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文文の中国茶道体験記 『奉茶』(茶園小築)中国茶道講座29
秋の新茶 観音王
奉茶中国茶道に使う主な道具 中国茶の道具はとても可愛いです。今回はお手前に使う基本の道具をご紹介しましょう。 左から@ABC @茶挟CHaJia 竹や木でできているピンセット状のもの。お茶を淹れる時は熱い湯を使うので手をやけどしない為に、又衛生の為に使う。 A茶勺ChaShao 茶筒から茶葉を取り出す時に使う。 B茶漏ChaLou 円形の漏斗。小さい急須でお茶を淹れる時に、これを急須の口において茶葉が散らばらないように急須の中に入れる為に使う。 C手前側 茶匙ChaChi 細長い耳掻きのようなもの。茶荷(ChaHe)から急須に茶葉を入れるときに使う。(茶荷・・茶葉を鑑賞する為の道具、下記写真@にて説明あり。) C奥側 茶針ChaZhen 先が尖っている小さな棒。急須の口が茶葉でつまった場合に用いる。この写真は茶匙と茶針が一体となっているが、別々の場合もある。 D茶品ChaPin(茶瓶ChaPing) @〜Cを収納する道具。写真にある小さな花瓶のようなものを指す。 観音王( Guan Yin Wang)(青茶)福建省南部のウーロン茶『鉄観音』のワンランクアップ版。蘭の甘い香り蜜の甘い香りがする。春茶は特に香り良く、冬茶は特に味が良いと言われ喉越しも大変良い。茶葉は香りを閉じ込めているかのように、ギュッと丸まった形をしている。『観音王』は「七泡有余香」と言われ7煎淹れてもまだまだ香りがある、奉茶の観音王はなんと10煎以上淹れても味香りが楽しめるそうだ。名前の通り鉄観音の王様だ。 今回は研究班の白井さんに秋の新茶『観音王』を淹れて頂きました。
お茶って本当に生命が宿っている気がします。いつか、李先生のような どびきり美味しいお茶が淹れられるようになりたいな。そして、中国茶をこよなく愛する佐々木姐に、一日も早く秋の新茶を届けてさしあげたいです。by文文 中国茶道教室:奉茶(上海茶園小築) 上海市栄華西道19弄1号金龍公寓103号室(古北地区・水城南路の上島コーヒー正面玄関向かい側。) 上海在住の日本人太太(奥さん)に品質の良い茶葉・センスの良い茶道具がそろうと定評のある李娜(リナ)さんが経営する雅な茶屋。併設の中国茶道教室は大変人気がある。李先生のお手前はまさに『茶芸の美』と評判が高い。まずはお店を見学がてら申し込みに行ってみよう。また、喫茶もできる。お茶の種類により30・50・80元(お茶菓子付き)。 |
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