文文の中国茶道体験記

『奉茶』（茶園小築）中国茶道講座26

　

　ﾌﾟｰｱﾙ茶と保健茶雪茶のブレンド

現在日本では『雪茶』が大ブームのようですね。某番組で、血液さらさら効果があると紹介されたとか・・。雪茶は茶外の茶。保健茶です。保健茶とは前回ご紹介した『苦丁茶』など自然にとれた草花などの薬用性を生かしてつくられたお茶で、病気の予防や治療の為に飲むお茶をいいます。この雪茶にﾌﾟｰｱﾙ茶をブレンドすれば、さらに保健効果が高まるそうです。色々な中国茶を試して自分にあう健康法が見つかれば嬉しいですね。

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（左）雪茶　　　　　　　　　　　（右）ﾌﾟｰｱﾙ茶

今回は、雪茶＋ﾌﾟｰｱﾙ茶をブレンドする淹れ方を教えて頂きましょう！

�@洗杯(xibei) 急須に湯をそそぎ、茶海→飲杯の順に清め温める。	�A急須にﾌﾟｰｱﾙ茶を投入し、湯をそそぎ→さっと茶海に移す。洗茶（xicha)

�B　飲杯が温まったところで、�@の湯を水yuに捨てる。	�C雪茶を投入。分量はﾌﾟｰｱﾙ茶１に対して雪茶１が適量。	�D�Aの洗茶のお茶を急須にかけて,中からも外からも温める。

�E1煎目　急須に95〜100℃未満の湯を注ぎ、茶海（chahai)に移し味を均一にして、飲杯(yinbei)にそそぎ分ける。

雪茶だけを飲むと、なんと！こんぶのようなお味。健康の為だけのお茶という感じでお世辞にも美味しいとは言えませんでした。ﾌﾟｰｱﾙ茶をブレンドする事により保健効果も更に高まります。味はﾌﾟｰｱﾙ茶そのもので、雪茶特有の味は全くしませんでした。

　

今回は奉茶研究班で中国茶道勉強中のＲ太太にお話を伺いました。

健康とお茶について

上海に来てから、年齢的なものも加わって、主人の血圧が上がってきました。お薬に頼る前に、脂肪を溶かし、血圧上昇を抑制するといわれるプーアル茶を飲み始めました。最初はお薬と思っていましたが、不知年プーアルは、30年物とのことでしたが、コクと旨みがあって、至福のひと時をもたらせてくれます。また、夜寝る前に飲んでも、寝付けないということがないので、助かります

 

 

　　

　

　

今回は淹れるのがなかなか難しいと言われる岩茶の『千里香』のお手前を披露して頂きました。柑橘系ほか複雑な千ほどの香りにうっとり酔いました。研究班でも一番ﾌﾟｰｱﾙ茶に詳しいと評判のＲ太太。お手前の腕前も『真棒！（すばらしい）』です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｂｙ　文文

　中国茶道教室：奉茶（上海茶園小築）　

上海市栄華西道19弄1号金龍公寓103号室（古北地区・水城南路の上島コーヒー正面玄関向かい側。）
新電話番号・ファックス86-21-6270-2067

上海在住の日本人太太（奥さん）に品質の良い茶葉・センスの良い茶道具がそろうと定評のある李娜（リナ）さんが経営する雅な茶屋。併設の茶道教室はかなりの人気。李先生のお手前はまさに『茶芸の美』と評判が高い。