初めまして! 私は天津生活歴1年9ヶ月(2003年6月現在)の「けよう」です。イラストレーターを生業としております。ご覧の通り、狗によく似た小動物です。タテマエは世のOLや女子高生に「思わず頬ずりした〜い」と言われるような“癒し系キャラ”で通っていますので、まあそういうことにしておいてください。ちっとも癒されなーい!という苦情一切お断り。
さてみなさん、「天津」と聞いてどんなものを想像しますか? 天津甘栗、天津飯、天津麺…あまいあまい。天津は、北京、上海、重慶に並ぶ中央直轄市でありながら、実は日本人にあまりよく知られていないようです。ですが、町の中をちょっとそぞろ歩いてみれば結構オモシロイものが見つかる魅力ある町なんです。犬も歩けばなんとやら、これより私けようが天津の町を散策し、ぐぐっと掘り下げて覗いた“ディープ天津”を紹介していきます。毎回天津のある街道にスポットを当てていきますが、内容は必ずしも街道に因んだものではないこと、大抵は「脱線」することご理解くださいませ。
なお、アシスタントを務めるのは我がしもべ「トンパ大王」。今も雲南省に残っているという生きた象形文字・トンパ文字を自在に操れる、と本人は豪語しています。自ら「トンパ王国」の国王だとも主張しています。…どうも信用できないタイプです。その上コイツは、目つきも悪いが口も悪い。時々毒づきますが、どうぞ温かい目で見守ってやってください。