文文の中国茶道体験記52
台湾の銘茶 東方美人
産地:台湾苗栗縣 分類:青茶 別称:白豪ウーロン茶・フォモーサーウーロン茶、シャンピンウーロン茶 客家語で膨風茶、三色茶などとも呼ばれている。 青茶は半発酵茶だが、《東方美人茶》の発酵度は70%程度のため、全発酵である紅茶に近い水色をしている。茶葉の外形(形状)はごく若い芽の白毛を帯びた茶葉(ペコー)でナチョラルリーフ状。蜂蜜のような味、特有の香りがする。高級品は、害虫予防の農薬は一切使われておらず、ウンカと呼ばれる虫を発生させ、その虫が新芽をかむことで特有の香りがでると言われている。無肥料、無農薬の天然自然茶の代表といえる。高級品はこのように手間ひまかけて作るため産量は少ない。 さて評茶のお勉強をしましょう。外形(茶葉の様子)から判断して、どちらの東方美人が等級の良いお茶でしょう? 《東方美人A》 三色茶の別称からもわかるように、白、紅、茶と茶葉が入り混じっています。一般の台湾ウーロン茶とは形状も色も大きく違いますね。よく知られている台湾茶の茶葉は蒼々としてぎゅっと丸く締まった形をしているのに比べ、こちらは軽くて嵩高いお茶です。 《東方美人B》
答え:等級の良い東方美人は、《東方美人A》です。受賞作で1箱150gなんと!3000台湾$でした。 (1台湾$=約3・7) 《東方美人A》の方が、芽(白い葉)が沢山入っていて、茶葉の形も揃っており、艶もありますね。 お味は、熟れた果物のような、蜂蜜のような上品な風味があり、 香りは紅茶のダージリンに似ており、 茶湯の色は、紅茶に近い褐色だがやや薄め。
良い茶と出会って、上海で茶友とTeaParty・・ 今日は、とっても貴重なお茶ばかりいただきまして 先日いただきました白豪ウーロン茶も先ほどからおいしくいただいています。 注意:大陸と台湾では量の単位が違います。 大陸1斤=500グラム 台湾1斤=600グラム
次回は福建省東部産の白茶をレポートします! 2006年9月文文 |
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