2004年8月27日
■台風18号が過ぎ去り、上海涼しく
台風18号の影響で、上海では一時大雨が降ったが、台風自体は上海から500キロのところをかすった程度で、台湾北部を通過した後に、福建省中北部に上陸した。そのため26日から最高気温が29℃前後の過ごしやすい気温になっている。上海市中心気象台の予想では、この涼しい天気は今月末まで続く見込みで、大気の状態が不安定なため、傘などを携帯する必要がある。
2004年8月27日
■上海北部地区、高額不動産の売買が困難に
上海市政府の一連の規制の影響で、1平米あたり9000元を越えるような新築物件に関して、売れ行きが明らかに鈍化している。市北部に位置する閘北区では、以前は9000元を越えるような物件でも発売と同時に売り切れが続出したが、今では一部の小型の物件を除いて、2ヶ月たっても半分が売れるのが精一杯の状況のようだ。一方で、特に上海人の固定観念から、「閘北区」には住みたがらない市民も少なくなく、それが結果的に高級物件の売り上げの足を引っ張っているという見方もある。高級物件がほぼ一巡したという観測もあり、冷静に分件を購入する人が増えたのも確かだ。
2004年8月27日
■1930年〜40年代、ユダヤ人の居住地を保存へ
第2次世界大戦当時、ナチスの迫害を逃れて上海に移り住んでいたユダヤ人は少なくない。とくにユダヤ人が多かったのが虹口区の提籃橋で、当時を偲ぶ建物が多い。ここでは、ヨーロッパのユダヤ難民委員会の支援を受けて、住居のほかにも教会・雑貨店・喫茶店などが作られた。特に現在はユダヤ難民記念館として保存されている摩西教堂は、優秀歴史風貌建築として保存されている。しかし、そのほかの多くの建築物はすでに今住んでいる住民により壊されたり、改造されたりしているところも少なくない。そこで2010年までに、2.6平方キロメートルのこの一角に、ユダヤ人が上海で生活していた面影を保存する地区を設定することになった。建築物の保存は急がれる。
2004年8月27日
■日本国際観光振興機構が上海に事務所を設立
8月18日より日本国際観光振興機構(JNTO)が上海に事務所を設立した。今まで北京、香港には事務所があったが、上海はこれが始めて。上海を訪れる外国人のうち、日本人は相変わらずトップを占めており、2002年に上海を訪れた観光客の数は82万人、2003年はSARSの影響があるものの、2004年に入って日本人観光客は順調に回復し、2004年上半期だけでも54万人が上海を訪れている。一方で、上海人など一部地区の中国人も日本への旅行が行きやすくなっており、日本へ観光旅行にいく中国人のビザ手続きを代行できる旅行業者も8社までに増えた。 JNTOのHP http://www.jnto.go.jp/info/
2004年8月27日
■上海の夏に多いダニ、寝具には注意
最近、皮膚科を訪れる患者のうち、ダニが原因でアレルギー性皮膚炎をおこす患者が増えていると上海の華山病院の皮膚科医師が現地新聞「新聞晨報」の記者のインタビューに答えている。特にその巣となっているのは、夏場に上海市民がよく使い、ベッドの上などに敷くいわゆる「ゴザ」で、ここから寝ているうちにダニに咬まれる市民が少なくない。上海では特に高温多湿のため、天気がよい日には寝具を外でしっかりと干すように心がけたい。
2004年8月27日
■中華料理に少なくない不健康メニュー
油がたっぷり使われている中華料理は、見るからにカロリーが高そうだが、香港で飲食の習慣を再検討しようという動きがでている。香港の栄養士が50種類の中華メニューの営養を分析したところ、このうち60%以上のメニューに関して1食あたりのカロリー摂取量である700カロリーを越えており、なたすべてのメニューでナトリウムの過剰摂取、半分のメニューで油の過剰摂取が見られた。たとえば広東地区の人が大好きな干焼伊麺に関しては脂肪量が115グラムに達し、一般に正常な人が1日に摂取する脂肪量の限界、50グラムをはるかに越えている。カロリーに関しては1321カロリーに達し、これは1食だけで正常な人が1日当たりに摂取する1500カロリーに近づいていることを意味する。そのほかに不健康なメニューとして挙げられているのは、牛香茄子飯、西炒飯、干炒牛河、カレー牛?飯などが挙がっている。いずれも中華ファーストフードではおなじみのメニューだけに、我々も日ごろから十分に健康管理には注意したいところだ。
2004年8月27日
■上海で党や政府機関の公用車購入を1年間停止
上海市の韓正市長は、上海市十二届人民大会常委会での報告会にて、上海市の交通量を少しでも減らすために、今後1年間は共産党や政府の公用車を購入しない趣旨を発表した。2003年末までに上海では50万台の公用車が使われており、自家用車の急増とともに上海の交通渋滞を緩和するための対策が急務とされていた。また今後公用車のナンバープレートに関しても、入札方式を採用することになる。
2004年8月14日
■上海−香港間の航空便好調
夏に入って、上海−香港間の航空便が1日26便となり、ほぼ半時間に1本の割合で飛行機が往来するようになった。これは北京−上海間の1日32便につぐ規模で、上海−深センは23便、上海−広州は20便となっている。さらに、便数が多くても利用者が好調で、東方航空の場合でも、利用率は80%以上と去年の同期より10%の増加となっている。また上海−香港間の鉄道も、去年10月1日より通関に関しての手続きが便利になってから、利用率は80%以上、さらに現在では2ヶ月前からチケットの予約が可能なことから、一部列車では1ヶ月前から売り切れになる場合も出ている。香港と上海の交流は深まる一方だ。
2004年8月14日
■上海近郊で心配される河川汚染
最近、上海周辺の養殖魚の農家で、魚が大量に死ぬ事件が起きている。8月10日には松江区九亭鎮のある金魚養殖場で、あわせて3−5万匹の金魚が死んでいる。このあたりには淀浦が流れていてるが、1997年にはまだ水がきれいで、浄水場もあったぐらいだ。ところが河の両岸に工場が建設され、さらに住宅地が増えてきた。九亭鎮の人口も過去の2万人あまりから、10万人を超えてしまった。ところが生活用水や工業用水の処理が追いついておらず、河川の汚染に深刻化させている。松江区の環境保全局によると、今年末にも九亭鎮で新たに汚水処理施設が完成するそうだ。
2004年8月14日
■代理人献血問題
上海の企業によっては献血のノルマが課されている企業があるが、実際には献血を嫌がり、代理人のアルバイトを立てて、他人の身分証明書で献血を受けさせていた事件が発覚し、上海市血液管理部門により罰金が課された。以前は偽の身分証明書を提示して、献血を受けていたが、最近ニセの身分証明を判別する機械を導入するようになったために、最近数は減ったが、その代わり他人の身分証明書を使って、献血を受けるというようなケースが増加し、報酬として800-1200元を受け取っていたという。上海の企業では、献血を行うと数日間の休みがもらえたりするなど、優遇処置が取られている。
2004年8月14日
■小売店の火災訓練、逆切れする客も
百貨店やスーパーの大きな火災が中国全国的に発生しているなかで、10日午前、家具などのインテリア商品を売っているIKEA(宜家家居)にて顧客とともに避難訓練が行われたが、顧客の理解が得られず、一時混乱する場面もみられた。訓練が行われたのは午前中の開店前のひと時だが、エアコンの効いた店内から外へ避難したくないという市民と、避難訓練中の店員との間にいざこざも発生した。ところが、訓練後に協力した顧客に配られるはずの無料の飲み物には、市民が殺到し、またたくまになくなったという。まだまだ市民の間には、こういった突然の避難訓練を行うといった目的や意義が周到しておらず、理解が得られなかったようだ。実際に火災などが起きた場合には恐ろしく感じてしまう。そういえば筆者も96年に上海で地震を経験したが、その時もとっさの行動が取れず、窓から飛び降りたりするなど相当混乱し、けが人も出たことを思い出す。人口が多い都市だけに、パニックになったときはなおさら怖い。
2004年8月14日
■ケンタッキーは今度は水餃子へ進出
1987年に中国に西洋式のファーストフードを取り入れたケンタッキーに、最近販売戦略に変化が出てきている。すでに上海宝山地区に、中華料理を専門にしたファーストフード「東方既白」は、ワンタンや水餃子、ラーメンなどを中心に展開し始めている。すでに上海地区には「大娘水餃」や「東北人水餃」などが進出しており、中華ファーストフードが新たなターゲットになりつつある。中国商務部の統計によると、2004年の中国国内の外食産業は7200億人民元に達し、前年比18%の増加、とくに上海地区の増加率が著しく、前年比58.2%の成長が見込まれている。
2004年8月14日
■70年後、マンションはどうなる?
90年以来、「商品房」と呼ばれるマンションを購入する市民が増加し、マンションを自分で所有するひとが増えてきた。ところが、マンションの私有化に対して土地の私有権は70年が最大。すでに中国のマンションなどの物件の私有化率は70%に達するといわれており、使用権についても無視できない問題になりつつある。早期にマンションを購入した人の使用権はあと50年前後となっており、早急に新たな制度の準備に取り掛かる必要性が出ている。かりに使用権が切れて立ち退きが迫られても、現行制度では十分な補償が受けられず、政府もこの問題に関しては、まだ明確な姿勢を示していない。使用権に関する問題は、今後不動産の取引において影響を及ぼす可能性もでてきた。
2004年8月14日
■台風による被害、浙江省で115人が死亡
幸い上海では大きな被害が見られなかった台風だが、浙江省では最近では最大規模の台風被害を出している。8月12日に浙江省温嶺市に上陸、その後西よりのコースをとったために、上海地区ではかする程度だった。13日12時までに政府が発表した統計では、浙江省全体で115人が死亡、16人が行方不明、1800人以上が負傷し、さらに45.8万人が非難、倒壊した家屋は4.24万軒、損壊した家屋は12.5万軒、農作物の被害もあわせると、153.3億元の損失となっている。
2004年8月12日
■台風ラナニム、12日夜には浙江省中部に上陸か、上海も厳重警戒
現在、上海市内では雨はまだ局地的に大雨が降っている程度だが、風が強くなってきており、一部では歩くのが困難なぐらいだ。上海市中心気象台の予測では、今晩10時ごろに浙江省中部に上陸する可能性が強いとして、厳重な警戒を呼びかけている。最近の中国では珍しい強い台風の上陸となりそうだ。現在速度は時速18キロから時速22キロに速度を上げており、当初予定よりも早く上海地区では暴風雨になる見込み。すでに市内では風速15メートル以上の強い風になっており、これからさらに風速30mメートル(中国式では12級以上)の暴風が予想されており、雨量も暴雨になる見込み。さらに台風の上陸と潮の満潮が近い時間になるために、河川の氾濫も心配される。また、上海市内には広告塔などが風で飛ばされたり、物が飛来する危険が十分になるために、夜間の外出は控えるようにという気象台の注意もあった。上海に大きな影響が出るのは今夜夜半過ぎの見込み。
2004年8月9日
■非法なトノサマカエルの売買
上海で最大規模の水産物市場では、いま秘かにトノサマカエルの売買が増加している。実は、中国ではトノサマガエルの捕獲を禁止してている。理由は、トノサマガエルが害虫を食するため、農作業には欠かせない動物だからだ。しかし、最近トノサマガエルが農村地区を中心にその数の減少が深刻化している。今、上海では毎日20万匹のトノサマカエルが殺されており、それらも非合法で売買されている。トノサマガエルの産地は主に山東青島、安徽、蘇北地区。500グラム2元で取引されるトノサマカエルは、レストランでは250グラム30元にまで上昇する。農民にとっては格好の収入になっている。
2004年8月9日
■脂肪肝の発生率が5年で50倍に増加、上海
先日上海で開催された「脂肪肝の最新研究成果の学術報告会」において、この5年間で上海で脂肪肝の発生率が50倍に増加し、さらに低年齢化が著しい。流行病学的には、上海での発生率は40%を越える見込みだ。上海では脂肪肝が肝炎に告ぐ肝疾患として台頭してきている。脂肪肝の原因は肥満が圧倒的で、肥満にアルコールの摂取をしすぎると、脂肪肝になる確率は94.5%となる。とくに若者の運動不足と、アルコールの過剰摂取が大きな原因になっており、ある出版社の健康診断では、80%の職員に脂肪肝が見つかった。さらに厄介なのは、子供や女性などの間にも、脂肪肝の人が増えつつある。
2004年8月9日
■中国、人口の10分の1がB型肝炎表面抗原のキャリア
中国疾病予防コントロールセンターによると、2003年1年間で増加した肝炎患者は70万人、またB型肝炎表面抗原のキャリアの人は、全人口の10分の1になることを発表した。現在、中国ではB型肝炎の予防のために、新生児が出生した24時間以内にB型肝炎の予防接種を行うことを薦めている。さらに伝染病の予防を図るために上海を含む11の省市では日本脳炎も予防接種の計画にいれることになる。B型肝炎のほかにも、ポリオや麻疹に関しても、予防接種を強化していく。
2004年8月9日
■空調バスの増発、2010年までに空調率100%
1995年に46番に空調バスが上海ではじめて導入されたとき、運賃2元が高いとブーイングが起こった上海。あれから10年近く経った今、今度は逆に空調バスを増発してという市民の声が強い。その結果、80万元する豪華空調バスが街を颯爽と走るようになった。現在上海市内のバスの空調率は50-60%まで増加し、2本に1回の割合で空調バスにめぐり合うことができるようになった。2010年の万博までには市内を走るバスはすべて空調化される。また巴士集団では、さらに10億元を投資して、高級空調バスを積極投入し、2007年にはエリア内のバスに関しては、すべて空調化される。
2004年8月8日
■上海、献血の血液が不足、特に0型
瑞金病院や仁済病院など上海市内の大型総合病院で、O型の輸血用血液が不足し、一部ではすでに手術が正常に行えないなどの影響が出始めた。とくに最近夏休みに入って、輸血の中心となっていた大学生からの採血が減り、さらに上海以外の地区からの血液の調達をストップしたため、臨床で使う血液が不足し始めてきた。そのため、緊急性のない手術に関しては現在一時的に時間を遅らすなどの処置がとられている。その一方で、上海市血液センターでは市民に献血に協力するように呼びかけている。
2004年8月8日
■交通違反を発見したら20元の奨励金
8月から一般市民も交通違反を見つけて、その証明を提出したら、20元の奨励金がもらえる制度がはじまる。これは違反行為のあった現場を、カメラやビデオカメラで記録し、交通警察に提出するという仕組み。違反行為を発見して、15日以内に証拠写真を「電子警察」(電話:65171354×54590)へ提出する。毎月の最高の奨励金の限度は1000元までとなっている。背景にはいっこうに改善されない交通マナーの深刻な問題があるようだ。
2004年8月8日
■浦東の新築マンション平均価格、9045元/平方メートル
上海市の統計部門の最新のデータによると、浦東新区の今年第2季のマンション価格指数の変化は、分譲マンションで6.3%の上昇、賃貸マンションでも賃貸料が8.9%の上昇となっている。不動産の規制4月よりが厳しくなっているが、浦東新区の68箇所の新しく開発されたマンション価格の平均は9045元/平方メートルと前回第1季に行った調査よりも5.2%の値上がり。最近の特徴として、マンション間の価格の格差が拡大していることが言える。主に外国人などをターゲットにした浦東新区のあるマンションでは28000元/平方メートルと20000元を越える価格で交易されているが、一方で立ち退きされた住民用のマンション価格は4000元以下というところもある。地区別には陸家嘴地区が高く、単価は15000元以上、世紀公園付近が9000-15000元、5000元以下となるのは川沙や金橋など浦東の北部が中心となる。中古物件に関しては、契約数毎月減少しているにも関わらず単価の平均は1平米当たり5783元と第1季と比較しても8%の増加となっている。新しい政策が出て、模様眺めの観測が強い。
2004年8月8日
■中性化する中国人女性?!
『北京青年報』によると、アジア性学連合会副主席、上海大学の劉達臨教授らが、中国における女性の「性」に関する問題をもっと研究するべきだと指摘している。この中で、中国の女性の「中性化」がすくなくないとし、欧米と比べると消極的でかつ自己に修練が足りない点を挙げ、特に既婚女性に関しても異性をひきつける魅力がすくないとしている。そのなかには、女性のスタイルやファッション、挙動や振る舞いなどの外見的要素と気質などの内面的要素も含まれており、これら問題は女性の心身に健康に影響をもたらすとしている。
2004年8月8日
■アテネオリンピック、中国選手金メダルなら約260万円の賞金
中国国歌体育総局では、まもなく開催されるアテネアテネオリンピックに関して、金メダルを獲得した選手に関しては、20万人民元の賞金がもらえることを発表した。銀メダルなら12万元、銅メダルなら8万元になる。シドニーオリンピックのときと比較すると、それぞれ5万元、4万元、3万元アップ。さらに4位から8位までの選手に渡される賞金に関しても、増額される見込みだ。
2004年8月8日
■大学生が校外に下宿、管理強化へ
中国では大学生は管理の都合から原則校外に下宿することは禁止されている。ところが、実際は校外に下宿している学生が年々増加傾向にあるため、教育部の通知によって、学生の下宿に関して管理を強化することになった。まず、外に下宿する場合は、父兄と本人の両方のサインをさせ、書類を大学が保管する。さらに一部の大学では、実態を調査して、校外に住んでいる大学生を期限付きで校内の宿舎へ呼び戻すとしている。最近、大学生の恋愛が増えて、同棲している学生も増えつつあることに大学側も注目している。
2004年8月8日
■フランス人青年が黄浦江ダイブ、誕生日祝い
7日早朝5時ごろ、31歳のフランス人青年が、誕生日を迎えたことを記念し広東路付近の外灘から黄浦江ダイブし、公安に保護された。オーストラリアのガールフレンドが、この青年が急に黄浦江に飛び込んだところを、カールフレンドに写真を撮らすはずが、しばらくして姿が見えなくなり、公安に連絡した。このフランス人は香港と大陸を貿易の仕事でよく往来しており、この日は誕生日を祝って、徹夜で遊んでいたという。水上警察では、このフランス人青年を保護し、黄浦江では遊泳禁止であることを教育した。
2004年8月5日
■毎月5000本の偽ビールが上海の市場へ
浦東質量技監局は、3日浦東楊高路由由小区にて、「三得利」や「力波」などのブランドの偽ビールの製作拠点を摘発、少なくとも毎月5〜6千本の偽ブランドのビールが上海市内に流通していたことが分かった。この製作拠点では、まずビール瓶を回収し、ラベルを貼り、安いビールを中に詰め込み、1本あたり1.2元の利益を得ていたというもの。この中にはビールのほかに白酒なども含まれていたという。これら偽ブランドのビールは製造年月日がデタラメであるだけでなく、瓶の蓋がしっかりとしていないために、ビール瓶の爆発の可能性も十分にあるという。現在上海では低価格のビールなら1本1元でも手に入るという。
2004年8月5日
■手足が6本あるウシガエル、環境汚染が原因か?
テレビなどの報道でもご存知の方は多いはず。実は田林路にある、あるレストランで手足が6本あるウシガエルが発見された。これは右手の部分に手が3本あるという奇妙な形をしたウシガエル。銅川路にある水産市場で購入したという。上海昆虫博物館の専門家によれば、ウシガエルの遺伝子の突然変異が原因であると考えられるが、その背景には農薬や工業汚染などによる水質汚染の可能性も否定できないとしている。最近も中国で頭が2つあるカメが発見されている。
2004年8月5日
■洪澤湖と陽澄湖で水質汚染、懸念される上海蟹への影響
洪澤湖は上海蟹の産地のひとつで、上海市の上海蟹の40%はここで養殖されている。ザリガニに関しても7割が洪澤湖産だ。ところが洪澤湖では7月中旬ごろから、雨によって上流の河南省や安徽省のダムを20億立方メートル放水してから、湖の水位が上昇、同時に汚染された水がダムから流れ込み、一部の養殖池の蟹が大量に死亡する事件が発生した。さらに地元の農民の話では、これら死んだ魚を蟹をたべた鴨なども死亡しているとのことで、環境に対する問題が心配される。一方で、新聞晨報によると昆山にある上海蟹の有名な陽澄湖では、一部の地域で養殖の上海蟹が大量に死亡する事件も発生している。こちらは高速道路の拡張工事と関係があるのではないかといわれているが、現在詳しい原因を調査中とのこと。
2004年8月5日
■上海、地下鉄工事中止の奇怪なうわさ、政府は否定
「中国政府が経済の過熱を抑制するために、上海の地下鉄工事を中止させる?」というようなうわさがネットなどで広がり、以前に冠水事故のあった地下鉄4号線や松江と徐家匯を結ぶ9号線の建設がストップするのではないか、とささやかれていたが、上海市政府のスポークスマンは否定し、上海の主要プロジェクトは予定通り進められることを表明した。そのため中央政府が行っている経済過熱抑制政策とはこれらプロジェクトは関係なく、上海の交通網整備は予定通り行われるようだ。一方で、北京ではオリンピックの会場の一つの設計が変更を余儀なくされている。
2004年8月2日
■不衛生な飲食店、一部有名店も
食中毒が頻発しているこの時期、上海市の衛生部門は市内全域に関して3757軒のレストランなど飲食店を検査した結果、616軒で『食品衛生法』に違反しているとして、その飲食店の実名を公表するなど厳しい処置を行っている。今回公表された26店舗のうち、淮海中路や茂名南路、虹橋路、南京西路など有名な通りにある大手の飲食店も含まれている。違反の原因は、調理場が衛生基準を満たしていなかったり、生ものと火の通ったものを分けて調理をしなかったり、賞味期限が切れた食品を使ったりしているなど。
2004年8月2日
■七宝の町並み、入場料が必要に
上海の中心部から手軽に水郷の雰囲気を味わえるとして「七宝老街」が市民の間で人気だ。ところが、入場者数が増える一方で、休日になると1日2万人が訪れ、すでに5000人程度の観光客を想定していた許容量を大幅に超えている。そのため、8月1日より10元の入場料を設定し、入場者を制限するのが狙いだ。年間100万人が訪れる周庄も、2000年から入場料を35元から60元に値上げしているが、入場者数は減るどころか増える一方。街の整備にコストもかかるため、管理会社は仕方がないとしているが、市民の反応はイマイチのようだ。
2004年8月2日
■タイタニックの遺品を上海で公開
8月12日から10月10日にかけて「タイタニック珍品展」が上海の東方明珠テレビタワーの下にある上海国際新聞センターで開催される。数百点に及ぶ展示物が出展される予定で、展示ではタイタニックの誕生から沈没までを時間の推移とともに追っていき、海底から見つかった遺品の数々が並ぶ。さらに映画などでもおなじみのホールの階段や客室の一部も、再現される予定。
2004年8月2日
■滬寧高速道路、8月1日よりトラック通行禁止へ
6月より拡張工事が進んでいる滬寧高速道路だが、8月よりいよいよ路面の工事に入るために、江蘇エリア(約248キロ)に関して、トラックの通行が全面的に禁止になる。この結果、トラックは平行して走る国道312号線に迂回するのは必至で、さらに国道312号腺も拡張工事中であるため、すでに大渋滞が発生している。8月中旬には第2滬寧高速道路の一部が開通する予定で、張家港から太倉を経由して上海へ至る。いずれにしろ、しばらくは大渋滞は避けられないようだ。
2004年8月2日
■エレベータに閉じ込められたら30分以内に救助
最近も上海市内の江寧路のエレベーターの故障で、16人が4時間にわたって閉じ込められ、エレベーターの天井部分の鉄板を開いて救助されるという事故があった。老朽化するエレベーターが多い中で、8月1日よりエレベーターの安全に関する法律が定められ、30分以内に救出でいなければエレベーター管理会社に2000元から最高2万元の罰金を課すことになった。市内のエレベーターの故障のうち70%以上はエレベータのドアの故障で、日ごろカギなど鋭い物でエレベーターのボタンを押したりするのが原因という。今回の法令では初めて、エレベーター利用者に関しても、正しい利用法についての紹介が記された。
2004年8月2日
■上海でも米国便中心に西ナイル熱対策
西ナイル熱が最近米国で発生しているのを受けて、上海でも水際での防疫体制が強化されている。上海の空港などでも米国からの航空便の乗客全員を対象に、7月27日より入国検疫カードおよび体温の調査が行われている。またWHOの規定により、米国からの便は離陸前、離陸後、着陸後に蚊の駆除作業を行ったか申告しなければならない。またコンテナや貨物に関しても、蚊や蚊の死体の駆除を徹底させる。西ナイル熱は蚊によって伝播するが、現在治療法は確立されておらず、ワクチンもない。
2004年8月2日
■スポーツ専門のFM局が開局
8月8日より、上海体育広播チャンネルが開局する。上海では初めてのスポーツ専門のFM局になる。FM100.6で聞くことができ、毎日20時間で、今後NBAなど大きな試合に関しては中継も行われる。またオリンピック期間中は24時間オリンピック関係の放送を行うことを予定している。
2004年7月29日
■医療ゴミの焼却施設が来年夏に完成へ
中国で最大規模の医療ゴミ焼却処理施設が、来年夏に上海に登場する。この処理施設の誕生に伴い、今年までに医療ゴミの処理にかかる費用を患者負担にするための費用基準が制定される見込みだ。この処理施設は上海市西北部の公害に作られ、上海市固体廃棄物処置センターと呼ばれる。建築面積は6696平方メートルで、年間処理能力は2.6万トン。現在、上海にある2級以上の病院の数は459箇所で、年間1万トンの廃棄物が出る。2002年より焼却処理が行われてきたが、1800トンが医療廃棄物として集められて処理されていたものの、8000トンに関しては、医療機関が独自で処理していた。これを集中させて医療ゴミや危険物の処理を一括して行えるようにする。また廃棄物を運送するトラックにはGPS装置によって追跡できるようにする。
2004年7月29日
■中古物件が値下がりの傾向か
青年報の報道によると、不動産の規制が厳しくなるに従って、銀行で住宅ローンが組みにくくなり、さらに不動産の先物取引禁止にともなって、転売が難しくなっている現状が浮き彫りになっている。一部では上海の不動産価格の暴落のうわさも耳にするが、業界ではここ数ヶ月以内に10−15%前後値下がりするのではないかという観測が出始めている。とくにある程度の年数がたった物件に関しては、契約成立件数が大きく下がっている。また銀行側も今まで野放し状態だった不動産の評価価格を、厳しく評価するようになり、場合によっては10%ほど評価価格を下げるケースも出ている。また店舗やオフィス、年数のたったマンションなどの融資を停止した銀行も多い。さらに中小の不動産仲介業者の業務縮小が目立つ。多くの不動産仲介業者の契約件数がここ3ヶ月で40%近く下落しており、倒産に追い込まれる業者も少なくない。ただ9月からまた多くの物件が引渡しをむかえるため、不動産市場が好調にもどるのではないかという楽観的な観測も出ている。
2004年7月29日
■望みたい市民のマナー向上、上海図書館の悲鳴
夏休みに入って、上海図書館を利用する市民が増えている。ところが本を借りる人が増えれば増えるほど、図書館の心配の種はつきない。現在、輸入版の原書を借りる場合、まず1000元のデポジットを支払うが、これで4冊まで本を借りることができる。原書なので高い本になると1冊1000元は越えるわけで、4冊借りると4000元以上になる場合もある。そこで、上海のある大学の大学院生が、最近上海図書館で物理学の英語の原書を借りたが、返すときにはほかの同じような内容の本にすりかえて返却しようとしたこともあったという。また写真集などでは、その部分を切り取ったりする行為があとを絶たない。弁償は本の定価の10倍という規定があるが、昔に出版された本は安いため、とても話にならない。また貸し出しカードを作る際も、姓名と身分証明書番号を登録すればOKだが、偽の身分証明書はともかく、身分証明書の番号だけでは住所の特定までにはなかなかたどり着けない。利用者が増えれば増えるほど悩みの種がつきない上海図書館だ。
2004年7月29日
■望みたい市民のマナー向上、上海の昆虫館の悲鳴
新聞晩報の報道によると、上海大自然野生昆虫館に飼育されている羊が、ナイロン袋を飲み込み手術を行った。この昆虫館は市民に少しでも動物や昆虫に触れてもらおうという試みで建設されたものだ。ところが最近、これら動物に勝手に餌をあげたり、魚を飼育している池に痰を吐いたりする人が少なくない。たとえば、ここで飼育されていた4羽のフクロウもすでに市民が勝手にあげた餌が原因ですでに3羽が死亡し、残るは1羽だけになった。さらに以前は20匹飼育されていた小さい海亀も今は4匹だけ。心無い市民が持ち帰ってしまったそうだ。魚の飼育池では、魚に触られるような池を設置しているが、少なくない親が子供たちにはだしになって池に入るように勧めて魚を捕るため、毎日死亡する魚が後を絶たない。さらに昆虫の標本の展示室では、標本を持ち去る人も。昆虫館側では、こちらも市民のマナー向上を願いたいと訴えていた。
2004年7月29日
■違法駐車が交通渋滞の根源?
上海では100万台の車の駐車スペースが足りないといわれている。その結果、路上駐車が増え交通渋滞を引き起こしているという構図だ。現在上海の自動車の数は170万台で、駐車スペースは60万台しか確保されていない。それでいて路上駐車はいっぱいなのに、地下の駐車場はまだまだ余裕があるというところが多い。人民広場の地下駐車場も普段は20%ぐらいしか埋まらないことも。地下駐車場に駐車しない大きな原因は、お金の節約よりも時間の節約と便利さが原因という市民も多い。また駐車場の係員の態度や、地下駐車場の空気の汚染がイヤだ、というドライバーも。その結果、最後は路上駐車となるわけだ。今上海市内の駐車場の料金は1時間10元が平均的。地区によって違いがあるが、例えば月ぎめなら黄浦区の住宅地で地上が300元前後、地下で800元前後となっている。結局駐車料金を考えると、通勤にマイカーを使うよりもタクシーやバスのほうがかなり安上がりになるというのも上海の現実だ。
2004年7月29日
■腹痛、下痢患者で大忙しの病院
いつもこのコーナーで登場する食中毒の話題。天気が暑くなって外国人だけでなく、地元上海人の間でもお腹を壊す人が増えている。上海市第六人民病院では、一晩で20あまりの患者が腹痛や下痢で診断にやってきている。空調でお腹を冷やしたため、大腸にある細菌が小腸へ逆流して腹痛や下痢を起こす人がいるほか、アイスクリームを一度に4個食べて、急性の胃腸炎になる女性も。また、仁済医院では70歳の老人が、前夜に作った料理をたべて食中毒の症状になり、嘔吐と下痢が続いて病院に運ばれたときにはすでにショック状態になったというケースもある。さらに、ある外資企業につとめるOLさん、道端で餃子をかって食べたのが原因で、腹痛と下痢に襲われて病院に運ばれるたという。不衛生な弁当や牛乳、さらに火が通っていて安全と思われている食材でも不衛生が原因で食あたりになるケースが上海でも頻発している。とくに細菌性の下痢に関しては、軽視せず早めに病院にいって治療をうけるようにしたい。
2004年7月29日
■タクシー、朝は完全に飽和状態
天気が暑くなり、タクシーが朝と夕方を中心にさっぱりつかまらなくなっている。上海には4万台のタクシーが運行されているが、現在その利用率は65−67%で、国際的に飽和基準となっている70%に届きそうな勢いで増加している。とくに7:30から9:00の時間帯は深刻だ。電話予約をするにも1週間前から行ってもちょうどよいぐらいで、たとえば強生タクシーでは、契約している乗客とVIP会員の乗客を除くと、朝の配車が困難になっている。大衆タクシーでも利用者はほぼ2倍に増加しており、タクシーで出勤する人はお互いに数人で融通しあって乗り合いして乗車するケースも多い。上海では道路状況もすでに飽和状態で、タクシーの新規参入を厳しく制限しているため、料金を値上げするなどあたらな政策が検討される可能性も十分にある。
2004年7月29日
■7月31日と8月1日に外灘に来られる方はチェック
現在、中国でも夏休みに入り、1日平均20万人ほどが外灘観光に訪れている。しかし7月31日と8月1日は黄浦江でF1ボートが行われるため、外灘の観光に影響が予想される。レースが行われるのは7月31日の8:30から18:30、8月1日の12:30から18:00まで。そのため、濱江大道ならびに黄浦江のバンド側に関しても封鎖されるため、いつものように観光できなくなる。さらに、1日3万人が利用する浦東と浦西を結ぶ観光トンネルは運行停止になるほか、中山東一路のバス停(延安東路外灘駅と南京東外灘駅)は通過になる。さらに東昌路と金陵東路を結ぶ渡し舟もレースの時間帯は運行中止になる。現在レースに備えて、付近一帯では準備が進められており、黄浦江のゴミ掃除も行われている。
2004年7月27日
■お子様をお持ちの方、回転ドアにはご注意!
上海では2003年3月に外灘のある銀行の回転ドアで、7歳の児童が挟まれて、一命は取り留めたものの、今も植物人間状態で寝たきりになっている。27日午後も、武定西路のあるホテルで、回転ドアに挟まれて頭をおおけがをしている。母親がトイレに行っている間に、ホールに居た子供が回転ドアの中で遊び、回転する速度に追いつくことができなくなって、中で急に立ち止まりドアに挟まれた。当時はちょうど係員が交代の時間で、実習生が一人見ていて、子供に注意をしたが、間髪入れずに悲劇が発生したという。回転ドアに関する事故は、中国各地で発生している。小さいお子様をお持ちの方は、くれぐれもご注意を!
2004年7月27日
■上海航空、東方航空、飛行機に「空警」を搭乗へ
先日起こった中国国際航空でおこったハイジャック事件に関して、中国の各航空会社は神経を尖らせている。上海航空や東方航空では、ハイジャックの演習を行っているほか、私服の空警をほぼすべての便に搭乗させているという。とくにファーストクラスに入ろうとする一般の乗客を中心に監視の目を光らせている。万が一怪しい行動にでる乗客がいれば、真っ先に制止に入れる体制にあるとしている。最近、中国国内で空のトラブルが少なくないだけに、安全には十分に気を使ってもらいたいところだ。
2004年7月27日
■アナウンサーになるための敷居を高く
8月1日よりテレビやラジオに出演するアナウンサーの資格が厳しくなる。これは今までの規定から、新しい規定に変更されることにより、いままでの普通語のレベルをクリアする以外に、アナウンサーとしての資質や品行なども考慮されたうえで、省や市クラスで登録を許可するというもの。最近、歌手やタレントなどが司会をするケースが多く見られるが、衣装や品行が青少年に悪い影響を与えているとして、アナウンサーや司会者としての仕事の素質を見直す。さらに現職のアナウンサーや司会者でも、それら基準を満たさなければ、離職してもらうこともありえるとしている。夏休みを迎え、子供たちがテレビに向かう機会が多いため、関係機関も余計に気を配っているようだ。
2004年7月27日
■未来の徐家匯?!五角場の再開発
交通の中心として、いま大規模な再開発が行われている五角場は、市東北部に徐家匯クラスの商業圏を形成している。5本の道路が交錯するこの地区に、すでに華聯商厦楊浦店、大西洋百貨、騫馬デジタル広場などがOPENしているほか、面積13万平方メートルの華聯系列のショッピングモール、11万平方メートルの5星ホテルなど計画が目白押しだ。さらにこの五角場は、復旦大学などが集まる地区にも近く、住宅の再開発も急ピッチで進んでいる。五角場の中心部には半地下式のロータリーを設けて、どの5本の道路へも自由にいけるような仕組みになる。
2004年7月27日
■人気の上がらない日本への観光旅行
9月15日より、上海・北京・広東のほかに、天津・遼寧・山東・浙江・江蘇の合計8つの省市において、日本への自費旅行が認められたが、いまひとつ人気が出ていない。料金もひところの2万元前後から、今は5000−7000元にまで下落した。大きな原因に観光ルートに新鮮味がないことが挙げられている。一方で、ヨーロッパではすでに中国人観光客を全面的に解放しているところが多く、人気が高いほか、観光ルートの高級化も視野に入っている。また価格面でも香港、マカオ、タイ。マレーシア、シンガポールなどと比べるとメリットが少ない。日本政府は観光政策に力を入れようとしているが、どうやら抜本的な方策が必要なようだ。
2004年7月27日
■路上の大便・小便、頭を痛める環境衛生部
上海でも一部地区を中心に、トイレのない商店などがあり、路上に大小便をする人が後を絶たない。現在、住宅地内におけるごみ処理やし尿処理の問題は24時間以内に解決できるようになったが、路上にある大小便の問題は、まだまだ。上海市の規定では、200元以下の罰金を課すことになっているが、外から流入してくる人が多く、現金や身分証明書を携帯してないため、罰則を課すことができない。最近では暑さのため、悪臭を発しているところも少なくなく、市民の投書も多い。これら上海市の環境に関する問題は、52901111のホットラインが開通している。
2004年7月27日
■自家用車が増えても、ローンの焦げ付きも増える
上海の自動車ローンも審査が厳しくなるようだ。今までは、頭金0やなどでも自家用車が買えたが、今後住宅の権利書や関係する書類を提出できなければ、自動車ローンが組めなくなる。調査によると、2003年までに中国では1800億元の自動車ローンが融資されたが、そのうち945億元は回収の見込みが立っていない。現在中国の自動車の価格は下落傾向にあり、今年に入って10%近く値下がりしている。
2004年7月27日
■二胡の持ち出し制限強化へ
中国国家瀕危物種進出口管理室の発表した通知によると、1996年から1回につき5台まで持ち出せた二胡が、2台までに制限されることになった。これは、最近日本などで中国の民族楽器のブームがあり、二胡を大量に日本へ持ち込んでいるケースが見られた。また二胡に使われている蛇の皮は、中国では1級に指定されている保護野生動物で、国際上でも交易時に管理を受ける対象となっている。
2004年7月27日
■26日、暑さも少し和らぐ
浙江省や江蘇省で大雨が降った影響で、26日の上海の最高気温は35.9℃までさがり、心持ち涼しくなったようだ。ただ今後2−3日間は高気圧の圏内にあるため、最高気温は36℃を越える見込みだ。これで7月16日から数えて11日間連続で高温の状態が続いている。なんとか雨が降らないか、というのが市民の望みだが、ここしばらくは降りそうにない。すでに人工降雨を行うための飛行機の準備は整っており、いま時期を見計らっている状態だ。
2004年7月27日
■苦戦する上海地元の百貨店、活路を求めて
相次ぐ外資系の百貨店の進出に、上海の地元の百貨店が苦戦している。最近でも、第七百貨、第九百貨がそれぞれ撤退した。新聞晨報の報道によれば、現在淮海路にある、ある著名な百貨店が日本ブランドの商品を専門に扱う店を計画中で、すでに合作の協議が行われている模様だ。このビルの名前は「Wa!」で、18歳から30歳の年齢層をターゲットにした商品が扱われる。すでに日本から50−60の店舗が進出を予定しているという。WTOの関係で、今年12月までに中国の小売業は全面的に解放されるため、今後外国勢の進出の拡大が予想されている。一方で、日系も持ち前の緻密なサービスでと日本ならではのブランド力で中国のマーケットを狙う。
2004年7月26日
■東方航空機がトラブルで引き返す
24日朝8時20分ごろ、上海発北京行きのMU5101便が、離陸後に尾翼が異常に振動することを発見し、20分間上空で旋回した後、虹橋空港に緊急着陸するトラブルがあった。乗客約120人には無事。その後、この便は10時40分ごろに故障を修理して、再度離陸した。東方航空の話では、乗客60人ほどは別の便に乗り換え、そのほかの乗客は修理が終わるまで、待ったという。詳しい原因については調査中。
2004年7月26日
■徐家匯で、ビール祭がまもなく開催
今年は7月30日から15日間、「2004年徐家匯ビール文化祭り」が開催される。バドワイザーは港匯広場で、またサントリーは東方商厦で、それぞれ趣向を凝らしたイベントが開催されるほか、第六百貨のまえの広場では、前の広場を利用してビール園などが設置される。さらの近くの徐家匯などでもイベントが行われる予定。
2004年7月26日
■9月から空港の建設費は航空チケットに含まれます
9月1日より、航空チケットの中に建設費が含まれるようになり、空港に到着してから建設費のチケットを別に購入することはなくなることになる。現在、国内線を利用の場合は50元、国際線(香港、マカオ、台湾路線も含む。)の場合は90元の空港建設費の購入が必要だったが、9月からは航空チケットの中に含まれることになる。
2004年7月26日
■あなたの会社の弁当屋、大丈夫ですか?
上海では1日100万食の弁当が売れているといわれている。しかし衛生部門の許可を取得している弁当業者は40に過ぎず、衛生上の問題が指摘されている。たとえば上海北部の閘北区では飲食に関係のある業者が4000あるが、その中で正式に弁当製造の許可を持っている業者は4社にすぎない。またこれら業者はコストの関係で100以下の少量の弁当の配達は行わないというのが現状。そのため、無許可の弁当業者が野放し状態になっており、7月からも報道された食中毒事件だけでも4件起きたているが、実際はこの数ではない。いったいどのように取り締まっていくのか、市政府衛生監督所は強化を訴えているものの、実際はまだまだのようだ。
2004年7月26日
■急速充電式のトロリーバス登場
上海の狭い路地を縫うように走るバスネットワークは上海の風物詩の一つであるが、その中でも中国語で「電車」とよばれるトロリーバスは、昔、路面電車が敷設されていたところに今も残っており、市民の重要な交通手段となっている。ところが、このトロリーバスの天井につけられている集電用のサオがよく外れて立ち往生しているのをよく見かける。そうすると道路はたちまち渋滞になる。そこで、停車中に1分間で急速充電して、走行中はほとんど集電しなくても走れるバスが登場し、話題を集めている。普通のトロリーバスと比べると、電気の消費量は40%ですむ節電型で、すでに張江ハイテク地区で試運転された。年内には上海の主要路線に登場する予定。
2004年7月26日
■外国人に人気のある上海−北京の直通寝台特急
週末を中心に、上海始発の北京行きの直通特急が予約をとれない状況になっている。毎日5列車が運行されているが、利用率はほぼ99%で、7月に入ってもほぼ満席に状態になっている。まず週末になると当日のチケットは購入は不可能とみていい。最近の特徴として出張などで利用する欧米人が増加しているほか、団体の観光客が北京−上海を直通寝台特急で利用するケースが増えているという。時には100人単位で団体予約がはいる「Z」系列の直通特急列車の人気は当分続きそうだ。
2004年7月26日
■「黒色予警」の上海、最高気温更新続く
この週末は上海各地でも暑さの最高の警報にあたる「黒色予警」が発令され、暑さに対しての警戒態勢がひかれた。この中で、24日は午前10:20にすでに徐家匯で36.3℃を記録したほか、閔行区では38℃、松江では38.3℃、さらに静安区では、自動温度観測機が39.1℃を記録した。さらに最低気温も28.5℃と相変わらず熱帯夜が続いている。週末に予想されていた夕立も、結局杭州で止まってしまい、杭州地区は激しい雨が降ったが、上海では一部地区を除いて降らなかった。
2004年7月24日
■食中毒には要注意!
天気が暑くなり、市内の病院では食中毒で搬送されてくる市民が後を絶たない。最近では、果物を売っている商店の店主が、腐った西瓜を食し、急性の腎不全になったほか、ひどくなると多臓器不全になって死亡するケースもある。この店主の場合は、下痢が3日間続き、1日に20−30回下痢をおこし、病院に来たときにはすでに腎不全に肝不全を併発していた。そのため、急遽透析を行い、現在は回復に向かいつつある。さらに瑞金病院の救急科によると、不潔な串刺しの羊肉を食して細菌性の食中毒になり、死亡してしまったケースもあるという。毎日瑞金病院に運び込まれる20−30例の食中毒患者のうち、7割がたは飲食の不摂生によるもの。食べ物が腐りやすい季節だけに、衛生管理には十分に気をつけたい。
2004年7月24日
■地下鉄、暑さでレールが変形の危険性も
地下鉄1号線や2号線、3号線などでは地上区間も少なくない上海の地下鉄では、暑さによる保線作業が悩みの種だ。23日や22日のような天気では、熱によりレールが変形する危険性があるからだ。上海の地下鉄の線路が耐えられる温度は60℃、すでに最近では午後に56.9℃を記録し、保線員は汗だくになりながら、毎日1時間に1回線路の温度を測定している。温度が高すぎる区間では、水がまかれ、さらには藁を敷くなどの暑さ対策が行われている。
2004年7月24日
■葉物の野菜、残留の農薬少なくなく
上海市食品農産品流通安全情報ネットでは、22日に上海市内の野菜の農薬検査の結果を発表した。全体的には合格率は95.98%としているもの、葉物の野菜に関しては残留農薬が相対的に多いことが明らかになった。例えばチンゲンサイの合格率は82.67%、セロリは83.33%と平均を下回っている。そのため、専門家は葉物の野菜を摂取するときは、以下の問題に注意するように呼びかけている。@まず、野菜などで皮を除去するものはしっかりと除去する。A流水でしっかりと2−3回洗う。その上で、食塩を若干混ぜた水でしっかりあらう。Bソーダ粉を使って15分ほど水に野菜を浸けておく。C野菜洗いようの洗剤を水で薄めて洗い、その後水で1−2回しっかりとすすぐ。Dピーマンやセロリ、カリフラワーなどはまず熱水をかけてから使う。E一部農薬は太陽光で分解されるので、太陽に野菜を当てるのもよい。などのアドアイスを出している。
2004年7月24日
■三峡ダムの移民事業、最後グループが上海へ
三峡ダム建設にともなう一連の移民事業で、21日に上海へ移民する最後のグループの第一弾303人が重慶市万州を離れた。これから8月16日まで3回に分けて引越しが行われる。移民先は上海市の崇明島で、すでに農耕地などの準備が崇明島で行われている。さらに移動期間中は、毎日21人当たり5元の生活手当てが政府から支給されるほか、経済的補償も行われている。今後、移民してきた人たちは崇明島の各村に分かれて、新しい生活が始まる。
2004年7月24日
■松江でバスが暴徒に襲われ6人負傷
23日午前5:10ごろ、18人の旅行客を乗せたバスが、松江滬松公路を走行中に、5人の男に急に襲われ、窓ガラスを叩き割られてた末、フロントガラスも割り、乗客6人が負傷するという事件があった。このバスは松江から江蘇省興化へ向かうバスで、襲った5人は逃亡中でまだ捕まっていない。目撃者の話では5人は四川訛りがあるといい、現在公安が調査を行っている。
2004年7月24日
■高温に伴い、大学生の軍事訓練も予定変更
上海では恒例の大学1年次の軍事訓練も、連日の暑さと、暑さ警報のために変更が余儀なくされている。この軍事訓練は、グランドに出て炎天下の中で行われるため、一部学生は暑さで倒れる人も続出している。規定では、最高気温が35℃以上が予想されているときは午前10時から午後4時の間は訓練を中止、また38℃以上の最高気温が予想されているときは、室外の軍事訓練は中止になる。
2004年7月24日
■23日は「大暑」で上海酷暑、最高の「黒色予警」発令
23日朝8:37に、今年の夏初めての高温警報、「黒色予警」が発令された。この警報が発令された場合は、最高気温が37−38℃に達するため、お年寄りなど体の弱い人は暑さ対策を十分にする必要がある。23日午後は、市の一部地区、西部地区を中心に最高気温は38℃を声、松江では38.5℃、閔行では38.3℃を記録した。この暑さが和らぐ気配は見られず、25日には雷雨の可能性があるものの、雷雨がもたらす気温の変化予想はまだわからない。一方で、電気の消費量が記録を更新し、午後1:15には上海では史上最高の1500.6万キロワットを記録した。ここ連日の暑さで、電気の使用量は日々記録を更新している状態だ。
2004年7月22日
■金橋にカナダの木造住宅
住宅といえば、一戸だてもマンションもコンクリート、というのが上海ではあたりまえだったが、このほど金橋開発区にカナダの木材を使った2階建ての一戸建て住宅地が開発されることになった。カナダ政府のバックアップで、上海に木造住宅を広めようという試みだ。この住宅はすべてカナダから木材を輸入し、第1期は展示場に4棟の住宅が建設される。面積は1軒あたり300平方メートルで、建築費だけでも10万カナダドルかかるという。
2004年7月22日
■タクシーに新型液晶テレビ登場
今まで、助手席の後ろに液晶画面を設置したタクシーはよく見る。現在は公告の表示だけだが、今度はさらにシステムを発展させた液晶画面を搭載させることになり、まずは300台に設置された。今回のシステムでは、液晶の中に電子地図や渋滞情報、さらに下車時には料金なども表示させる予定で、現在システムの整備が行われている。現在、タクシーの配車システムを更新中で、この更新作業にあわせて整備されていく予定だ。
2004年7月22日
■中国、増える貧困層
『人民日報』の報道によると、国務院の関係機関の発表として、2003年に年収が637元(約8500円前後)に満たない貧困層は、減少せずに逆に80万人増加した。国務院扶貧開発部によれば、開放改革後初めて貧困層が増加してとし、対策強化の意向を示している。この増えた貧困層は、河南・安徽・黒龍江など自然災害によってもたらされたものも少なくなく、200万人はいると見られている。全国の農村の年収の平均は2622元(34000円前後)で、貧困層に対する比率も1992年の1:2.45から2003年の1:4.12と拡大しつつある。今年は洪水など自然災害も多く、貧困対策は難しい舵取りを余儀なくされそうだ。
2004年7月22日
■上海、外国人には高い教育費と住宅費
マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングの調査によると、中国主要都市の物価のランキングは、順に北京・上海・シンセン・広州となった。この調査は、中国で外国人が日常よく利用する商店やレストラン、サービスなどから抽出してデータを取っている。その中で、上海では特に教育費と住宅費が高いことが分かる。外国人の子弟がインターナショナルスクールに入学した場合、その学費は年間で17000ドルから19000ドル、すでに香港、東京、ニューヨークなどと同じ水準、もしくはそれよりも高い場合もある。また地元の学校に入学した場合でも、中国人の生徒よりもかなり割り高の水準の「外国人料金」になっている。医療費もいまだに中国人より数倍以上高い「外国人料金」の制度が適用される。一方で、外国人がよく住む環境がそこそこで交通が便利な地区で、80−120平米の中高級マンション1ヶ月の家賃は虹橋・浦東新区でも3500米ドル、徐匯・静安寺地区で6400米ドルと、すでに東京・香港に近い水準にまで上昇している。ただ、住宅に関しては環境の整備が整えられるにつれて、改善されつつもある。上海は基本的には日本と比べると物価は安いとはいえ、外国人が生活する上では、物価が決して安くないことが浮き彫りになっている。
2004年7月22日
■明珠線の改良工事完了、運転間隔短縮へ
石龍路の地盤沈下対策工事、ならびに自動信号システムの設置が完了したため、明珠線は今週末からラッシュ時6分間隔の運転になるほか、始発と終電の時間が変更された。新しいダイヤでは石龍路駅の運転時間は5:15から21:27、江湾鎮駅発の運転時間は6:00から22:00となった。新しい信号システムの導入により、理論上は2分間隔まで運転ができるようになるが、車両不足が解決されておらず、根本的な問題解決にはまだ時間を要しそうだ。
2004年7月22日
■中国全国で電力不足、浙江省が最も深刻
新華社の発表によると、すでに中国全国24の省で電気の制限や電気のカットなどの対策が行われている。そのなかでも浙江省、山西省、河北省、江蘇省などで、最も深刻なのが浙江省となっており、電力負荷率は97%までに増加している。杭州市ではついに電力不足が50万キロワットを突破し、Eクラスの節電対策案が発動した。その結果、杭州の一部の百貨店などではエスカレーターなどの使用を禁止するなど、市民の生活に影響が出始めている。
2004年7月22日
■高温が続く上海、人口降雨も視野に
連日35度を越える猛暑の上海だが、最高気温が37度になる日も珍しくない。一方で最低気温も28度前後と、寝苦しい夜が続いている。すでに今年に入って35度以上の日は11日間あり、ここしばらくも最高気温が37度前後の日が続きそうだ。そのため、電力消費がうなぎのぼりになり、7月1日は1288万キロワットだったのが、7月21日は1474万キロワット、すでに上海以外の地区からの電力の購入は限界にきており、更なる節電対策は必死だ。そこで、少しでも気温を下げるために、冷却材を使った人工降雨の検討にはいっているが、残念ながらいま上海上空には雲が少なく、まだ実施までには至っていない。
2004年7月20日
■上海市で1年間に押収される偽札額面3000万元
中国人民銀行上海分行の統計によると、上海市の毎年押収される偽札の額は額面にしておよそ3000万元で、経済にもたらす影響の深刻さが指摘されている。今月18日から24日までは「反偽札キャンペーン」を行っており、市民に偽札の識別方法を教えている。現在上海では偽札の地下製造施設は見つかっていないが、流通額は少なくない。流通している多くの偽札は広東省で作られているのもと考えられている。
2004年7月20日
■暴漢に襲われる警官
2001年から2003年にかけて、上海市では公務執行中の公安が襲われる事件が1700件あり、そのうち負傷したり、死亡したりした警官は1994人になることが、上海市公安局の発表でわかった。2004年も上半期で警官が襲われる事件が95件あった。最近では6月28日に上海嘉定区の警官が、賭博現場に乗り込んだ際に、刀や棍棒を持った男性に襲われ、ピストルで応戦したにも関わらず、警官7人が負傷し、そのうち3人が重症を負った。現在まだ犯人グループのうち2人はつかまっておらず、指名手配中となっている。
2004年7月20日
■高級ヨットハーバーの上海建設計画
現在上海では10箇所のヨットハーバーの建設を予定しており、すでに全国で始めてのヨット・クラブの登記申請が上海市の工商部で行われている。今回のヨット・クラブは、シンガポール・オーストラリア・アメリカなどの著名な企業が3社集まってMarina Ventur財団を設立する。波止場とクラブの設立に関しての投資総額は1.5億米ドルになる見込み。現在上海にはヨット・ハーバーはまだ1箇所もなく、富裕層の増加と外国人がますます増えるに従って、発展する分野と見られている。現在、詳しいことはまだ明らかになっていない。
2004年7月20日
■F1レースが嘉定区にもたらす影響
F1レースが近くなり、上海市郊外の嘉定区ではにわかに活気を帯びている。F1開催中は、2万人から5万人の旅行客が海外からやってくると予想されており、またホテルの予約もいっぱいになるつつある。すでに嘉定区のホテルの予約はF1開催時期を中心に予約率が平均90%を超えている。また値段も4倍から5倍に値上がりしている。一方で、付近の住宅の単価も値上がりし、1平方メートルあたり3000元〜3500元だった嘉定区のマンション価格は、現在4000元〜4500元になっている。さらにF1によりもたらせる雇用も期待があつまっている。F1グランプリだけで1200人あまりの直接的な雇用が生み出せたほか、ホテルやレストランなどのサービス業もあわせると、3万人あまりの雇用が新たに生み出せるとしている。1218年にひらかれた嘉定区周辺は、いま世界に向けて大きく発展しようとしている。
2004年7月20日
■張芸某の『十面埋伏』海賊版続々登場・・・
映画が公開されて3日しかたっていない張芸某の『十面埋伏』だが、すでに巷では海賊版のDVDが出回っており、文化部聨合公安機関ではすでに全国へ文書を発表し、海賊版DVDの取り締まり強化を図ることになった。現在出回っているDVDの多くは、映画館などで盗み撮りされたものと見られており、画質は悪く、さらに音声にも話し声などが入っているようだ。これらDVDは一部ではすでに17日から巷に出ており、海賊版問題の深刻さを浮き彫りにしている。
2004年7月20日
■上海市民全員にメールアドレスのプロジェクト
今週から、上海市民全員にメールアドレスと10メガのメールボックスを設置する行政サービスが始まる。これは、「市民信箱」と呼ばれるメールボックスで、身分証明書や健康保険のカードで申請する。メールボックスへは「中国上海」のHPから、IDとパスワードを入力し、ログインする。すでに第1回目の100万人分のメールアカウントの募集がはじまっている。このアドレスには、上海市政府の公告などが定期的に送付されるほか、今後は公的保険などの個人情報や、就職情報なども流す予定。
2004年7月20日
■タクシー捕まらず、春節時期のレベルにまで悪化
朝、夕方のタクシー事情が上海で最近とくによくない。とくに気温が上昇するにつれて、タクシーの利用者も増加し、1日平均のべ142万回の利用があり、平均よりも6%高い。とくに空港や駅でのタクシーの利用率は、春節ラッシュに相当するレベルで、特に朝7時から9時、夕方4時から7時に関しては、電話予約も飽和状態になっている。そこでタクシーを利用する側からすれば、降車客が多いホテルやオフィスビルでタクシーを捕まえるしか仕方がない。またすでに市内100箇所にタクシー用の乗車エリアを設置したものの、今年末までにさらに350箇所を設置する見込み。
2004年7月18日
■増加傾向にある外国人就労者の納税
上海市税務機関によると、今年上半期で上海で働いているのべ11万人の外国人の納めている所得税は16億元と、去年同期と比較して37.9%の増加となった。納税額は、上海市の税収の7分の1に達する。現在、上海で就業証をもって働いてる外国人は3万人となっていて、全世界140カ国に及ぶ。また上海に投資してる外国企業は3.43万に達し、その数は相変わらず増加している。これら外国人が納めた所得税の99%以上は給料から差し引かれたもの。
2004年7月18日
■老朽化アパート30万戸を整備へ
上海市房地局では、今年中に30万戸の老朽化アパートの修繕に乗り出す。今年中にまず30箇所で、アパートを平屋根の形状から、三角屋根に変更する。すでに高架道路や明珠線沿線の住宅に関しては、数多く行われているが、その範囲が広まる。さらに総面積800万平方メートルにおよぶ老朽化アパートの改築にあわせて、120万平方メートルにおよぶ管理人がいない住宅地区に関しても管理が行き届くように整備を行う。また老朽化したアパートに多いエレベーターの故障・トラブルに関しても、250台のエレベーターの更新・改造を行う。
2004年7月18日
■上海の小中学校の食堂、衛生問題あり
食中毒が頻発している上海で、上海市衛生監督所が1994箇所の小中学校の食堂にかんして、検査を行った。その結果が散々であったことをうけ、監督の強化へのりだす。たとえば食器を洗う時に専用の水槽を使ってあらう、生鮮食品、調味料などは専用の倉庫に保存する、調理師は規定の帽子をかぶる、などの基本的な規則を守っている食堂は全体の3.1%にすぎなかった。これら衛生観念の払底は、食中毒と直接関係があるため、衛生監督所では、まず9月の新学期までに上海全市内の小中学校の食堂に関して、新たに評定を定めて、その結果を食堂に張り出すことを義務図けることになった。
2004年7月18日
■中国国内のアダルトサイト
CCTVの報道によると、アダルトサイトが青少年などにもたらす影響が深刻化しているとして、専門家がその対策を急ぐように呼びかけている。その背景には、青少年の性犯罪が増えており、強姦が青少年の犯罪件数の3位にまで増えてきている背景がある。現在、中国に設置されているウエブサイトは60万以上、インターネットの利用者数は8000万人いるといわれているが、そのうち未成年が1500万人を占めている。すでに中国国内には600-700のアダルトサイトがあるという調査もあり、先日も河南省南陽市で公安局がアダルトサイトを運営していた犯人を逮捕している。http://www.cyberpolice.cn ではこれらサイトの情報の密告を受け付けているほか、電話によっても通報できるようになっている。
2004年7月18日
■ストレスの多い浦東在住の市民
浦東新区政府の関係機関が、浦東新区に住んでいる4500人を対象に調査を行ったところ、92%から回答が得られた。それによると、まず仕事や勉強にストレスを感じるという言う人は、全体の67%、また生活方面でもストレスを感じるというひとが53%と半分を超えている。また、仕事や勉強に拘束される時間は平均8.43時間、そのなかでも小中学生の平均は10時間となり、多忙さを伺うことができる。またこれらストレスの影響で、何らかの疾患を抱えているというひとは27.2%になるが、そのうち86.2%は病院にいっていない。その大きな理由は、医療費が高いことを挙げている。一人1回病院にいって検査や診療代、薬などによって消費する金額は164.59元だが、値段が高いのにサービスがよくないことに不満をもらす人は多い。一方で運動などに費やすお金は1月10元以下が6割以上を占める。
2004年7月18日
■2004年喜多郎コンサート、9月10日上海体育館にて
「シルクロード」でおなじみの喜多郎が、9月10日19:30より上海でコンサートを行う。場所は上海体育館、チケットの予約は54590546、54590415にて。値段は880元から100元まで6種類発売される。今回は1.5トンにもおよぶ楽器が持ち込まれる予定で、どのような演奏が繰り広げられるのか楽しみだ。喜多郎の音楽は、上海でも一定の知名度があり、ラジオなどを聴いていても耳にすることがある。
2004年7月16日
■今年上半期で上海での交通事故死者数757人
とにかく毎日どこかで交通事故をみかける上海、以前よりは改善されたとはいえ、まだまだ道路は危険がいっぱいだ。今年1月から6月までに上海で起きた交通事故の件数は22274件で、757人が死亡し、6447人が負傷している。そのうち自動車の交通違反による事故が20199件で、523人が死亡している。また、歩行者の無謀な道路横断による事故が336件で、66人が死亡している。また小学生が交通事故に巻き込まれるケースも少なくなく、36件の事故のうち7人が亡くなっている。登下校に親が子供に付き添っているのも、上海の戦争のような交通事情から子供を守るためなのだ。
2004年7月16日
■合資病院も戦国時代、すでに25医院が上海に
外国人の長期滞在者が30万人、旅行者も年に300万人と外国人の訪問が多い上海では、これら外国人を対象にした国際病院が急ピッチに進み、上海市衛生局の劉国華副局長によれば、2004年6月までに11の総合性医院と14の外来診療所の合わせて25箇所が上海に上陸している。このうち、実際に開業している国際総合病院は16箇所で、9箇所が現在申請中だ。また現在、上海には50人あまりの外国人医師が1年の医療行為ができる資格を取得し、今年上半期だけでも36人が医療手術が可能な資格も含む1年の医師免許を取得している。その多くは、韓国、アメリカ、カナダなどの医師が中心だ。外国人患者が一般に中国人の患者よりも医療報酬が格段に高いため、ローカル病院も設備の拡充に努め、現在改築中の総合病院が多数あり、医療に関してのサービス合戦がますます激しくなるのは必死だ。
2004年7月16日
■今年の上海の飲み物市場、スポーツ飲料が好調
先日上海で開催された「2004年上海飲料市場高層研究討論会」にて、2003年に上海の飲料市場は200万トンを突破し、売り上げが80億元、前年と比較すると10%の増加になったことが分かった。割合では炭酸飲料が圧倒的で48%を占め、その次がミネラルウオーターなどの水類で39%、果物・野菜ジュースが5%、お茶系が以外にも少なく2%となっている。ただ今年に関しては、各社がさまざまなスポーツ飲料や機能飲料を新発売しており、とくに去年のSARSの時期に免疫力を高める、ビタミンの補給などでスポーツ飲料や機能飲料が一躍注目を集めた。これからも各社が新しい機能飲料の開発にしのぎを削ることになりそうだ。
2004年7月16日
■6月の外高橋での自動車輸入、日本車が健闘
6月の統計によると、外高橋での輸入車の交易に関して、6月は日本車と韓国車が欧米の車を差し置いて健闘した。6月に輸入された1402台のうち、日本車は734台、韓国車が216台、ドイツ車が216台と韓国とドイツが並んだ。車種別では、トヨタのカムリが341台で1位になったほか、現代のCOUPEが103台で2位に、さらに日産のセフィーロ、トヨタのランドクルーザーPrado、三菱のV73が続く。今年上半期でも、日本車はドイツ車を差し置いて、3374台と1位をマークした。
2004年7月16日
■上海でまた集団食中毒、50人が病院で治療をうける
9日に黄浦区税務局の職員が集団食中毒になったが、14日は浦東の服飾工場で無許可の工員食堂が原因で78人が食中毒の症状を訴えたほか、15日は蘇寧物流配送センターで50人あまりが嘔吐や下痢の症状を訴え、このセンターの無許可の社員食堂が原因と見られている。このように高温により、各地で連日食中毒が発生しているため、くれぐれも注意をしていただきたい。今年、夏になって上海のマスコミで報道された食中毒の件数だけでも6件、合わせて500人が被害を受けている。その大部分が『食品衛生法』の許可を得ていない、食堂や弁当業者によるものがほとんどだ。
2004年7月16日
■17日からの陸家嘴、レースをどこで見るか?
いよいよDTMが始まるため、陸家嘴では交通規制が厳重にしかれる。地下鉄も陸家嘴駅では下車できなくなるので注意が必要。詳しくは以前のニュースを参考にしていただきたい。東方明珠テレビタワーでは、レース期間中も正常に営業している。また金茂大厦でも各階のレストランや展望台は正常に営業しているが、とくに54階のカフェはすでに予約でいっぱいという。また陸家嘴地区にあるビルのほとんどは、残業をする人に関しては、ビルに立ち入ることができるが、それ以外の人は立ち入り禁止になっている。地下鉄で陸家嘴への移動は難しいが、外灘観光トンネル、渡し船などは正常に運行されている。またレースの観戦に関して、主催者側では日傘の準備をするように呼びかけているほか、会場内ではレースの安全のため原則カメラ撮影禁止となっている。
2004年7月16日
■上海梅雨明け、夏到来!
7月16日、上海で梅雨明け宣言が出された。いよいよ盛夏へ突入だ。今後1週間前後は最高気温が35度以上の高温の天気が続くほか、38℃以上の最高気温も予想されている。また局部的に雷雨の可能性も高いとして、注意を呼びかけている。気象台の予報では、今年の夏は35度以上の日が17-21日続くとしている。すでに梅雨明けまでに6月に1回、7月に5回の35度以上の天気の日が続いている。
2004年7月15日
■中国の男性、8割が髪の悩み
最近、中国人の若者を中心に髪の悩みを抱えている男性が増加している。2002年から2003年にかけて捜狐、新波、網易などのネットでの調査で、25歳までに60%以上の男性が髪が薄くなるなどの毛髪に関する悩みを抱えているほか、30歳までに範囲を広げると、83.9%が髪の毛の問題を抱えていることが分かった。一方で、華東師範大学心理学部のアンケート調査では、上海地区のOLを対照に、「髪の毛が薄い人を伴侶として選ぶか?」という問題には94.5%が選びたくないとしており、心理的なプレッシャーも大きい。さらに就職採用においても108人の企業の人事関係者にアンケートをとったところ、97.2%の担当者は第一印象をまず大事にするとし、頭髪の問題も考慮に入れるという。巷ではいろいろな薬が売られているが、実際の効果ははっきりとしていない場合が多く、病院などで相談しにいく男性も20%前後とまだ少ない。
2004年7月15日
■陸家嘴地区の交通規制について
17日から18日にかけて開催されるカーレースのため、陸家嘴地区で交通規制が行われる。期間は7月17日と7月18日で時間は5:30から16:30まで。交通規制が行われる範囲は、延銀城北路、銀城東路、銀城中路、世紀大道、花園石橋路などで囲まれる地区。一般車両の通行止めと、関係者以外の立ち入り禁止が行われる。さらに地下鉄2号線陸家嘴駅に関しては、7月17日の始発から18日の夕方まで閉鎖され、18日は当日の交通状況をみて18:00以降に閉鎖が解除される見込み。そのほか路線バスの多くで短縮運転や迂回が行われる。
2004年7月14日
■東方航空機、乱気流により乗客6人、乗員3人負傷
12日夜8時ごろ、長沙発上海行きのMU5302が、浙江省上空で高度7500mから6900mに降下する途中に乱気流に遭遇し、乗客乗員合わせて9人が負傷した。この飛行機は離陸後、40分あまりは正常だったが、その後急にゆれだし、飛行機は一気に200メートルほど急降下した。乗客の話によると10分以内にこのような急降下と上昇を3回ほど繰り返したという。シートベルトをしていなかった乗客やトイレにいた乗客、さらに客室乗務員が天井などに頭をぶつけて負傷した。最近、中国各地では雷雨や突発的な暴風があるなど天気が非常に不安定だ。飛行機に搭乗したら、いつもシートベルトを着用することを忘れないでいるのが大切だ。
2004年7月14日
■11日に上海、突発的な暴風雨で7人死亡、40人あまりが負傷
12日の夕方の天気は、非常に奇妙だった。空を見ていると急に黒い雲がモクモクと成長していったかと思うと、大粒の雨がザーと降り出し、そして暴風になった。その結果、6つの区で20箇所が停電になったほか、死者も出た。現在自動車レースのコース整備に当たっている陸家嘴でも、プレハブの作業員宿舎が倒壊し、1人が死亡、5人が負傷した。この日、静安寺付近では最高気温37.8℃を記録したほか、上海各地で軒並み35℃を越えている。上海市中心気象台では、今年は竜巻が発生する可能性があるという談話を発表している。
2004年7月12日
■建築家安藤忠雄氏、長沙で講演
中国でも人気の高い日本の建築家、安藤忠雄氏が7月8日に長沙で1000年の歴史をもつ岳麓院にて「創造夢想」というテーマで講演を行った。当日は35℃を越える猛暑にも関わらず、準備された300あまりの席は満席になり、さらに入りきれない人たちは隙間を探しては、熱心に聞き入っていた。安藤忠雄氏は、大阪出身の建築家。1995年に黒川紀章、篠崎新に続いて日本人で3人目のPritzker Prizeを受賞した。
2004年7月12日
■上海市内の歯科医院を抜き打ち検査
最近、市民の間でも歯科で使う医療機器の消毒について、問題視されてきており、上海市臨床口腔質量控制センターでは、上海市内の許可証を取得している歯科診療所に関して、抜き打ち検査を行った。最近、上海市内では開業する歯科医が増えてきているが、その一方で衛生意識の欠如が問題になりつつある。例えば、消毒液が有効期限を過ぎていたり、消毒用の機器に関して、医療用を使わず家庭用のものを使ったりしている現象が見られ、上海市臨床口腔質量控制センターの指導が入った。市内には240箇所の許可証を持った合法な歯科医院がある。今回指摘をうけた歯科医院に関しては、3ヶ月以内に是正しなければ、許可証の撤収も辞さない構え。
2004年7月12日
■上海下水処理率60%から2010年に80%へ
上海市では、下水処理率を高めるための施設の改善をはかり、2020年に処理率90%を目標に動き出している。現在、上海市内には石洞口、竹園、白龍港など3箇所の汚水排出システムのほかに、34箇所の汚水処理場が設置されている。毎日の処理能力は400万トンで、上海で1日に排出される汚水の62%になる。また旧市街地区では、雨水と汚水がまだ混合されている状態で、処理にまだ問題が残っている。そこで、2010年に処理率80%を目標に、市内を石洞口地区、竹園地区、白竜港地区、嘉定地区、黄浦江上流地区、杭州湾沿岸地区、長江三島区に分割して、汚水を収集するシステムを目指す。2007年には処理された泥を乾かし、焼却処理が行えるような設備を充実させる。
2004年7月12日
■電力節約のため外灘のライトアップ、停止に
最高気温が35℃を超えたために、電力節約のための政策が実行された。まず指定された一部の企業・工場に対してはすでに実施されたピークを避けた電力使用を行わせるほかに、さらに700の電力消費が多い企業を指定して、電力使用を夜間、深夜に行うようにしたほか、工事現場においても35℃以上の気温になった場合に非重点建設現場に関しては工事を一時停止させた。さらに高級な娯楽施設にかんしては、午後4時まではセントラル空調の使用を禁止した。また外灘地区に関しても、ライトアップが停止になったほか、浦東側も東方明珠テレビタワーが、一部ライトアップを行った以外はほとんどでライトアップは停止された。
2004年7月12日
■上海で36.9℃を記録、今年一番の暑さ
梅雨がまだ正式に明けたとは発表されていない上海だが、各地で暑さの記録を更新している
土曜日には徐家匯で35.2℃を記録したあと、日曜日は36.9℃を記録、さらに上海市内の一部地区では37℃を記録するなど、各地で今年一番の暑さになった。そのため、上海市中心気象台では、2日連続して高温紅色予警を発表し、市民に暑さ対策を十分にとるように注意を呼びかけた。なお、大気に状態が不安定なため、局地的に雷雨の予想が出ている。
2004年7月10日
■「6月黄」の上海蟹、今年は遅れ気味
秋についで、この初夏も上海蟹がおいしい季節の一つで、一般に「6月黄」と呼ばれている。しかし、今年は気候の原因で、「6月黄」の蟹は遅れており、あと1ヶ月もすれば銅川水産市場などに揃うようだ。ただ、最近は以前とちがって「6月蟹」とよばれる時期の蟹の品質が落ちており、いまひとつ価格もパッとしないようだ。この時期の蟹は湖北省や洪澤湖、興化などから上海の市場へやってくる。今年は梅雨が例年より長めのため、蟹の成育に影響を与えているようだ。
2004年7月10日
■南京路のテナント、相変わらず人気
現在、テナントの投資に関して、多くの投資者の目は上海の郊外に向いているが、実は市中心部も相変わらず人気が高い。特に南京路一帯の店舗物件に関しては、1平方メートルあたり10万元という値段がついても、すでに物件がないケースがほとんど。中瑞地産の最近の統計によると、世界500強の小売業のうち、上海に進出しているのは17企業に過ぎず、しかもその多くが「試験」的な意味合いがつよい。そのため、今後これらの企業が本格進出するに伴って、上海の小売業界の図式が大きく変化する可能性もある。中心繁華街でも商業物件の獲得競争は、これから本格的に始まるといっても過言ではない。
2004年7月9日
■中国、まだまだ考えられる金融危機の可能性
中国の著名な経済学者、呉尊Lian(王+連)氏が、先日開催された2004年中国金融国際年会において、これからも中国で金融危機が起こる可能性が完全に否定できないとコメントしている。中国がWTOに加盟して5年、さらに2年後には、外資の銀行に対しても人民元業務を開放することになっている。将来、外資銀行に預金が流れるようなことになれば、国有銀行も経営が苦しくなる。さらに国有銀行の不良債権の問題も楽観しできない。1998年に2700億元の特殊国際を発行して銀行の資本を補充し、1兆4千億元の不良債権を4つの資産管理会社に渡し、その結果2000年末の不良債権率は33.37%から2003年の20.36%に減少した。しかし、この現象の大きな理由は、2003年からさらに融資額が大幅に増えており、それで不良債権率が薄まったという観測が強い。さらに去年以降の新たな融資に関してもその不良化率は明らかにされていない。一方で不良債権を生み出した投資システムはまだ温存されており、根本的な解決になっていない。2006年の人民元を外資銀行に開放するまでに、さらに2012年に中国が本格的に高齢化を迎えるまでに、どれだけの対策が行われるかが、大きなポイントだとしている。
2004年7月9日
■上海の女子大学生のキャリア志向
上海市婦聨会が今年卒業する復旦大学、交通大学、同済大学、華東師範大学、華東政法学院、東華大学、上海大学、上海第2医科大学など10箇所の大学の女子学生を対象に各大学から100人、全体で967人にアンケートをとったところ、女子学生が仕事や自分の将来へかなりの自信をもっている実情が明らかになった。まず95.2%の女子学生が自分に対して自信があり、92.1%の女子学生が自分は将来成功すると信じている、と答えた。そして何をもって人生が成功しているとするか、という質問に対して、1位が自己の価値を高めて実現する、と答えたのが56.3%、仕事の成功と答えた人が34.8%、円満な家庭と答えた人も34.8%となる。男性が社会で活躍し、女性は家庭を守る、という考え方に対しては77.1%が反対している。
2004年7月9日
■上海各地で食中毒、黄浦区で50人、嘉定区で30人…
最近、食中毒に関する報道が相次いでいる。まず、7日のお昼の外注の弁当が原因で、黄浦区税務局、上海南洋電気廠などの職員が食中毒の症状を訴え、病院に運ばれた。いずれも衛生許可証を取得していない同一の弁当製造業者による弁当が原因と見られている。さらに嘉定区でも、会社の食堂が原因とみられる食中毒の症状で、30人が病院に運ばれて手当てを受けた。上海ではこの時期の食中毒が頻発している。食事する際には、くれぐれも注意していただきたい。
2004年7月9日
■上海の今年1月から6月までのGDP成長率は14.8%
上海市政府が8日に発表した数値によると、上海市の今年1月から6月までのGDPは3430億元で、成長率にして14.8%、ここ数年の中でも極めて高い伸びを示している。1-5月までの固定資産投資額は26.2%増加したほか、輸出に関しても、14.3%の増加、市民の消費も30%近い伸びを示しているという。最近、不動産の値上がりも一段落しており、「軟着陸」への模様が一層色濃くなってきた。
2004年7月9日
■上海の高齢化、老人ホームの問題
2003年のデータでは、上海市内の60歳以上の高齢者はすでに250万人を突破し、全人口の19%を占めるようになった。そこで、上海市政府も高齢者をケアするための老人ホームの整備を進めているが、2003年末までにその数もベッド数にして38000にまで増えた。しかし、市中心部に設置されたのは3分の1の過ぎず、結局10000あまりのベッドが余っている状態になっている。郊外といっても閔行や松江、宝山などの地区で、自然環境も中心部に比べて格段によいのだが、やはり高齢者は市の中心部に住みたいのが本音のようだ。
2004年7月9日
■上海に少なくない現存する旧日本軍の従軍慰安所
1937年7月7日は「七七事変」(盧溝橋事件)があった日で、中国では「紀念日」とされている。そんななかで地元新聞が取り上げたのが、上海における旧日本軍の従軍慰安所の問題だ。上海師範大学の中国慰安婦研究センターによると、上海には120箇所の従軍慰安施設が発見されており、最近も上海市内の東長治路にて現存する従軍慰安施設が新たに発見された。虹口区の東宝興路125弄には、旧日本軍の従軍慰安施設の中でも最も古いとされる1932年に設置された建物がある。当時は日本からも従軍慰安婦として日本人女性がよばれていたそうだが、人手が足りなくなり、その規模はだんだんと拡大していった。上海で旧日本軍の従軍慰安施設が多かった地区は、虹口区と四川北路の両側で、現在は街の再開発により、その多くが取り壊されている。そんななかで「大一沙龍」とよばれた東宝興路125弄も例外ではなく、現在は市民の住宅として現存しているものの、老朽化が著しく空前のともし火だ。そのころを知る老人たちの話では、大部屋が沢山ある1号楼はダンスホールとして使われたらしく、建物の中には畳も見ることができたという。その後、市民が移り住み1号楼には20世帯が住んでいる。ただこの地区も軌道交通の建設工事に伴い、移転が余儀なくされており、保存に向けての議論も高まっている。
2004年7月7日
■衛生上の問題が指摘されている「酔鶏」
スーパーにいくとよく見かけるお酒漬けの食品があるが、その代表はなんといっても「酔鶏」ではないだろうか。そのほかに「泥螺」を漬けたものや、鶏の足を漬けたものまで実にさまざまある。ところが最近の暑さにこれら食品の衛生面での問題が取り上げられている。すでに上海市の質量技術監督局の検査では、20種類を調査したうちで3割が不合格であったことを発表している。中には、まだ賞味期限が過ぎていないのに、変質しはじめている商品や、防腐剤を大量に使用しているものも発見された。中には、輸出用の基準の3.5倍もの防腐剤を使っているものも見つかった。食中毒の原因になりかねないとして、注意を呼びかけている。
2004年7月7日
■中環状線の建設後に、内環状線を全面改良へ
外環状線と内環状線の間に建設が進められている内環状線は、全長が70キロ、上下線あわせて8車線の自動車専用の幹線道路になる。すでに交通量が飽和状態になっている内環状線の交通量を緩和する目的もある。すでに老朽化が見られる内環状線の高架道路に関しては、前車線を上下6車線にする計画が発表された。これは現在の高架道路の両側に2メートル継ぎ足す工法が有力視されている。その結果、用地の立ち退きなどを行わずに道路の拡張を行うというもの。内環状線の拡張工事は交通への影響が大きいため、工事が始まるのは中環状線が完成してからとなっている。
2004年7月7日
■まだまだ進まない、家庭での性教育
上海市計画生育科学研究所によると、上海市で父母が子供に「性」にかんする教育を行っているのは、たった1-3%に過ぎず、その多くはインターネットや雑誌などが獲得しているという実態が明らかになった。青少年の性に関する知識の不足は深刻であるとし、上海市の関係機関では夏休みを利用して7月10日から毎週土曜日に、青少年とその父兄を対象に無料の指導を行うことになった。最近、思春期の子供たちを中心に、「性」に関する悩みを抱えるケースが多く、特に父母の子供に対する指導が不十分であることが原因であることがいわれていた。
2004年7月7日
■復旦大学、卒業生の就職活動好調
中国で有数の名門校である復旦大学では2004年度に卒業する卒業生の就職活動の状況を発表した。それによると、平均して企業の求人数と学生数の比率は6:1で、特に応用性の高い学科では人気が高い。今年の復旦大学では6469人が卒業するが、2003年と比較すると754人の増加になる。そのうち453人が上海以外で就職を決めており、去年よりも57%増加している。就職率がよいのは、臨床医学、金融、工商管理、日本語、ドイツ語、英語、コンピュータ関係、高分子などの分野で、就職率は100%となっている。
2004年7月7日
■大学生が「ねずみ講」に引っかからないように、政府が宣伝強化
最近、中国全土にわたって「ねずみ講」にひっかかる大学生が急増し、中国政府の教育部も宣伝を強化している。「ねずみ講」にひっかかるのは、とくに就職活動中や校外で実習している大学生に多く、主に広東、重慶、遼寧などの地区が中心だ。すでに10以上の大学で400人以上が関わっていることが明らかになってきている。その手口のほとんどは、ビジネスチャンスや会社の創業などと言って、卒業生を紛らすというもの。教育部では、各大学に通知を出し、学生が詐欺などに遭遇しないように対策を練るように呼びかけている。
2004年7月6日
■95%の新卒生、1年後に転職を希望
上海市労働と社会保障局によると、2004年に大学を卒業する新卒生を対象に調査を行ったところ、95%の新卒生が1年間働いたあとに転職を検討していると答えた。ところが80%の企業が新規採用した新卒生に対して3年間は働いてほしいと望んでいる。転職を考えている新卒生の理由は、1年に1度仕事を変えることが、自身のキャリアをアップするのにふさわしいと考えており、中には3ヶ月に1回は仕事を変えたいという人も。一方で、一つの企業に留まるのは長くても3年以内というのが多い。このことから、上海で新卒生が企業に定着する可能性が低い実情がわかる。
2004年7月6日
■今年も気温が35℃を越えると、ライトアップ停止、電力不足で
もともとライトアップの時間制限などを打ち出していた上海市だが、5日の会議で日中の気温が35℃を超えるような場合は、上海市内の建築物などのライトアップを停止することが決まった。バンドや浦東、人民広場、虹橋開発区などで見られるライトアップは、最大の負荷で3万キロワットになり、これは上海市内の消費電力の0.2%に相当する。実は去年も電力不足のため2週間にわたってライトアップが停止された経緯がある。夏の上海で夜のライトアップを見られない観光はすこし寂しい。
2004年7月6日
■自動車売り上げ台数、広州本田と上海GMが好調
2004年6月期の自動車の売り上げ台数は、上海GMが1位で2.4万台、2位に広州本田がつけて2.13台になり、上海VWが3位に転落した。上海VWは3月に1月あたり4.15万台という記録をつくったものの、6月に値下げを行い、売り上げ台数の増加を狙ったが、降下にブレーキをかけることができなかった。6月の売り上げ台数は2.08万台にとどまった。現在中国の自動車業界は、どこも在庫を抱えており、在庫の処理に懸命なメーカーも多い。
2004年7月6日
■中国全国で多い偽学歴の問題
新華社によると、2002年下半期からの調査で、地方自治体の県処クラス以上の15000名の幹部に関して、学歴を偽っていることがわかった。これは、中国全国の党政府の機関や幹部、企業のトップなど67万人の学歴に関して、洗い出したところ、15000人以上に学歴の誤りや偽りが見られた。その中で一番多いのが、研修や養成クラスなどに参加し、学位をもらうことのできないのにも関わらず、学歴として記入したり、偽の卒業証書などを買収したりするやり方だ。今回の調査により、違反したものは厳粛の処理するとしている。
2004年7月6日
■4割近い上海人はスーパーで野菜を購入
以前は自由市場でしか野菜の購入ができなかったが、最近では生鮮食料品を置くスーパーが続々と増え、すでに1千軒を越えている。売上高は、スーパーの売り上げの25%を占めるまでに成長した。そのため、上海市民にとってもスーパーを利用して野菜を購入する人は増加し、36.9%の人が、スーパーで生鮮食料品を購入するという。生鮮食料品は自由市場で買うという考え方が徐々に変化してきていることがわかる。しかし、スーパーで扱う生鮮食料品が増加するにつれ、コストが上がってきているのも悩みの種だ。特に、生鮮食料品の品質管理や、経営技術などの問題など、スーパーが解決しないといけない問題はまだまだ多い。
2004年7月6日
■携帯電話を使ってカーナビ
6月より、携帯電話を運営している上海移動では、カーナビのサービスを始めた。これは、自分の携帯電話にGPSの機械を接続して、携帯電話に目的地の住所を入力すると、音声や地図によってナビゲートしてくれるというものだ。さらに、商業地区の情報なども知らせてくれる。ただ、この機能が使える携帯電話は限られており、ノキアやソニーエリクソンなど「知能手機」と呼ばれる5種類の携帯に限られているほか、値段も5000元前後と高めだ。さらにGPSを行うための機器を1200元で購入し、毎月50元の使用料金を払うほか、GPRSを使うため、携帯電話の費用もかかる。
2004年7月5日
■崇明島までの交通アクセスが便利に
崇明県の副県長の談話として、上海と崇明島を結ぶルートが今年にも工事が始まり、2007年を目標に開通する予定だ。このルートはトンネルと大橋で形成され、浦東から長興島までは約9キロのトンネルを使い、長興島から崇明島までは大橋で結ぶ計画。さらに崇明島から江蘇省へ抜ける大橋も2008年に工事が始まる予定だ。その結果、崇明島を中継とした交通ネットワークが形成されることになる。
2004年7月5日
■陸家嘴で行われる上海国際汽車街道賽についての続報
2004馬石油上海国際汽車街道賽が7月16日から18日に上海浦東陸家嘴地区で開催されるため、現在コースの設営が行われているが、すでに観覧チケット申し込み用のホットラインが開通している。電話は021-64713112で、さらにインターネットではhttp://www.irf.net.cnにて詳しい情報が掲載されている。すでに新天地などではレースに使われる車の展示などのイベントが行われている。
2004年7月5日
■台風が過ぎ去り、上海はまた暑くなります
上海市中心気象台によると、台風の影響で7月4日の気温は最高気温が31℃、しかも風が強くてすごし易かったが、5日からまた高気圧の影響で暑くなる。最高気温は35℃の予想。今週は火曜日から木曜日にかけて雨が降り、この期間は最高気温も30-31℃になる見込み。梅雨明けに関してはまだもう少し様子を見てから発表されるようだ。
2004年7月5日
■タンポポ台風が上海を襲う
今年第7号のタンポポ台風が上海を襲い、上海市内あちこちで影響がでた。上海のテレビでは珍しく、台風の中継を行ったほか、「台風予警信号」が発表されるなど、警戒をしかれた。とくに浦東国際空港では、空港閉鎖までには至らなかったものの、離陸待ちをする飛行機の長い行列ができたほか、飛行機の遅れなどが目立った。虹橋空港に関しては大きな影響は見られなかった。また黄浦江の蘇州河河口では、潮位が上昇し、過去2年の中で最高の4.55mの警戒線を越えた。
2004年7月5日
■駐車困難の対策になるか?携帯を使ったシステム導入へ
2003年末までに、上海では80万台の自動車と70万台のバイクが走っているが、現在上海で確保されている駐車場スペースは49万台分しかない。そのうち、路上に駐車するスペースは4300台、公共の駐車場として提供されているのが12.3万台にすぎない。それに加えて毎年7万台のペースで自動車が増加しており、このままのペースでは2010年までに200万台を突破するのではないかといわれている。そこでこの駐車場の問題を少しでも解決するために、2010年までに携帯電話をつかって市内の駐車場の混雑状況を知らせ、さらにネットをつかって駐車ペースを予約できるシステムの開発を行うことになった。現在一部地区では。電光掲示板を使って、駐車場の混雑状況を知らせているが、このシステムも全市に広げていく。また現在は規定により5000平米以上のスーパーやホテル、倉庫、娯楽施設などでは規定の割合を満たす駐車場を設置しなくてはならなが、料金支払いシステムも自動化することになっている。
2004年7月5日
■自殺対策に、地下鉄1号線にドア設置へ
最近頻発している地下鉄への飛び込み自殺に対応するため、まず地下鉄1号線のホームに安全ドアを設置することになった。計画では衡山路駅に試験設置されている全面ガラス式のドアを採用するはずだったが、コスト的に高くつくため、高さ1.2メートルの開閉式の柵を設置することになった。まず今年8月から9月ごろに地下鉄5号線に設置され、続いて1号線にも設置される。地下駅に設置する場合は、600万元、地上駅に設置する場合は400万元ほどかかるといわれる設置費用だが、それでも全面ガラス式のドアと比較すると200-300万元節約できるという。
2004年7月5日
■日本進出を図る饅頭店
上海でおなじみの肉まんや野菜まん、シュウマイなどを売るチェーン店、「巴比饅頭」が日本進出へ向けて、作戦を練っている。このほど、日本進出のために調査を行い、いよいよ本格進出へ動き出した。この饅頭店はまだ開業して1年足らずのまだ新しいチェーン店だが、すでに九江店ではいつも長い行列ができるなど、滑り出しは好調。すでに、日本側から投資協力の申し出があるという。この饅頭店の総経理は28歳で安徽省出身、すでに閔行区に1000平方メートルの工場を作り、市内のチェーン店9点に材料を配達している。
2004年7月3日
■トンネル科学技術館が開館
黄浦江の下を浦東と浦西で結ぶトンネルや、上海各地で建設中の地下鉄など、上海ではいまそこらじゅうでトンネルが掘られている。これら技術を市民に紹介するために、中国で初めてトンネルをテーマにした博物館が、現在建設中の復興東路トンネル脇に完成し、7月1日にOPENした。さらにこの博物館からは、復興東路の車の通行状況なども観察することができるようになる。いま上海では10箇所でさまざまな博物館が建設中で、そのうち鉄道博物館は8月1日に開館の予定。そのほかの博物館も11月末にはOPENできるようだ。
2004年7月3日
■内装業者のランク設定へ
住宅の内装工事は、市民の中でもトラブルと不満が多い代表格になっている。そこで上海家庭装飾行業では、7月中旬からこの行業に加盟している内装業者のうちまず182社に関してランクを設定することになった。これは5月31日に正式に公布された内装の評価基準を元に、60点なら1星、70点なら2星、80点なら3星、90点なら4星としてランクをつける。また建設現場に関しては、施工主である市民が評価をできるように表を配布して、記入してもらう。
2004年7月3日
■閔行区で300人が食中毒
7月1日の未明から、上海市閔行区中心医院や上海市第5人民病院などに腹痛や嘔吐を訴える患者が次々と運ばれてきた。その数は300人を越え、上海市第5人民病院では食中毒と診断した。これら病院に運ばれてきた患者は、閔行区にある5つの企業の工場で働く職員で、どちらも同じところから弁当を注文しているところから、この弁当業者の作った弁当が原因ではないかと調査が行われている。ある工場では、朝からトイレに駆け込む従業員が多いため、バスを貸しきって、集団で病院へ治療を受けに行ったという。これから暑くなるにつれて、食品の衛生問題が深刻化してくる。食中毒には十分に気をつけたいところだ。
2004年7月3日
■7月2日、電力の最高使用量をさらに更新
7月2日は上海では気温が上昇し、それに伴い電気の使用量も上昇した。7月2日の13:35には1366万キロワットを記録、これは去年の最高電気使用量の1361万キロワットを5万キロワット越える電力消費量で、上海では史上最高を記録した。今回の電力消費の大きな原因は、学校が夏休みに入り、エアコンの使用が増えたことが最大の理由といわれている。2002年には100世帯あたり107台の空調があったところが、現在ではすでに145台にまで増加している。さらに市政府が提唱している26℃の温度設定を守っていない企業が多くあることも問題として取り上げられている。7月2日は今年2回目の高温警報が発令された。
2004年7月3日
■韓国大宇が上海の路線バス車両に
すっかりおなじみになったVOLVOの空調バスだが、今度は韓国大宇のバス車両を巴士公交にて採用されることになった。このバスは韓国大宇が上海の巴士集団のために開発した車両で、今まで老朽化が著しかった上海近郊地区の路線バスに投入される。この車両はVOLVOの空調バスと比べると、若干小型だが、設備などは国内で作られた部品を最大限に利用して製造されている。巴士集団では、3年以内にVOLVOタイプのバスと大宇のバスをあわせて2500台投入する予定。
2004年7月3日
■今年半年で日本人のべ50万人が上海へ
上海に旅行やビジネスにくる外国人が増加している。浦東出入境辺防検査部門の統計によると、今年1月から6月の間に、航空機を使って上海から中国に入国した人の数はのべ612万人で、そのうち203万人が外国人で、去年の同期と比べると、60%の増加となっている。もちろん去年はSARSの影響があったわけだが、それでもやはり増加の傾向にあるようだ。香港台湾マカオ籍の人が上海にやってきた数は54万人、その次に日本人が50万人、アメリカからが18万人で、外国の中では日本人が圧倒的に多い。その次に、韓国・フランス・カナダ・シンガポールと続く。
2004年7月3日
■上海、リニアの利用客が100万人突破
3日午前、浦東国際空港から龍陽路へ向かうリニアで、100万人目の利用客を迎えた。4月15日からリニアの乗車券は片道75元から50元へ値下げされ、さらに80元の往復チケットが発売されるようになってから、利用者が急増し、今では1日平均7000人が利用する。今回100万人目の乗客となったのは、広州からきた人で、100万人目の乗客栄誉証と1:120のサイズのリニアの模型がプレゼントされた。
2004年7月1日
■6月28日より上海市内のプールが全面開放される
梅雨もまだ明けない上海だが、とにかく蒸し暑い毎日が続く。今年は6月28日より市内のプールが開放されている。すでに市内の関係部門が、プールの検査を行い消毒やPHなどの管理が行き届いているか、チェックした。上海では初めて一般のプールを使用する場合、まず簡単な問診と健康診断を受けて、健康カードの発行が必要とされている。そのために医師資格をもった係員が、検査のために待機している。
2004年7月1日
■7月、陸家嘴で行われる上海国際汽車街道賽について
7月17日から2004年馬石油上海国際汽車街道賽が上海の浦東新区で開催される。コースとなるのは、陸家嘴、世紀大道、銀城路で、国際基準にのっとった2.85キロのコースが設定される。中国大陸では初めての一般市道を使った自動車レースになる。11のチームから、21人の選手が参加し、ドイツで行われているDTMのレースの一環でもある。7月16日と18日にはイベントが開かれる予定で、香港、台湾のスターも集めてチャリテイー活動も行われる。
2004年7月1日
■上海の新築マンション、インターネットに登録、7月からスタート
不動産の不正な取引を防止し、取引の過程を透明化するために、7月1日から上海の新築マンションがすべてインターネットで公開される。アドレスは http://www.fangdi.com.cn で、すでに661箇所のマンションが登録されており、面積も621.69万平方メートルに及ぶ。6月30日までに登録された74317件分のマンションのうち、販売可能なマンションは53124件で、内環状以内の値段は1平米あたり平均10827元、発売件数は2399件、内環状線から外環状線の間にある物件は6850件で平均価格は7047元、外環状線の外側は物件数が最も多く、10613件、平均価格は5038元になっている。さらにこれから販売可能なマンションの予告も行われており、不動産取引がより公平になるものと期待されている。
2004年7月1日
■小中学校で今日から夏休み
7月1日から、上海市内の160万人の小中学校で夏休みが始まる。今年の夏休みの特徴は、教育部門が学校の補修を禁止し、ゆとりある夏休みを送ってもらうことを重視している。またインターネットカフェに入り浸りにならないように、小中学校では学校内のパソコンを開放し、利用カードで自由に利用できるように便宜を図っている。さらに体育館なども開放して、子供たちが運動できるようにする。夏休みになると、子供の扱いに頭を痛める父兄が多く、学校がその役割を果たすようにいろいろな試みが行われる。
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