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第二回 「上海 日本茶道講習会」

連載第83回
日本より中村先生、君子先生、智子先生をお招きして
2010年8月17日~19日 日本茶道 表千家講習会
(中村宗信講師)
2010年8月20日~21日 日本華道 嵯峨御流講習会
(中村のぶ甫教授)
が上海にて行われました。
参加者は中国各地から集まった茶芸師仲間たち。
高級茶芸師クラスメートから本物の「日本茶道」を習いたい
とのリクエストで始まった講習会は、早くも2回目。
お茶を通して日中民間交流が盛んになるのは嬉しいこと。
世界の平和は日中友好から。

 

■日本茶道
1)精神面重視
2)総合芸術の鑑賞眼と知識 (画・書・陶磁器・塗・織・竹・植物)を養う
3)季節を大切に

■日本茶道文化歴史
   
805年 最澄 留学僧として中国へ渡る
1141年 栄西  留学僧として中国へ渡る
  宋との国交の始まり、禅の修業と共に茶の薬効を学び帰国後「喫茶養生記」を記す
1191年 栄西 帰国の際
質の良い茶種子を持ち帰る
  日本各地で喫茶が盛んになる
1336年 足利義満  京都に金閣寺を建立
  中国との交流を通じ、唐物(絵画・陶磁器・書跡・漢詩・喫茶道具・文房飾り)
多数の文化、美術品が渡来した。
  これら唐物を大広間に飾り鑑賞会が催されその客に茶が出された
1490年 足利義正 京都に銀閣寺を建立。
  風流を好む将軍であった
禅と茶のつながりを大切にする
  珠光(人名:じゅこう)禅寺院の茶
精神面を重視した茶の湯
草庵の茶 誕生
唐物と和物の融合
  武野紹鴎(人名:たけのじょうおう)
家内に囲炉裏を
わび茶誕生

千利休(人名:せんりきゅう)わび茶確立
  千利休(宗易)
織田信長、豊臣秀吉の時代、茶匠として仕える
  「利休」居士号
公式に天皇が茶席に入り喫茶される最初であるその席にふさわしい様に号を賜った

1591・2・28

自刀 豊臣秀吉より死を命じられる

■利休の茶道に対する思い~和・敬・清・寂~
和 人間社会の基本
敬 尊敬・自らを慎む
清 心の清
寂 いつも自分をみつめる

■千家の成立 
千利休→小庵(利休の子息)→宗旦(利休の孫) →(利休のひ孫たち)三男:宗左(表千家)・四男:宗室(裏千家)・次男:宗守 (武者小路千家)を立て利休の茶の湯を伝えていく。

また江戸時代中・後期:豪商、大名、政府高官、経済人などが 教養のある文化人として茶道を大きく発展させた。


中村先生の指導を受ける中国人茶友たち、超~真剣!にお稽古中!
入門班11名、習い事班8名の中国人の皆さまが日本茶道講座に参加。
入門班11名、習い事班8名の中国人の皆さまが日本茶道講座に参加。
中国女性も和服大好き!皆さま慣れない正座、良く頑張りました。

中村師匠・君子先生・智子先生 非常感謝!


2010年12月
Text・photo文文


お知らせ

この度、中国茶パワーを皆さまにお伝えしたく連載を書かせて頂きました。緑茶・白茶・ウーロン茶・プーアール茶・紅茶の各種茶の特徴や効用、おいしい淹れ方など紹介に加え、茶壺や茶会などについても解説しております。
時に心を解きほぐし、時にパワーを与えてくれる中国茶。成人病予防やダイエットの効果があるともいわれます。中国茶を既に楽しんでいる人にも、これから始める人にご覧いただければ幸いです。
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目  次
  • はじめに~中国人のパワーの源
  • 第一章 お気軽チャイニーズ・ティー・パーティ
    • 季節と体調にあった中国茶選び
  • 第二章 春のお茶~やさしい緑茶~
    • 杭州の銘茶 龍井茶
    • 清明節
    • 蘇州の銘茶 碧螺春
    • 中国最初の献上茶 紫筍茶
    • 目で楽しむ中国緑茶
    • こんなに簡単 緑茶の淹れ方
    • 緑茶の製造方法第
  • 第三章 夏のお茶~白茶で免疫力をつける~
    • 皇帝も愛した白毫銀針
    • 福建省福鼎へ白茶の旅
    • 白茶の力
  • 第四章 秋のお茶~自然のアロマ 青茶(ウーロン茶)~
    • 七煎入れてもまだ香りのある鉄観音
    • プレミアム台湾ウーロン茶
    • 二つの例外的台湾茶
    • 台湾新感覚スタイル茶
    • 華やかな香り 鳳凰単ソウ岩茶のストーンパワー
    • ウーロン茶の淹れ方
  • 第五章 冬のお茶~身体を温める紅茶~
    • 紅茶のルーツは中国福建省
    • 正山小種
    • キーマン紅茶
    • 雲南紅茶
  • 第六章 成人病予防に黒茶
    • 黒茶の保健効用
  • 第七章 ダイエットにプーアール茶製造方法の違う二種類のプーアール茶
    • 投機の対象になったプーアール茶
    • プーアール茶の楽しみ方
  • 第八章 ジャスミン茶でリラックス
  • 第九章 魔法の茶壷~紫砂壷~
    • 購入時の注意点
  • 第十章 中国茶でいきいきライフ
  • 第十一章 オリジナル調合茶できれいになる
  • 第十二章 中国茶のバイブル
    • 中国人にとって茶とは日本と中国茶
  • 第十三章 自由にアレンジ中国茶会
    • 中国茶会を開いてみよう。
    • 中国茶会で季節を感じる
    • 流派をこえた無我茶会
  • 最終章 中国茶の魅力
全編を読みたい方は、中国智慧市場(180エクスプロアポイントが必要です・サンプル)または本サイトの携帯電話版「エクスプロアどこどあ」(315円/月)でご覧いただけます。


本連載第37回以降を担当している文文による「中国茶パワー」は、 中国茶を既に楽しんでいる人にもこれから始める人にも必読の中国茶紹介の書です。

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