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文文の中国茶道体験記59

                                                       

  福建省 福鼎 白茶をめぐるたび

現在、白茶といえば福建省福鼎・政和が二大産地として有名です。

2007年8月 茶友 李明敏さんを尋ねて福鼎に行ってきました。

大自然の恵みを受けて作られた美味しい白茶と李さん一家の温かいおもてなし。古き良き中国を感じる旅でした。

 

美しいフォルムの上海南駅

 

上海南駅から夜行列車に9時間揺られて温州へ

温州からは長距離バスにて

福建省福鼎に到着

 

美しい茶畑が広がる

 「緑雪芽」ブランドの有機茶葉畑もここにある

現在は、地方から出稼ぎの人々により

茶摘が行われている

 

白茶の製造工程はとてもシンプル

 

摘んだ葉を広げて、日光萎凋(葉の水分を飛ばす)

 

 

 こちらは「白牡丹」になる新鮮茶葉

白茶は使う部分の茶葉により大きく2種類にわかれる

白芽茶:白毫銀針 新芽だけ摘んでつくる贅沢なお茶

白葉茶:白牡丹・寿眉 上記写真のように新芽以外に葉も摘む

 

葉の水分がだんだん蒸発し、葉が紅い色に変化していく。

 

十数時間後、茶葉の色はかなり紅く変化、

萎凋作業が終了したら乾燥の工程へ。

 

文文談:白牡丹は優しくほんのり甘い香りのするお茶。

少し若い紅茶に似ている気がします。

新芽だけで作る白毫銀針よりは「鑑賞の美」において劣りますが

逆に味わいは力強い。リラックスする時にぴったりのお茶です。

白茶&福建の紅茶


■ 福鼎の人はこよなくお茶を愛し、生活にお茶が根付いている。

 

福建省 福鼎は海と大地の恵みが豊かな地

めずらしい果物も沢山!

 


今月(2007年11月9日~15日)杭州にあるお茶の名門「浙江大学・茶学学科」で評茶の勉強してきました。

大学では朝8時~夜9時まで講義があり、とても充実した1週間でした。

浙江省にはまだまだ知られていない美味しい緑茶がいっぱい!文文お気に入りは浙江省景寧県産「恵明茶」(緑茶)。

謝謝!各位老師、各位同学Men!

 

 

 2007年11月 

Text/photo 文文

                                                   

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