エクスプロア上海 上海TOP中国茶道体験記『プーアール茶のふるさと雲南省』

 文文の中国茶道体験記

     『奉茶』(上海茶園小築)

                  中国茶道講座31 <2004年2月号>

 『プーアール茶のふるさと雲南省』

 

茶種の原産地は中国の西南地区であるといわれています。三国時代(西暦220〜280年頃)に中国の西南地区で野生の大茶樹が発見されたという記載があるそうです。1961年雲南省の海抜1500mの大黒山密林で樹齢1700年の野生の大茶樹が発見され、また1998年には雲南省の海抜2100メートルの原始林の中で樹齢2700年くらいの野生大茶樹が発見されました。現在も雲南省といえばプーアー茶の産地としても有名です。今回は文文が雲南省の主な都市を旅しました。

中国雲南省

中国の西南部に位置し、南はベトナム、ラオス、西はミャンマーと接する。北高南低で、平均標高は約2000m。亜熱帯、熱帯モンスーン気候で、寒暖差が10°Cと小さく、「四季春のごとし」といわれている。中国で少数民族数がもっとも多い省で、イ(彝)、ペー(白)、ハニ(哈尼)族などの少数民族が全省人口の3分の1を占める。省都は昆明(KunMing)である。

プーアール茶の2大生産地

◎西双版納(XiShuangaBanNa) 

雲南省の南西部、ランツァン(瀾滄:らんそう)江流域にあるタイ族(◇族。◇は人偏に泰)自治州。南東部でラオス、ミャンマーと国境を接する。チンホン(景洪)市、モンハイ(◇海:もうかい。◇は偏が孟で旁(つくり)が力、以下同)県、モンラー(◇蝋:もうろう)県からなり、州政府は景洪市におかれている。4月中旬に行われる水かけ祭りは有名だ。

◎思芧(SiMao)

雲南省西南部に位置し、交通が不便であまり対外的に知られていないが、プーアル茶の真の産地である。茶葉に適する土壌はPH4〜6といわれ、この土地はそれに当てはまる。

 

酥油茶SuYouCha

中国辺境の少数民族は牧畜をし肉食である。酥油茶は、彼らにとって重要な飲料である。この茶の主な材料はプーアール茶と乳製品。プーアール茶によって野菜の摂取量を補いビタミン補給をする他、肉食中心の彼らにとって茶は消化を助ける・脂っこいものを食べた時に油を流し去る、カロリーを取り去るなど必要不可欠だ。又タンを止めるなどの効果もある。辺境の少数民族にとって『お茶は1日も欠かす事ができないもの。』といわれるほどの生活必需品だ。

◎先日、雲南省のシャングリラのチベット族の家でこの酥油茶を頂きました。見た目は牛乳(ヤクや羊の乳?)にプーアル茶をブレンドしたような色。その他、塩やパターが入っているかのような複雑なお味でした。個人的には、口にあわなかったかも・・です。。br文文

人の頭ほどのプーアール茶(クンミンにて)

プーアル茶は『骨董茶』

プーアール茶は『骨董茶』ともいわれる。ワインと同じで上質のものは年代が経てば経つほど味がまろやかになり美味しいといわれている。また時間が経つとやや熱性のものが温和性に変化しタンニンンが減少して胃に優しくなる。

プーアール茶の別称

『楊貴妃茶』『快痩茶』『益身茶』『益寿茶』など色々なネーミングがあるが、主原料がプーアール茶であるものが多い。

 

色々なプーアール茶

七子餅プーアール茶

     高級クラス授賞式の様子

9名の生徒さんが高級クラスを卒業し奉茶研究班に進級されました。田丸さん、先に帰国された佐々木さんのように日本でも李先生に教えて頂いた中国茶道の素晴らしさを広めて下さいね。期待しています!by文文

  中国茶道教室奉茶(上海茶園小築)古北店 

住所:上海市栄華西道19弄1号金龍公寓103号室
新電話・ファックス:(021)6270-2067

上海在住の日本人太太(奥さん)に品質の良い茶葉・センスの良い茶道具がそろうと定評のある李娜(リナ)さんが経営する雅な茶屋。併設の中国茶道教室は初級・中級・高級・研究班が設置され大変な人気だ。



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