯店協会の統計では、中国全土に380万店舗、従業員数2860万人、GDPの8%を占める中国の外食産業、これからもますます外資の進出が進むものと思われる。
2004年5月26日
■あと12日で大学入試、受験生追い込みへ
 今年の大学入試は6月初旬で、受験生にとっては今が一番落ち着かない時期となっているだろう。5月20日からは大学受験生のための受験日タクシー送迎サービスの予約が始まっているほか、家庭では受験用のメニューや、緊張感を和らげる体操など、いろいろ行われているようだ。やはりなんといっても交通が頭の痛い問題で、渋滞に遭遇しないかなどはやはり心配だ。自転車で試験場にいく場合も、万が一パンクしたら、など予期せぬことがよくおきる上海だけに、父兄の悩みも多い。   
2004年5月26日
■住宅ローン、3ヶ月滞納で訴訟も
 住宅ローン滞納者をより厳しく取り締まるため、上海の中国銀行と中国工商銀行では訴訟の方法で対応する規定を設け、住宅ローンによる不良債権の増加を防ぐ。中国工商銀行では、1ヶ月目に滞納があった場合は電話で状況を確認し、2ヶ月目で電話で催促、連続3ヶ月目でも解決しない場合は法的手段に出る仕組みになっている。現在上海における住宅ローンの不良化率は0.3%程度と言われている。 
2004年5月26日
■魯迅公園をおしゃれな公園に、改造計画
 虹口区人民政府と虹口区体育場魯迅公園では、100年近い歴史をもつ魯迅公園の改良に取り掛かることになった。まずは公園の南側にバーなどの娯楽施設を5店舗を公園に設置する。モデルと成っているのはおなじみ「新天地」で、インターネットやさまざまな趣向をこらしたバーが登場する予定だ。そのほか、野外でもお酒が楽しめるような試みも行われている。公園の池には舞台を設置して、イベントなどにも使われる。 
2004年5月25日
■上海の2つのタクシー会社が蘇州に進出
 蘇州タクシー経営権の入札で、上海の大衆タクシーと強生タクシーがそれぞれ11社の競争相手の中から落札し、6月10日より両社のタクシーが蘇州の街で走ることになる。蘇州市の人口は212万人ほどで、現在2403台のタクシーが運営されている。1万人あたりの人口に換算すると、上海なら37.3台に対して、蘇州では11.3台の割合で、蘇州のタクシー利用率の向上が車両不足を生んでいた。今回蘇州のタクシー入札に関して、権利の使用期限は5年間、使用料金はタクシー1台あたり年6万元となっている。大衆タクシーでは、120台のサンタナ3000とパサット80台、強生タクシーは現在つかわれている車種を中心に使用される予定だ。 
2004年5月25日
■正式開業したラッフルズ・スクエア、テナントも好調
 5月16日に正式開業して以来、ラッフルズ・スクエアは好調に人気をあつめている。地下鉄人民広場駅のすぐそばという地の利もうけ、テナントに関しては100%埋まっている状態で、オフィス部分の入居率も80%となっている。ラッフルズ・スクエアはシンガポールが投資した上海でも最大規模の独立投資項目で、40000平方メートルの8階建てのショッピングモールに、高さ200メートルの51階建ての甲クラスオフィスビルで形成されている。すでに2003年11月より試験営業されていたが、すでに世界各国の著名な企業が入居している。地下鉄人民広場駅は、現在地下鉄2本が交わる乗換駅だが、近い将来に建築中の地下鉄1本が完成すると、交通アクセスは飛躍的に向上する。
2004年5月25日
■中国、2010年までに宇宙遊泳実現も
 中国有人宇宙飛行プロジェクト総設計師である王永志氏のコメントとして「神舟7号」の準備計画が順調に行われているとし、まず「神舟6号」のロケットなどの生産にとりかかっているようだ。「神舟7号」では宇宙飛行士が宇宙遊泳を行う計画で、さらに将来の有人の宇宙実験室計画を見越してドッキングの試験も行われる。「神舟7号」は現在の計画では2010年までに発射される可能性が高い。
2004年5月25日
■節電!娯楽施設の空調に影響も
 今年の夏は電気の逼迫が予想されている上海で、上海市政府は空調の使用に関して制限処置を発表した。それによると事業所などのオフィスでは空調は26度に設定し、また高級娯楽施設などでも6月15日から9月17日までの午後4時まではセントラルエアコンの使用を禁止するように通知をだした。上海の夏場の消費電力の40%は空調によるもので、特に13時から15時のあいだにおけるピーク時の電気使用量が多い。そのため、まずエアコン使用の節約を呼びかけることが急務になっている。また、企業などで電気の消費量がおおいところに関しては調査の結果、企業名を公表する予定だ。 
2004年5月25日
■パリの空港ターミナル事故、上海でも衝撃
 フランスのドゴール空港でおこったターミナルビルの天井部分が崩落した事故で、上海でも衝撃が走っている。実はドゴール空港を設計したPaul Andreu氏は中国でもお馴染みの建築家で、代表的な作品が多いからだ。上海だけでも上海浦東国際空港、浦東に建設中の上海東方芸術センターなどの作品があるほか、北京では中国国家大劇場の設計も行っている。そのため、中国の関係機関ではこれら建築物はすべて中国側で再度安全チェックを行っているので、安全だとコメントを発表している。Paul Andreu氏は日本の関西国際空港のコンセプトづくりにも参加している。
2004年5月25日
■23日には地下鉄へ飛び込み、ダイヤが乱れる
 5月23日の午後6時55分ごろ、地下鉄1号線の常熟路駅にて35歳前後の男性が列車に飛び込み即死する事故があった。?庄行きの列車が入線しようとしたときに、停車するまでにあと60メートルの位置で飛び込み、急ブレーキをかけたが停車できなかった。この影響で、一時15分間にわたって地下鉄の運行が止まった。 
2004年5月25日
■浙江省近海で赤潮、魚介類は注意
 今月17日から浙江省中南部海域で赤潮が発生し、その範囲が拡大しつつある。浙江省海洋観測予報センターによると、赤潮の中心は浙江省漁山列島付近で、厚さは10メートルほど。沿岸域への養殖業の影響が心配されている。赤潮により毒素が発生し、魚介類にたまると、人間も中毒を起こすため専門家は一度に大量の魚介類を摂取しないように呼びかけている。 
2004年5月23日
■雷雨の中の王菲コンサート、ハプニングも
 雨の雷の中、5月21日夜に王菲のコンサートが虹口サッカースタジアムで開かれた。途中、舞台ですべって王菲がこけるシーンもあり、いたそう。どうも「今日は調子が悪い、申し訳ない。」と聴衆に弁解する場面も。そのためか最後はアンコールも十分に行われないまま、コンサートは終わった。いつもクールな王菲だが、観衆の熱気はすさまじく、雨にも関わらず3万人収用可能なスタジアムは歓声に沸いた。 
2004年5月23日
■上海の一部地区で防空訓練
 5月20日、上海市中心部の高層マンション街で防空訓練が行われた。今回は瑞金南路、斜土路にある瑞南新苑で行われ、サイレントとともに市民が模擬の「戦闘状態」に入り、150人の市民が200人収容可能な防空壕へ駆け込んだ。今年はさらに8月13日にも11箇所の住宅地で防空訓練が行われる予定で、街に防空サイレンが鳴り響く。
2004年5月23日
■道路の散水、黄浦江を使うことに
 いままで、道路の散水には水道水が使われていたが、節水のために今後は黄浦江の水を使うことになりそうだ。黄浦江の水をそのままつかうわけではなく、沈殿させ薬剤を混ぜてろ過した後に使われる。この結果1年間で10万元トンの水道水が節約できるという。徐匯区市容管理局は、さらに黄浦江の水を使うことにより生じる空気中の浮遊物についても調査を進め、水を替えたことによる影響について研究をすすめる。 
2004年5月23日
■上海、保存建築の無料開放46000人が訪れる
 22日は上海市内全域の22箇所の優秀歴史建築物の始めての無料開放が行われた。和平飯店や馬勒住宅、工芸美術研究院など、日ごろなかなか見れない歴史建築物の中身をじっくりとみられるとあって、歴史フアンを中心に約46000人が訪れた。ただ、参観者が多すぎて、いつものとおりに出てくるのがマナーの問題。緑地の部分を平気で歩いたり、建物の中は押すな押すなの人だかり、開放したことにより建物への損害が心配される声が多く聞こえた。 
2004年5月23日
■蘇州の地下鉄工事、頓挫
 去年12月28日から工事が始まった蘇州の地下鉄工事だが、最近工事が全面的にストップしている。7年がかりの計画で進められていくはずだったのが、一説によると世界文化遺産として町全体を登録するのに影響がでる、とかいろいろな憶測が飛んでいる。現在工事が始まっていたのは、19番目の駅の会展センター駅だが、これも工事が止まっている。6月には世界文化遺産に関する会議が開催されるため、今後の予定はその後にきまる可能性が高い。地下鉄沿線で不動産投資を行っていた市民や業者にとっては痛いようだ。
2004年5月21日
■フランス語、日本語の翻訳資格試験が北京・上海で
 2003年度の英語の翻訳専門資格試験が北京、上海、広州などで準備され、2004年5月末に試験が行われる。一方で2004年下半期にもフランス語、日本語の試験が行われる。この試験は、全国翻訳専業資格(水平)考試といわれ、この試験により翻訳が30種類ある中国の職業国家資格の一つとして仲間入りすることになる。試験は4つのランクに分けられており、受験資格に関しては広く市民に開放される見込み。
2004年5月21日
■浦東国際空港リムジンバスに新路線
 機場7線の新しいリムジンバスの路線が登場する。この路線はもともと982番の路線バスが走っていたが、この路線バスが、空港リムジンバスに格上げした形になっている。ルートは」東方路、浦電路、世紀公園、龍陽路地下鉄駅、科苑路、城西、川沙汽車駅、浦東国際空港などで、浦東国際空港の始発は7:50、終バスは23時、料金は全区間を乗りとおすと14元。 
2004年5月21日
■国際宝石泥棒、5日で御用!
 上海市公安局のスポークスマンによると、5月13日におこった世貿商城でおこった宝石泥棒事件は、5月17日夜までに解決し、盗まれた宝石も返還されたという。この事件は5月13日の午後4時ごろ、世貿商城にて第4回上海世界国際珠宝展覧会が行われていたが、69万米ドル相当の宝石が盗まれた。上海市の公安部では、緊急手配し、20人におよぶコロンビア、メキシコ、チリ、ペルーなどの窃盗団を逮捕した。 
2004年5月21日
■水の無駄使いが多い上海、節約に課題
 最近上海では下水処理代の値上げなどについて公聴会が開かれている。水不足の中で水の使用量が減る傾向を見せないのは、安すぎる水道代が問題であると現在上海で行われいるInogenグローバル環境連盟の「東方からみる世界環境シンポジウム」の会議でドイツの専門家から提議されている。それによるとドイツの1人あたりの水の1日の使用量は127リットルで、上海の1人当たりの1日350-500リットルと比べると、3分の1にすぎない。上海の1人あたりの1ヶ月の水の使用量をこの割合で計算すると、1ヶ月20元前後で済むが、おなじ量をドイツの基準で計算すると660元前後になるという。はたして、水道代の値上げが節水につながるか?
2004年5月18日
■汚水処理が進まず、4割が川へ垂れ流し
 上海市水務局によると、1日あたり530万立方メートルに及ぶ汚水のうち、37.2%が直接川に垂れ流しになっている実態が明らかになった。とくに市の中心部の下水処理システムがまだ追いついておらず、さらに郊外になると下水処理の整備がさらに遅れている。また汚水された水でも、2級以上の標準を満たしている汚水は20%に見たず、欧米などの主要都市が80%以上であるのに対して大きく差があけられている。また上海の汚水処理で発生した泥の殆どは、埋め立て処理をされており、2次汚染が心配されている。2005年までに汚水処理率を70%までに高めたいのが目標だ。 
2004年5月18日
■上海の検察機関、汚職の摘発強化へ
 上海の検察機関は、ここ近年腐敗摘発に力を入れている。今年1月から4までに汚職で摘発された件数は156件で、去年と比較すると摘発数では13.8%の増加となっている。賄賂などの汚職の総額は156件あわせると7927万元、そのうち10万円以上の賄賂もしくは20万元以上の公金横領が77件となり、全体の過半数を占めている。
2004年5月18日
■上海の大学生、今年もさらに増加
 2004年の秋に大学入試の願書を出す受験者の数は10.2万人で、一方で上海の各大学の募集定員の合計は7.67万人、合格率は75.2%となっている。去年と比べると受験者数は1万人の増加、また募集数のうち本科生と短大生との比率は6:4になっている。特に本科生の募集数は4.6万人で、去年より11%増加している。 
2004年5月18日
■上海で急速に増える外国人小中学生
 上海には現在27箇所の外国人の小中学生を教育する学校がある。また大陸内にある57箇所のインターナショナルスクールのうち27%は上海に設置されている。さらに上海には5箇所の学校に国際部があり、ローカル学校も150箇所で外国人を少数人数ながら受け入れている。上海中学でも国際部の生徒数が激増しており、2000年2月には363人しかいなかったが、2004年2月には1123人にまで増加している。このように生徒数は平均しても毎年15−20%の割合で増加している。ただインターナショナルスクールの高額の学費は、父兄の悩みの種でもあり、1年に1.8万ドルから2万ドルかかる。 
2004年5月17日
■上海人のシンガポールへのビザがスムーズに
 5月からシンガポール政府は、中国の13の都市の住民に関して、個人の旅行ビザの取得が大幅に簡素化された。13の都市の中には、上海や北京、広州、杭州、蘇州、南京なども含まれる。新しい制度では、申請時間は1日間でよく、1回の旅行ビザで30日間シンガポールに滞在することができる。これは上海人が香港へ行くときの手続きよりもさらに簡素化されており、いま上海人が香港へ旅行へ行く場合は10−15日間の申請期間が必要で、香港に7日間しか滞在できない。香港への観光客がシンガポールにも分散するのではないかと香港旅行協会ではみている。 
2004年5月17日
■上海未明の交通事故、卵3トンひっくりかえる
 16日の早朝5時半ごろ、新華路と定西路の交差点で、これから虹橋空港へ向かう客室乗務員を乗せたバスと、卵を荷台に3トン分のせていたトラックが出会いがしらに接触し、トラックが横転した。生卵3トンが見事に割れてしまい、道路に散乱した。幸いけが人は無かったが、道路を清掃するのはかなり大変な作業となった。 
2004年5月15日
■上海で6000年前の人骨発見
 上海で最も古い人骨が発掘されたとして話題を呼んでいる。この人骨は、青浦zッ澤村の墓地で発掘発見されたもので、鑑定により6025年前の人骨とされ、上海でもっとも古い先住民となる。この青浦zッ澤村付近は、すでに中国の考古学学会ではzッ澤文化と名づけられており、古代先住民の生活や、埋葬習慣などに関しての研究が進んでいる。2003年には上海市政府により、遺跡博物館を建設するプロジェクトが始まっており、それにそなえて発掘調査が進められられている矢先の出来事だった。今回の発掘ではさらに土器や石器なども合わせて発見されている。
2004年5月15日
■浦東空港と虹橋空港、2010年には地下鉄で
 上海の2つの空港、浦東国際空港と虹橋空港のアクセスを改善するために、上海地鉄建設有限公司では、2010年までに2つの空港を地下鉄2号線の延長線を利用することで連絡させる計画を発表している。ただ、すでにリニアが開通している関係で、龍陽路と浦東国際空港の間ではリニアとの競合になるという指摘があり、まだ流動的だ。ただ2号線が延長されると、浦東川沙地区の発展も促すことができるため、経済効果の点から考えても実現の可能性は高いようだ。虹橋空港から浦東国際空港まで地下鉄で結ぶと、総延長50キロ前後の大路線になる。一方、2号線の虹橋空港方面はすでに工事が始まっている。
2004年5月15日
■コンサートに向けて王菲が上海入り
 21日に上海虹口体育館でひらかれるコンサートに向けて、王菲が14日に上海入りした。5月8日に台湾で開かれた第15回金曲奨にて、もっとも優れている女性歌手に選ばれた王菲、最近マスコミに話題として登場することも多い。浦東国際空港についた王菲は、10人あまりのガードマンに囲まれながら、興国賓館に入った。王菲の希望で、安全のため空港からホテルまでの迎えの車は、時速60キロ以上のスピードを出させなかったとか。
2004年5月15日
■上海と蘇州を結ぶ電車
 上海市城市総合交通計画研究所によると、長江デルタ地帯の各都市を結ぶ近郊電車構想の計画で、まず上海と蘇州を結ぶ電車線の建設が有力になってきた。2010年までに、上海市の軌道交通は現在の82キロから510キロまでに拡大される見込みで、そのうち都市中心部には310キロの地下鉄が敷設される予定だ。さらに上海中心から150−200キロの範囲で放射状に近郊都市にむけて列車を走らせ、通勤圏を拡大する狙いもある。 
2004年5月15日
■地下鉄3号線で整備工事、一部ダイヤの変更も
 今年6月に地下鉄3号線(明珠線)が大規模な整備工事を行うことになった。現在、地下鉄3号線の信号医ステムは、まだ完全に自動化されておらず、最近の列車の増発に対して対応に苦慮していた。そのため、信号システムの更新作業が急ピッチで進められ、最高時速も現在の時速60キロから時速77キロまでにスピードアップされる。運転間隔も6分間隔に短縮される見込みだ。さらに石龍路付近の一部路線で地盤沈下が見つかっており、この整備も含めて6月に運行の大幅変更を含めた工事が行われることになった。 
2004年5月13日
■杭州で3割の野菜の残留農薬が基準以上
 浙江省の衛生部門が杭州市のニラ、ほうれん草、白菜などの5種類の葉物の野菜を調査したところ、残留の農薬の項目について合格したのは72.4%で、3割近い農作物が基準を満たさなかった。これら農作物は杭州市内のスーパーから無作為に抽出したサンプルで行われたもので、不合格になった野菜のうち、有機リン農薬が使われたもの割合が、50%近く占めている。価格が安く、害虫も駆除できる農薬は、農家にとっては収入を上げる手っ取り早い方法として歓迎されている実態があり、中国が禁止している農薬ですら使われているとして、関係部門は監督を強めるとしている。
2004年5月13日
■上海、住宅ローンの融資基準が厳しく
 いままで不動産価格の8割までローンが組めた上海の銀行による住宅ローンの融資だが、ゴールデンウイーク後からは7割に以下と基準が厳しくなっている。上海の一部中小銀行では、中古物件への融資を中止しているところも出ている。中国工商銀行、上海分行では、1平米あたり7000元以上、総額100万元以上の物件に関しては、融資は総額の7割以下と規定を定めている。そのため、銀行融資によって住宅を買うことが以前よりも厳しくなっているのは確かだ。 
2004年5月13日
■増える上海で働く外国人、日本人がトップ
 上海市商務部によると、今年4月までにあらたに発行された外国人就業証は2954部で、去年の同期間と比較すると、25%の増加となっている。そのなかで、もっとも多いのが日本人で、全体の三分の一を占めている。その次にアメリカ、シンガポール、マレーシアと続く。最近の特徴として、インドから上海ではたらくインド人が増えており、今期では11位になっている。
2004年5月13日
■農家の家で生活体験ツアー
 ゴールデンウイークや週末を中心に、農家の家で生活体験をするツアーが上海で人気が出てきている。おもに崇明島や南匯区、奉賢区などで農家の家に、都市生活者が農家の生活を体験するもので、市内で59の農家が参加している。この3年間で約105万人が体験した。このツアーの中では、農家でその土地のさまざまな行事を体験したり、農作業や魚つり、貝拾い、狩などを体験したりする項目もあり、普段街の中心では楽しめないことを体験できるようになっている。これら試みは、農村の収入増加にも役立っており、あらたなビジネスとして注目されている。 
2004年5月13日
■上海の水、黄浦江だけでは足りず
 工業汚染が原因で、上海の水は豊かに見えていてもじつはかなり不足している。上海では飲用水の基準に合っている地表面の水は僅かに1%しかなく、68.6%は水質がよくないX類の水だ。現在、上海市内の飲用水は黄浦江上流と、陳行ダムの2箇所の水源を持っているが、上海全市の1日あたりの水の使用量1069万立法メートルに対して、786万立方メートルしか供給できず、第3のダムの建設が2020年完成を目標に建設される予定だ。その割には市民の節水への意識はいまひとつで、たとえば最近ではマイカーの普及に伴って洗車する人も増えており、市政府は節水の呼びかけに必死だ。 
2004年5月13日
■屎尿タンクで嬰児発見、助けられる
 13日の早朝、滬太路180弄にて、屎尿タンクの中にて生まれたての赤ちゃんが発見され、付近の住民に助けられた。朝4時ごろ、牛乳を売りにきた販売員が、屎尿処理タンクの近くを通ったときに、赤ちゃんの泣き声を聞き、よくみると裸の嬰児が、タンク内のパイプ付近にて発見されて、近所の人たちの手によって、近くの病院に運ばれた。命には別状無い。上海でも毎年、生まれたばかりの赤ちゃんが公衆トイレなどに置き去りにされる事件が、数件おきている。
2004年5月11日
■中国、児童に多い鉛中毒
 中国全国の都市で空気の汚染問題が深刻化している。上海はまだ規制がきついほうだが、地方都市では無鉛ガソリンを使っているところがまだ少ない。そのため、中国の児童の38%は血液中の鉛の量が基準を超えているという報告が、第7回全国児童発育と行為科学大会でされた。身長1メートル前後の子供は、一番鉛を含んだ埃を吸い込みやすく、鉛中毒になりやすい。ピータンなどにも一部加工食品にいまだに鉛が含まれている場合もある。鉛中毒の幼児は、日ごろよく眠れず、イライラして泣くことが多い。残留農薬も鉛と関係がある。果物は必ず皮をむき、野菜は水に十便に浸してから食用するようにと呼びかけている。 
2004年5月11日
■上海で増える未成年の犯罪
 2003年に上海市の公安局が刑事事件で逮捕した容疑者のうち、14.7%が未成年であることが未成年思想道徳建設専門家研究討論会で発表された。未成年の犯罪者のうち割合が高いのが14−17歳の年齢層で、82.1%を占めている。また、そのなかでも在学生が31.8%を占めている。犯罪行為の8割方が窃盗行為であるとしている。一方で、上海の若者の間に、誠実さや愛国心、公共の利益を考える人が減ってきていると指摘し、自己中心的になりがちな若者の姿が浮かび上がってくる。 
2004年5月11日
■永和大王と永和豆漿の商標合戦
 中華ファーストフードで上海で人気のある永和大王と永和豆漿、じつは永和大王が年内にも永和豆漿を商標権侵害で訴える構えをみせている。どちらも台湾と関係のあるまったく別の企業だが、永和大王は1995年に上海に第1店を開店させてから、1996年末に申請して、1997年商標を登録が完了したという。一方、永和豆漿は1995年に商標を登録したといい、お互いは譲り合わない。永和豆漿は台湾で1985年に第1店がOPENした。その後、台湾で発展し1996年に大陸に進出してきている。
2004年5月11日
■上海の浄水場が新たな観光スポットに
 1883年に建設され、120年の歴史を持つ上海楊樹浦浄水場は上海市最大かつ中国でもっともふるい浄水場でもある。イギリス式の建築の建物は上海市の保存建築にも指定されている。現在、保存のための改装工事が進められており、北バンド地区における目玉スポットになる可能性も高い。中には上海市自来水展示館が設置され、上海の120年の上水道の歴史を知ることができるようになっている。
2004年5月10日
■浦東国際空港で中国南方航空のタイヤから煙
 10日午後7時ごろ、中国南方航空の三亜へ向かっていたCZ6756便、MD−82型(乗客約100人)が離陸しようと浦東国際空港を滑走中に、左主翼下部分から煙が発生し、離陸を中止する事故があった。モクモクと煙が発生し、一時火もついたようだが、消防車が出動し、消火作業にあたった。乗客乗員にはけが人は出ていない。現在原因は調査中だが、離陸時になんらかの原因で左のタイヤが回転しなくなり、地面との摩擦熱で煙があがったものと考えられている。
2004年5月10日
■12日は最高気温31℃の予想
 ゴールデンウイークがあけて、上海も急に気温が上がってきた。11日の最高気温は29℃を記録し、太陽もさんさんと照りつける陽気になった。この状態で12日も天気は安定する見込みで、最高気温は30℃を突破しそうだ。ただ12日以降、雨の予想があり、陽気も長続きしない。雨が一降りすると、最高気温も23℃前後になる。しかし、今年も上海の暑い夏までもうすぐだ。
2004年5月9日
■googleが中国にも進出へ
 グーグルは現在、アジアでは唯一日本に会社組織を持っているが、関係者の話によると中国にも進出する可能性が濃厚になってきている。現在、中国のインターネットユーザーの使う検索エンジンのうち30%がグーグルを使っているというデータもあるが、広告になどに関してはグーグルもまだ本腰をいれておらず、新波ネットとの合作による収入120万米ドルに過ぎない。一方で、中国の検索エンジン市場は、2003年の6200万米ドル規模から、2006年には2.77億米ドル規模にまで成長すると見込まれており、今後の行方が注目される。現在、中国で使われる検索エンジンのうち、一番よく使われているのは「百度」で、全体の48%となっている。
2004年5月9日
■香港ワトソンズ、今年さらに40店舗
 上海に進出して10年になるワトソンズは、今年に入ってすでに5店舗を新たにOPENし、上海での総店舗数が20店舗に迫る勢いだ。その他華東地区、華南地区に今年は20店舗を開店させる予定だ。中国全国で70店舗あるうち、3割が上海で開店されていることになる。化粧品や日常品を販売してるワトソンズの歴史は古い。1828年に広東省で成立されたのち、広東省の薬局として成長し、1841年に香港にうつり、今ではアジア8カ国に700店舗のチエーン店を持っている。今後は独自ブランドを増やしていっており、すでに1000品目にまでになっている。
2004年5月9日
■5月9日は母の日
 5月9日は母の日。市内の精文花市場では、999本のカーネーションを予約した客がいたとか。この市場では、かつて999本のバラを彼女にプレゼントした例が実際にあったようだが、カーネーションに関しては初めてということだ。母の日のプレゼントとして送られる。ゴールデンウイーク明けで母の日の存在が忘れがちだが、百貨店などでも母の日のための催しなどが行われた。 
2004年5月8日
■上海を訪れた国内観光客360万人
 上海市の統計によると、今年のゴールデンウイーク期間中に上海を訪れた観光客はのべ362.65万人で、観光などによりもたらされた収入は21.62憶元となった。これは過去のゴールデンウイークの中でも、最高を記録した。ただ、中級ホテル以下のホテルの稼働率は順調に伸びたが、高級ホテルの稼働率は去年より落ちている。今年のゴールデンウイークは各種イベントが開催された、龍華寺で開催された、龍華廟会では、41万人の人々が訪れたほか、東方緑船・上海動物園・上海野生動物園などでも10万人以上の観光客が訪れた。また上海周辺地区の観光地にも20.17万人が旅行に繰り出した。
2004年5月8日
■8日は雨、9日から天気は回復へ
 ゴールデンウイークが終わって、今日から仕事が始まるという人も多いはず。あいにくの雨で、タクシーが捕まらず、朝イライラした人も・・・。今回の雨は8日いっぱい降るようで、9日からは徐々に天気は回復する見込みだ。9日の最高気温は22℃、最低気温は18℃。ただ、ところによっては雷が鳴るところもあるようなので、雨の対策はしっかりとして出かけたい。 
2004年5月8日
■上海ではじめての「離婚会社」、その結果は?
 上海で初めて「離婚会社」が設立され、2ヶ月。いろいろと話題を呼んでいる。すでに1000人が訪れているようで、この会社の責任者である中国社会工作協会結婚家庭委員会ではいろいろと分析をしている。それによると、今までは7年目に問題の多かったとされている結婚が、最近は3年目にしていろいろと問題が出てくるケースが多いという。離婚の相談に来るので多いのが、共働きのケースや、単身赴任・出張などで夫婦が分かれている場合だという。そして結婚3年目、お互いのことが分かりだして、倦怠期に陥ってしまい、新婚時の新鮮感が薄れるのだという。「離婚会社」は出てくるのも、そういう時代背景があるのだろう。 
2004年5月8日
■地下鉄を運行する人たち
 連休中は地下鉄も大活躍だった。ゴールデンウイーク中は、故障のよるダイヤの乱れもあったが、この地下鉄を支えているのは平均年齢25歳という乗務員たちだ。地下鉄の歴史が浅い上海では、運行している彼らの年齢も若い。1編成6000万元するといわれている地下鉄だが、最終的には彼ら運転手の手に安全はかかっている。終点では、列車を降りた後、今度は次の列車の運転手として交代する。人手が足りない上海地下鉄では、とくに祭日など利用者が増加する日になると、連続で勤務することもよくあるようで、運転手の苦労は絶えないようだ。
2004年5月8日
■ゴールデンウイーク、結婚式花盛り
 旅行とともにゴールデンウイーク中に多かったのが、結婚式だ。上海のホテルではどのホテルでも7−8割は結婚式の予約で一杯で、連日結婚式が開かれた。この時期の結婚式は当然値段も高く、平日の2倍ほどの料金にもかかわらず、大繁盛。この傾向は、5月の週末を中心に続くようだ。結婚式を控えて、記念写真を撮る人も大幅に増えた。1日に50組も結婚写真をとる写真館もあるぐらいで、何ヶ月も前から予約をしている人がほとんどだ。結婚式用の車や装飾用品などブライダル関係が大繁盛のゴールデンウイークだった。 
2004年5月5日
■黄浦江のトンネル工事、着々と進む
 延安トンネルの渋滞が一向に緩和されず、筆者自身も浦東へ渡るときは南浦大橋に迂回することがよくある。現在、浦西と浦東を結ぶトンネルは3本が建設中で、まず初めに復興路トンネルが今年10月にも開通する見込みだ。さらに翔殷路トンネルは来年末に、上中路トンネルは現在工事に向けて準備が進められている。この中でも期待が大きいのが復興路トンネルで、西黄浦の中心地区と、陸家嘴の金融地区を結ぶトンネル。全長は2785m、世界でも珍しい2階建てトンネルで、設計速度は時速40キロ。
2004年5月5日
■上海VWが増資15億人民元、新工場も
 上海汽車工業(集団)とドイツVWは、上海VWに対して15億人民元の増資を行うことを決定し、調印された。またこれと同時に、浦東に大規模な工場を建設することを発表した。これで上海VWの資本金は78億人民元に達する。ドイツVWの計画では2008年までに中国での生産量を年間160万台にまで高める予定で、新しい工場では年平均15万台を生産させる予定。 
2004年5月5日
■浦東龍陽路を浦東交通の中心に
 上海市浦東新区唯一の長距離バス路線乗り場「周家渡白蓮z{長距離バスターミナル」を地下鉄2号線の龍陽路駅付近に移設する計画が進んでいる。地下鉄龍陽路付近は、地下鉄2号線のほかに浦東国際空港へむかうリニアもあり、路線バスのバスターミナルにもなっているため、市中心部などへ向かう交通アクセスは非常に便利だ。そこで、浦東新区建設局では、現在計画をさらに具体化する方向で進めている。 
2004年5月5日
■大学卒業しても、仕事にありつけず、中国で深刻化
 2004年に中国で大学を卒業する学生の数は280万人で、大学定員の増加に伴って、去年より68万人増の学生が卒業することになる。これにより、ただでさえ難しい就職がさらに厳しくなることは必死だ。中国政府も新卒生の就職問題に本腰を入れ始めた。2003年に大学を卒業した212万人のうち、今年2月末までに就職できた学生の割合は82.1%で、まだ18%近い学生が就職できないでいる。さらに今年の新卒生も合わせると、就職問題の激化はさけられず、政府の労働と社会保障部では、早急に大学生の就職問題に関して政策を出すとしている。 
2004年5月5日
■上海で天気が回復し、短距離路線が人気
 4日から天気が回復し、上海市では上海市近郊に出かける短距離路線の観光が大幅に増えた。上海体育館にある上海旅遊散集中心ではのべ4万人が旅行に出かけた。今年のゴールデンウイークは前半部分が天気に恵まれなかったため、上海旅遊散集中心を利用したひとは1日は2.3万人、2日は2.8万人、3日は3.06万人といまひとつぱっとしていなかった。人気があるのが、やはり江南の水郷をめぐるコースで、周庄をはじめ同里、烏鎮、朱家角などが人気をあつめている。上海市中心気象台では、ゴールデンウイーク後半は天気も安定しているため、行楽に出かけるのにはふさわしそうだ。 
2004年5月3日
■心配される上海の各空港の商品品質
 上海市工商局が最近、虹橋空港と浦東国際空港の4つの売店に売られている商品のうち、お茶の葉っぱ、加工された肉商品、火腿(ハムなど)21種類の商品に関して抜き打ち検査をしたところ、6種類の食品に関して不合格の製品が見つかった。とくに 火腿関係に関しては、合格した商品が1種類もなかった。6種類の茶の葉っぱのうち、4つのブランドが不合格になったが、その多くの理由はDDT農薬が基準を超えていたほか、鉛の含有量が基準を超えていたものをあった。また火腿関係では、油脂が変質してるものが多く、胃腸に悪影響をもとらす危険性があるとして、工商部門では発売を禁止にし、指導を行った。
2004年5月3日
■南京路にできた地下道
 以前、円形の歩道橋があった南京路と西蔵路の交差点部分の地下部分に新しく地下道が完成している。まだエスカレーターなどの工事は終わっていないが、階段などを利用して西蔵路をわたることが可能になった。ここは地下鉄人民広場駅にも近く、上海でもっとも人通りが多い箇所のひとつだ。年間の通行量は1億人を超えるといわれており、この地下部分にあるテナントのテナント料は2平米で月5000元と割高だ。現在、マクドナルド・永和大王などがすでにOPENしており、ここから新世紀百貨や第一百貨などへ連絡している。一方で、福州路と人民大道を結ぶ地下道も、いま最終段階に入っており、ラッフルズ広場とつながるようになる。こちらは工事中の地下鉄3号線の入り口ともつながっており、人民広場付近の整備も急速に始まってきているところだ。
2004年5月3日
■リニアの運転士、すべて女性に
 以前までは浦東国際空港と龍陽路を結ぶリニアは欧米人の運転手が先頭に乗り込んでいたが、5月1日の連休から1980年代生まれの若い女性運転手11人にバトンタッチしている。リニアの運転制御は主に龍陽路のコントロールセンターで行われているため、ほぼ自動化されているが、安全のために運転士を一人乗車させている。もともと接待係を担当していた人が多いが、去年11月ごろから欧米人の指導者から運転技術や理論を教わり、5月1日より運行にあたっている。 
2004年5月3日
■旅行ついでに別荘を買って帰る上海人
 海南島に別荘用のマンションを買って帰る上海人が増えている。海南省の房地産業協会の統計によると、海南省の不動産物件の購入者のうち、5%が上海人であるという。とくに三亜地区で、地元以外のひとで物件を買うトップに出ているのが上海人で、海南全体では1万人近くいるのではないかといわれている。そもそも物件の価格が安いため、100平米で20万−30万元ほどで手に入り、さらに不動産業者に管理を任せておいて、投資に使う人も少なくないようだ。そのほかリゾートとして海南島をよく利用する上海人にとっても、海南省の物件は魅力があるようだ。 
2004年5月3日
■ゴールデンウイーク後半、上海から出る列車が混雑
 5日、6日にかけて上海に来ていた観光客がいっせいに戻るために、北方地区へ向かう列車はチケットが手に入りにくい状態になっている。とくに北京、太原、広州、合肥、瀋陽、温州方面のチケットは完売だ。中には上海から戻れないために、杭州など上海周辺の都市から乗車する人も出始めている。一方で、航空機のほうは利用者がいつもより多いもの、まだ席は若干残っているところが多いようだ。 
2004年5月3日
■上海−香港のクルージング
 上海−香港の定期航路が5月1日より開通した。麗星郵輪公司の双子星号と呼ばれるこの船は、3泊4日の航路で香港と上海を結ぶ。今回は5月1日に出航し、5月4日に香港に到着する予定で、474人が乗船した。今後7月5日と8月28日に上海にやってきて、上海と香港を結ぶ。
2004年5月3日
■混雑するバス、地下鉄。スリに注意!
 連休のこの時期は、上海には多くの観光客が訪れるため、交通機関は混雑している。そのため、スリなどが急増しているため、上海市公安部門では注意を呼びかけている。上海市内には997路線、17000台のバスがあるが、これに対応しているのが200人の公安部隊。とても対応しきれる状態ではない。被害者の状況をみると、18−26歳の女性が大部分で、全体の50%を占める。とくに携帯電話が被害に遭いやすく、盗難の60%以上を占める。グループで犯罪をしている場合が多く、とくに注意が必要だ。財布はくれぐれも後ろポケットに突っ込まないように。
2004年5月3日
■上海近郊の高速道路も混雑が続く
 5月1日、2日と天気が予想よりも比較的よかったため、出かける市民が多かった。滬寧高速道路ならびに滬杭高速道路では、毎日5万台をこえる自動車が上海を離れている。とくに安亭料金所と江橋料金所の渋滞が激しく、一部トラックを国道312号線などの道から迂回するように交通規制を出している。 
2004年5月3日
■上海でレンタカーしている人の半分は若葉マーク
 上海ではマイカーブームもあって、免許をとる人が増えてきている。この連休にはマイカーで行楽地に行く人も増えてきた。そこで人気があるのがレンタカーで、連休前には予約はほぼ埋まってしまっている。5月1日の法律改正により、免許所得1年未満のドライバー、すなわち若葉マーク(実習マークがついている車)のドライバーも高速道路を走ることが可能になった。そのため、この連休中にレンタカーをして郊外に出かける初心者運転者が急増している。あるレンタカーの会社ではレンタカーしたドライバーの70%が若葉マークの初心者ドライバーだという。上海市全体でもレンタカーをしている人の半分は初心者ドライバーであるといわれており、安全面が問題になっている。 
2004年5月1日
■2004大相撲中国公演
 北京では2004年6月5日に首都体育館にて、また上海では2004年6月9日、10日に上海体育館で行われる。大相撲代表団は約117人で、すでにチケットの予約電話番号が公表されている。上海では、021−64266666、インターネットでは http://www.ssc.sh.cnから予約も可能だ。 八万人体育館6号階段下のチケットセンターでもチケットの販売を受け付けている。値段はS席1280元からE席の100元まで6種類発売される。詳しくは http://www.sumo2004.cn まで。 
2004年5月1日
■米ハーバード大学と華山病院が合作病院を上海で
 浦東の南匯地区にハーバード大学と上海の華山病院との合作病院が作られることになった。設計はハーバード大学医学院と中国・米国の設計会社が合同で行い、まず6.5億元投資される。今年10月には建設に取り掛かり、1年半後には完成する見込み。計画では2010年を目標に、南匯の国際医学園区に、医学・教育・研究などを一体化した設備を建設し、アジアで一流の医学センターの設立を目指す。この病院では臓器移植や癌などの難病の治療を中心に、ハーバード大学医学院のほかにも、アメリカのその他の大学の専門家も集まり、診察も行う。
2004年5月1日
■中国でもゴールデンウイーク、駅やデパートが大混雑
 5月1日になり、これから1週間にわたり中国では休みになる。去年はSARSの影響で散々なゴールデンウイークだったが、今年は出足は好調のようで、1日だけでも16万人が上海駅から鉄道を利用して上海を後にした模様だ。また長距離バスも出足は好調で、滬太路の長距離バス乗り場でも30日の段階で利用者は1万人を越えた。飛行機の利用者は1日と2日、5日と6日がピークで、上海の2箇所の空港では10便以上の増便が図られている。また徐家匯などの百貨店は人でごった返しており、上海に長期在住している皆さんは、特に用事がなければ出て行かないほうが賢明かもしれない。 
2004年5月1日
■5月1日より改定された道路交通法
 もうご存知の方も多いとも思われるが、中国では5月1日より『道路交通安全法』が改正される。いくつか我々の生活に関係のある改正点を挙げてみよう。まずは、歩行者や自転車が勝手に違法な場所で道路横断をした場合、罰金が最高50元にまで引き上げられた。またタクシーを乗るときのも、助手席に座った場合はシートベルトを締めなければならない。この場合も罰金は50元に設定されている。また違法な車線変更をした場合も2点減点、運転中にタバコをすったり、携帯電話をかけたり、飲食したりすると2点減点。さらに最近急増している飲酒運転に関しても、現行の200元の罰金から、最高2000元の罰金に、また最悪の場合は15日以下の拘留と6ヶ月の免許取り上げになった。
2004年5月1日
■ゴジラ、上海で散るか…
 ゴジラの地区に、28作目の最後の決戦が、外灘・東方明珠テレビタワーをバックに行われることになった。5月末には、監督の北村隆平氏ならびに出演者、スタッフなどが上海に集まり、4日間ほどの撮影が行われる予定だ。50年の歴史を誇るゴジラシリーズの最終作品として、上海が舞台に選ばれて死闘を繰りひろげることになる。日本公開は12月11日の予定で、中国側でも同時に公開されないか、折衝が行われる模様だ。 
2004年5月1日
■虹橋空港が来年度に前面改修、2008年には地下鉄も
 虹橋空港は、市の中心部に近いというメリットもあり、2008年完成目標に大規模な改修工事がはじまる。滑走路から、ターミナル、搭乗手続きまでの手順など、全体にわたっての改装作業が行われる。来年から上海の空港は国内すべての航空会社に開放されるため、国内航空中心の虹橋空港は手狭になることは確実視されていた。一方では、浦東国際空港では、今年中に2本目の滑走路が完成し、2008年までには3本目の滑走路が完成する予定だ。これにあわせて虹橋空港と浦東国際空港を結ぶ地下鉄が完成する。 
2004年5月1日
■上海の高齢化、予想をはるかに超えるものに
 2003年度の上海市老人人口信息発表会にて、2010年から2020年の間に、高齢化がさらに急速化しるとし、60歳以上の人口が160万人に達するという予想を発表した。現在2003年のデーターでは、60歳以上の老人人口は254.67万人で上海市の人口に占める割合は18.98%、2002年と比較すると5万人の増加になっている。市の中でも静安区、徐匯区、黄浦区、虹口区などが老齢化の割合が高く、すでに20%を超えている。2005年以降、15歳から59歳までの労働人口の下落が確実視されており、社会保険など福祉方面での影響が心配されている。



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