この数年で上海での生活環境は飛躍的に便利になりました。お金さえ出せばほぼ希望の物を手に入れられるようになった事を、喜んでいる人も多いでしょう。
些細な事ですが、コーヒーを巡る環境もこの1年で急速に変わり、スターバックスも既に上海だけで12店舗を数え、今やどこでも気軽においしいコーヒーが飲めるようになりました。
その恩恵は豫園でも受ける事が出来ます。豫園商城の湖心亭が見えるエリアに登場したスターバックス。一休みする場所が少ない中国の観光地において、その存在は非常に有難いものだと言えるでしょう。豫園は人民路がぐるりと取り囲む旧上海城エリアの中心地にあります。ここはもともと南市区と呼ばれる上海の下町と言えるエリアでしたが、去年黄浦区と合併されて南市区はなくなってしまいました。
黄浦区となり、老房子が次々と壊されて、都市整備の波に乗っていく元上海城。これは喜ぶべき事なのか、それとも残念に思うべきなのか?こうやって写真で老人の後ろで光るあのトレードマークを見ると、少し複雑な心境になるのです。
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