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文文の中国茶道体験記 『奉茶』(茶園小築)中国茶道講座24
中国四大茶区と茶外の茶『苦丁茶』
中国茶はとても多くの種類のお茶がありますね。どこで生産されているのでしょうか? 中国四大茶区・・中国茶の産地は北緯18〜38度・東経94〜122度の広範囲に分布します。浙江・湖南・安徽・四川・福建・雲南・湖北・広東・広西・貴州・江蘇・江西・陜西・河南・山東・台湾・チベット・甘粛・海南など19の省区等(6つの気候地帯)でつくられています。そして中国の1級茶区は、大きく4つに分けることができます。 地図の黄色の線は長江(揚子江)
今回ご紹介するお茶は『苦丁茶』です。どのようなお茶でしょうか? 茶外の茶 ツバキ科の茶樹の葉ではないが、茶のようにして日常健康の為に飲むお茶をいいます。 今回は苦丁茶(kudingcha)をご紹介いたしましょう。木犀科の植物の新芽を摘み独特の方法で作られています。飲むと初めは苦く、やがて甘味が出てきます。効用は、血圧を下げる・のぼせをとる・消炎・解毒・ダイエットなど。 では、この苦丁茶を簡単に淹れる方法を教えて頂きましょう。
以前文文が広東省のグルメな林さんの家にホームステイした時に出てきたのが、この苦丁茶でした。美味しいお茶の産地なのになぜ?と思いきや・・やはり健康の為に、みなさんこの苦いお茶を常用しているのですね。そういえば、美食一家なのに、みなさんスリムでした。 苦味に慣れない場合は、プーアル茶とミックスすると良いそうです。プーアル茶は熱性のお茶・苦丁茶は寒性のお茶なので中和されてどんな状態の時に飲んでも良いですよ・・と老師からのアドバイスです。
優秀な成績で奉茶初の研究班の試験に合格されたB太太からのコメントです。 ”中国語もオボツカナイおばさんにここまでさせるの?”と言いたくなるような心の負担の多いテストでしたが、大変良い経験になりました。 とりあえずは、皆さんと一緒に合格出来たようで一安心しました。 B太太が淹れて下さった『鉄観音』は、ほんとう・・・に美味しかったです。日々精進されている様子が,あのお茶一杯でわかりました。by文文
中国茶道教室:奉茶(上海茶園小築)古北店 住所:上海市栄華西道19弄1号金龍公寓103号室 新電話・ファックス:(021)6270-2067 上海在住の日本人太太(奥さん)に品質の良い茶葉・センスの良い茶道具がそろうと定評のある李娜(リナ)さんが経営する雅な茶屋。店の雅号でもある『奉茶』とは、中国茶芸でお客様にお茶をついで勧めることを言うそうです。また、人気の茶道教室では厳しい筆記試験・実技試験が終了し、選抜されたメンバーにて奉茶研究班の講座が開始。 |
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