文文の中国茶道体験記47
第47回 宜興(YiXing)の紫砂壷
●時代と共に変化する中国茶の道具 遠い昔、陸羽が茶のバイブルと言われる『茶径』を書いた唐代はお茶の点て方が複雑で茶道具も25種類ある。 宋時代は『点茶法』を用いるようになる。攪拌してお茶を点てる方法で、この方法が日本の抹茶法の源流といわれており茶道具は9〜12種。 明代になり農民出身の皇帝 朱元璋が『団茶禁止令』を出し、中国茶は葉茶で飲むようになる。飲み方も簡単になり茶道具も簡素化され、茶碗と茶壷が主要な道具となる。そして脚光をあびてくるのが紫砂壷といわれる急須。
2005年12月ギコウ取材:文文 |
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