文文の中国茶道体験記65
~老ファンズでお茶会を楽しもう~
老ファンズ 漢院にて
上海中心部に位置する元・租界地区には老ファンズと呼ばれる西洋風の歴史ある建物が数多く現存しています。
今回、上海盧湾区にある老ファンズで教育・文化活動をされている漢院さんの文化祭にお招きいただき中国を楽しむイベントをさせて頂きました。
こちらの老ファンズは、1910年代当時の中国銀行董事長個人のお屋敷だったそうです。その後時代の流れで、政府系大学の付属印刷工場になり2004年夏閉鎖。ボロボロになってしまった建物を漢院さんが見つけ大変な努力をされ復元されたそうです。
修理された内装は、本格西洋風の中にもシノワズリの香りが漂う素敵な空間。古き良き時代を想いうっとりしながら皆さまと中国茶を楽しむ事ができました。
|
2008年7月 シノワズリ漂う 老ファンズにて中国茶会
第一回:2008年7月12日
お手前 博博さん(西湖ロンジン茶)・文怡さん(鉄観音)・文羅さん(調合茶)
ちょっと緊張気味にお待ちいただいています・・。
第2回:2008年7月19日
お手前 文華里さん(ロンジン茶)、文怡さん(鉄観音)、紅茶の評茶
~漢院 HanYuan~
ADD:上海市盧湾区皋蘭路28号
こちら所変わって・・浦東地区に位置する 高層マンション『東櫻花苑』にて
2008年7月 東櫻茶友 お別れ茶会
夏らしく涼やかにお花をいけます。(フラワーアレンジ:文華里さん)
可愛いセッテイングに文文も大喜び・・。
皆で力を合わせて、送別する茶友のイメージにあった
中国茶のテーブルセッテイングを行います。(只今、最終チェック中・・)
お香を焚いて、お客さまをお迎えします。
ミュージックスタート、いよいよ茶会の始まりです。
茶芸師による 華麗なお手前
7月にご帰国された 茶友の皆さまお元気ですか?
中国茶を通して新たな地でお友達と交流して下さいね。
上海にはワイタンに位置する和平ホテルをはじめオールドホテルと呼ばれる歴史在る建物が現存しており、激動の歴史を潜り抜けてきた建造物はそれぞれに故事がありどれも趣が深いですね。今回お邪魔した漢院さんの近くにもオールド建築があります。ホテル『瑞金賓館』、そこは上海の喧騒を忘れさせてくれる都会のオアシス。広大な敷地内にあるカフェでゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。
2008年8月
Text/photo
文文
Copyright since 1998 Shanghai Explorer
[中国茶TOP]