TOP/中国茶道体験記/中国茶道体験記(37) |
文文の中国茶道体験記
中国茶道講座37 上海の茶舘
もとは旅人の喉の渇きを癒す為にお茶を淹れるようになったのが始まりで、宋代には経済の発展と共に茶館の形はさらに発展した。 南宋の時代には、都を現在の杭州に移し、都市の商業の発展により茶館も書・画。骨董品などを飾るようになり、飛躍的に発展した。また、この頃から茶館は商談の場や娯楽へと変化し、明・清代にはより盛んになものへとなっていった。 その後、一時は途絶えた茶館だが、改革開放と共に復活し、 またほとんどの茶館で、日本でもブームの中国茶芸を楽しみながらお茶を飲む事ができ、お茶の味が気に入ればその茶葉を購入できる。お湯のお変わりは自由で、現地の人はせかされる事なく一杯のお茶で、何時間もゆったりと時を過ごしている。
頤和茶舘(Yi He Cha Guan) 浦東の東方明珠のすぐ下に位置し立地は最高。客席380の上海一の規模を誇る茶舘。大小個室もあり素敵な雰囲気で品茶ができる。バイキング形式でお茶菓子や点心も豊富。夜は民族音楽の演奏もある。週末は大変混雑しているので予約が望ましい。
耕読園書香茶坊(Jiang Du Yuan Xinag Cha Fang) 衡山路沿いにある茶坊。名前の通り、中国の図書や雑誌が自由に読む事ができる。又中国茶関係の本も充実しているので手にとって眺めてみよう。
名人茶芸館(Mign Ren Cha Yi Guan) 築90年の伝統的な雰囲気の漂う茶館。 湖心亭(Hu Xin Ting) 中国江南情緒あふれる豫園にある老舗の茶館。豫園の入り口九曲橋の途中にあり、2階からのロケーションはすばらしい。めまぐるしく進化する上海でノスタルジックな時を過ごせる貴重な場所。豫園に行ったらぜひ立ち寄りたい。 老上海茶館(Lao Shang Hai Cha Guan) 豫園商城内すぐそばの上海老街にあるオールド上海の雰囲気が味わえる茶館。 春風得意楼茶館(Chun Feng De Yi Lou Cha Guan) 中国の時代劇で見るような内装の茶館。店名は、清朝時代にあった春風得意楼を真似たそうだ。 一茶一座(Yi Cha Yi Zuo) 新しいスタイルの台湾系茶館。新天地ほか市内に数店舗あり若者でにぎわっている。 恵風堂(Hui Feng Tnag) 照明を落とした店内は昼でも静寂な雰囲気が味わえる。食べ放題のお茶請けをつまみながらゆったりとした時間が過ごせる。 茶之縁 日本人学校のある虹梅路から一本路を入った路地にある。店の雰囲気はなかなかおしゃれ。センスの良い茶器が揃う。アットホームな雰囲気。
奉茶(Feng Cha) 古北にある茶屋。アンティーク家具が配置され品質の良い中国茶・センスのよい茶道具を販売している。
|
copyright(C) since 1998 Shanghai Explorer