シェクスの掲示板から始まった歴史散歩の会も、回数を重ねて今回で第5回目を迎える事になりました。秋晴れの10月27日、上海の短く過ごしやすい秋の1日を上海の歴史に触れようと30余名を越える参加者が外灘の初代市長、陳毅像の前から南京路を人民公園へ向かって散歩しました。
上海はもちろん国内の外地人や外国人も上海で一度は訪れる「南京路」。最近はその変貌振りに驚くばかりですが、「こんなところにまだこんなものが!?」など改めて南京路の歴史に触れた散歩でした。今回はその中からセレクトしてレポートします。 (全2回)
和平飯店
【旧名:キャセイホテル1929年竣工】
上海の不動産王サッスーンの本拠地として君臨。もともと外灘側に大変雰囲気の残る入口があったが96年より封鎖されている。
|
和平飯店
|
和平飯店南楼
|
和平飯店南楼
【旧名:匯中飯店(パレスホテル)】
上海でエレベーターを備えた最初のビル。赤と白煉瓦の対比が外灘の他建築にないほど鮮やか。蒋介石と宋美齢が披露宴を行ったことでも有名。
|
エレベーターホール前のモザイクの床
|
美倫大楼
|
美倫大楼:エレベーターホール前のモザイクの床
見学をしていると住民であろう通りがかりの中国人が「ここは汚れているけど、うちのは綺麗だよ」と自慢げに話し掛けてきた。
|
黄浦区礼堂
|
同教会の鐘楼
|
黄浦区礼堂
【旧名:Holy Trinity Church/九江路201号】
英国国教会の礼拝堂。上海初のプロテスタント教会として1847年竣工、1869年再建英国ゴシック様式。日本占領下では敵国外国人収容所として使用。 右は、同教会の鐘楼。文革中に紅衛兵によって尖塔の部分を破壊される。 |
雨とい
|
雨とい
雨とい。動物を形どっている。
|
消火栓1
|
消火栓2
|
租界時代の名残を残す消火栓たち
|
乃雲軒
1900年創業の書画、文房用品の老舗。1960年から現在地にて営業開始。
|
乃雲軒
|
上海華僑商店
|
上海華僑商店
【旧名:永安公司新楼 Wing On Co.Annex】
一階には華僑商店、階上には34室で2つ星ホテルの「七重天賓館」などがある。
|
沐恩堂
【旧名:メモリアル・チャーチ/Moore’s Memorial Church 西蔵中路316号】
アメリカの南メソディスト教会がカンザス州教徒ムーア氏の寄付により1887年から竣工された教会。
|
沐恩堂
|
堂内の素晴らしいステンドガラス
|
入口に残る「暮爾堂」の文字
|
次回は、南京西路と人民広場周辺をお伝えします。後編へ続く>
第6回歴史散歩「初期フランス租界編」実施のお知らせ
第6回歴史散歩として、フランス租界が生まれた初期の頃、 今で言う延安東路(高架)を北の端と
して、東は外灘(中山東路)から、西は重慶南路(南北高架)まで、 南は准海中路までに囲まれた一帯を散策する予定です。
テーマ:
|
初期の頃のフランス租界を歩こう! |
実施日時:
|
2001年12月9日(日)09:00〜13:30予定
※傘を必要とする雨天の場合は中止 |
お申込み、お問合せ:
|
「片山」宛に e-mail
にてご連絡下さい。 |
|
「よろず情報交換」から広がった、この「歴史散歩」の輪。(関連投稿内容はこちら)
※散歩にお出かけになる際は、当サイト内の関連記事を是非お読み下さい!
|